顔のシミの原因を予防!毎日のホームケアで美肌を目指す

シミにも色々な種類があると知っていましたか?

この記事では、シミの種類別にレーザー治療などの医療行為でシミを薄くしていく方法や、美白化粧品に含まれる有効成分についてや、セルフケアでシミを予防する方法も合わせて紹介していきます。

(※)本記事内での「美白」は、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすの原因を防ぐ」ことです。

シミの種類と原因

シミを気にする女性のイラスト

シミの原因となるメラニン色素。数ある化粧品のコマーシャルなどでも、「メラニン色素」について触れていることが多く、「シミ=メラニン色素」と悪いイメージを持たれがちです。

しかし、本来メラニン色素は、皮膚がんなどの皮膚トラブルの原因となる紫外線から肌を守るために作られています。

健康な肌であれば、肌のターンオーバーによって周期的に古い角質が剥がれ落ちることで、シミの原因が蓄積されていくのを防ぐことができますが、肌のターンオーバーが正常に働かず、メラニン色素が黒く残ってしまったものがシミになるのです。

シミが出来る仕組みのイラスト

シミは大きく分けて4種類あり、原因も様々です。

自分のシミが以下に紹介するどの種類に当てはまるか、何が原因だったのかを確認してみてくださいね。

シミではなく痣ということもあるので、シミ以外の症状なのか区別がつかない場合は、皮膚科専門医に診断してもらうのが1番です。

老人性色素斑

主にシミと呼ばれているものは老人性色素斑が多く、他に日光性色素斑日光黒子とも呼ばれています。

顔の外側にできることが多く、小さなシミがたくさんできたり、あるいは大きなシミがいくつかできたりと現れ方も様々。

年齢を重ねるごとに数が増えたり色が濃くなったりする厄介なシミで、放置すると老人性イボと呼ばれる「脂漏性角化症」になる場合があります。

脂漏性角化症は、シミがブツブツに大きく盛り上がるのが特徴で、ひっかかってイボの部分にケガをしたり、視界に入って邪魔になったりと治療が必要になってくることもあります。

海水浴やレジャーなどで強い紫外線を浴びることはもちろん、少しの外出だからと日常的に紫外線の予防を怠ることで、メラニン色素が過剰に作られてしまうことが原因です。

炎症後色素沈着

ニキビ・虫刺され・湿疹・ケガなど肌に強い刺激が加わった後に、茶褐色の炎症後色素斑を引き起こすケースが炎症後色素沈着です。

強い刺激を受けることで肌に炎症が起きると、メラニン色素を作るもととなるメラノサイトが活性化。

たくさんのメラニン色素が作られることとなり、色素沈着を起こしてしまいます。

顔だけでなく身体にもできやすく肘をついたり股ズレをしやすい人は、刺激が原因で炎症後色素沈着を起こすこともあるので注意が必要です。

肝斑

女性にのみできるシミで男性にはできません。

産後の女性にできることが多いので女性ホルモンの変動や、メイクを落とすときに起きる過剰な皮膚への摩擦なども原因だと考えられています。

額や口の周りにできることもありますが主に両頬に現れ、左右対称で茶褐色をした、肝臓のような形をしているのが肝斑の特徴です。

雀卵斑(そばかす)

スズメの卵の模様に似ていることから雀卵斑といわれるようになったそばかす。

赤毛やブロンドの白人、日本では色白の人に多く、鼻の周りに小さく斑点のようにできるのが特徴です。

原因は遺伝性のものが多く、早い人では子供の頃にそばかすが出てきます。

思春期頃に濃くなって、紫外線の影響・過剰な皮膚への摩擦・妊娠・出産など、様々な原因で数が増えていきます。

シミの種類を一覧化した表

有効とされる治療法

脂漏性角化症を除いた、老人性色素斑・炎症後色素沈着・そばかす・肝斑に限った治療法ですが、皮膚科や美容外科では様々なシミの治療を行っています。

シミの治療

  • レーザー治療…シミなどの濃い色の色素のみに反応して壊すので周りの皮膚へのダメージも少なく、ピンポイントに照射してシミを治療できるのが特徴です。1cmのシミに対して約1万円の費用を設定しているところが多いです。

  • 光治療…レーザー治療よりも効果は緩やか。広範囲に光を当てて少しずつシミを薄くしていく治療法なので、何度か通院して施術する必要があります。1回の照射で価格は約2万円です。

