頬の毛穴が目立つのは、「肌のたるみ」が原因です。
30代以降に多い「たるみ毛穴」は効果的な化粧品を使いながら毎日スキンケアを行うのが大切。
たるみ毛穴を改善するための生活習慣も紹介するので、さっそく今日から毛穴ケアを始めてみましょう!
目次
頬の毛穴が目立つのは「たるみ」が原因

「毛穴が開く」「毛穴が目立つ」など、毛穴トラブルに悩む人は多いですよね。
一口に毛穴トラブルといっても起こる原因はさまざまで、毛穴のトラブルは大きく分けて4種類あります。
【毛穴トラブル】あなたはどのタイプ?

4つの毛穴タイプのうち、「たるみ毛穴」と呼ばれる毛穴トラブルは、30代以降に発生しやすく、頬にできやすいという特徴があります。
たるみ毛穴は「開き毛穴」や「毛穴のシミ」と一見似ていますが、毛穴を拡大してみると開いた毛穴の形が「しずく型(涙型)」をしていたり、毛穴同士が帯状につらなる「帯状毛穴」になっていることが特徴です。
たるみ毛穴の原因は?

たるみ毛穴が「しずく型(涙型)」に開いているのは、毛穴周りの肌の「たるみ」が原因です。
肌のたるみは、30代を過ぎた頃から少しずつ発生し、頬にかぎらず、フェイスラインや目の周りなど様々な部位に生じます。
たるみ毛穴が起こる原因は大きく分けて4つあります。
原因1.肌の弾力を作る成分の減少
肌のたるみが起こる大きな原因は、肌内部にある肌の弾力やハリを作り出す成分が減少すること。
肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織の三層にわかれていますが、表皮の下にある真皮内には肌の弾力を作り出す成分である「コラーゲン」や「エラスチン」「ヒアルロン酸」が存在します(下図参照)。

図のように、真皮層はコラーゲンが網目状に繋がり、エラスチンが網目をしっかりと支え、網目の間をヒアルロン酸が埋めるという構造を保つことで、上に乗っている表皮をしっかりと支えるクッションのような役割をしています。
「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」の3つの成分は、真皮内にある「繊維芽細胞」が作り出していますが、加齢によって生産量は減ってしまいます。
コラーゲンやエラスチンなどが減少すると、網目状の構造が崩れ、表皮をしっかりと支えることができずに肌のたるみが生じることに。
頬の毛穴周りの肌がたるむことで「たるみ毛穴」が発生するのです。
原因2.皮下組織にある脂肪の下垂
真皮のさらに下には、皮下組織がありますが、皮下組織の大部分を占めるのが脂肪です。
過食や加齢による女性ホルモン低下などが原因で頬の脂肪が増加すると、増えた脂肪が重りとなって上にある真皮や表皮を引っ張り、肌のたるみが生じます。
ほうれい線が目立ったり、フェイスラインがたるんできた人は、頬にたるみ毛穴が生じていることが多いでしょう。
原因3.表情筋の衰え
皮下組織のさらに下には筋肉の層があります。
顔には目や口を動かしたり、顔の表情を作る「表情筋」と呼ばれる筋肉が多数ありますが、年齢を重ねると表情筋は萎縮し、筋肉量が減ってしまい、肌のたるみが生じます。
目元や口元の筋肉は特に萎縮しやすいので、その間にある頬もたるみが生じやすく、たるみ毛穴が目立ってしまうのです。
原因4.肌の乾燥
肌の乾燥もまた、たるみ毛穴の大きな原因です。
肌が乾燥すると、毛穴周りの肌がカサつき、ハリが失われてしまいますよね?毛穴周りの肌が乾燥してハリがなくなると、本来閉じているはずの毛穴の締りが悪くなり、毛穴が開いたままになってしまいます。
また、肌が乾燥すると、真皮内でコラーゲンやエラスチンなどを生産する「繊維芽細胞」の働きが悪くなり、さらに肌のたるみが加速することに。
肌の乾燥は「たるみ毛穴」の大敵なのです。
頬のたるみ毛穴を改善するスキンケア方法

頬のたるみ毛穴が生じる原因がわかりましたが、「原因1.肌の弾力を支える成分の低下」と「原因2.肌の乾燥」はスキンケアによって改善が可能です。
頬のたるみ毛穴を改善するスキンケア方法について具体的に解説します。
まずは洗顔を見直す

