
肌荒れ中に使用するメイクアップ化粧品やスキンケア化粧品は、いつも以上に選ぶのが慎重になりますよね。
実は肌荒れしている時は、スキンケアの重要性ももちろんですが、ベースメイクの「化粧下地」を正しく選び、使えているかどうかが大切になってくるのです。
本記事では、突然肌荒れを起こしてしまって悩んでいる方に向けて、肌荒れタイプ別に肌荒れ中でも使える化粧下地をそれぞれ紹介していきます。
肌荒れによる肌の悩みを他の人には気づかせず、肌に負担もかけにくい化粧下地を使ったメイク方法もモデルが実践。
肌荒れ中のメイク方法に困っている人は参考にしてみてくださいね。
目次
化粧下地は肌荒れタイプ別に選ぼう
肌荒れを起こしてしまっているときは、肌荒れタイプ別にスキンケアを適したものにして素肌のケアをすることが大切ですが、ベースメイクをする際の化粧品の選び方にも重要な役割があります。
肌荒れしている時ほど、化粧下地やファンデーションの選び方に気をつけるべき理由は、「肌に直接触れる面積が多い」から。
化粧下地やファンデーションは、肌に直接塗布して肌の表面を均一にしたり色をつけたりして整えるためのメイクアップ化粧品ですが、肌に直接つけるアイテムの割に、肌へ刺激をもたらしやすい色素や添加物などが配合されているものもあります。
もちろん、世にでている全てのメイクアップ化粧品が、肌に刺激を与えやすい化粧下地やファンデーションであるわけではありませんが、特に化粧下地はファンデーションよりも先に肌に塗布するため、肌荒れ時の使用には肌に合ったものを使いたいところ。
肌荒れタイプごとに適した化粧下地のポイントを伝えていくので、ポイントを押さえて自分にぴったりの化粧下地を見つけてくださいね。
皮脂過剰による肌荒れには「皮脂抑制化粧下地」を
新しく買った化粧品が肌に合わず吹き出物ができたり、忙しさによるストレスでニキビができたりしている肌荒れタイプの場合は、肌の内部の水分と油分のバランスが崩れ、ニキビや吹き出物の原因である皮脂が過剰に分泌されてしまっている状態。
皮脂が過剰に分泌されている肌は、水分よりも油分の方が多くなっているため、肌に直接触れることが多い化粧下地は、「油分が少なめで皮脂を抑制する作用」を持つものがおすすめ。
1:油分が少ないリキッド・エマルジョンタイプの化粧下地
2:皮脂抑制作用を持つ化粧下地
3:ノンコメドジェニックタイプの化粧下地
4:抗炎症成分配合の化粧下地
以上について、詳しく説明していきます。
1:油分が少ないリキッド・エマルジョンタイプの化粧下地
化粧下地にはさまざまな種類がありますが、皮脂過剰による肌荒れを起こしてしまっている人は、油分が少なめでサラッとした使用感をもつリキッドタイプ・エマルジョンタイプの化粧下地を選びましょう。
クリームタイプの化粧下地は、水分よりも油分が多く、スキンケア化粧品が肌に与えたうるおいを逃さないためにもコクのあるテクスチャーでつくられているため、皮脂分泌が多い肌質の人には不向きです。
2:皮脂抑制作用を持つ化粧下地
ニキビができやすく、昼頃を過ぎると顔全体にテカリが出てきて油とり紙が欠かせないという人は、皮脂抑制作用を持つ化粧下地を使用しましょう。
過剰に分泌された皮脂を吸収する吸水ポリマーのような粒子が化粧下地に配合されているので、テカリを抑えたり、皮脂が毛穴に詰まってニキビを引き起こしたりするのを防いでくれますよ。
3:ノンコメドジェニックタイプの化粧下地