  • ハイドロキノン…メラニン色素が作られるのを抑える成分で、美容外科などでは「肌の漂白剤」と呼ばれている塗り薬です。レーザー治療などで色素沈着を防ぐためや、レーザーを当てることができない肝斑の人に処方されます。保険は効かず、1か月3千円程度かかります。

  • トレチノイン…ビタミンAの一種であるトレチノインは、ハイドロキノンと併用されることが多い塗り薬です。ハイドロキノンがメラニン色素の生成を抑えるのに対し、トレチノインは皮膚を新しく生まれ変わらせる“ターンオーバー”の働きを促進して古い角質を剥がす働きがあります。こちらも保険外で費用は1か月約6千円です。

毎日のケアがシミの原因を予防する

徹底的に紫外線対策を

雲と日差しの写真

シミをセルフケアで消すのは難しいですが、シミの原因を予防することはできます。

シミの主な原因となる紫外線から肌を守ることが大切。日々のUVケアで紫外線から肌を守り、シミを作らせないようにしましょう。

顔のシミ対策には肌にやさしい日焼け止めを

満足げな表情の女性

日焼け止めに配合される紫外線を防ぐ成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。

紫外線吸収剤は、T-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど化学的に作られた成分が配合されているので肌への刺激を感じることもあり、敏感肌の人は使用前に注意が必要です。

紫外線散乱剤は、酸化チタンや酸化亜鉛が配合されていることが多く、こうした金属は紫外線に当たることによって活性酸素を発生させてしまいます。

活性酸素により肌細胞が酸化、すなわち老化してしまうのです。

最近では紫外線吸収剤紫外線散乱剤の成分をコーティングして、肌への負担を和らげる製品が開発されています。

コーティング成分のひとつであるシリコンは落ちにくく、洗い流すときに肌への負担が大きくなるので、ノンシリコンの日焼け止めがおすすめです。

皮膚が薄い顔には、肌への負担が少ない日焼け止めで紫外線をブロックして、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えましょう。

腕など身体のシミはSPFやPAが高い日焼け止めを

麦わら帽子と日焼け止めの写真

皮膚が薄い顔などには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の成分をコーティングした肌にやさしい日焼け止めがおすすめですが、腕や身体は顔と比べて皮膚が厚くて丈夫(※健康な肌質の人の場合)なので、シチュエーションに合わせてSPFやPAが高いタイプの日焼け止めを選ぶということを重点に置きます。

敏感肌の人は肌への負担が少ない吸収剤フリーの日焼け止めを選びましょう。

SPFやPAの数値が高いものは落ちにくく、クレンジングするときの摩擦も刺激となることがあるので、SPFやPAの数値が高すぎないもの、クレンジング時の摩擦による肌への刺激を抑えたクレンジング不要のタイプのものがおすすめです。

現在、国内で最高値の日焼け止めはSPF50+PA++++で、PAの+は数が多くなるほど日焼けを防止する効果が高くなります。

SPFの数値の目安は、1時間ほどの通勤や買い物であればSPF30程度の日焼け止めを。1時間以上、紫外線を浴びてしまうときにはSPF50を選びましょう。

身体は顔よりも皮膚が厚いとはいえ、紫外線を長期間浴びるとシミの原因となるメラニン色素が発生してしまいます。

肌の状態や紫外線を浴びる状況を考えて、適切な数値の日焼け止めで、身体全体のUVケアをすることが大切です。

美白化粧品でシミ対策と予防

スキンケア商品のイラスト

紫外線対策と合わせてスキンケアでもシミを予防することができます。

美白化粧水(※)といわれている市販のスキンケア製品の成分をチェックして、選び方の参考にしてくださいね。

(※)この記事における美白とは、「シミの原因を抑える・予防する・メラニンの生成を抑えてシミを防ぐ」ということです。

化粧品に含まれる有効成分

黒色メラニンの生成を防ぐビタミンCやハイドロキノン

メラニンには肌色メラニンと黒色メラニンがありますが、ビタミンCやハイドロキノンは黒色メラニンに対して作用します。

メラニンの生成を防ぐほか、すでにある濃いシミの色を淡い色に変える働きがあります。

参照:クリニック桜丘~ビタミンC点滴~

メラニンの生成を抑える成分のハイドロキノンやアルブチン

ハイドロキノンやビタミンCの他にアルブチン・ルシノール・コウジ酸・エラグ酸がありますが、メラニンの生成を抑える効果が1番高いのはハイドロキノンで、その効果はアルブチンやコウジ酸の約100倍ともいわれています。