「スキンケアの基本は洗顔から」と言われるように、洗顔は健康な肌を保つためにとても重要な役割を果たしています。
毎日朝晩行っている洗顔を見直すことで、様々な肌トラブルが改善することも少なくありません。
頬のたるみ毛穴の原因である肌の乾燥を防ぐには、洗顔を見直すことが有効です。「乾燥肌」に悩む人の多くは、間違った洗顔をしている場合が多いのです。
洗顔で最も大切なことは、肌に本来備わっている「肌の保湿因子」を守る洗顔をすることです。
肌の保湿因子とは「皮脂膜」「細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」の3つを指し、すべて肌の一番外側にある角質層に存在します。
- 皮脂膜…毛穴にある皮脂腺から分泌された皮脂と汗などが混じったもの。膜のように角質層を覆っている。角質層の水分の蒸発を防ぐ。
- 細胞間脂質…角質細胞と角質細胞をしっかりとつなぎ合わせる働きをしている。角質層の水分の約80%を保つ。
- NMF(天然保湿因子)…角質細胞内にある水分を保つ成分。アミノ酸、乳酸、PCA-Naなどが含まれる。
肌の保湿因子は、洗浄力の強い界面活性剤が入っている洗顔料を使うと、洗顔時に洗い流されて減少してしまいます。
また、洗顔時に手や指で肌をゴシゴシとこすると、摩擦によって肌の保湿因子が流出します。
頬のたるみ毛穴が気になる人は、肌の保湿因子を守る「肌に優しい洗顔」を心がけるようにしましょう。
- 洗顔料は石油系界面活性剤を使用しないアミノ酸系洗顔料か、保湿成分を配合した洗顔石鹸を使う。
- 洗顔料は泡立てネットや手を使ってしっかりと泡立てる。
- 最初にTゾーンに泡を乗せて洗い、その後、顔全体を指を使って優しく洗う。
- すすぎは34度位のぬるま湯で15回ほど念入りに行う。
洗顔時に泡を長い時間肌に乗せておくと、皮脂や細胞間脂質が失われるので、肌に泡を乗せている時間は30秒以内にするようにしましょう。
また、熱いお湯ですすぐと皮脂を落としすぎてしまうので、すすぎは必ずぬるま湯で行います。
頬のたるみ毛穴に効くスキンケア化粧品を選ぶ

頬のたるみ毛穴を改善するには、毎日使用するスキンケア化粧品選びがとても重要です。
頬のたるみ毛穴には、原因である「肌のたるみ」と「肌の乾燥」を改善する成分をしっかりと肌に与えてあげましょう。
スキンケア化粧品を選ぶ際に注目したい成分を紹介します。
【肌のたるみに効果的な成分】
肌のたるみの改善には、真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促す成分や、肌のターンオーバーを促進する成分がおすすめです。
成分名 | 働き |
ビタミンC | コラーゲン、エラスチンの生成を促進する 肌を保湿する |
レチノール | コラーゲン、エラスチンの生成を促進する 肌のターンオーバーを促進する |
FGF(ヒトオリゴペプチド-13) | コラーゲン、エラスチンの生成を促進する |
EGF(ヒトオリゴペプチド-1) | 肌のターンオーバーを促進する |
【肌の乾燥に効果的な成分】
肌の乾燥には、肌の保湿因子に含まれている保湿成分を肌に補給することが有効です。肌への刺激が少なく、保湿力が高い成分は以下の通りです。
成分名 | 特徴・働き |
セラミド | 角質層内の細胞間脂質の主成分で角質層内の水分の80%を保っている 角質層内で水分を保持する |
アミノ酸(アルギニン、ロイシン、セリン、プロリンなど) | 角質細胞内にあるNMF(天然保湿因子)に含まれる成分 角質層内で水分を保持する |
乳酸Na | 角質細胞内にあるNMF(天然保湿因子)に含まれる成分 角質層内で水分を保持する |
PCA-Na | 角質細胞内にあるNMF(天然保湿因子)に含まれる成分 角質層内で水分を保持する |
スクアラン | 皮脂に含まれる「スクアレン」と言う成分に水素を添加して安定させた成分 角質層の水分の蒸発を防ぐ |
ホホバ油 | 皮脂に含まれるワックスエステルが主成分 角質層の水分の蒸発を防ぐ |
また、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」「リピジュア®」といった保湿成分も、肌への刺激が少なく高い保湿効果があるのでおすすめです。
頬のたるみ毛穴のスキンケアのポイントと注意点

