【保湿効果絶大!】グリセリン化粧水の基本と3つのアレンジレシピ

美容液や美容オイルと花

湿効果をもち、さまざまなスキンケア化粧品に含まれるグリセリン。

化粧水などに含まれる成分として目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな聞き覚えのあるグリセリンですが、日常生活の中でグリセリンそのものを目にする機会は少なく、性質や特徴・保湿効果について詳しく知っている人は少ないかもしれません。

本記事では、保湿効果の高いグリセリンの性質や特徴を解説するだけではなく、これから化粧水を手作りしてみたいという人向けに、グリセリンを使った手作り化粧水の作り方を紹介していきます。

初めての手作り化粧水の参考となるように、基本のレシピとアレンジレシピを紹介するので、手作り化粧水にチャレンジしたい人はじっくり読んでくださいね。

保湿成分「グリセリン」の特徴

チェックの文字を指差している

化粧水や美容液、洗顔石鹸など、多くのスキンケア化粧品に含まれるグリセリンには、保湿効果だけではなく、多くの特徴をもっています。

良い特徴はもちろんのこと、使うときには注意したい特徴もあるため、グリセリンを安全かつ効果的に使えるようにするためにも、まずはグリセリンの性質をしっかり理解していきましょう。

保湿効果抜群のグリセリンは化粧水と相性がいい

保湿剤や化粧水を手にとるイメージ写真

グリセリンはとろみのある無色透明の液体でアルコールの一種で、保湿力に優れているため多くの化粧水に含まれる成分のひとつです。

人間の体内にも存在している成分なので安全性が高く、食品や医薬品に含まれることがあるほど人にとって身近な存在。

ただ、グリセリンには保湿力以外にも化粧水と相性が良い理由がいくつかあるため、まとめて紹介していきます。

グリセリンが化粧水に適している理由

  • 吸湿性が強いため肌への保湿力が高い
  • 水溶性のため化粧水に混ざりやすい
  • 人の肌にも存在している成分なのでアレルギーが起こりづらい
  • 温度が低くなっても固まりづらい性質があるため化粧水が固まってしまうのを防ぐ
  • 化粧水にとろみが生まれるので、テクスチャーを整えることができる
  • 肌が柔らかくなることで、他のスキンケア化粧品の肌なじみが良くなる

上記の理由を見てみると、グリセリンが保湿効果以外にもさまざまな役割を果たしていることが分かりますよね。

グリセリンは人の肌に存在する低アレルギー性の成分であり、なおかつ保湿効果も高く肌なじみもいいので、安心して使える成分といえるでしょう。

グリセリンの化粧水で気をつけたい性質

看護士が指をたててポイントを説明している

保湿効果が高く、肌との相性もいいグリセリンですが、1点気をつけたいのは、グリセリンが水と混ざったときに「発熱する」という性質です。

グリセリンを使用した化粧品の中には、グリセリンの配分量が多いホットクレンジングなどの「温感化粧品」とよばれるものがあります。

温感化粧品は、グリセリンが水と混ざるときに発熱する性質を利用して、肌を温めて血行促進したり毛穴を開かせたりする効果を期待するもの。

クレンジングや洗顔なら使用したあとに洗い流すため、毛穴を開かせるなど一時的な美容効果に最適といえるのですが、化粧水は洗い流さないので多量は危険です。

肌につけたまま洗い流さない化粧水にグリセリンを多く配合すると、グリセリンの高い吸湿性により肌から水分を奪ってしまう可能性があるので注意しましょう。

市販の化粧品であれば、化粧品メーカーが肌トラブルのないように成分の配合量を調整しているので安心ですが、手作り化粧品にグリセリンを使うときには入れすぎに気をつけてくださいね。

手作り化粧水で配合するグリセリンの量については、この後基本・アレンジレシピとして紹介していきますのでぜひ最後まで確認してみてください。

化粧水で使われているグリセリンの種類

クレンジング料のボトルが並んでいる画像

グリセリンは「合成グリセリン」と「植物性グリセリン」にわけられますが、化粧水で使用されているグリセリンのほとんどはパーム油・ヤシ油などからつくられる植物性のグリセリンです。

合成グリセリンは石油化学原料からつくられており、医薬品で多く使われています。

化粧水の成分としてグリセリンを選ぶ場合には、市販の植物性グリセリンの中から商品を選ぶよう参考にしてみてください。

手作り化粧水の「グリセリン化粧水」が話題!

