カサついた乾燥肌から脱却!入浴剤と正しい入浴方法で肌改善

泡風呂に浸かる外国人女性

乾燥肌の原因の多くは、間違った生活習慣や環境によるものです。

乾燥肌のメカニズムを通して、どのような入浴剤を選べば良いのかということと、日々の正しい入浴方法やスキンケアによる乾燥肌改善法について解説します。

乾燥肌と入浴の関係

花の浮いた浴槽の画像

入浴中の濡れた肌は、一見すると潤っているように思われがちですが、実際には、肌が乾燥していることが多いのです。

入浴や、水分がたくさん存在している浴室にいても肌が乾燥してしまう原因のひとつに、入浴による肌のバリア機能の低下が考えられます。

肌の保湿成分とバリア機能

乾燥肌・敏感肌(オリジナルイラスト)

私たちの皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っていますが、アレルギー物質や入浴などの外部刺激と深い関係にあるのは、表皮の一番上の階層である角質層の部分です。

皮膚の表面を覆っている皮脂膜と、皮脂膜の下に存在する角質層が、乾燥を防ぐために必要な水分保持を担っています。

角質層は、角質細胞内に多く存在する「天然保湿因子」(NMF)と、角質細胞同士を結びつけている「角質細胞間脂質」で構成されており、天然保湿因子はアミノ酸や尿素、乳酸などの約20種類の成分の総称で、角質細胞内で常に一定の水分量を保つための働きをする特徴を持ちます。

一方、肌の保湿の80%を担っている角質細胞間脂質は、約半分がセラミドという潤い成分で占めており、角質細胞同士を結びつけて隙間を埋めることで、水分と油分を保持して、肌の潤いを維持しているのです。

皮脂膜、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つの要素が、入浴を含む外部からの刺激や、ストレス、加齢などによって弾力性を失い、体内部の水分が失われることで、肌のバリア機能は低下し、乾燥や肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。

入浴で肌のバリア機能は低下する

入浴は汚れを落とすだけでなく、日々のストレス解消のためや、血行促進のためには欠かせない大切な時間ですが、長風呂や熱めの温度での入浴は、肌のバリア機能が低下して乾燥肌になってしまうリスクがあります。

長時間風呂に浸かっていると、皮膚の水分が飽和状態になり、角質層がふやけて角質細胞の間隔が広がってしまうために、肌の水分を保つのに欠かせない天然保湿成分やセラミドがお湯に流れ出てしまうのです。

肌にもともと存在しているセラミドなどの保湿成分が流出することで、肌のバリア機能が低下して、乾燥肌になったり、かゆいと感じたりするため、入浴の方法や入浴にかける時間には注意が必要です。

入浴後の過乾燥と保湿入浴剤

ピンク色の入浴剤の写真

入浴中は、セラミドなどの保湿成分が身体から流出するだけではなく、「過乾燥」という入浴後の乾燥肌の状態にも注意が必要です。

過乾燥とは、入浴後の火照ったり、熱くなったりした身体から、肌のうるおいを保つために必要な水分や脂質・保湿成分が蒸散しやすくなってしまうために、ますます肌の乾燥が進んでしまう状態のことをいいます。

入浴後の過乾燥を防ぐためにも、保湿成分の高いタイプの入浴剤で、肌にしっかりと潤いを与えることが大切なのです。

乾燥肌に効果がある入浴剤の選び方

泡風呂につかる外国人女性

入浴剤には様々な種類があり、より効果的に保湿成分を取り入れるためには、自分の肌に合った入浴剤を選ぶ必要があります。

カサついた乾燥肌や、かゆみを伴う乾燥肌の改善に効果がある、保湿力の高い入浴剤の選び方を説明します。

市販入浴剤の効果別種類

花びらが浮いた湯船に浸かる足

ドラッグストアなどでは、多くの種類の入浴剤を目にしますが、いくつかの種類に分類することができます。

  • 無機塩類系入浴剤

    炭酸ナトリウムや硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムなどの塩類が、皮膚表面のたんぱく質と結合して皮膚に膜を作り、体から熱が逃げてしまうことを防ぐことで保温効果を高めた入浴剤です。

  • 炭酸ガス系入浴剤

    風呂の湯に溶け出した炭酸ガスが、皮膚から皮膚の深部まで入り込み、血管周辺の筋肉に働きかけて血管を拡張するので、血流を良くして血行促進効果があります。

  • 薬用植物系入浴剤

    トウキ、トウガラシ、チンピ、ウイキョウ、カミツレなどの生薬のエキスや生薬そのものを刻んで配合することで、生薬の持つ成分効果と香りによるリラックス効果が得られます。

