【実験】クレンジング後の綿棒マッサージで角栓が取れるって本当?

ホホバオイルと綿棒

2015年にTwitterで1.6万リツイートを記録してからというもの現在まで定期的に拡散され、鼻の汚れや角栓が気になる女性たちから支持を集めた、その名も「綿棒DE角栓スッキリマッサージ」。

筆者の肌を使ってマッサージを実際に行い、本当に角栓や毛穴の汚れはとれるのか、気をつけるべきポイントなどをまとめました。

角栓の主な原因は古い角質

アイメイクをしている女性の画像

まず、角栓という言葉からあなたはどんなものを想像しますか?

鼻の上の黒いぶつぶつや、毛穴に溜まった白い塊、毛穴パックをしたあとにパックにくっついてくる白い汚れ・・・どれも間違いではありません。

そんな角栓の原因として間違った認識を持たれがちなのが、角栓の主な成分が「皮脂」ではなく、「古くなった角質」だということ。

ストレスや体調の変化などでホルモンバランスが崩れ、肌のターンオーバーの周期が乱れてしまうことにより、古くなった角質が垢となって排出されずに肌に残り、その角質が酸化したり積み重なったものが毛穴の汚れになるのです。

角栓の主な成分は角質であり、角質はほぼタンパク質で構成されているので、オイルを使ったクレンジングや、マッサージではなかなかとれません。

タンパク質を分解するためには、酵素をつかった洗顔を行うのが一番効果的なのです。

マッサージを行い、余分な皮脂を浮かせたあとに酵素洗顔を行えば、さらに毛穴の汚れの洗浄に効果があるので、マッサージと酵素洗顔を組み合わせたお手入れを行いましょう。

マッサージと酵素洗顔の組み合わせに加え、毎日の保湿で肌のターンオーバーのサイクルを整えることが、毛穴の悩みに有効です。

「綿棒DE角栓スッキリマッサージ」とは

漫画家の瀧波ユカリさんが2015年に発案し、イラストと共にTwitterに掲載された「綿棒DE角栓スッキリマッサージ」。

毛穴の汚れや角栓に悩みを抱える女性たちから支持を得て瞬く間に拡散され、2017年8月2日時点で1.6万リツイート、4.6万いいねを記録するという話題のトピックに。

毛穴の汚れやニキビのもとになる角栓を、肌を傷つけずに綿棒で簡単に落とすことができるという魔法のような方法がこちら。

【綿棒DE角栓スッキリマッサージの方法】

  1. 綿棒にオイルをたっぷりと染みこませる
  2. 洗顔後、保湿をした状態で、オイルを染みこませた綿棒で鼻をマッサージ
  3. プツンとできてしまっている角栓は、横を押したり、綿棒で優しく挟んで角栓を押し出す

たったのこれだけで済むのなら、一回1~2分程度ででき、毎日でも取り入れられますよね。

実際に試してみた人の口コミも見ていきましょう。

ベビーオイルでやってみたら、角栓や肌のザラザラがとれてツルツルになった!
エタノールでも、綺麗に角栓がとれた
ホホバオイルでしっとりツルピカになった

マッサージ方法のツイートを見て実践してみた人たちからも、「簡単に角栓をとることができた」「鼻のザラつきがなくなった」など、効果があった声が多くあるようです。

しかし、その反面、「あまり効果がなかった」「摩擦によって肌が赤く、かゆくなってしまった」という声も一部ではあり、効果の個人差が激しいものと言えるでしょう。

使用するオイルは、クレンジングオイルや食用オイルではなく、保湿用やマッサージ用のオイルが推奨されています。

クレンジングオイルは長時間使うには洗浄力が強く、食用オイルはもともと肌に使うためにつくられたものではないということから、少しでも肌への負担を避けるために、保湿オイルの使用がおすすめです。