頬のたるみ毛穴の改善には、上で紹介した成分を配合したスキンケア化粧品を使うことが有効ですが、スキンケアを行う際のポイントと注意点を解説します。
化粧品を付ける時はできるだけ刺激を与えない
洗顔時に肌になるべく摩擦や刺激を与えないのと同様に、スキンケア化粧品を付けるときもなるべく肌に摩擦や刺激を与えないように心がけましょう。
特に、頬は肌が薄く敏感な部位なので、化粧水を付けるときに強くパッティング(手のひらやコットンでパチパチと叩くように付けること)をしたり、クリームを刷り込むように塗ったりすると、肌が傷ついてしまいます。
肌が傷つくということは、肌の一番外側にある角質層が傷つくということ。
角質層には肌の保湿因子があるので、肌の乾燥を防ぐにためには、角質層をできるだけ健康に保つことを心がけましょう。
週に一度はパックで集中ケアを行う

頬のたるみ毛穴の原因である「肌の乾燥」の改善には、日々のスキンケアに加えて、一週間に一度は集中ケアとしてパックを行うことが有効です。
パックは、集中ケア用に化粧品を染み込ませてある「シートマスク」を使用してもいいですが、「コインマスク」という乾いたコイン状のシートに、普段使用している化粧品を染みこませてパックすることも可能です。
パックは、入浴中など毛穴が開いて柔らかくなっているときに行うと、化粧品の成分がしっかり浸透して、肌がしっかり保湿されます。
頬の毛穴周りの肌が保湿されると、毛穴の開きが目立たなくなり、たるみ毛穴が改善されていきますよ。
- コインマスクにスキンケア化粧水をたっぷり染み込ませる。
- シートがふやけたら、シートを破らないように静かに広げ顔に乗せる。
- 空気が入らないように顔にシートを密着させる。
- そのまま5分から10分顔に乗せておく。
- マスクをゆっくりとはがし、乳液やクリームで保湿する。
シートマスクは長時間肌に乗せていると、化粧水が蒸発して肌がかえって乾燥してしまうので、シートが湿っているうちにパックを剥がすのがコツです。
パックを剥がした後はすみやかに乳液やクリームで保湿するようにしましょう。
皮脂の分泌が気になる「インナードライ肌」に注意
頬のたるみ毛穴の原因である「肌の乾燥」。
スキンケアが上手く行かず、乾燥肌の状態が長引くと、肌が乾燥を改善しようと皮脂の分泌を増やして肌がベタついてくる場合があります。
「頬に毛穴が目立つけれど、肌のベタつきも気になる」という人は、肌の乾燥が原因で皮脂の分泌が増えている「インナードライ肌」になっている可能性があります。
皮脂の過剰分泌は、毛穴周りの肌の角化異常(角質層の細胞が新しく生まれ変わるときに異常がおこること)を引き起こし、毛穴をすり鉢状に変形させてしまいます。
すり鉢状に変形した「開き毛穴」に、肌のたるみが加わることで「たるみ毛穴」はさらに目立ってしまいます。
インナードライ肌は、乾燥肌のこじれた状態ですが、皮脂が多いために自分が乾燥肌であることに気が付きにくいのが特徴です。
インナードライ肌は、乾燥より皮脂の分泌が気になって、ついつい皮脂を落とそうと、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、皮脂を抑える成分を配合した化粧品などを使いがち・・・。
こうしたスキンケアは逆効果で、インナードライ肌の人は、まずは保湿をしっかりすることが大切です。
- 洗顔時、皮脂を落とそうと強い洗浄力のある洗顔料を使用しない。上記の「肌にやさしい洗顔」を徹底する。
- 洗顔後は速やかに、保湿を行う。セラミド、アミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合した化粧品を使用する。
頬のたるみ毛穴に効くおすすめの化粧品5選

頬のたるみ毛穴を改善するスキンケア方法を紹介しましたが、実際、毎日使う化粧品を変えるとなると、どの化粧品を選べばよいか迷ってしまいますよね。
頬のたるみ毛穴に最適な洗顔石鹸と、頬のたるみ毛穴に必要な「肌のたるみに効果的な成分」や「肌の乾燥を改善する成分」を配合した化粧品を紹介します。
頬のたるみ毛穴におすすめの洗顔石鹸
【たるみに嬉しいエイジングケア成分配合】ハニーサンゴ石鹸

