オーガニックコスメ
中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

「無添加化粧品」と聞くと、肌に負担をかけにくく敏感肌など肌が弱い方でも安心して使えそうに感じますが、洗顔やクレンジング後のまっさらな状態の肌に最初につける保湿剤である化粧水を無添加なものにすると、どんな効果があるのでしょうか。

本記事では、肌の保湿に欠かせない化粧水を無添加なものにした時に起こる、肌へのメリット・デメリットや注意点、おすすめな無添加化粧水を紹介していきます。

無添加化粧水に興味がある人や、無添加化粧水を使ってみようと思っている方は参考にしてみてくださいね。

本当に安全?無添加化粧水とは

化粧瓶

無添加をうたった化粧水は世の中に数多く存在しますが、無添加化粧水とは一体なんなのか、「無添加化粧水」の一般的な定義から、同じく良く耳にするオーガニック化粧水との違いを紹介していきます。

無添加の定義はさまざま

レモンとラベンダーとケアクリーム

そもそも「無添加」とは、「添加物が無配合」という意味で用いられる言葉。

ただし、添加物にはさまざまな種類があるため、添加物が1つも入っていないときだけではなく、ある1つの添加物が入っていなくても「無添加」であるということができます。

無添加化粧水のイラスト

極端な例を挙げてしまうと、界面活性剤・パラベン・香料・着色料など、複数の添加物が含まれていない化粧水は「無添加化粧水」といえるし、アルコールのみ配合していない化粧水でも「無添加化粧水」といえるのです。

無添加にこだわる化粧品メーカーが多いのは、肌に刺激を起こしやすい添加物を含む103種類の成分を表示する義務があったことから始まりました。

旧表示指定成分と呼ばれる添加物を含む103種類の成分が配合されていないことを消費者に示すために「無添加」という言葉が使われだしたのです。

無添加化粧水と名乗っている化粧水のほとんどは、肌に刺激をもたらす添加物や成分がすべて配合されていないというわけではないので、自分の肌がどの添加物や成分と相性が悪いのか、事前に調べておく必要があるといえます。

無添加化粧水のメリット・デメリット

スキンケアをする女性

無添加化粧水は肌に刺激を与えやすい添加物の配合量が少ないため、肌にやさしい化粧水であるとはいえますが、選び方や使い方次第で肌荒れの原因にもなってしまいます。

無添加化粧水が肌にもたらすメリットとデメリットを紹介していくので、無添加化粧水を選ぶことは自分のスキンケアに最適といえるのか、考えてみてくださいね。

添加物配合の化粧水より肌にやさしい

化粧水を手に出す

無添加化粧水を選んだ時のメリットとして、添加物ばかりで構成された化粧水よりも肌に刺激をもたらさないことが挙げられます。

添加物ばかりで構成された化粧水は、敏感肌や肌荒れしている時の肌に刺激をもたらして、肌荒れや炎症の悪化を引き起こします。

そのため、肌に刺激をもたらしやすい添加物が配合されていない無添加化粧水のほうが、敏感肌の方や肌荒れ中の方に最適な化粧水であるといえるのです。

刺激を感じる・感じない添加物の違いは人によってさまざまなので、自分の肌に合わない添加物を排除した化粧水を選べば、いつも健康な肌の状態に導くことができますよ。

防腐剤無添加タイプは保管方法に要注意

指でバツを作る女性の画像

無添加化粧水のデメリットは、無添加化粧水の中でも防腐剤(パラベンを含む)が無添加と記載されている場合は、保管の環境や使用方法に注意が必要であること。

防腐剤が配合されていない化粧水は、肌に刺激をもたらしにくいものの、配合された成分が腐ることなく商品の品質を一定期間保てなくなってしまうので、商品に記載されている消費期限を守って使うことが大切です。

また成分の変質を防ぐために、直射日光が当たったり高温多湿だったりする環境での保管は絶対に避けましょう。

無添加とオーガニックは別物!

スキンケア化粧品ボトルがならんでいる様子

言葉のイメージからか、無添加を英語にしたのがオーガニックと思われがちで、並列な印象に見られることが多い「無添加」と「オーガニック」ですが、実は全くの別物でそれぞれ違った意味を持って使われています。

無添加化粧水とオーガニック化粧水の意味の違いは以下の通りです。

無添加化粧水

指定された添加物が使用されていない化粧水のこと。
天然由来の成分だけでつくられているわけではなく、指定された成分以外の合成成分も配合されており、何の成分が無添加なのか商品購入前に自分で見極める必要がある。

オーガニック化粧水

天然の成分だけでつくられた化粧水のこと。
植物・動物系のアレルギーを持っている人がアレルギー反応を起こすことがあるため、天然成分であるから100%安心とはいえない。

無添加化粧水とオーガニック化粧水は、人工でつくられた成分が配合されているかいないかが大きな違い。

無添加化粧水は、何の成分が無添加とされているのかを見極めて使うべき化粧水であり、オーガニック化粧水は100%天然成分だからといって、肌荒れを起こさないわけではない化粧水です。

