大人ニキビにワセリンって使ってもいいの?ワセリンの効果と使い方

ワセリンとヴァセリン

ワセリンはさまざまな使い方ができる便利なアイテムですが、大人ニキビができる原因や肌質によっては大人ニキビのケアにも使うことができます。

大人ニキビにワセリンをおすすめしたい理由やワセリンを使った大人ニキビケアの正しい方法を知って、効果的な大人ニキビケアをしてみましょう。

ワセリンが大人ニキビに効果的といわれる理由

ワセリン 指

ワセリンとは石油を精製した時に出る「ペトロラタムゼリー」から不純物を取り除いてできる保湿成分で、100%石油からできている固形の鉱物油(ミネラルオイル)のこと。

ガソリンやプラスチックの原料でもある石油からできていると聞くと、ワセリンは身体に良くないのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。

しかしワセリンは目の治療で使われる軟膏や、肌表面を守る保湿クリームとして医薬品にも配合されるほど肌への刺激が少ない成分のため、肌につけても問題ありません。

ワセリンは、ペトロラタムゼリーから取り除く不純物の量の違いによって4つに分かれており、不純物が少ない純度の高いワセリンであるほど、肌に与える刺激が少なくなります。

▼ワセリンの種類を純度が高い順番に紹介

  • サンホワイト
    セリンの中でも一番不純物を取り除いている、純度の高いワセリン。
  • プロペト
    白色ワセリンからさらに不純物を取り除いたワセリン。
  • 白色ワセリン
    白い色のワセリンで化粧品や医薬品にも使用される。
  • ヴァセリン(黄色ワセリン)
    黄色い色のワセリンで不純物が肌に刺激を与える可能性がある。

ワセリンは医薬品として使用されるほど肌に安心の保湿成分であることが分かりましたが、どうして大人ニキビに効果があるといわれるのか、その理由を解説していきます。

理由①高い保湿効果があるから

白いクリーム

ワセリンには化粧水や美容液のように、肌に水分や栄養分を与える働きはありませんが、肌の表面を覆う膜になり、肌の水分が蒸発して乾燥するのを防ぐ働きをもっています。

乾燥した肌は、紫外線や摩擦といった外側からの刺激に対して肌を守ろうとする「肌のバリア機能」の働きが低下するため、皮脂を過剰に分泌したり、肌表面の角質を固く、分厚くしたりすることで肌を守ろうと働きかけるのです。

しかし、肌を守るために皮脂を過剰に分泌することは毛穴に皮脂が詰まる原因になり、肌表面の角質が固く分厚くなることは毛穴の表面を塞ぐ原因になってしまいます。

皮脂が詰まった毛穴の表面が塞がれてしまった結果、毛穴の中にニキビの原因菌であるアクネ菌が溜まって繁殖するため、大人ニキビが増えることになってしまうのです。

肌の乾燥が原因でできる大人ニキビに悩んでいる人にとっては、高い保湿効果があるワセリンを使った大人ニキビケアは効果的であるといえるでしょう。

理由②肌に刺激を与える成分を含まないから

目元にクリームを塗っている女性

ワセリンは石油を精製してできるものだけで作られた保湿成分のため、防腐剤や合成香料といった肌に刺激が強い添加物を配合していません。

肌への刺激は「肌のバリア機能」を低下させて、大人ニキビの発生や悪化につながる恐れがあるため、肌に刺激が少ないワセリンは大人ニキビの保湿に効果的であるといえますよ。

ワセリンに大人ニキビを治す効果はない

大人ニキビの原因になる肌の乾燥にアプローチする保湿効果があり、大人ニキビの炎症時でも肌に刺激が少なくて安心のワセリンですが、大人ニキビの炎症を抑える直接的な効果はありません。

