オリーブオイル

料理の調味オイルとしても人気のオリーブオイルですが、実は美容効果も認められており、スキンケア用品としても注目のアイテム。

オリーブオイルは、高い保湿力と天然由来のやさしい使い心地をあわせ持ち、ボディからヘアケアまで幅広く多彩なスキンケアに活用することもできます。

本記事では、オリーブオイルを使ったさまざまな保湿ケアやおすすめのアイテムなど、オリーブオイルが持つ保湿力をたっぷり紹介します。

 天然の美容オイル「オリーブオイル」の保湿パワー

頬に手を当てて肌を引き上げる女性

オリーブオイルは、ツバキオイルやアルガンオイルと同じ天然の油性成分の一つで、オリーブオイルの油分で肌にフタをして肌の水分蒸発を防いでくれる働きがあります。

また、肌をやわらかく保つ作用もあるため、ふんわりなめらかな肌に仕上げてくれます。

オリーブオイルは、人の皮脂に近い成分が含まれていることから肌なじみがよく、顔や体、髪など色々な部位に使えるのが特徴。

肌にうるおいを与える美容成分が豊富に含まれ、しっとりすこやかな肌作りをサポートしてくれます。

 乾燥から肌を守るオリーブオイルの成分

オリーブの実

オリーブオイルの主成分は「オレイン酸」と呼ばれる植物オイルに含まれる脂肪酸の一種。

肌の保湿効果を高める美容成分がたっぷり含まれていることから、オリーブオイルの特質である高い保湿力を支える代表的な有効成分です。

しっとり弾力肌に導いてくれる、オリーブオイルの成分をチェックしていきましょう。

【成分1】 肌に備わった保湿の源「オレイン酸」

オリーブオイル

「オレイン酸」は、肌本来の保護膜である「皮脂」に多く含まれ、乾燥などから肌を守ってくれる優秀な保湿成分。

もともと人の肌が持っている成分のため、肌なじみがよいのが特徴です。

さらに他のオイルと比べても酸化しにくいので、肌に刺激を与えることなく、やさしく肌をケアしてくれます。

【成分2】 肌を守る天然の保湿剤「スクワレン」

ウォータークラウン

「スクワレン」も、オレイン酸同様にもともと人の皮脂に含まれる成分のため、角質層への浸透性も高く、皮脂膜の代わりに乾燥や紫外線から肌を守り、肌荒れも防止してくれます。

さらにスクワレンには、人間の新陳代謝に必要な酸素を運ぶ働きがあるため、ターンオーバーを促進し、シミやしわ、たるみを予防してくれます。

【成分3】 肌の水分量をアップさせる「ビタミンA」

野菜

肌のうるおいをアップさせて保つビタミンAは、肌の再生に不可欠な栄養素の一つ。

ビタミンAは肌のターンオーバーを促進する働きがあるので、肌のダメージを補修し、肌細胞を正常化することで、肌本来の保湿力を取り戻すことができるのです。

【成分4】 バリア機能を高め乾燥を防ぐ「ビタミンE」

アーモンド

「ビタミンE」は、老化などの原因につながる活性酸素の増加を抑える働きを持つことから「若返りのビタミン」とも呼ばれる栄養素です。

さらに、強い抗酸化作用を持つため、紫外線による乾燥ダメージから肌を守り、しっとり弾力のある肌に導いてくれます。

またビタミンEには、毛細血管を広げて血流を改善する働きもあるため、全身の巡りを良くして新陳代謝を活性化することで、肌のターンオーバーのサイクルを整えます。

 全身の保湿ケアに!オリーブオイルの活用法4選

オリーブオイル

オリーブオイルの保湿効果について学んだところで、次は自宅で気軽にできるオリーブオイルを使った保湿ケアについてご紹介します。

全身に使えるオリーブオイルの活用法をさっそく見ていきましょう。

【活用法1】 肌のうるおいを守る「オイルクレンジング」

マスカラを落とす女性

オリーブオイルがメイク落としに活用できることは知っている人も多いかもしれませんが、その特徴は肌へのやさしさにあります。

一般的なクレンジングオイルは、肌の油分を過剰に落としてしまう合成界面活性剤が含まれるため、皮脂を取り過ぎ肌に負担をかけてしまいます。

一方、オリーブオイルは界面活性剤が入っていないため、肌への負担を軽減しうるおいを保ちながら、メイクをしっかり落としてくれるのが特徴です。

さらにオレイン酸の働きにより、肌のくすみや毛穴の黒ずみを改善してくれるといううれしい効果も期待できます。

油と水をなじみやすくする界面活性剤を含まないオリーブオイルでクレンジングを行うときは、お湯だけではベタつきなどの洗い残しが生じるため、洗顔料を使ってしっかり洗顔を行いましょう。