ただ、オイルは角栓に含まれる皮脂の除去に有効ですが、角栓の主な構成成分であるタンパク質はオイルでは取ることができないので、このマッサージで角栓が本当にとれると言えるのか疑問が残ります。

綿棒DE角栓スッキリマッサージをすることでどれほどの効果があるのか、本当に皮脂が取れるのか、筆者が自身で体験してみました。

【実験】本当に鼻の汚れや角栓はとれるのか

瀧波式「綿棒DE角栓スッキリマッサージ」を、Twitterで紹介されている通りに行程を踏み、ハリツヤ研究所規定のスキンチェッカーでマッサージ前後の皮脂量の変化を見ていきましょう。

まず最初に、クレンジング・洗顔を行い、肌の上の化粧や汗などの汚れをできる限り落とし、化粧水で保湿をした状態での、筆者の毛穴の状態はこちら。

綿棒マッサージ前の皮脂量

全体にある黄色の点々が皮脂です。

クレンジングオイルでのクレンジングと洗顔の後でも、毛穴にかなり大きな皮脂が詰まっているのが分かりますね。

毛穴の周辺に、無数の細かい汚れがあることも見てとれます。

こんな状態でそのまま保湿をしていたと思うと少しゾッとしますね。

それでは、実際に綿棒DE角栓スッキリマッサージを行っていきます。

綿棒にホホバオイルを浸している

今回使用したオイルは、無印良品のホホバオイル。乾燥肌におすすめの無印良品【ホホバオイル】とは?

ホホバオイルを、溢れるくらいに綿棒に染みこませて、鼻の上をコロコロと転がしてみたり、下から上へ撫でてみたりと、毛穴の汚れを優しく掻き出すように動かします。

綿棒で鼻をマッサージしている

もともと筆者は、乾燥性の敏感肌で開き毛穴が気になっており、白い角栓などは気にしていなかったのですが、オイルをつけてマッサージをして1分ほど経ったところで鼻の頭の角栓が浮き出てきたのか、白いポツポツが見えてきました。

その白いポツポツを押し出そうと、もう一本オイルを含ませた綿棒を使用して、優しく毛穴を挟んで押してみるなどしていたため、今回かかった時間は全部で3分程度です。

鼻をティッシュオフしている

鼻全体のマッサージが終わったら、ティッシュでオフして、浮き出た皮脂や汚れを含んだオイルを拭き取りましょう。

マッサージ後にオイルを拭き取った状態で、スキンチェッカーを使用して皮脂量を測った結果がこちら。

綿棒マッサージ後
綿棒マッサージ前後の皮脂量の比較
綿棒マッサージ前後の皮脂量

皮脂の量は、マッサージ前は83でしたが、マッサージ後は72と減っています。

見た目としても、マッサージ後は毛穴に詰まった皮脂の塊が小さくなり、皮膚の上にのっていた汚れも少なくなっていることがわかりますね。

鼻を触ってみたところ、マッサージ前はザラザラとした感触が多少ありましたが、マッサージ後はつるんとした柔らかい触り心地で、ずっと触っていたくなるような肌になっていました。

ただ、気をつけるべきなのが敏感度で、マッサージ前後で摩擦によって肌の負担が増えてしまったことも同時にわかりました。

綿棒マッサージ前後の敏感度の比較
綿棒マッサージ前後の敏感度

もともと敏感肌の肌質で、刺激の強い成分配合の化粧水などを使用するとかゆみが出ることがありますが、ホホバオイルによる刺激は全くと言っていいほど感じられず、優しい使い心地でした。