できてしまった大人ニキビの炎症を抑えるためには、「グリチルリチン酸ジカリウム」といった抗炎症作用をもつ成分を配合したスキンケア商品を使うのがおすすめです。

ワセリンを使った大人ニキビ対策の正しい方法

ワセリンは刺激を与える成分を含んでおらず大人ニキビに悩むデリケートな肌にも使いやすい一方、100%油分でできていることから正しい方法で使わないと大人ニキビを悪化させる可能性もあるので注意が必要です。

大人ニキビのケアにワセリンを使用するときに気をつけてほしい、ワセリンの正しい使い方を紹介していきます。

ワセリンの前には丁寧な保湿を

頬に手を当てる女性のスキンケアイメージ

ワセリンを肌になじませる前には、保湿スキンケア化粧品を使って肌に水分を与えるようにしてください。

肌を覆って、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ働きに優れているワセリンですが、ワセリンそのものは油分なので、肌に水分や美容成分を与えることはできません。

肌に充分な水分がないと肌が乾燥して、肌のバリア機能の低下を招いてしまい、大人ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりを引き起こしかねないので、ワセリンを使う前には化粧水や乳液を使った保湿スキンケアを欠かさないでください。

ワセリンの適切な使用量を守る

大人ニキビ対策にワセリンを使う時は、米粒1つ分の量を使いましょう。

100%油分であるワセリンをつけすぎると毛穴にワセリンの油分が詰まったり、肌表面の油分が増えたりするため、大人ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖して、大人ニキビを増やしてしまう恐れがあります。

またワセリンの油分は水ですすいでも簡単に落とせないので、洗い流しきるために洗浄力の高いクレンジング料を使ったり、ごしごしと力をこめて洗顔したりする必要があり、大人ニキビを刺激して悪化につながる可能性も考えられます。

ワセリンを使った大人ニキビケアをするときには米粒1つ分のワセリンを、優しく肌に伸ばすようにつけてくださいね。

大人ニキビケアにワセリンを使うときの注意点

ワセリンは高い保湿力があり大人ニキビ対策に便利なアイテムですが、使い方次第では大人ニキビを悪化させてしまう場合もあります。

大人ニキビを悪化させないために、使用する前にワセリンの注意点を知りましょう。

炎症している大人ニキビには使わない

アレルギーで顔に赤みや炎症がある女性のイラスト

ワセリンは乾燥からできる大人ニキビの予防には効果的ですが、大人ニキビが炎症を起こしている時は使用を控えてください。

大人ニキビの炎症は大人ニキビの原因菌「アクネ菌」が増殖し、皮脂を分解した時に発生します。

アクネ菌は空気が入らない、皮脂が多いところを好むため、ワセリンで肌を覆ってしまうとアクネ菌が増殖して大人ニキビの炎症をひどくする可能性があります。

大人ニキビが炎症を起こしている時はワセリンを使用せず、大人ニキビの炎症を抑える成分を含んだスキンケア商品または薬品等を使って炎症を抑えることが大切です。

オイリー肌(脂性肌)の人は使わない

油と皿

大人ニキビが発生する大きな原因は、毛穴がつまって皮脂が溜まり大人ニキビの原因菌「アクネ菌」が繁殖することです。

もともとオイリー肌(脂性肌)の方は普通の肌より皮脂の分泌が多いため、油分であるワセリンを塗って肌に油分が増えるとアクネ菌も増殖して大人ニキビを増やす可能性があります。

オイリー肌(脂性肌)の方はワセリンを使用せず、できるだけ油分が少ないアイテムを使って大人ニキビをケアするようにしましょう。

まとめ

ワセリンは大人ニキビに有効な成分が入っているわけではありませんが、油分で肌をパックすることで乾燥からできてしまう大人ニキビの予防してくれます。

しかし脂性肌の方や、大人ニキビが炎症を起こしている時は、ワセリンを使わないほうがいい場合もありますので、注意点をしっかり踏まえたうえで大人ニキビケアの一つとして使ってみてください。

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