オイルクレンジングの手順

  1. 事前に蒸しタオルを用意する。(水で濡らしたタオルを軽く絞り、電子レンジで1分弱温めて完成)
  2. オリーブオイルを大さじ1杯程度手に取り、人さし指、中指、薬指を使って、顔になじませる。
  3. 鼻周りや額などのTゾーンからあご周りのUゾーン、目元、口元の順番でなじませる
  4. 洗い流す前にティッシュでやさしくトントンと押し当てるようにオリーブオイルを吸い取る。
  5. 蒸しタオルを10秒程度顔にのせたあと、肌に残っているオイルを拭き取る。
  6. 洗顔料で洗って終了
注意|ポイント

安全性が高いといわれるオリーブオイルですが、肌に合わず肌荒れなどを起こすケースもあるため、万が一に備えてパッチテストを行っておくと安心です。

パッチテストのやり方は、腕の内側に少量のオリーブオイルを塗り、1日様子をみます。

もし、赤みやかゆみなどの異常があらわれた場合は、使用を中止してください。

【活用法2】 週1のスペシャルケア「フェイスパック」

顔にパックを塗った外国人女性

乾燥がひどくなる季節は、オリーブオイルを使ったフェイスパックで、保湿対策を行うのがおすすめ。

肌が乾燥すると、角質層にうるおいを蓄え、紫外線やホコリなどから肌を守るバリア機能が低下し、ちょっとした刺激で肌荒れを起こしやすくなります。

そのためオリーブオイルパックで肌にうるおいを閉じ込めることで、乾燥などのダメージから肌を守り、肌トラブルを改善してくれます。

フェイスパック手順

  1. 事前に蒸しタオルを用意する。
  2. 洗顔後、オリーブオイルを500円玉2つ程度手にとって、顔になじませる。
  3. 指の腹を使って、内側から外側にマッサージする。
  4. 蒸しタオルを顔にのせる。
  5. 2〜3分ほどパックしたら、蒸しタオルでオイルを拭く
  6. 化粧水やクリームでスキンケアをして終了

【活用法3】 ぷるぷるな唇をつくる「リップケア」

くちびるに人差し指を当てている画像

乾燥する季節は、肌同様に唇もオリーブオイルでケアを行うことで、理想的なぷるぷるリップをかなえてくれます。

皮膚が薄く皮脂腺もない乾燥しやすい唇は、紫外線の影響や唇をなめるクセなどで、さらに乾燥ダメージを受けやすい箇所でもあります。

そのため、リップクリームを塗るだけでなく、オリーブオイルとハチミツを使用したラップケアがおすすめです。

豊富な保湿成分を持つオリーブオイルと、ミネラルやビタミン類・アミノ酸などを含み、保湿効果や殺菌・消炎作用のあるハチミツは、美しい唇を作るための最高のコンビーネーション。

さらにラップパックをすることで、有効成分がより浸透しやすく、唇荒れの改善にも役立ちます。

リップケアの手順

  1. 事前に蒸しタオルを準備し、唇に数分あてて温める。
  2. オリーブオイルを唇にたっぷり塗る。
  3. 次にハチミツを唇にのせる。
  4. 唇をラップで覆って、5〜10分ほどパックする。
  5. ラップを外し、優しく拭き取る

【活用法4】 痛んだ髪や頭皮を整える「ヘアケア」

髪を整えてもらう女性

髪のパサつきやダメージが気になる時は、洗髪後にオリーブオイルでヘアパックをしてみましょう。

オリーブオイルを髪に塗ることで、表面が油分でコーティングされるので、しっとりつやつやの髪に生まれ変わります。

さらにオリーブオイルに含まれるビタミンEには血行促進効果があるため、頭皮マッサージを行うことで血行がよくなり、頭皮をすこやかに保ち、コリや顔のたるみの解消にもつながります。

ヘアケアの手順

  1. オリーブオイルを大さじ1杯程度手に取る。
  2. 髪全体になじませたら、指の腹で頭皮をやさしく5分程度マッサージする。
  3. 蒸しタオルで髪を包み、湯船につかって10分ほど時間を置く。
  4. 10分ほどたったらシャンプーをして、オリーブオイルをしっかり洗い流して終了。

食用はOK?保湿ケアに適したオリーブオイルの選び方

オーガニックオイル

キッチンにあるオリーブオイルをそのままスキンケアに使用するのは、おすすめしません。

料理に使用されるオリーブオイルは食べても安心の食用オイルなので、体に害がある成分が入っているわけではありませんが、スキンケアを目的として作られていないため、オリーブの細かい実や繊維などの不純物が含まれ、肌への刺激の原因になります。