ハニーサンゴ石鹸 82g 定期ケアコース 3,120円(税込)送料無料
- 繊維芽細胞を刺激する「成長因子」がローヤルゼリーの300倍含まれる「はちの子エキス」を配合
- 保湿成分「ハチミツエキス」によって、洗い上がりがしっとり
- 超微粒子サンゴパウダーが毛穴の奥の汚れを優しくオフ
ハニーサンゴ石鹸は豊富な美容成分配合の練り石鹸で、年齢肌向けの洗顔石鹸として「JJ」や「mina」など多数の雑誌で紹介されています。
繊維芽細胞に働きかける「はちの子エキス」配合で頬のたるみ毛穴改善が期待できます。
口コミでも「洗い上がりがつっぱらない」「肌の乾燥が改善した」と高評価。合成香料、着色料、鉱物油、パラベン、ラウリン酸不使用で敏感肌の人のもおすすめです。
国内の工場で徹底した品質管理の元製造されている高品質な洗顔石鹸です。
【美容成分を贅沢に配合】ペネロピムーン マーシャ

ペネロピムーン マーシャ 80g 公式価格 5,616円(税込)
- 11種の和漢植物エキスと3種のオーガニック精油配合を贅沢に配合
- 「ローヤルゼリーエキス」「コメヌカ油」「スクアラン」「ホホバ種子油」「黒砂糖」「はちみつ」が頬のたるみ毛穴をしっかり保湿
- 鉱物油、合成香料、合成着色料、パラベン不使用
ペネロピムーン マーシャは石鹸製造一筋55年のマイスターがこだわり抜いて作った洗顔石鹸です。
「マーシャ」はペネロピムーンの洗顔石鹸の中でも特に保湿効果の高く「エイジングケア」用を謳っています。
美容成分をたっぷり配合し、時間をかけて固める「枠練り製法」の究極の洗顔石鹸で、頬のたるみ毛穴の改善にぴったりです。
頬のたるみ毛穴ケアにおすすめのスキンケア化粧品
【敏感肌でも使えるエイジングケア化粧品】アヤナス トライアルセット

アヤナス トライアルセット 10日分 1,480円(税込)
ローションコンセントレート(化粧水)20mL
エッセンスコンセントレート(美容液)10g
アイクリームコンセントレート 1包
クリームコンセントレート 9g
- 通常のセラミドの4倍の浸透力のある「セラミドナノスフィア」が頬のたるみ毛穴を保湿
- 繊維芽細胞を増加させる「ヒルベリー葉エキス」と、繊維芽細胞を活性化させる「CVアルギネート」が肌のたるみを改善
- 特許技術「ヴァイタサイクルヴェール®」が角質層を守り肌の乾燥を防ぐ
敏感肌向けブランド「ディセンシア」のエイジングケアラインが「アヤナス」です。
「All About ベストコスメ2016」や「2017上半期LBR ベストコスメ」「リンネル ベストコスメ大賞2016」など数々のベストコスメを受賞している人気実力ともに文句無しの化粧品です。
肌のコラーゲンやエラスチンを作る「繊維芽細胞」に働く成分を配合しているので、頬のたるみ毛穴改善が期待できます。
【成分の浸透率、持続率が違う!】ビーグレン 毛穴ケア トライアルセット

ビーグレン 毛穴ケア トライアルセット 1,944円(税込)
クレイウォッシュ(洗顔料) 15g
QuSomeローション (化粧水) 20mL
Cセラム (美容液) 5mL
QuSomeモイスチャーゲルクリーム 7g
- 独自技術QuSomeカプセルによって保湿成分が肌に長時間作用し、頬のたるみ毛穴を目立たなくする
- Cセラムには皮脂の分泌を抑え、保湿効果のある「ビタミンC」を配合
- 洗顔料(クレイウォッシュ)には毛穴汚れを優しく落とす天然クレイ「モンモリロナイト」を配合
薬学博士開発の化粧品「ビーグレン」の毛穴ケアセットは、独自の浸透技術QuSomeによって保湿成分が肌の奥深く(角層まで)に届き、長時間効果を発揮するのが魅力です。
長時間保湿効果が続くことで、頬の毛穴周りの肌がふっくらと潤い、毛穴が目立ちにくい状態が続きます。
口コミでも「保湿効果が高い」「毛穴が目立たなくなった」と効果を実感している人が多数いました。
【たるみ毛穴におすすめ】米肌 潤い体感セット