ニキビのもととなるコメドができにくいと開発メーカーでの実験で認められた「ノンコメドジェニック処方」の化粧下地を選ぶのも一つの手です。
ノンコメドジェニック処方の化粧下地は、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖しにくい油性成分でつくられているため、皮脂の過剰分泌によるニキビに悩んでいる人に最適であるといえます。
4:抗炎症成分配合の化粧下地
ニキビによる肌荒れが気になっている人はノンコメドジェニック処方であることに加えて、ニキビや吹き出物などの肌の炎症を抑える抗炎症成分が配合された化粧下地を選んで使うのもおすすめ。
抗炎症成分配合の化粧下地なら、メイクのベースとして肌を整えながら、ニキビや吹き出物の炎症を抑えるスキンケア効果も期待できるので、ニキビや吹き出物などの皮脂の過剰分泌によって肌荒れを起こしてしまっている人に最適なのです。
乾燥による肌荒れには「高保湿化粧下地」を
肌のターンオーバーの乱れによってカサつきや肌のゴワつきがひどく、皮がむけてきてしまうほどに乾燥してしまう肌荒れタイプには、乾燥を軽減させる「保湿力の高い成分配合のクリームタイプの化粧下地」が最適です。
1:保湿成分配合の化粧下地
2:うるおいを保つクリームタイプの化粧下地
上記について、詳しく説明していきます。
1:保湿成分配合の化粧下地
乾燥による肌荒れを起こしている人は、保湿力の高い成分であるヒアルロン酸やコラーゲン・セラミド・ワセリン・ホホバオイル等を含む化粧下地を使って、スキンケア後のベースメイクでも保湿をしながら肌を整えるのがおすすめです。
2:うるおいを保つクリームタイプの化粧下地
乾燥による肌荒れに悩む人は、化粧下地のテクスチャーの種類の中でもクリームタイプのものを選んで使いましょう。
クリームタイプの化粧下地はもっとも油分の配合量が多いため、肌に与えたうるおいを逃しにくく、夕方肌がカサカサ・ゴワゴワと乾燥して化粧が崩れてしまう人にもおすすめです。
敏感肌による肌荒れには「低刺激化粧下地」を
頬を中心に粉吹きのような乾燥とともに、肌にチクチクとしたかゆみや痛みがある場合は、敏感肌による肌荒れが引き起こされているので、肌にやさしい低刺激処方でつくられた化粧下地の使用がおすすめです。
敏感肌とは、乾燥肌・脂性肌のように医学的に解明されているものではなく、当人の判断基準で「敏感肌」と名乗ることができる特殊な肌質。
特に女性は、生理周期や季節の変わり目などの体調崩れやすい時期には、敏感肌の状態に陥りやすく、普段使っている化粧品でも肌荒れの症状を起こしやすくなってしまいます。
それでは、敏感肌による肌荒れタイプの人におすすめな化粧下地のポイントを詳しく見ていきましょう。
1:低刺激処方・敏感肌用とうたわれている化粧下地
2:添加物(香料・防腐剤など)不使用の化粧下地
3:紫外線散乱剤使用のUVカット効果付きの化粧下地
1:低刺激処方・敏感肌用とうたわれている化粧下地
敏感肌用やミネラル処方とうたわれている化粧下地は、肌にやさしい植物由来の成分やアレルギーを引き起こしにくい成分でつくられているため、刺激に弱い敏感肌でも使いやすい化粧下地であるといえます。
2:添加物(香料・防腐剤など)不使用の化粧下地
香料や防腐剤、石油系合成界面活性剤などの添加物を含んだ化粧下地は、化粧品によって肌に赤みやかゆみが出やすい人は使用を控えましょう。