刺激を起こしやすい成分が無添加であれば安心なのか、植物や動物のアレルギーをもっていないから安心なのか、購入するときに自分の肌質や体調に合わせて化粧水を見極める必要があります。

無添加化粧水の選び方

実験する女性

無添加化粧水は、自分の肌に刺激をもたらす成分が無添加なのかどうかを見極めて選びましょう。

無添加化粧水は、商品によって何をもって無添加とするのかが違います。

そのため、肌にやさしく刺激の少ない化粧水を選ぶために無添加化粧水を選ぼうとしているのならば、成分表示やパッケージを見て、何の成分が配合されていない無添加化粧水なのかを確認するのが大切です。

敏感肌の方や、肌にやさしい化粧水を探している方は、以下に挙げる添加物が皮膚刺激をもたらしやすいので、以下の添加物が配合されていないことを明記している化粧水を選んで使ってくださいね。

皮膚刺激をもたらしやすい添加物

・石油系界面活性剤(界面活性剤)
・パラベン ・防腐剤 ・鉱物油
・アルコール(エタノール)
・紫外線吸収剤 ・シリコン
・香料 ・着色料 ・キレート剤

化粧品のプロが厳選|無添加化粧水TOP5

保湿剤や化粧水を手にとるイメージ写真

無添加化粧水は「肌に刺激をもたらす成分がすべて含まれておらず、絶対に安心な化粧水」ではないため、自分の肌に合わない成分や肌荒れを起こしやすいとされている添加物を含んでいない化粧水を選ぶことが大切です。

そこで本記事では、化粧品成分について研究中でコスメコンシェルジュの資格を持つ筆者が、市販されているあらゆる化粧水の中から添加物の配合割合が少ない化粧水を調査。

肌に負担をかけにくく、肌に豊富なうるおいを与えることができる無添加化粧水を5商品厳選しました。

琉白 月桃バランスローション

琉白 月桃バランスローションの写真120ml 3,960円(税込)
化粧水20ml付きトライアルセット 990円(税込)
※初回限定価格

琉白 月桃バランスローションの全成分

水・ゲットウ葉水・グリセリン・BG・ベタイン・レウコノストック/ダイコン根発酵液・グリチルリチン酸2K・褐藻エキス・ニガリ・キサンタンガム・クビレヅタエキス・セイヨウノコギリソウエキス・セージ葉エキス・カニナバラ果実エキス・タイムエキス

琉白の月桃バランスローションは、ゆらぎやすい敏感肌を安定化させるゲットウ葉ハーブ水をベースにして作られた無添加の高保湿化粧水。

肌にうるおいを与え、バランスを整える植物エキスが豊富に配合されていて、荒れがちな肌をやさしくケアしながら保湿ができますよ。

アンナトゥモール ナチュラルローション しっとり

アンナトゥモール ナチュラルローション しっとりの写真120ml 2,000円(税抜)

ナチュラルローション しっとりの全成分

水、グリセリン、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、セージ葉エキス、トウキ根エキス、オタネニンジン根エキス、オウゴンエキス、ニオイテンジクアオイ油、キサンタンガム

アンナトゥモールのナチュラルローション しっとりタイプは、肌に刺激をもたらしやすい添加物が配合されていない肌にやさしい保湿化粧水。

美容成分のヒアルロン酸とコラーゲンが配合され、肌のうるおいを保つ作用があります。

とろみをつけるために配合された増粘剤のキサンタンガムも、肌への刺激はほとんど感じない成分なので、敏感肌や肌荒れ中のデリケートな肌でも安心して使える化粧水です。

ファンケル 無添加FDR乾燥敏感肌ケア 化粧液

ファンケル 無添加FDR乾燥敏感肌ケア 化粧液の写真10ml×3本 1,836円(税込)

ファンケル 無添加FDR乾燥敏感肌ケア 化粧液の全成分

水・ジグリセリン・BG・DPG・グリセリン・ベタイン・メチルグルセス-10・グリコシルトレハロース・アセチルヒドロキシプロリン・グリチルリチン酸2K・マルチトール・加水分解水添デンプン・ペンチレングリコール・カルボキシメチルデキストランNa・カルボマーK・キサンタンガム・リン酸2K

無添加にこだわるファンケルから発売されている、無添加FDR乾燥敏感肌ケア 化粧液は、肌に刺激をもたらしやすい防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を配合さずにつくられた肌にやさしい化粧水。

バリア機能が低下している乾燥肌や敏感肌にたっぷりとうるおいを与え、肌にヒリヒリとしみず、やさしく肌になじんでくれますよ。

Mマーク 肌をうるおす保湿浸透水 モイストリッチ

Mマーク 肌をうるおす保湿浸透水 モイストリッチの写真120ml 1,512円(税込) 110ml 972円(税込)

Mマーク 肌をうるおす保湿浸透水 モイストリッチの全成分

水・BG・グリセリン・1,2-ヘキサンジオール・ダイズ種子エキス・ダイズ発酵エキス・加水分解ダイズタンパク・ダイズステロール・セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド5・セラミド6Ⅱ・ヒアルロン酸Na・カルボキシメチルヒアルロン酸Na・トレハロース・水添レシチン・キサンタンガム・クエン酸・クエン酸Na