不純物はオリーブオイルの酸化を早め、肌荒れなどの原因になってしまうため、開栓され酸化が進んだオリーブオイルは、肌へのマイナス効果しか生み出しません。

一方、美容用のオリーブオイルは、肌に使用することを前提に不純物を最大限に取り除いているので、純度が高いのが特徴。

そのため、スキンケア用にオリーブオイルを選ぶ際は、高い純度の100%オリーブオイルを選ぶのが重要です。

なかでも、オリーブオイルの独特な香りやベタつきをカットしたオリーブ園の「バージンオリーブオイル」や、化粧水などの水分ともなじみがよくさらっとした使用感のDHCの「オリーブバージンオイル」、やけどの手当てにも使用できる「日本薬局方 オリブ油」といったアイテムがおすすめ。

 オリーブオイルを使った保湿ケアのデメリット

手でバツをつくる女性

美容効果が高く、スキンケアでも注目を集めるオリーブオイルですが、すべてがいいことばかりではありません。

肌に使う前に、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

ニキビ肌が悪化する可能性がある

女性が手鏡を持っている写真

ニキビとは、毛穴に皮脂がつまりアクネ菌が繁殖し、毛穴の中で炎症を起こしている状態を指します。

ニキビの原因であるアクネ菌は、実はオリーブオイルに含まれるオレイン酸をエサとし、増殖してしまう特徴があります。

よって、オリーブオイルを肌に直接塗ることで、ニキビの悪化につながるため、オイリーなニキビ肌の人は使用を控えた方がよいでしょう。

間違った使い方で肌トラブルの原因に

女性のなやみ顔

オリーブオイルは、水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つ働きがありますが、肌は油分と水分のバランスを保つことで理想的なうるおいのある肌を生み出します。

オリーブオイルだけを肌につけると、角質層は水分が足りない状態のまま、肌にフタをしてしまうため、内部だけが乾燥しているインナードライを引き起こしてしまいます。

そのため角質層にセラミドなどの保湿成分で、水分補給を行うことが重要。

またオイルクレンジング後など、ティッシュや蒸しタオルでゴシゴシ肌をこすると肌へのダメージになり、刺激によって肌荒れを起こすケースもあるため、正しいケア方法を守ることが大切になってきます。

【編集部おすすめ】 保湿ケアに使えるオリーブオイル3選

ゆがんだオイルの瓶

スキンケアにオリーブオイルを使用するなら、食用ではなく美容専用のオイルを選ぶのがベスト。

では一体どれを使えばいいの?とお悩みの方に、おすすめのオリーブオイルを厳選しました!

オリーブ園 バージンオリーブオイル

オリーブ園オリーブオイル

価格 80ml 1,300円(税込)

オリーブ園バージンオリーブオイルの特徴

  • 不純物を取り除いたオリーブオイル100%
  • ベタつきを抑えた軽い使い心地
  • 国産オリーブの発祥の地「小豆島」のオリーブオイル

日本で初めて産業用のオリーブ栽培に成功した香川県の小豆島のオリーブから抽出されたオリーブ園の「バージンオリーブオイル」。

100%純度のオリーブオイルは、香りやベタつきを徹底的にカットされているので、使いやすく、オイルが苦手な人にもおすすめの一品です。

DHC オリーブバージンオイル

DHCオリーブバージンオイル

価格 30ml 3,909円(税込)

DHCオリーブバージンオイルの特徴

  • 1980年発売以来のロングセラー商品
  • 水分にもなじみ、さらっとした使用感
  • オリーブ大国スペインの有機栽培のオリーブを使用

精製度を表す酸価が0.1以下をあらわし、その数字は医薬部外品原料規格(オリブ油※)のなんと、1/10以下という、非常に精製度が高いのが特徴のDHC オリーブバージンオイル。

そのため純度が高く、オイルの分子が小さくなるため、角質層への浸透力もアップします。

さらに自然の美容成分を損なわないために、無理な圧搾をせず石臼でオリーブの果実を砕いてオイルを抽出しているので、たった一滴でうるおいと有効成分がたっぷり。

有機栽培のフレッシュな果実のみを厳選していることで、ローションを塗った直後の肌にもなじみがよく、肌のすみずみまで溶け込むように浸透していきます。

※オリーブオイルの医薬品名

日本薬局方 オリブ油

日本薬局方オリブ油

価格 50ml 550円(税込) 100ml 858円(税込) 500ml 3,240円(税込)

日本薬局方オリプ油の特徴

  • 医薬品扱いのオリーブオイル
  • 日焼け後のケアややけどにも使える
  • リーズナブルで使い勝手のよいオイル

こちらの商品は、製薬会社製造の医薬品扱いのオリーブオイルです。

クレンジングオイルとしても、ウォータープルーフマスカラも簡単にオフしてくれる頼り甲斐のあるオイル。

赤ちゃんの肌にも使えるやさしい使い心地で、少量でしっかり肌にフタをしてうるおいを逃しません。

やけどやかぶれにも使用でき、炎症やかゆみなどの肌トラブルにも対応してくれる心強いオリーブオイルです。