添加物を含んでいる化粧下地は肌なじみが良くなっていたり、肌表面をコーティングしてつるんとした質感に仕上げたりと、使用感が良いものが多くありますが、肌への刺激性が強く、敏感肌の度合いによっては化粧かぶれを引き起こしてしまう恐れがあるのです。
敏感肌による肌荒れに悩む人は、無添加・添加物フリーと記載された化粧下地を選んで使用するのが安心ですよ。
3:紫外線散乱剤使用のUVカット効果付きの化粧下地
敏感肌は紫外線による刺激で肌荒れを起こすこともあるので、肌にやさしい紫外線散乱剤使用の化粧下地を使用しましょう。
強力な日焼け止めに使用されている紫外線防止剤は、「紫外線吸収剤」が多くありますが、紫外線吸収剤は紫外線を肌の上で吸収して熱を発生させることで、紫外線を肌から守っているため、肌に発生した熱による負担がかかりやすくなってしまいます。
一方の紫外線散乱剤は肌の上に乗った散乱剤が紫外線を乱反射させて防ぐので、肌に直接的な負担がかかりにくい成分なので、敏感肌の人でも安心して使えるのです。
ただし、化粧下地の成分表示を見ても、紫外線吸収剤・紫外線散乱剤と記載されているわけではないため、以下の代表成分を参考にして、敏感肌でも使える紫外線散乱剤配合の化粧下地を見分けて選んでくださいね。
紫外線吸収剤
「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」、「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」、「オキシベンゾン-3」など、「メトキシ~」「オキシ~」「ケイヒ~」が付くカタカナの長い成分名。
紫外線散乱剤
「酸化チタン」「酸化亜鉛」の2つ。
肌荒れタイプ別おすすめ化粧下地を6商品厳選
肌荒れのタイプに合わせておすすめできる化粧下地のタイプが変わるため、化粧下地を選ぶ際のポイントをお伝えしてきましたが、上で紹介したポイントに沿って選んだおすすめの化粧下地を、肌荒れタイプ別に全部で6商品紹介していきます。
実際に、皮脂過剰による肌荒れ・乾燥による肌荒れ・敏感肌による肌荒れを起こしてしまっている人に化粧下地を使ってもらい、本当に肌荒れ中でも安心して使用できるのかどうかを体当たりで調査しました。
肌荒れを悪化させることなく使用できた化粧下地のみを厳選して紹介するので、商品選びに悩んでいる人は参考にしてくださいね。
肌荒れしている時に使用しやすい化粧下地|実験概要
肌荒れしている時でも使用しやすいとされる化粧下地を、実際に「肌荒れ時でも使えたかどうか」「使用感」の2つの項目に分けて説明していきます。
ニキビ・乾燥・敏感肌による肌荒れに悩みを抱える女性に、実際に化粧下地を試してもらい、肌荒れ時でも刺激を感じたり、赤みが出たりしなかったかどうかを確認します。
皮脂過剰による肌荒れを起こしている女性に実際に使用してもらい、使用感の「使い心地・肌の乾燥・におい」について、本音でレビューをしてもらいました。
皮脂過剰による肌荒れタイプにおすすめの2商品
皮脂過剰による肌荒れタイプの人におすすめできる化粧下地
- 油分が少ないリキッド・エマルジョンタイプの化粧下地
- 皮脂抑制作用を持つ化粧下地
- ノンコメドジェニックタイプの化粧下地
- 抗炎症成分配合の化粧下地
皮脂過剰による肌荒れを起こしている人は、上の4つのポイントを押さえて化粧下地を選びましょう。
皮脂過剰による肌荒れタイプにおすすめの2商品の体験者