クレンジングが3つ並んでいる

化粧品を手作りしている人たちの中でも話題になっているのが、簡単に作れるのに保湿効果が絶大な「グリセリン化粧水」。

グリセリン化粧水の材料はドラッグストアや通販で簡単に手に入れることができるため、「作ってみたい」と思ったらすぐに試せるのが人気の理由のひとつかもしれません。

グリセリン化粧水には、話題の理由となる様々な魅力が詰まっているので、その一部を紹介していきますね。

手作りの「グリセリン化粧水」を使うメリット

「手作り化粧品に挑戦してみたいけど、結局市販の化粧水の方が保湿できるような気がしてなかなかやる気が出ない・・・」

なんて思っている人もいるのではないでしょうか。

グリセリン化粧水がもつ、手作り化粧品ならではの3つのメリットについて、説明していきます。

【メリット1】合成成分を含まない化粧水が作れる

頬に両手を当てた笑顔な女性

敏感肌の人の中には自分にあう化粧水が見つからず悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。

販売されている化粧水の中にはさまざまな合成成分が含まれているものもあり、化粧水に含まれるどの成分が肌にあわないのか自分で確認するのは手間や時間がかかりますよね。

たとえば市販の化粧水の中には以下のような合成成分を含んでいるものがあります。

化粧水に含まれている可能性がある合成成分例

・界面活性剤 ・保湿剤
・防腐剤 ・着色料 ・香料

手作りのグリセリン化粧水なら、合成成分不使用にしたり、自分の肌に合うものだけを使ったりして保湿力の高い化粧水をつくることができます。

アトピー肌やニキビ肌など、肌荒れが気になって市販の化粧水が選べない人にとって、配合する成分を自分で調整できる手作りのグリセリン化粧水はおすすめですよ。

【メリット2】自分の使いやすい量だけ作れる

化粧品が数種類の画像

自分の肌にあった化粧水を探していると

「新しい化粧水が肌に合うか分からないので少量で試したい・・・」

と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

手作りのグリセリン化粧水は、作る量を自分で決められるので、肌に合わずに使えない化粧水が大量に余ってしまうのを避けられますよ。

【メリット3】市販より価格を抑えられる

棚に並べられたスキンケア化粧品たち

手作りのグリセリン化粧水は、保湿力が高い化粧水でありながら手ごろな価格で作ることができるのが魅力です。

たとえば、シンプルなグリセリン化粧水の材料をドラッグストアで購入した場合、安いものでは1,000円程度で一か月以上分のグリセリン化粧水をつくることができます。

オーガニックや手作り化粧水用など材料にこだわった場合には多少価格が変わりますが、予算に応じて材料を選んだら、希望の価格帯でグリセリンの保湿効果を得られますよ。

グリセリン化粧水をつくるのに必要な材料についてはこの後レシピを紹介していきますので続けて確認してみてくださいね。

グリセリン化粧水の基本的な作り方

女性が化粧品を手に持っている

基本的なグリセリン化粧水の作り方は驚くほど簡単なので、初めて手作り化粧品に挑戦するという人にもおすすめですよ。

グリセリン化粧水の作り方

材料

精製水 … 100ml
グリセリン … 5ml(小さじ1)

手順

  1. 化粧水に雑菌が繁殖することを防ぐため手はよく洗う
  2. 容器を煮沸消毒もしくはエタノールで消毒する
  3. 精製水・グリセリンを容器に入れよく振って混ぜ合わせる

手順は精製水とグリセリンを消毒した容器に入れて混ぜるだけ。

たったこれだけで保湿効果絶大のグリセリン化粧水ができるなんて驚きですよね。

グリセリンの配合量は5~10%が適量だといわれています。

グリセリンの量が多くなりすぎると、グリセリンの吸湿性が高い性質により肌から水分が奪われてしまうため、配合量には注意が必要です。

はじめてグリセリン化粧水をつくる場合はグリセリン濃度5%から始めて、保湿効果を高めたい場合には肌の状態を確認しながら少しずつ濃度を高くし、最大でも10%の濃度とするように調整していきましょう。

グリセリンだけで満足のいく保湿効果が得られない場合には、更に保湿効果が期待できる成分を配合した、おすすめのアレンジレシピがありますので、続けて確認してみてください。

