
「日焼け後の肌にカーマインローションを使うといいらしい」といった声を聞いたことはありませんか?
カーマインローションは、資生堂が販売しているロングセラーの化粧水です。
3世代にわたって使っている家庭もあるほど、ずっと親しまれ続けていますよね。
「子供の頃、日焼け後の肌に母がカーマインローションをつけてくれた」といった記憶がよみがえった人もいるでしょう。
そんなカーマインローションがこのように長い間ずっと親しまれ続けてきたのには理由があります。
実は、カーマインローションは、日焼け後の肌を整える効果が期待できたり、毛穴ケアなど普段使いもできる収れん化粧水なのです。
260mlで378円(税込)というコスパのよさも人気の理由です。
本記事では、カーマインローションが日焼け後の肌にぴったりな理由と使用の注意点、肌悩み別の正しい使い方について紹介していきます。
この記事を読めばカーマインローションについて理解でき、正しく使えるようになりますよ!
資生堂のカーマインローションって?
資生堂から販売されている「カーマインローション」は、日焼け後の肌にぴったりな収れん化粧水です。
収れん化粧水とは、肌を引き締める働きをもった化粧水のこと。
化粧水や乳液の成分を肌に閉じ込めたり、肌のキメを整えたりする役割があります。
1937年に発売されてから現在まで、スキンケア化粧品として愛され続けているカーマインローション。
パッケージも昔ながらのデザインそのままに、「レトロな雰囲気がおしゃれ」と好評です。
テレビCMが放送されていた昭和の時代には有名な化粧水で、カーマインローションと聞くと「家の冷蔵庫に必ずあった」「プールから日焼けして帰ると母がつけてくれた」といった記憶を思い出す人もいるのではないでしょうか。
カーマインローションの名前の由来は、赤に近い色合いである「カーマイン」からきています。
淡い赤色のカラミンパウダーが配合されているため、カーマインローションと名付けられたといわれています。
カーマインローション(資生堂)
カーマインローションの特徴
カーマインローションは、カオリンや酸化鉄といった粉が含まれている、振って使用するタイプの収れん化粧水です。 肌を引き締める効果などが期待できるカンフルやカラミンパウダーが配合されていて、日焼け後の火照った肌を落ち着かせてくれますよ。 また、260mlで378円(税込)とコスパがいいので、遠慮なくバシャバシャ使えるのも嬉しいところです。
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カーマインローションが日焼けした肌にぴったりな理由
カーマインローションは、昔から日焼け後の火照った肌に使われてきました。
しかし、カーマインローションが日焼け後のスキンケアにぴったりといわれるのは、なぜなのでしょうか?
ここからは、カーマインローションが日焼けした肌に向いている理由について解説していきます。
清涼感を感じるカンフルが火照りを冷ます
「カンフル」には、肌につけると清涼感を感じる特性があるので、日焼け後の火照った肌につけるとスーッとしたヒンヤリ感が火照り冷ましになるんです。
日焼け後の肌は、軽いやけどと呼ばれるほどダメージを受けています。
軽いやけどをした時に肌が熱くなって痛みをともなうように、日焼け後の肌も同じようなダメージを持っている状態にあるのです。
日焼けをした後に身体が熱くなったり、肌に痛みやかゆみを感じた経験がある人も多いでしょう。
肌の痛みやかゆみは日焼けの熱による軽度のやけど状態から起こるものなので、日焼け後の熱を持った肌にひんやりとした感覚を与えてくれ、日焼けの熱や痛みを和らげてくれるのです。
冷蔵庫で冷やして使うのに向いているから
カーマインローションには、冷やして使うイメージがありませんか?