30代前半
混合肌

20代半ば
混合肌
テカリ知らず(草花木果)
26ml 2,160円(税込)
- 植物由来の肌にやさしいテカリ防止パウダー配合
- 素肌の上の水をはじくコーティング効果で汗による崩れが目立たない
- 自然な血色感をもたらしてくすみを防ぐ
草花木果 テカリ知らず の刺激性
ハリツヤ研究員U | ハリツヤ研究員S | |
刺激性 | なし | なし |
草花木果 テカリ知らず の使用感

テカリ知らずを使わずにそのままファンデーションをつけた状態に比べて、テカリがかなり抑えられて美肌に見えるように感じました。
気にいったので継続使用するか検討しています!

テカリは抑えられていたので、夏場は重宝しそうです。
草花木果 テカリ知らずの総評
実際に皮脂過剰による肌荒れに悩む二人に「テカリ知らず」を使ってもらいましたが、特に肌荒れの箇所にしみたりピリピリと刺激を感じたりしなかったというレビューが得られました。
「テカリ知らず」という名の通り、テカリを抑えて肌を綺麗に見せられたという口コミの一方、乾燥しがちな頬の部分にも伸ばすと、色ムラが気になってしまったという両極端な意見が寄せられました。
皮脂によって化粧崩れをしやすいTゾーンのニキビや、顔全体の皮脂分泌量が多い脂性肌タイプのニキビに悩む人には低刺激で化粧崩れもしにくい化粧下地であるといえますね。
アクネヴェール ティントベース UV(ハウスオブローゼ)
30ml 2,200円(税抜)
- ニキビの炎症を抑えるグリチルリチン酸ステアリル配合
- 肌に優しい無添加素材で紫外線吸収剤不使用
- ニキビの赤みによる肌の色ムラを薄い肌色つきのテクスチャーが自然にカバー
アクネヴェールの刺激性
ハリツヤ研究員U | ハリツヤ研究員S | |
刺激性 | なし | なし |
アクネヴェールの使用感

肌色がついていて、化粧が面倒なときはこれ一つでもいいかも。

肌色がついているタイプなので、本当に肌荒れがひどいときはこれ一本とルースパウダーとかでも済ませることができそうなくらいでした。
アクネヴェールの総評
アクネヴェールを皮脂過剰による肌荒れに悩む二人に使ってみてもらったところ、どちらも皮脂の過剰な分泌を抑えることができ、サラリとした使用感で使い心地が良かったと回答していました。
肌色が軽くついているところもアクネヴェールのポイントで、肌が荒れて化粧をしたくなくてもどうしても仕事などで化粧をしなければいけない時に、これ一つで化粧が完了するような手軽さも高評価でした。
乾燥による肌荒れタイプにおすすめの2商品
乾燥による肌荒れタイプの人におすすめできる化粧下地
- 保湿成分配合の化粧下地
- うるおいを保つクリームタイプの化粧下地
乾燥による肌荒れを起こしている人は、上の4つのポイントを押さえて化粧下地を選びましょう。
乾燥による肌荒れタイプにおすすめの2商品の体験者

20代後半
乾燥肌

20代後半
乾燥肌(敏感肌)
NOV ベースコントロールスムースUV(NOV)
30g 2,500円(税抜)
- 敏感肌に悩む人のためにつくられたブランドの化粧下地
- 石けんで落とせてクレンジング料の負担がかからない
- しっとりツヤのある肌感に仕上がるクリームタイプ
ベースコントロールスムースUVの刺激性
ハリツヤ研究員I | ハリツヤ研究員M | |
刺激性 | なし | なし |
ベースコントロールスムースUVの使用感

使い心地はしっとりとしていて乾燥肌の私の肌にもしっくりと来た実感があります。

乾燥しがちな口元も粉吹くことなく使用することができました。
NOV ベースコントロールスムースUVの総評
NOV ベースコントロールスムースUVを乾燥による肌荒れに悩む二人の女性に使ってみてもらったところ、どちらも日中の乾燥が気にならなかったという声があがりました。
乾燥肌の中でもさらに乾燥しやすい部分の口元も、粉吹きの悩みを感じずに使えるのは嬉しいことですよね。
薬局でも気軽に購入できるNOVシリーズは、本記事で紹介している化粧下地の中では2,500円と低価格なので、乾燥に悩んでいるけど3000円以上はちょっと手が出ない・・・という人もぜひ試してみてくださいね。
ナチュラルUVベースクリーム(アンナトゥモール)
40g 2,880円(税抜)
- SPF27 PA++のUVカット効果のある化粧下地
- 伸びが良いので白浮きしにくい
- 保湿成分たっぷり配合で日中の肌ももちもち
ナチュラルUVベースクリームの刺激性
ハリツヤ研究員I | ハリツヤ研究員M | |
刺激性 | なし | なし |
ナチュラルUVベースクリームの使用感

