
毛穴の黒ずみや詰まりなど、毛穴の汚れは気になるもの。
身近なドラックストアやスーパーで購入できる「ベビーオイル」で毛穴汚れが落とせるなら、試してみたいと思いますよね。
2016年ごろにSNSで話題になっていたのがベビーオイルと綿棒を使った毛穴ケア 。
ベビーオイルをしみ込ませた綿棒でマッサージすると、毛穴に詰まった角栓が浮き出てきて、毛穴汚れが取れるという方法です。
なぜ、ベビーオイルと綿棒で、毛穴に詰まった角栓を浮かせることができるのでしょうか。
この記事では、ベビーオイルを使った毛穴ケアの手順や、毛穴に詰まった角栓が本当に取れるのかどうかを実験し、検証していきます。
毛穴の黒ずみや詰まりが気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
ベビーオイルを使った毛穴ケアを試してみた
毛穴を詰まらせる角栓や、ポツポツとした黒ずみが気になると、肌が汚く清潔感のない肌に見えてしまいますよね。
毛穴に詰まった角栓や毛穴の黒ずみは、以下の2つが原因でできてしまいます。
- 毎日の洗顔やクレンジング不足よる皮脂汚れ
- 肌の代謝が乱れて剝がれにくくなった古い角質
毛穴ケアの方法はいくつかありますが、2016年頃からSNSで話題になっていたのがベビーオイルと綿棒を使った毛穴ケアです。
ベビーオイルを販売している会社の一つ、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のホームページでも紹介されている方法で、小鼻に詰まった角栓を除去する方法として紹介されています。
公式HPで詳細を見る |
実際に、ジョンソン・エンド・ジョンソン の公式サイトで紹介されているベビーオイルを使った毛穴ケアで、どれだけ毛穴の汚れが取れるのか試してみました。
毛穴ケアに使ったベビーオイル 300ml 880円(税込) ジョンソン ベビーオイル 無香料は、デリケートな赤ちゃんの肌のために作られたベビーオイル。 顔や全身のケア用として大人も使えるオイルで、肌に素早くなじんでうるおいとやわらかさを保ちます。 |
角栓を浮かせる毛穴ケアの手順
ベビーオイルを使った毛穴ケアは、ジョンソン アンド ジョンソンのホームページで紹介されている『大人も使えるこれ一本で全身ぷるふわ。ジョンソン ベビーオイルの14の美容法』にある『角栓の除去』の方法に従って行います。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのホームページで紹介されている『角栓の除去』の方法は下記の2つです。
- ベビーオイルと手で毛穴ケアを行う「基本編」
- ベビーオイルと綿棒で行う「テクニック編」
今回の実験では、汚れ落ちがわかりやすい「綿棒を使ったマッサージ」で検証していきますね。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのHPでくわしく見る |
毛穴ケアをする時は、メイクを落として洗顔をした後に行いましょう。
毛穴に詰まった角栓や毛穴の奥の汚れを落としやすくするために、毛穴を開いた状態で行うのがおすすめです。
入浴後に軽くタオルドライした後、または蒸しタオルで毛穴を開かせると、ベビーオイルで角栓が浮きやすくなります。
綿棒を使った毛穴ケア
ベビーオイルと綿棒を使った毛穴ケア方法を、実際にやってみた時の写真と一緒に紹介します。
- 蒸しタオル
- ジョンソン ベビーオイル 無香料(1円玉大)
- 綿棒
- 入浴後、または蒸しタオルで肌を温め、毛穴を開く
- ベビーオイルを綿棒にたっぷりとしみ込ませる
- 小鼻など、角栓が気になる部分をなでるようにマッサージする
- 角栓が浮いてきたら、綿棒でやさしく押し出すように取り除き、タオルやティッシュペーパーでふき取る
ベビーオイルが毛穴の角栓を浮かせる
ベビーオイルと綿棒を使った毛穴ケア方法を、実際にやってみた時の写真と一緒に紹介します。
1.蒸しタオルで肌を温め、毛穴を開く
2.ベビーオイルを綿棒にたっぷりとしみ込ませる
3.角栓が気になる部分を綿棒でなでるようにやさしくマッサージする
※蒸しタオルで温めた肌は、血行が良くなって摩擦や刺激によって赤みが出てしまうので、綿棒を押し付けたり、強くこすったりしないこと。