アルブチンは資生堂が、ルシノールはPOLAが開発したハイドロキノンの仲間で、コウジ酸は麹から発見された物質、エラグ酸は野菜や果物から発見された物質です。

メーカーごとに様々な有効成分が開発され販売されていますが、全てメラニンの生成を抑える成分であることを覚えておきましょう。

参照:湘南美容外科~ハイドロキノン~

ターンオーバーを促進してシミの原因を抑えるレチノール

香草の写真

レチノールはトレチノインと同じビタミンAの一種です。

病院や美容クリニックでしか処方されないトレチノインに比べると効果は弱いですが、トレチノインと同様にターンオーバーを促進してシミの原因を抑える働きがあります。

他に大塚製薬が独自に研究・開発したエナジーシグナルAMPという成分もあり、AMPはもともと私たちの身体に存在している成分のため、肌細胞の生まれ変わりを促進する作用を持っています。

情報を阻害する成分のトラネキサム酸やカモミラET

カモミールの写真

トラネキサム酸はトランサミン製剤として肝斑を治療するときに内服薬として使われています。

紫外線を浴びると、肌細胞からメラニンを作れという情報がメラノサイトに伝達されるのですが、トラネキサム酸が情報の伝達を阻害。

結果、メラニンの生成が抑えられてシミを予防することができるのです。

トラネキサム酸は元々、止血剤なので、他の治療で服用している方や高齢者の方は医師に申告してから使用しましょう。

カモミラETは花王が独自に開発し、薬用美白成分として初めて国に認められた有効成分で、他のメーカーではカモミールや、カミツレエキスなどと表示されています。

メラノサイトへ「メラニンを作れ」という指令を出すエンドリセンという物質を抑制し、メラニン生成の情報伝達を阻害するほか、エンドセリンはすでにあるシミにも多く存在するため抑制することによってシミが薄くなるともいわれています。

参照:つかさクリニック~トラネキサム酸の働き~

参照:花王ソフィーナ~カモミラET~ソフィーナの美白メカニズム~

肌を保湿することもシミ予防に

微笑みかける女性の写真

肌が乾燥していると、アレルゲン物質や紫外線などの外部刺激から守るバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が正常に働かなくなると紫外線が侵入しやすくなり、肌トラブルが起こるほか、シミの原因となるメラニンが増えてしまうのです。

他にも、乾燥すると皮膚が生まれ変わる周期(ターンオーバー)が乱れるので、メラニンが含まれた古い角質が残ってしまい、こうした蓄積がシミが濃く見えてしまう原因になってしまうこともあります。

セラミドやヒアルロン酸などが配合された高保湿化粧品で肌に潤いを与えて、乾燥させないことが大切です。

日焼け止めは肌を乾燥させることがあるので、朝晩のケアだけでなく日焼け止めを塗る前にもしっかりと化粧水やクリームなどで保湿しましょう。

バランスの整った食事と十分な睡眠をとる

バランスの取れた食材

バランスが良い食事は、身体の内側から紫外線によるダメージを回復してくれます。

摂取した栄養が肌細胞に届くとターンオーバーの周期も整うようになり、正常な肌を保つことができるので、ビタミン類やたんぱく質・亜鉛などを積極的に摂りましょう。

身体のバランスを整える上では、質の良い睡眠も重要です。

入眠後3~4時間は「肌のゴールデンタイム」とも呼ばれ、成長ホルモンが活発に分泌される時間です。

成長ホルモンが活発に分泌されると肌の生まれ変わりであるターンオーバーも作用しやすいため、入眠から3~4時間を熟睡することで肌環境の改善を期待することができますよ。

寝る直前にはスマートフォンの電源を切りブルーライトを浴びないようにする、リラックスできるオイルを使用するなど、眠る前の生活習慣にひと工夫するだけで睡眠の質は変わるのでぜひ試してみてください。

参照:日本橋清州クリニック~佐藤院長のやさしい医療のお話し~

まとめ

シミには色々な種類があり、なかなか判別するのは難しいので皮膚科医のカウンセリングを受けるといいでしょう。

治療法も紹介しましたが、たとえレーザー治療などでシミを取ったとしても完全に除去できるものではありません。再発する可能性もあるということを頭に入れておきましょう

紫外線はシミの元のなるメラニン色素を作り、肌の乾燥は紫外線を肌内部へ届ける原因となってしまうので、日頃の紫外線対策や保湿ケアが重要です。

シミの原因となる紫外線や乾燥から肌を守り、将来のために今のうちから悩みのタネを取り除きましょう。

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