水道水ではなく精製水を使う理由

水道水には、敏感肌などが刺激に感じやすい「塩素」を含んでいるので、肌が弱い人は赤みやかゆみなどの炎症に繋がる可能性があります。

健康な肌なら使用しても問題はありませんが、水道水を使った手作り化粧水で肌に違和感があった場合には、精製水を使うのがおすすめです。

アレンジしたオリジナル化粧水のレシピもご紹介

化粧品容器が並んでいる画像

基本的なグリセリン化粧水を試すことができたら、他の成分を追加して自分だけのオリジナルレシピに挑戦するのもおすすめです。

理想の肌に近づくために、自分の肌にあう成分を探していきたいですよね。

どんな成分を追加していけばいいのかわからないという人のために、効果別の追加したい成分例と作り方を以下に紹介していきます。

防腐効果の無水エタノール

基本的なグリセリン化粧水は保存料や防腐剤が入っていないため、保存期間が1週間程度と市販の化粧水に比べると短期間で使い切る必要があります。

少しでも長く使いたいという人には、防腐効果が期待できる無水エタノールを配合した作り方がおすすめです。

無水エタノールを加えたグリセリン化粧水

材料

精製水 … 100ml
グリセリン … 5ml(小さじ1)
無水エタノール … 5ml(小さじ1)

手順

  1. 化粧水に雑菌が繁殖することを防ぐため手はよく洗う
  2. 容器を煮沸消毒もしくはエタノールで消毒する
  3. 精製水・グリセリン・無水エタノールを容器に入れよく振って混ぜ合わせる

無水エタノールを材料に加えた場合、グリセリン化粧水を冷蔵庫で2週間程度保存・使用することが可能です。

精油を加えた「アロマ化粧水」

アロマボトルとラベンダー

化粧水づくりを楽しみたい人におすすめなのが、種類によって肌にさまざまな効果を発揮したり、好きな香りの化粧水をつくったりすることができる精油(エッセンシャルオイル)の使用です。

精油は水と混ざりづらいため、作り方にも順序がありますので確認してみましょう。

アロマ化粧水の作り方

材料

精製水 … 100ml
グリセリン … 5ml(小さじ1)
無水エタノール … 5ml(小さじ1)
好みの精油(エッセンシャルオイル) … 3~5滴

手順

  1. 化粧水に雑菌が繁殖することを防ぐため手はよく洗う
  2. 容器を煮沸消毒もしくはエタノールで消毒する
  3. 無水エタノールに精油を入れよく振って混ぜ合わせる
  4. グリセリンを入れさらに混ぜ合わせる
  5. 最後に精製水を入れよく振って混ぜ合わせる

種類豊富な精油の中からどのオイルを選べばいいのかわからないという人は、以下のおすすめ精油も参考にしてみてください。

肌タイプ別おすすめ精油(エッセンシャルオイル)

  • 普通肌 … ラベンダー
  • 乾燥肌 … カモミールローマン
  • 脂性肌 … ローズマリー
  • エイジングケア … ゼラニウム

気をつけたい精油(エッセンシャルオイル)

柑橘系精油の中には「光毒性」といって、紫外線にあたるとシミを作り出してしまう性質のオイルが存在します。

光毒性のある精油の例

・ベルガモット ・レモン
・グレープフルーツ

グリセリン化粧水に精油を使用する場合には、香りの好みだけでなく、オイルの性質も十分に理解して精油選びを行いましょう。

また、「アロマオイル」として販売されているオイルの中には、人工香料などで香りを楽しむタイプで化粧水として肌につけるのには向かないものもあります。

100%天然素材の精油(エッセンシャルオイル)を選ぶよう気をつけましょう。

 保湿成分を追加してより潤う化粧水に

オーガニック画像

肌を潤わせることができる保湿成分として、尿素・ヒアルロン酸は人気の成分ですが、より保湿力の高い「リピジュア」を使ったグリセリン化粧水はさらに保湿力が高くおすすめの手作り化粧水レシピです。

リピジュア

リピジュアは涙にも含まれる「リン脂質」という成分をモデルに作られたもので、その保湿力はヒアルロン酸の約2倍だといわれています。

ヒアルロン酸は1グラムで6リットルもの保水力がある成分ですので、その2倍の保湿力があるリピジュアにはますます期待が高まりますね。

実際にリピジュアを使用している人達の間でも使用感の評価は高く、グリセリン化粧水をさらに保湿力の高いものにしたいという人にはおすすめの成分です。

リピジュア配合化粧水の作り方

材料

精製水 … 100ml
グリセリン … 5ml(小さじ1)
リピジュア … 2.5ml(小さじ1/2)※

※リピジュアは最大で5ml(小さじ1)まで増やすことが可能です。

手順

  1. 化粧水に雑菌が繁殖することを防ぐため手はよく洗う
  2. 容器を煮沸消毒もしくはエタノールで消毒する
  3. 精製水・グリセリン・リピジュアを容器に入れよく振って混ぜ合わせる

手作り化粧水ならではの注意点!