未使用の綿棒とオイルマッサージをしている途中の綿棒を比べると、使用中の綿棒は少し黄色っぽくなり、毛穴の汚れがついていることがわかります。
4.浮いた角栓を綿棒でやさしく押し出し、タオルやティッシュペパーでふき取る
※角栓が取りにくい場合は、綿棒を2本使って痛みを感じない程度の力で押し出す
ベビーオイルで毛穴ケアができる理由
ベビーオイルで毛穴の角栓が取れるのは、ベビーオイルが毛穴に入り込み角栓を浮かせやすくしてくれるからです。
角栓は、毛穴から出た皮脂や古い角質、クレンジングで落とせなかったメイク汚れなど、油性の汚れが混ざり合ってできた塊のこと。
同じ油性のベビーオイルとの親和性が良く、毛穴に詰まった角栓や皮脂汚れとなじんで浮かせやすくします。
綿棒を使うと、小鼻など指先では届きにくい部分にまでオイルを行き渡らせることができ、綿棒の繊維が浮き出た皮脂汚れや角栓を絡め取ってくれるので、毛穴ケアの効果が目に見えてわかります。
ただし、汚れを含んだままのベビーオイルが毛穴に残ると、毛穴詰まりを起こす原因に。
オイルの成分が残らないようにティッシュやタオルでふき取ったり、洗顔料を使ってしっかりと洗い流すようにしてくださいね。
ベビーオイルで毛穴ケアをする時の注意点
ベビーオイルで毛穴ケアをする時には、いくつかの注意点があります。
とくに綿棒を使う時は、力を入れすぎて、摩擦で肌を傷つけないよう気をつけて行うようにしてくださいね。
肌への刺激が気になる人はパッチテストを
ベビーオイルは、刺激が少なく肌への負担がかかりにくいオイルですが、肌に合わない人もいます。
敏感肌など肌に刺激を感じやすい人、油分による肌トラブルが起きやすい人は必ずパッチテストを行うようにしましょう。
パッチテストのやり方は下記を参考にしてくださいね。
- 使用する化粧品を、二の腕などの目立たないところに10円玉大ほど塗る
- そのままの状態で1時間たったら、肌にかゆみや赤みが出ないか様子を見る
- 二の腕のテストで問題がなければ、化粧品をフェイスラインの目立たないところに塗って様子を見る
- 24時間後に、かゆみや赤みが出ないか確認する
毛穴ケアは週1~2回までにする
ベビーオイルは毎日使えるオイルですが、毛穴ケアを毎日行うのはおすすめできません。
毛穴の角栓や黒ずみが気になるからといって、毎日毛穴ケアを行って古い角質や皮脂汚れを取り除いてしまうと、肌の乾燥を招く可能性があります。
肌が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されるようになって、毛穴詰まりの原因にもなりかねないのです。
とくに綿棒を使う場合は、肌に刺激を与えないようやさしく行って、週に1回程度に留めるようにしましょう。
毛穴ケア後の肌にベビーオイルを残さない
多くのベビーオイルに使われているミネラルオイル(鉱物油)は、皮脂と同じ油性の性質を持ちますが、肌には吸収されない特徴があります。
また、毛穴に汚れが混ざったままのベビーオイルが残ってしまうと、毛穴詰まりや角栓、ニキビなど肌トラブルの原因となってしまいます。
毛穴ケアの後は、毛穴にベビーオイルが残らないようにティッシュペーパ―などでふき取った後、洗顔料を使ってベビーオイルをしっかりと洗い流すようにしましょう。
毛穴ケア後は肌の保湿をしっかりと行う
ベビーオイルでの毛穴ケアをした後は、角栓が取れて毛穴が開いている状態です。
開いたままの毛穴は皮脂やメイクの汚れが詰まりやすいので、毎日のスキンケアで肌を整え、角栓の原因となる古い角質や皮脂汚れを溜めないようにしましょう。
毛穴ケア後の開いた毛穴には、セラミドやコラーゲンなど保湿成分が入った保湿力の高い化粧水や美容液がおすすめです。
保湿力のあるスキンケア化粧品で肌にうるおいを与えると、少しずつ肌のキメが整っていきます。
肌のキメが整うと毛穴が気にならない印象の肌へと近づいていきますよ。
まとめ
ベビーオイルを使った毛穴ケアの方法を紹介しました。
ベビーオイルで毛穴ケアができる理由は、同じ油分の性質を持つ皮脂汚れや角栓を浮かせやすくするからです。
最後にベビーオイルで毛穴ケアをする時の注意点をまとめます。
- 肌への刺激が気になる人はパッチテストを
- 毛穴ケアは週1~2回までにする
- 毛穴ケア後の肌にベビーオイルを残さない
- 毛穴ケア後は肌の保湿をしっかりと行う
毛穴ケアで肌のキメを整え、毛穴が気になりにくい肌を目指しましょう。