米肌 潤い体感セット (14日分) 初回限定 1,500円(税込)
肌潤石鹸 15g
肌潤化粧水 30ml
肌潤改善エッセンス(美容液) 12mL
肌潤クリーム 10g
[特典非売品]肌潤化粧水マスク
- セラミドを生産し、水分保持能を改善する保湿成分「ライスパワーNo.11」が頬のたるみ毛穴を目立たなくする
- 「ビフィズス菌発酵エキス」NMF(天然保湿因子)の働きをサポートし、肌の保湿効果を高める
- 保湿効果に優れた「ダイズ発酵エキス」が毛穴周りの肌をふっくら保湿
コーセーが独自開発したセラミド生産をサポートする成分「ライスパワーNo.11」が魅力の「米肌」シリーズ。
公式サイトでも「毛穴の目立たない肌に導く」と謳っているように、高い保湿力でたるみ毛穴ケアができるスキンケア化粧品です。
口コミには、「冬の乾燥が改善した」「毛穴の開きが目立たなくなった」と変化を実感している声が多数見られました。
頬のたるみ毛穴改善のためにできること4つ

頬のたるみ毛穴改善には、紹介した洗顔やスキンケアを毎日コツコツ続けることが大切。
「できるだけ早くたるみ毛穴を改善したい」「たるみ毛穴を予防したい」という人は、スキンケアに加えて、生活習慣の見直しや、顔の筋肉のトレーニングなどを行うことをおすすめします。
どれも今日から実践できることなので、頬のたるみ毛穴をどんどんキレイにしていきましょう。
たるみの大敵!紫外線対策

肌のたるみの原因である、肌の弾力を作り出す「コラーゲン」や「エラスチン」などの減少。
コラーゲンやエラスチンを作り出す「繊維芽細胞」の働きが弱まる大きな要因は加齢や乾燥などがありますが、もう1つ「紫外線」も繊維芽細胞にダメージを与えます。
紫外線は波長が長いUV-Aと波長の短いUV-Bがありますが、UV-Aは肌の表皮を通過し、その下にある真皮にまで到達。
真皮内にある「繊維芽細胞」にダメージを与えたり、真皮内にある「コラーゲン」やエラスチンを変性させたりして、肌のたるみを作ります。
頬のたるみ毛穴のスキンケアをする場合は、必ず紫外線対策もしっかり行うようにしましょう。
UV-Aは夏だけでなく、1年を通じて降り注いでいるので、秋や冬も紫外線対策が必要です。
UV-Aを防ぐには、紫外線カット効果のある化粧下地や日焼け止めが有効。
UVカット化粧品には【PA+++】の表示がありますが、+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高いので、化粧品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
頬のたるみ毛穴を改善する食生活

頬のたるみ毛穴の原因である「肌のたるみ」。たるみ改善には食生活を見直すことも大切です。頬のたるみ毛穴を改善する際に、積極的に摂りたい栄養素は、大きく分けて3つあります。
肌のターンオーバーを促進する栄養素
頬のたるみ毛穴の大きな原因である、肌の乾燥。肌が乾燥している状態とは肌の一番外側にある「角質層」の保水機能が落ちている状態です。
角質層は肌のターンオーバーによって、健康な角質層に生まれ変わっていますが、肌のターンオーバーが上手く行かないと、角質層が厚くなったり、硬くなったりして肌の水分量が減ってしまいます。
頬のたるみ毛穴を改善するには、肌のターンオーバーを整えて健康な角質層を作り出すことが有効です。
- ビタミンC⇒ブロッコリー、パプリカ、ゴーヤ、柑橘類など
- ビタミンA⇒鶏レバー、うなぎ、卵、生クリームなど
- ビタミンB2⇒鶏レバー、納豆、チーズなど
「コラーゲン」や「エラスチン」の生成をサポートする栄養素
頬のたるみ毛穴を改善するには、肌のたるみの原因となる「コラーゲン」や「エラスチン」の生成をサポートする栄養素を積極的に摂りましょう。
- ビタミンC⇒ブロッコリー、パプリカ、ゴーヤ、柑橘類など
- 亜鉛⇒牡蠣、牛肉、豚肉、煮干しなど
抗酸化作用のある栄養素
皆さんもよく耳にする「活性酸素」は肌のたるみなど、様々な老化に関わっていると言われています。
活性酸素はコラーゲンやエラスチンを生み出す「繊維芽細胞」にダメージを与えるので、肌のたるみを改善、予防するには活性酸素を減らす栄養素を食事から取り入れることが大切です。
活性酸素を減らすためには、抗酸化作用のある栄養素を含む食品がおすすめです。
- ポリフェノール⇒赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ、ココア、チョコレート
- カテキン⇒緑茶
- βカロテン⇒かぼちゃ、パプリカ、人参
- リコピン⇒トマト、スイカなど
- フラボノイド⇒緑茶、玉ねぎ、紫蘇など
- アスタキサンチン⇒エビ、カニ、鮭など
顔の筋肉を動かす「顔ヨガ」もたるみに効果的