Mマーク 肌をうるおす保湿浸透水モイストリッチは、特に乾燥に悩む人におすすめの化粧水で、肌のバリア機能が低下した肌をやさしくうるおしてくれます。

高保湿成分のヒト型セラミドが豊富に配合されているので、肌にしっとりとしたうるおいをもたらし、ヒリヒリとしみることなく敏感肌でも効果的に保湿をすることができますよ。

天使の美肌水 しっとりタイプ

天使の美肌水 しっとりタイプの写真310ml 734円(税込)

天使の美肌水 しっとりタイプの全成分

水・尿素・グリセリン

天使の美肌水 しっとりタイプは、水・尿素・グリセリンしか配合されていない、究極の無添加化粧水。

肌に刺激をもたらしやすい防腐剤やアルコールはもちろん、とろみ付けのための増粘剤や香り付けのための香料なども配合されておらず、シャバシャバとした使い心地で、たっぷり使って重ねづけをするのがおすすめです。

完全無添加!こだわりの化粧水を紹介

クレンジングが3つ並んでいる

先ほどまでは、特定の成分が無添加なおすすめの化粧水を5商品紹介してきましたが、肌に刺激をもたらしやすい成分が全く含まれていない、完全無添加化粧水を紹介します。

さらに、紹介した完全無添加化粧水が本当に肌に刺激を起こしにくいのか、敏感肌のハリツヤ研究員 佐々木が実際に使用して検証してみました。

サプミーレ モイストウォーター

サプミーレ モイストウォーターの写真120ml 2,592円(税込)
化粧水含むトライアルセット 980円(税込)

サプミーレ モイストウォーターの全成分

水・グリセリン・プロパンジオール・ザクロ果実エキス・ツボクサ葉エキス・カンゾウ根エキス・カミツレ花エキス・オウゴン根エキス・イタドリ根エキス・ローズマリー葉エキス・チャ葉エキス・ヒアルロン酸Na・グリセリルグルコシド・ラフィノース・シトルリン・ソルビトール・レイコノストック/ダイコン根発酵液・水添レシチン・スクワラン・グリチルリチン酸2K・BG

サプミーレ モイストウォーターは、すべての成分が植物由来でつくられているので肌に刺激を与えにくく、敏感肌の方でも安心して使いやすい化粧水。

オーガニックの中でも最高権威のエコサート認証を受けた植物由来の成分配合が、乾燥や肌荒れを起したキメが乱れた肌を整えてくれますよ。

使用者
佐々木理緒
《完全無添加の刺激性を敏感肌が実証》

肌への刺激やヒリつきは全く感じずに使うことができました。

しかしまるで水のようにサラっとしているので、保湿力はあまり高いとはいえない使い心地でした。

保湿力よりも肌へのやさしさを重視して、徹底的に無添加にこだわる人にはおすすめだといえる化粧水です。

完全無添加化粧水のメリット・デメリット

頬に手を添えて悩む女性

肌に刺激をもたらしやすい添加物を含まずにつくられた化粧水は、肌に負担をかけにくいため肌荒れを起こす可能性が低くなることがメリットです。

しかし、成分の防腐剤や酸化防止剤が含まれていないため、高温多湿の場所を避け、商品に記載された使用期限を守って使用しないと、化粧水が腐って肌に刺激をもたらしてしまい、肌荒れを起こしてしまうというデメリットも存在します。

添加物のすべてが肌に刺激をもたらすというわけではないので、添加物が入っていてもパッチテストを行い、自分の肌に合うかどうか確認して肌に刺激を感じなければ、安心して使えるといえるため、完全無添加にこだわる必要はありません。

どうしても添加物への不安が拭いきれないという方は、以下で紹介する肌に刺激をもたらすことがほとんどないとデータで発表されている成分のみで構成された、完全無添加化粧水を使ってみてくださいね。

まとめ|無添加化粧水は肌荒れ中の保湿に使おう

まとめを述べる女性

無添加化粧水は肌に刺激を与えにくく、敏感肌でも安心して使うことができ、肌荒れも引き起こされにくい化粧水です。

特に女性の肌は、生理前や生理中・体調不良時・妊娠中など、肌が敏感な状態になり肌荒れを起こしやすいときに無添加化粧水を使用すると、肌に負担をかけることなく肌を保湿することができますよ。

無添加の定義は化粧品によってそれぞれ違うため、無添加だからといって必ずしも自分の肌に刺激が起こらないわけではありません。

無添加化粧品という言葉だけに惑わされず、使用する前にはパッチテストを行って自分の肌に合うかどうかを確認しましょう。

また、パラベンなどの防腐剤が含まれて居ない無添加化粧品は、肌への刺激が抑えられるものの、保管方法を間違ってしまうと化粧水の品質が劣化して肌荒れを引き起こす可能性がるため、指定された環境で使用期限内に使いきることが大切です。

無添加化粧水は必ずしも安全と思わず、自分の肌と相談して使って、健康な素肌を手に入れてくださいね。