【3分で分かるサーチュイン遺伝子】TVで話題の若返りの秘密とは?

遺伝子と科学者男性

最近テレビでも話題になっているサーチュイン遺伝子。

見た目が若返り、寿命も伸びるというテレビや雑誌で伝えられているうわさは本当なのでしょうか。

そこで本記事では、サーチュイン遺伝子とはいったい何か、最新の研究で明らかになっていることを分かりやすく紹介します。

若返り遺伝子「サーチュイン遺伝子」って何?

遺伝子と虫眼鏡

サーチュイン遺伝子とは、老化や寿命のスピードをコントロールする遺伝子のことです。

遺伝子と聞くと難しく感じる方もいると思いますが、遺伝子とは「身体全体の指揮をとっている司令官」みたいなものと考えてください。

遺伝子は身体の細胞の中に約3万個あり、髪や肌の色を決めているものなど、それぞれの遺伝子が違った働きをしています。

老化や寿命をコントロールする司令官

約3万ある遺伝子の中でサーチュイン遺伝子は、司令官です。

人間が老化する原因はおよそ100以上あると考えられ、主な原因は以下のような仮説があげられます。

100ある老化の原因の代表的な仮説

☑ ミトコンドリア説

身体のエネルギーをつくるミトコンドリアが加齢によって衰えることで代謝が落ち、体内で必要なエネルギーが低下し、様々な老化減少を起こしてしまうという説。

☑ 酸化ストレス説

身体を酸化させてサビさせてしまう活性酸素によって病気や老化を起こしてしまうという説。

☑ テロメア説

DNAの両端にあるテロメアと呼ばれる物質が、細胞が分裂することによって少しずつ短くなると老化するという説。

※参考:書籍「あなたの健康寿命はもっとのばせる」日本文芸社(2017)

サーチュイン遺伝子はこのようなヒトの身体の老化原因をおさえることによって、見た目を若々しくし、寿命をのばす効果があると考えられているのです。

さらに、アンチエイジング効果だけでなく、アルツハイマー病などの神経性疾患、動脈硬化、糖尿病、メタボなど様々な疾患にも関与していることが、現在の遺伝子研究でわかってきています。

※出典:日本老年医学会雑誌 47巻 1 号「長寿遺伝子 Sirt1 について」(2010:1)

サーチュイン遺伝子は起こす必要がある

ベッドで眠る女性

身体の中に老化を遅らせてくれる遺伝子があるのなら、なぜわたしたちはどんどん老いていってしまうのでしょうか。

実は普段の生活ではサーチュイン遺伝子は眠っていてはたらいていません。

電源でいえばオフの状態になっているので、オンにしてあげる必要があるのです。

サーチュイン遺伝子を活性化するには?

飛び跳ねる女性

サーチュイン遺伝子は老化の要因をコントロールしていますが、普段はスイッチがオフ状態となっています。それでは、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにするには何が必要なのでしょうか。

お腹が空いたらスイッチ「ON」

食欲を我慢している女性

サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにするもっとも簡単で効果的な方法が「お腹を空かせること」による食事制限です。

実際に、アメリカの研究チームの論文「30%のカロリー制限をしたアカゲザルは老化がおさえられ、毛並みや姿勢も若々しくなる」という研究が報告され、アメリカで最も有名な科学雑誌「Science」でも記載されました。

【研究】空腹状態のサルの生存率が上がった!

以下の写真をみてください。

アカゲザルのカロリー制限実験結果

A,B:カロリー制限「なし」のアカゲザル C,D:カロリー制限「あり」のアカゲザル 引用:Science 2009;325:201-204「Caloric restriction delays disease onset and mortality in rhesus monkeys.」

写真左のA・Bのアカゲザルには欲しがるままにエサを与え、写真右のC・Dのアカゲザルはカロリーを制限がされていました。

実験は20年に渡って行われ、カロリー制限ありのサルのほうがカロリー制限なしのサルよりも生存率が高く、毛並みにもツヤがあり、若々しいという実験結果でした。

さらに、カロリー制限をしたグループのサルはがんや心臓病の発症は約半数、糖尿病はゼロで、空腹が老化防止に高い効果があることが確認されました。

実験の結果から生物が飢餓状態になると、生物の自らの身を守ろうとする防衛反応から、サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると考えられています。

ワインとぶどう

さらに、最近の研究ではサーチュイン遺伝子を活性化するのはカロリー制限だけではなく、赤ワインに含まれるレスベラトロールというポリフェノールによっても活性化されることが研究によって明らかになっています。

しかし、赤ワインはグラス約50杯の量を飲まないとサーチュイン遺伝子は活性化しないため、最近ではレスベラトロールを摂取できるサプリメントもでてきています。

サーチュイン遺伝子を活性化させるサプリメントや、サーチュイン遺伝子を活性化する具体的な方法について詳しく知りたい方は以下ページもチェックしてみてくださいね。

☑サーチュイン遺伝子を活性化する編集部おすすめサプリ

☑サーチュイン遺伝子を活性化する3つの方法

本当にサーチュイン遺伝子で若返るの?

インターネット上にはサーチュイン遺伝子の長生きや若返りの効果について否定している情報もありますが、本当のところはどうなのでしょうか?

2015年「本当に長寿遺伝子であること」が発表

サーチュイン遺伝子活性化によって寿命が伸びることに対して疑問の声もありましたが、2015年に遺伝子研究の最先端「国立遺伝学研究所」によってサーチュイン遺伝子が本当に長寿遺伝子であることが発表されます。※

こちらの研究では、酵母菌をつかい寿命を自由に変化させることにも成功するなど、サーチュイン遺伝子が老化を防ぐ仕組みを解明しています。

酵母はヒトと老化する仕組みが似ているため、酵母の老化メカニズムが判明したことにより、ヒトが老化する仕組みの解明へと一歩近づきました。

不老長寿や20歳以上も若返るなどテレビの表現などは誇張されていると思いますが、「サーチュイン遺伝子は長寿に関係が深い」として研究がすすめられているのが現状です。

※“出典:「サーチュイン遺伝子は、本当に長寿遺伝子だった -ゲノムを安定化することで老化を防ぐ作用機序を解明-」(2015)”

まとめ:腹八分に医者いらず

スキップしている女性と子供2人

サーチュイン遺伝子の長寿の研究の信憑性にかかわらず、昔から「腹八分目に医者いらず」といわれている通り、「お腹を空かせること」は若さや健康にいいことですね。

実際に、黒木瞳さんや京本政樹さん、GACKTさんといった若くて活力がある芸能人の方は腹八分や1日一食といった食事管理をしっかりしています。

サーチュイン遺伝子をはじめ、今後の長寿研究結果に注目が集まりますが、まずは栄養バランスに気をつけながら、普段の食事の量を2~3割おさえることから始めていきましょう。

サーチュイン遺伝子を活性化する具体的な方法について知りたい方は以下の記事もチェックしてみてくださいね。

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