白っぽい日焼け止めのようなテクスチャーなので、カバー力は期待できませんが、肌はしっとりとうるおっていたので、肌の乾燥は気になりませんでした。

乾燥によってファンデーションが粉のように浮いてしまうのですが、つけた当日は粉のように浮くのが軽減されていたように感じます。
ナチュラルUVベースクリームの総評
アンナトゥモールのナチュラルUVベースクリームは、肌に伸ばしやすいしっとりとしたクリームとミルクの中間のような使用感が魅力。
白っぽいテクスチャーなのでカバー力はほとんどありませんが、ファンデーションが乾燥によって浮いたりする悩みを軽減できたという声もあり、メイクアップ時の乾燥を防ぐ効果を持つ化粧下地であるといえます。
敏感肌による肌荒れタイプにおすすめの2商品
敏感肌による肌荒れタイプの人におすすめできる化粧下地
- 低刺激処方の敏感肌用とうたわれている化粧下地
- 自分がいままで化粧かぶれを引き起こしたことがある成分不使用の化粧下地
- 添加物(香料・防腐剤など)不使用の化粧下地
- 紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤使用のUVカット効果付きの化粧下地
敏感肌タイプで赤みやかゆみなどが出やすい人は、上の4つのポイントを押さえて化粧下地を選びましょう。
敏感肌による肌荒れタイプにおすすめの2商品の体験者

20代後半
敏感肌

20代半ば
敏感肌
アレルバリアエッセンス(dプログラム)
40ml 3,000円(税抜)
- せっけんで落とせてクレンジング料による肌負担を減らす
- 赤ちゃんの肌にも使える低刺激処方
- さらりと伸びが良く、肌全体になじんで空気中の微粒子やほこりなどから守る
アレルバリアエッセンスの刺激性
ハリツヤ研究員R | ハリツヤ研究員N | |
刺激性 | なし | なし |
アレルバリアエッセンスの使用感

ただ、肌が乾燥してしまい、フェイスラインがひび割れてしまったため保湿力に関しては満足できませんでした。

上からBBクリームを塗っても問題なく、肌への刺激・ストレスも感じなかったのでお気に入りです!
アレルバリアエッセンスの総評
dプログラムのアレルバリアエッセンスは、手に出してみると日焼け止めのような真っ白のテクスチャーで、肌が白く見えないか心配だったという声があがっていましたが、実際につけてみると肌にしっかりなじんで綺麗に見せてくれたという嬉しい口コミが。
しかし、敏感肌で頬の乾燥が気になっていたハリツヤ研究員Rから「保湿力が物足りない」という声があったため、乾燥が気になる敏感肌タイプの人には、不向きといえるでしょう。
ミネラルUVグロウベース(エトヴォス)
30g 4,300円(税抜)
- クレンジング不要で肌に負担がかかりにくい
- アレルギーを起こしやすい成分不使用の低刺激処方
- 紫外線や乾燥などの外的刺激から肌を守るエクトイン配合
ミネラルUVグロウベースの刺激性
ハリツヤ研究員R | ハリツヤ研究員N | |
刺激性 | なし | なし |
ミネラルUVグロウベースの使用感