頬のたるみ毛穴の原因の1つである「表情筋の衰え」は、加齢が原因なので、誰もが避けられない…と思っていませんか?
確かに表情筋は放っておくとどんどん衰えてきますが、筋肉なので毎日使うことで少しずつ鍛えることが可能です。
顔の筋肉を効果的に動かす方法としては、「顔ヨガ」がおすすめです。
「顔ヨガ」とは、顔の筋肉を意識的に動かすエクソサイズで、普段使わない筋肉を効果的に動かすだけでなく、筋肉への血流を増やすことで、肌に必要な栄養素を効果的に運ぶことができます。
顔ヨガには肌のターンオーバーが整ったり、顔色が良くなったりと嬉しい効果がたくさんあります。
顔ヨガのやり方
- 口を「お」を発音するときの形にする。鼻の下がのびるようにして、顔を上下に伸ばす。
- そのまま、目線を上にして目の下を伸ばす。
- 下まぶたを上下させて、目を細めたり、開けたりを5回くり返す。
- ひょっとこのように、口をすぼめて突き出して5秒キープ。
- 口をすぼめたまま、口を左に寄せて3秒キープ。
- 口をすぼめたまま、口を右に寄せて3秒キープ。
顔ヨガをするときは姿勢を整えます。背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛けるか、鏡の前に足を肩幅くらいに開いて立つようにしましょう。
慣れないうちは鏡を見ながら行うとわかりやすいですよ。早い人だと、一週間くらいで少しずつ効果が出る人も。毎日コツコツと続けることが大切です。
「スマホ顔」に気をつける!

私達の生活に欠かせないスマートフォン。実はスマホの使いすぎで「肌のたるみが増えている」と言われているのを知っていますか?
もちろん、スマホを使うこと自体は直接肌のたるみに影響しませんが、「長時間同じ姿勢で使いすぎる」「画面を凝視して瞬きの回数が減る」「猫背になったり、首が前に突き出たりして、首から肩がひどく凝る」といった「スマホの使い方」が肌のたるみに影響しているのです。
首や肩が凝ると顔への血流が減り、瞬きの回数が減ると目の周りから頬にかけての血行が悪くなってしまいます。
顔の血行不良は美容の大敵。毎日長時間スマホを使うことで、血行不良を起こすことが「頬のたるみ」に繋がり、頬のたるみ毛穴が目立つ原因となる可能性があるのです。
- 自分のスマホの使用時間をチェックし、長時間の連続使用を避ける。
- スマホを使うときは、猫背にならないように姿勢に気をつける。
- スマホは目からなるべく離し、顔が下を向かないような高さで使う。
- 数分に一回は画面から目を外し、深い瞬きを数回くり返す。
まずは、自分が長時間スマホを使っていないかを見直してみましょう。姿勢や目線などは意識するだけでずいぶん違ってきますよ。
「長時間使ってしまった」という場合は、上で紹介した「顔ヨガ」を行うと、顔の血流不足が改善されるのでおすすめです。
毎日のスキンケアで頬のたるみ毛穴とサヨナラ!

頬に目立ち始めたたるみ毛穴。「肌のたるみは加齢が原因だから仕方ない・・・」とあきらめていませんか?
確かに肌のたるみは年齢とともに誰にでも起こりますが、たるみの程度や進行は「どれだけたるみケアをしているか」で大きく違ってきます。
本記事で紹介したスキンケア方法や、たるみを改善する生活習慣などを続けていれば、頬のたるみ毛穴は少しずつ改善され、目立たなくなっていきますよ。
今日からできることをぜひ始めてみてくださいね。