保湿効果以外にもいくつかの効果を持ち、シンプルな工程で簡単につくることができるグリセリン化粧水ですが、手作り化粧水ならではの、気をつけたい注意点があります。

手作り化粧水を作って楽しむだけでなく、肌にとって効果的な保湿スキンケアになるように、注意しなければいけない点を守りながらグリセリンを扱うようにしてくださいね。

材料の分量に気をつける

グリセリンは吸湿性の高い性質から、入れすぎると肌の水分まで奪ってしまう可能性があります。

せっかくの保湿力を最大限活かすためにも分量は5~10%までとし、原液を肌につけることのないよう気をつけましょう。

他の材料でも、使いすぎることで効果が過剰に出てしまい逆効果になるものは多く存在します。

グリセリン化粧水に入れる材料については、適切な量を知って少しずつ自分にあう量を探していきましょう。

衛生管理に注意

基本的なグリセリン化粧水には保存料・防腐剤が入っておらず、雑菌などが繁殖しやすい環境になっているため、手の雑菌などが化粧水内で繁殖してしまうと、肌に使ったときに赤みや痛みなどの炎症を引き起こしかねません。

グリセリン化粧水を作るときには、容器や手のひらなどの清潔さを保ちつつ、手で蓋の内側に触れることのないように気をつけましょう。

使用期限を守る

海が背景の砂時計

保存料・防腐剤の入っていないグリセリン化粧水は、市販の化粧水と比べて雑菌が繁殖したり、劣化が早かったりする特徴があります。

手作りしたグリセリン化粧水は冷蔵庫で保存し、1週間で使いきるよう心がけましょう。

防腐効果のある無水エタノールを配合した場合でも2週間が使いきりの目安となります。

パッチテストを実施する

カルテを持って微笑む白衣姿の女性の画像

化粧水を手作りしたら、使用する前に肌のために配合した成分が自分にあっているかどうかパッチテストを行いましょう。

パッチテストはグリセリン化粧水に配合した成分が自分の肌には刺激が強すぎたり、アレルギー反応を引き起こしたりしないかどうか確認する大切なテストです。

以下の手順にそってパッチテストを行い安心してグリセリン化粧水を使えるよう準備しましょう。

パッチテストの手順

  1. お風呂あがりに二の腕の内側に化粧水を塗る
  2. 24時間ほど洗い流したり紫外線にあてたりしないようにする
  3. 赤み・かぶれ・かゆみなどの異常がでないか確認する

可能な場合は48時間観察することが望ましいですが、難しい場合でも24時間は肌の様子を確認してみましょう。

肌に異常を感じた場合は、肌への刺激が強いかアレルギー反応を起こしている可能性があるため、すぐに洗い流し使用を中止してください。

全然違う!ワセリンとグリセリンの異なる性質

グリセリンとワセリン、どちらも良く耳にする保湿成分ですが、実はその性質は大きく違うことを知っていましたか?

グリセリンとワセリンの違いについて、説明していきます。

保湿力が高い「ワセリン」の特徴

グリセリンと同様保湿力が高く多くの化粧品や医薬品に使われることのあるワセリンですが、ワセリンは石油を原料につくられた軟膏・クリーム状の保湿剤で、油性のため水に溶けづらい特徴があり、グリセリンとは保湿のメカニズムが違っています。

グリセリンとワセリンの保湿メカニズムの違い

グリセリンは肌に浸透し吸湿性の特徴を活かして水分を保持するタイプの保湿ですが、ワセリンは肌に浸透することはほとんどなく、塗ることで肌に膜をはりバリア機能を高め、肌の潤いを逃がさないようにするタイプの保湿です。

グリセリンが水に溶けやすく吸湿性が高いため化粧水と相性がいいのに対し、ワセリンは水分を逃がさずバリア機能を果たす乳液やクリームのような役割が向いているといえそうです。

まとめ

お団子頭の女性が頬に手を当ててリラックスした画像

注意点さえ気をつければ簡単に保湿力を実感できるグリセリン化粧水。

市販の化粧水のどの成分が自分にあっているのか・あわないのかを確認するのにも便利です。

理想の効果が期待できる成分選びや好みの香り探しなど、是非楽しみながら美肌対策を行ってみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です