  • 酵素系入浴剤

    洗浄成分である酵素の洗浄効果によって、皮膚に無理な負荷を与えずに清浄することで、肌を清潔に保つと共に、入浴剤の持つ効果をより高める働きがあります。

  • 清涼系入浴剤

    夏場の汗でベタつく季節などに、メントールを配合して冷感を与えたり、炭酸水素水ナトリウムや硫酸アルミニウムカリウムなどを配合して、さっぱり感を与えてくれる入浴剤です。

  • スキンケア系入浴剤

    入浴中に入浴剤の保湿成分が肌の角層内部にまで吸着浸透して、乾燥を防ぎ、肌の保湿とスキンケアをしてくれます。

乾燥肌の人は、入浴中の不安定で吸収しやすくなっている肌に、スキンケア系タイプの入浴剤を使用して保湿することで、しっとりとした肌に導くことができます。

保湿効果のある入浴剤と成分

白いクリーム

保湿効果が高い入浴剤は、スキンケア系入浴剤ですが、保湿成分として主に配合されているのは、セラミド・ヒアルロン酸・米胚芽油・スクワラン・ホホバオイル・エステル油・ミネラルオイル・植物エキス・米発酵エキスなどです。

入浴剤の中には、無機塩類系の炭酸ナトリウムや硫酸マグネシウムなどの温熱効果が高い入浴剤に、保湿効果がある成分が配合されているなど、保湿成分以外の成分と一緒に配合されているものもあります。

保湿以外の効果を持つ成分を配合されている場合、保湿成分との相乗効果が望める一方で、配合されている保湿成分自体が少なく、肌にうるおいを与えることを第一の目的として作られた入浴剤ではないこともあるので、注意が必要です。

一般的にラベルの成分表は、多く配合されている成分から順番に書かれているので、保湿成分が最初の方に記載されているかどうかを確認してから購入するようにしましょう。

特に、保湿効果の高いセラミド・ヒアルロン酸・スクワランが配合された入浴剤を選ぶと、乾燥肌対策にはより効果的です。

  • セラミド

    角質層の細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質の一つで、細胞間脂質の約50%がセラミドです。

    ラメラ構造(平行に配列して層をなしている立体構造)によって、細胞間を埋めることで、水分保持をして外部刺激から肌を守ります。

    アトピー性皮膚炎の場合は、セラミドが、肌のバリア機能が整った健康な肌の1/3程度しかないため、刺激に対して無防備になり、アレルゲンなどが侵入しやすくなります。

  • ヒアルロン酸

    主に真皮に存在する粘液質の糖類、ムコ多糖類の一種で高い保湿力を持ち、肌の弾力や潤いを保ちます。

    ヒアルロン酸は分子が大きいので、角質層や真皮に届きにくいのですが、最近では分子を小さくする技術の発達により、肌の深部まで浸透できるようになってきています。

  • スクワラン

    深海鮫やオリーブオイル、紅花オイルなど、動植物に含まれる成分のスクワレンを水素添加して酸化しにくくしたものです。

    皮脂膜の成分であるスクワランは、殺菌作用があるので、空気中の雑菌や汚れから肌を守ってくれます。

乾燥肌改善のために入浴剤を選ぶときは、セラミド、ヒアルロン酸、スクワランなどの保湿効果成分に注目して選ぶと良いでしょう。

低刺激性の入浴剤とは

三本の指をたてる女性

乾燥肌の改善のために入浴剤を選ぶポイントは3つ。

  1. 肌に優しく、低刺激
  2. 合成着色料、合成香料、防腐剤、界面活性剤など不使用
  3. セラミド・ヒアルロン酸・植物エキスなどの保湿成分配合

乾燥肌は肌のバリア機能が低下し、肌表面の細胞がスカスカになってしまっている状態なので、できる限り肌に負担をかけないために、低刺激の入浴剤を選びましょう。

さらに、合成着色料・合成香料・合成界面活性剤・防腐剤などの合成物質が含まれない、無添加タイプのものを選ぶと、より効果的。

水道水に含まれている塩素は雑菌除去に役立っていますが、残留塩素は強い酸化力があり、肌に刺激を与えてしまいます。

塩素が気になる場合はミネラル成分や、緑茶やレモンなどのビタミンCなど、塩素除去成分が入っている入浴剤がおすすめです。

色や香りを楽しみたいという場合は、ハーブやフルーツなどの天然成分を使用している入浴剤を利用すると効果的。

乾燥肌を改善するには保湿が一番のカギなので、保湿成分配合の入浴剤を選んで、入浴時も効果的に保湿を行いましょう。

乾燥肌に効く人気のおすすめ入浴剤3商品

保湿効果の高いおすすめの入浴剤をご紹介します。

北の達人コーポレーション『みんなの肌潤風呂』

入浴剤「みんなの肌潤風呂」の紹介画像

単品価格 約一か月分(600g) 3,218円(税込)
お試し定期コース         2,896円/一袋当たり(税込)
三か月ごとに3個以上の基本コース 2,736円/一袋当たり(税込)
年間購入コース(4分割払い)   2,575円/一袋当たり(税込)