しかし、毛穴の汚れを押し出そうと綿棒で肌を必要以上に擦ったり長い時間マッサージしていると、肌の表面に異常がなくても実は負担がかかっているもの。

マッサージ後の鼻は赤みが激しく、敏感になっている部分も広くなっており、毛穴の周りも赤茶色になってしまいました。

肌の敏感度としても、マッサージ前は33だった数値が、マッサージ後は肌への摩擦などによって45まで上がっています。

もともと敏感肌の人はもちろん、毛穴の汚れが気になる人は特に、肌を強く擦りすぎたり、長時間マッサージを行わないように気をつけましょう。

角栓スッキリマッサージで気をつけるべきポイント

「綿棒DE角栓スッキリマッサージ」を行う上で、気をつけるべきポイントは全部で3つ。

マッサージが向いている人、向いていない人がいるので、自分の肌質やその時の肌の状態で実践するかしないかを考えて行いましょう。

敏感肌さんは要注意

鏡を見る女性

マッサージを行うことで、鼻の表面の汚れが掃除されて凹凸を整えてツルツルになるなどの効果がある人もいれば、あまり効果が出ず、さらには擦りすぎることによって肌に負担をかけ、肌に赤みがでたり、肌の頭がかゆくなったりしてしまう、刺激に弱い人もいます。

マッサージによる摩擦で肌が赤くなるまで擦るのは控えることはもちろん、刺激に弱い敏感肌の方や、鼻にニキビなどの炎症がある人は、敏感状態をさらに悪化させて炎症を引き起こすことがあるため、このマッサージはおすすめできません。

また、使用するオイルの種類などによっては、アレルギー反応や一時的なかぶれを引き起こすこともあるので、アレルギー体質や化粧品かぶれをしやすい人はより注意が必要です。

実践前後は必ず保湿!

化粧水を手の上に乗せている

いつも通りのクレンジングと洗顔を行ってからマッサージの行程に移りますが、マッサージに入る前に必ず化粧水で保湿を行いましょう。

マッサージの後は、一度余分な油分をティッシュオフして、必ずもう一度、化粧水や乳液・クリームで肌にうるおいを与えることで、肌が内側からふっくらして毛穴の開きやたるみを防ぎます。

さらに、保湿を行うことで肌のターンオーバーが正常になると、不要になった角質が垢となって自然に剥がれ落ちるので、毛穴の黒ずみの原因となる古い角質の詰まりの改善にもつながります。

開いた毛穴は収れん化粧水や美容液で引き締め

レモンとビタミンC顆粒

マッサージ後は毛穴がゆるみ、もともとあった皮脂が綿棒に絡め取られることで、塞がれていた毛穴が開いた状態で空洞のようになっている状態です。

ぽっかりと毛穴が空いた状態で放置すると、皮脂の過剰分泌や黒ずみ再発の原因になることもあるので、毛穴を引き締める作用を持つ収れん化粧水の使用がおすすめです。

収れん化粧水を使用することで、配合された毛穴引き締め成分によって開いた毛穴が引き締まり、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれます。

収れん化粧水は一般的に化粧をする前に使用するのですが、アルコールフリーのものを選べば、肌に刺激を与えずに毛穴の引き締め効果が期待できるのでおすすめです。

また、毛穴の汚れとあわせて毛穴の開きやたるみが気になるという人には、長期で継続してケアすることで徐々に効果が出る「ビタミンC誘導体」が配合された美容液の使用が有効的。

ビタミンC誘導体には皮脂抑制の効果があり、皮脂の過剰分泌による「開き毛穴」を防ぐだけでなく、抗酸化作用が加齢により減少したコラーゲンの生成を助け、「たるみ毛穴」にも効果的に働きかけます。

また、毛穴の黒ずみにもビタミンC誘導体の抗酸化作用が有効なので、毛穴の悩みが気になったら、まずはスキンケアにビタミンC誘導体を取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

毛穴の角栓を除去するには、角栓の主な構成成分であるタンパク質を取り除くことが大切です。

綿棒DE角栓スッキリマッサージは、毛穴の皮脂をとる効果はありますが、このマッサージだけでは角栓を全て取り除くことは難しいといえます。

タンパク質を分解して洗い流す酵素洗顔をマッサージの後に取り入れて、毛穴の悩みの原因となる角栓を退治しましょう。

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