ニキビ跡や毛穴カバーに関しては期待できるほどではなく、可もなく不可もなく普通という感じです。

重ためのテクスチャーだったので、肌に乗せてみると重たく感じるかな?と思いましたが肌にストレスなく使用でき、毛穴もカバーできていました。
ミネラルUVグロウベースの総評
エトヴォスのミネラルUVグロウベースは、肌に刺激なく使えた化粧下地で、油分が配合された重ためのテクスチャーから肌につける前は「重たいのではないか」と不安な声がありましたが、肌になじみやすく軽やかに肌のアラをカバーできました。
一方、ハリツヤ研究員Rからは、気になっていたニキビ跡や毛穴は完全に目立たなく見せることはできなかったという声も。
シミやニキビ跡・黒ずみ毛穴などの目立ちやすい肌悩みはカバーしきれませんが、肌の色ムラを整えてツヤ感をだしてくれるので、乾燥による肌荒れにも悩む敏感肌タイプにおすすめの化粧下地です。
2000円以下!肌荒れタイプ別プチプラ化粧下地を2商品厳選
皮脂過剰や乾燥、敏感肌による肌荒れの時でも使用でき、むしろ使用したほうが肌荒れをカバーしながらケアもできる化粧下地を紹介してきましたが、どれも2000円程度からなので、ちょっと手が出にくいですよね。
ここからは、肌荒れ時でも安心して使うことができた2000円以下のプチプラ化粧下地を肌荒れのタイプ別にそれぞれ1商品ずつ紹介していきます。
皮脂過剰による肌荒れタイプにおすすめできるプチプラ下地
オルビス 薬用デイケアクリアベース
30g 1,296円(税込)
- ニキビをケアする薬用成分グリチルリチン酸2k配合
- 紫外線に弱いニキビができた肌を優しくケア
- ピンクの色味が強いベージュが肌に色づくタイプ
オルビス薬用デイケアクリアベースの刺激性
ハリツヤ研究員U | ハリツヤ研究員M | |
刺激性 | なし | なし |
オルビス薬用デイケアクリアベースの使用感

特段使いにくいなどのクセは感じませんでしたが、少しムラになりやすいように感じたので、丁寧に塗るように心がけました。

確かに皮脂が抑えられているように感じたので、Tゾーンなどのテカリがでやすい部分に使うと良いのではないかと思いました。
ニキビができている箇所に塗ってもしみることなく、安心して使えたのが評価ポイントです。
薬用デイケアクリアベースの総評
ピンク色でクリームとゲルの中間のような使い心地の薬用デイケアクリアベースですが、肌に伸ばしてみるとピンク色は肌色になじみほとんど目立ちません。
使用した二人ともが皮脂を抑えてテカリが目立ちにくかったと回答しているので、皮脂の過剰分泌が原因で引き起こされるニキビの原因を予防することもできますね。
ニキビのある箇所に使用しても特にしみたりピリピリとした刺激を感じたりすることがなかったという使用者2人からの口コミがあるので、プチプラでニキビ肌用に化粧下地を探している人におすすめですよ。
乾燥・敏感肌による肌荒れタイプにおすすめできるプチプラ下地
ミノン アミノモイストブライトアップベースUV
25g オープン価格(Amazon参考価格:1,563円(税込)
- ゴワついた乾燥肌でもなじんで乾燥を防ぐ
- 紫外線吸収剤を使わず肌にやさしく紫外線ケア
- 肌の構成成分であるアミノ酸を主成分とした低刺激処方
アミノモイストブライトアップベースUVの刺激性
ハリツヤ研究員R | ハリツヤ研究員T | |
刺激性 | なし | なし |
アミノモイストブライトアップベースUVの使用感

乳液をまぜてもギトギトにならず、とってもいい感じでした!