冷やして使うのに向いているカーマインローションは、日焼け後のスキンケアにぴったりなのです。
日焼けは「軽いやけど」と同じくらい、肌が炎症を起こしてダメージを持っている状態です。
肌を日焼けした状態でそのままにしておくと、皮が剥けたり痛みや赤みがいつまでも引かなかったりといったトラブルを引き起こします。
そのため、日焼け後はまず、日焼けをした箇所をしっかり冷やしてあげることが大切なのです。
カーマインローションは冷蔵庫で冷やして使える化粧水なので、日焼け後の患部を冷やしつつ肌を整えることができますよ。
日焼け後の肌にカーマインローションを使う時の注意点
日焼け後の肌にカーマインローションを使う際に、いくつか注意しなければならないことがあります。
カーマインローションを間違って使うと、逆に肌トラブルを引き起こしてしまうこともあるので、しっかり確認しておいてくださいね。
重度の日焼けのときは使わない
日焼けの程度がひどく、肌に強いヒリヒリした感じや痛みがあったり、ぷくぷくとした水ぶくれや皮むけがあったりするときは、カーマインローションを使わないようにしましょう。
軽い日焼けであれば、患部を冷やして肌のヒリヒリが落ち着いてから、化粧水や乳液の後にカーマインローションを使って問題はありません。
しかし、重度の日焼けで肌がダメージを受けているときにカーマインローションを使うと、肌への強い刺激となって肌トラブルを引き起こしてしまうことがあるのです。
重度の日焼けの場合には、自分で判断せずに皮膚科などの専門家に対処方法を相談するようにしましょう。
保湿化粧水と乳液をつけた後に使う
カーマインローションは、化粧水と乳液の後につけるのが基本です。
カーマインローションは収れん化粧水であり、肌を引き締めるなどの効果は期待できますが、保湿力はそれほど期待できません。
なので、化粧水と乳液を使った通常のスキンケアにプラスで使用するのがおすすめ。
とくに、日焼け後の乾燥しやすくなっている肌には、保湿化粧水と乳液で肌にしっかりうるおいを与えてから、カーマインローションを使用するようにしましょう。
乾燥肌や敏感肌の人はパッチテストを行う
カーマインローションには、肌を引き締めて清涼感を与えるためにエタノール(アルコール)が配合されています。
エタノールは肌の刺激になる可能性がある成分のため、肌トラブルを引き起こしてしまうことがあるかもしれません。
とくに、肌が乾燥しやすい人や敏感肌の人は、普通肌や脂性肌の人と比べて刺激を感じ取ってしまう可能性があります。
そのため、肌が乾燥しやすい人やエタノールの刺激に弱い敏感肌の人は、パッチテストを行ってからカーマインローションを使用するようにしましょう。
- カーマインローションを二の腕の内側につける
- 24時間から72時間様子を見て、かゆみや赤みが出ていないか確認する
- できれば顔にも少量つけて、かゆみや赤みが出ないか確認する
カーマインローションの正しい使い方
火照りを落ち着かせてくれるカーマインローションは、日焼け後のスキンケアにぴったりです。
そのため、「カーマインローション=日焼け後のスキンケア」という強いイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、実は、カーマインローションは日焼け後のスキンケア以外にも使えるのです。
毛穴ケアやニキビケアにも向いているので、カーマインローションを日常使いしている人も多くいますよ。
ここからは、悩み別にカーマインローションの正しい使い方を紹介していきます。
カーマインローションを使う目的によって使い方が若干異なるので、チェックしておいてくださいね。
カーマインローションは、カオリンや酸化鉄といった粉が含まれ、上下左右によく振って混ぜてから使用する分離型の収れん化粧水です。
通常、成分は沈殿している状態にあります。
そのため、カーマインローションはどんな悩みに使うとしても、まずはよく振ってから使用するようにしてくださいね。
日焼け後のスキンケア編
日焼け後の火照った肌を早く落ち着かせて、肌を健やかな状態に保ってくれるカーマインローション。
日焼け後に使用する際は、化粧水と乳液をつけてからカーマインローションを使いましょう。
カーマインローションを、肌が冷たくなるまで軽く叩くようにパッティングしてください。
カーマインローションをつけることで、日焼けのダメージを受けた肌の火照りを早く落ち着かせてくれますよ。
毛穴ケア編
カーマインローションは、毛穴ケアにも使えるのです。
カーマインローションは収れん化粧水なので、肌を引き締めて、肌の水分・油分の量を健やかに保つのに役立ちます。
毛穴の詰まりや毛穴の開きに悩んでいる人は、カーマインローションを使用してみてはいかがでしょうか。
毛穴ケアのためのカーマインローションの使い方としては、化粧水と乳液の後に肌が潤うまでパッティングを行なってください。肌を引き締める効果が期待できますよ。
ニキビケア編
カーマインローションには、ニキビの原因にもなる油分が配合されていないタイプの化粧水なので、ニキビケアとして使っている人もいるようです。
ニキビケアとしてカーマインローションを使用する場合にも、化粧水と乳液の後に使うようにしましょう。
まとめ
本記事では、カーマインローションが日焼け後の肌にぴったりな理由と使用の注意点、カーマインローションの肌悩み別の使い方について紹介しました。
カーマインローションの魅力が理解できたでしょうか?
ロングセラー商品として長く売れ続けてきたのには、やはり理由があります。
カーマインローションは、日焼け後の肌に清涼感を与え、火照りを落ち着かせてくれるので、長年使い続けられてきたのです。
おしゃれなパッケージやコスパの良さも人気の理由ですね。
日焼け後のダメージを受けた肌に、カーマインローションを使って肌を整えましょう。
また、SNS上でもカーマインローションを冷やして使っている人が多く見受けられます。