みんなの肌潤風呂の特徴

  • 天然温泉成分 明礬(みょうばん)温泉の「湯の花」採用
  • 自然素材の炭酸ガスで微発泡する入浴剤
  • 砂糖成分(ビート糖)が水分を引き寄せ、潤い保湿ヴェールで水分を逃がさない

古い角質細胞(垢)があると、どんなに良いローションやクリームをつけても保湿成分が行き届かないため、肌はゴワゴワして刺激を感じてしまうということに着目して、「保湿」と「肌の清潔」を同時にできる入浴剤を開発しました。

肌を清潔に保つために必要な毎日の入浴と、入浴後の過乾燥とのジレンマから、入浴中に肌を清潔にして、天然保湿成分を与えることで乾燥から肌を守ります。

NOV『モイスチュアバス』

NOV モイスチュアバス 敏感肌用入浴剤の商品画像

400gの価格  1,944円(税込み)

NOV モイスチュアバスの特徴

  • 無香料、低刺激性の医薬部外品(医薬品医療機器等法に基づき医薬品と区別された、人体に穏やかに作用する医薬品)
  • NOV独自の保湿成分、オリゴマリン採用
  • 皮膚保護にスクワランを配合

敏感肌のために開発された全身保湿ケア入浴剤です。

乾燥から肌をしっかり守る保湿成分には、独自開発で海水を濃縮して作られたオリゴマリンを採用し、入浴後の肌もしっとり感が継続します。

肌荒れ予防や、しっしん、あせも、疲労回復などにも効く有効性分が配合されています。

花王『キュレル 入浴剤』

花王キュレル 入浴剤の商品画像

420ml本体価格  1,080円(税込)編集部調べ

キュレル 入浴剤の特徴

  • ユーカリエキスの潤い成分が角層の奥深くまで浸透して、風呂上りの乾燥を防ぐ
  • コメ胚芽油配合で、荒れ性やしっしんにも有効
  • 赤ちゃんのデリケートな肌にも使用できる

潤湿保湿セラミド機能成分・ユーカリエキスが入浴中の膨潤した肌の角質層にまで浸透して、入浴後の肌もしっかりと潤いをキープします。

コメ胚芽油が荒れ症やしっしんなどのデリケートな肌にも効果があり、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代で使用できます。

医薬部外品で、360mlの詰め替えパックの用意もあります。

乾燥肌を防ぐための入浴ポイントとスキンケア

白い風呂場

乾燥肌を改善するためには、日々の入浴や入浴後のケアが大切です。

いくら保湿成分が多い入浴剤やクリームなどを使用していても、間違った方法で入浴していたら、かゆい乾燥肌を招くことにもなりかねません。

入浴による乾燥肌の悪化を防ぐために、正しい入浴方法と入浴後のスキンケアを徹底しましょう。

風呂の温度と入浴時間

丸い温度計

肌の角質層から保湿成分が流出しないようにするためには、風呂温度は38度位から41度位までに設定して、入浴時間は10分程度にしましょう。

肩まで浸かって、じんわりと汗が出るくらいが、肌に負担をかけずに入浴ができる目安です。

今日からできる皮膚を傷めない洗い方

泡だったネットで肩を洗うアップ

体をゴシゴシ洗わないと、洗った気分がしないという方もいるかもしれませんが、タオルやボディブラシで強く洗うことや、ナイロンタオルの使用は避けましょう。

皮膚をゴシゴシと洗うと皮脂膜が減少して、肌のバリア機能が低下するので、乾燥を招きます。

顔も体も石けんを泡立てて、手でやさしく洗うように心掛けてください。

急激な温度変化を避ける

特に冬の時期は脱衣所が寒く、浴室が温かいため、脱衣所と浴室の急激な温度差による外部刺激によって、自律神経に乱れが生じて皮膚がかゆくなることがあります。

浴室はふたを開けて風呂の湯気で温めたり、脱衣所は暖房を入れるなどして、温度調節する工夫をしましょう。

入浴後のスキンケアで潤い肌を目指そう

ボディクリームと赤と白の花

入浴後の肌は、火照って熱くなっているために体から熱を逃がすための発汗などによって、角質層の水分が失われやすくなり、過乾燥になってしまうことがあります。

過乾燥の状態になると、せっかく湿成分の高い入浴剤を使用していても、入浴後に水分が失われてしまいやすいため、浴剤の効果が半減してしまいます。

入浴後10分以内の、肌に水分が残っている状態で、ローションやクリームまたはオイルなどの化粧品を塗ることで、クリームなどの保湿成分が浸透しやすくなります。

乾燥肌のためのクリームやオイルは、入浴剤同様、セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、ホホバオイル、馬油などの保湿成分が配合されているものを選び、肌に刺激を与えてしまう合成着色料、合成香料、防腐剤やアルコールなどが入っているものは避けるようにしましょう。

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