プチプラ化粧品ですが、肌のうるおいもしっかり保てていたように思います。
アミノモイストブライトアップベースUVの総評
ミノン アミノモイストブライトアップベースUVは、2000円以下のプチプラながら、デパコスの化粧下地を試した二人からも「ミノンが一番良かった!」と声があがるほど保湿効果があり、満足度が高い化粧下地でした。
テクスチャーが少し固めのクリームタイプなので、塗り伸ばすときに肌に負担がかからないように、手のひらであたためたり、乳液と混ぜたりして工夫して使えばプチプラとは思えないほどのクオリティでベースメイクの土台を仕上げることができますよ。
肌荒れを気づかせない!化粧下地を使った完璧メイクの方法
肌荒れ中でも安心して使える化粧下地を使って、肌荒れを綺麗にカバーしているように見せるメイク方法を紹介していきます。
メイクアップのポイント別に重要な部分を動画で解説しているので、動画をマネしながら化粧下地を使えば誰でも簡単に肌荒れをカバーできるメイク方法を取り入れられますよ。
まずは保湿をしっかりと
ベースメイクを開始する前には、化粧水や乳液・保湿クリームなどのスキンケア化粧品を使って肌をうるおしましょう。
皮脂過剰による肌荒れに悩む人は、油分が少ないオイルフリータイプのスキンケア化粧品を、乾燥・敏感肌による肌荒れに悩む人は、高保湿タイプで油分によってうるおいにフタをできるスキンケア化粧品を選びましょう。
化粧下地を顔に塗る順番に注意
化粧下地を肌に塗っていくときには、適量の化粧下地を手にとり、利き手の中指の腹につけたら頬からつけていきます。
顔の広範囲の部分である頬から塗っていけば小鼻などのヨレやすいところに大量に化粧下地がついてしまうのを防いで、よりベースメイクが崩れにくくなりますよ。
化粧下地をつけていく順番
1. 頬 2.額 3.顎 4.鼻
頬・額・顎・鼻の順に点置きしていったら、薬指と中指を使って肌を擦らないように優しく塗り伸ばしていきましょう。
このときフェイスラインにも化粧下地を伸ばすことを忘れずに。
フェイスラインに化粧下地が伸ばしきれていないと、顔全体が浮いて見えてしまうので、フェイスラインから顎にかけてをぼかすように優しく伸ばしていってくださいね。
ニキビなど赤みが気になる箇所にはコンシーラーを
ニキビができてしまっていたり肌に色ムラがあったりと、化粧下地やファンデーションだけで隠しきれない気になる肌の悩みの箇所には、コンシーラーを使用してカバーしましょう。
コンシーラーを使えば、上の動画のようにファンデーションを何度も重ねて塗るよりも肌にフランをかけずに、ピンポイントで気になるニキビなどの赤みをカバーできますよ。
肌荒れ中は低刺激処方のコンシーラーがおすすめ
肌荒れしている時は、肌への負担が少ない低刺激処方のコンシーラーを使用して肌荒れして赤みや色ムラが出ている部分をカバーしましょう。
添加物が配合されていないタイプのコンシーラーや、ニキビの部分には抗炎症成分配合のコンシーラーを使用するのがおすすめですよ。
ファンデーションは厚塗りしない
仕事柄、客先に出るのでしっかりメイクが欠かせない人や、どうしてもメイクで肌荒れを隠したい人など、肌荒れしている最中でもメイクが必要になる場面に出くわすこともあるのではないでしょうか。
ベースメイクで使用するファンデーションは、できる限り肌への負担がすくないミネラルファンデーションかパウダーファンデーションがおすすめ。
パウダーファンデーションを使うときは、パフの半分にファンデーションをつけて半顔を仕上げましょう。
ファンデーションを厚塗りしてしまうと毛穴を詰まらせて、さらに肌荒れを引き起こしてしまう原因になるので、何度も何度もファンデーションを厚塗りしたり、パフの全面を使って大量のファンデーションを肌に塗ったりするのは控えてくださいね。
仕上げのパウダーで化粧崩れを防ぐ
昼頃を過ぎると化粧が崩れてきてしまって、1日に何度も化粧直しをするという人は、その分肌に摩擦による負担をかけてしまっているので、朝のメイクでどれだけ崩れないメイクができるのかが肌荒れ中の肌への負担を低減するポイントです。
肌に化粧下地・ファンデーションを塗り重ね、ポイントメイクまで済ませたら、メイクの仕上げにルースタイプのパウダーを、崩れやすいTゾーンを中心にブラシで軽くのせていきましょう。
ルースパウダーは化粧崩れを防ぐだけでなく、光を反射するものを選べば肌荒れしている肌を艶やかに美しく見せてくれますよ。
まとめ
肌荒れしている時こそ、紫外線やファンデーションに含まれる肌に刺激をもたらす成分から肌を守るために、化粧下地の使用がおすすめであることがわかりましたね。
皮脂過剰によるニキビなどの肌荒れや、乾燥による肌荒れ、敏感肌による肌荒れなど、人によって肌荒れのタイプが変わるので、肌荒れタイプ別に最適な化粧下地を選ぶことで、肌への負担を軽くすることができますよ。
肌荒れタイプ別に適切な化粧下地を使用して、肌荒れに悩む方のメイクアップへの悩みが少しでも解決されることを願っています。