ほうれい線が気になっている女性
西村陽子プロフィール

エイジングケアとインナービューティーのスペシャリスト

西村 陽子

顔の印象を一気に老けさせるほうれい線は、なぜ発生するのでしょうか?

ほうれい線の原因は加齢以外にもたくさんあり、若い方のほうれい線と30代以降のほうれい線では原因が異なります。

ほうれい線は原因がわかれば、改善・予防することができますよ。

まずは、自分のほうれい線の原因が何か見直すところから始めましょう。

そもそもほうれい線とは?

疑問に思う女性

ほうれい線といえば、「鼻の横から口元に向かって入るシワ」だと思っている方は多いのではないでしょうか?

ほうれい線はシワとなって肌に定着することはありますが、加齢によるシワとは発生する原因やメカニズムが少し違います。

ほうれい線とは、口角を上げたときに頬の筋肉の境目にできる構造的な線で、医学的には「鼻唇溝(びしんこう)」と呼ばれています。

ほうれい線の場所には、若い方や子どもでも笑顔を作ったときに線(シワ)が入るのが普通です。

笑顔のときにできた線(シワ)は、通常はもとの表情に戻ると消えてしまいますが、笑顔を作っていないときでもほうれい線が肌に残っている方もいます。

美容において「ほうれい線」と呼ばれているのは、笑顔を作っていないときでも、ほうれい線の場所にシワがあるものを指しています。

ほうれい線は顔の中でも目立つ場所にあり、顔の見た目の印象を大きく左右するので、悩んでいる方も多いですよね。

一口にほうれい線といっても、シワがうっすらと肌に残る程度のものから、くっきりと深いシワになっているものまで様々です。

また、一般にほうれい線が気になるようになってくるのは30代以降ですが、中には10代や20代でもほうれい線が見られるがいます。

ほうれい線がなぜ発生するのか、原因やメカニズムを年代別に詳しく見てみましょう。

「30代以降」に見られるほうれい線の原因9つ

ほうれい線は加齢が大きく影響しているので、30代を過ぎた頃から目立ち始める場合がほとんどです。

ほうれい線の原因は加齢以外にもたくさんあり、多くの場合いくつかの原因が重なっています。

以下に原因を9つ挙げるので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

ほうれい線の原因1:肌の乾燥

乾燥した地面

ほうれい線のでき始めは、肌にうっすらと残る浅いシワである場合がほとんどです。

浅いほうれい線は肌の一番外側にある表皮と呼ばれる部分が変形したシワで、発生する主な原因は「肌の乾燥」です。

肌の水分を保つ働きをしているのは、表皮の一番外側にある「角質層」です。

角質層内に水分が適度に保たれていると、肌はキメが整って適度なハリが生まれるので、ほうれい線にシワが入ってもすぐにもとに戻ります。

角質層内の水分が少なくなって肌が乾燥すると、角質層は硬くなってしなやかさを失い、笑顔などでほうれい線ができると、ほうれい線の跡が残ってしまうことがあります。

肌が乾燥した状態で、繰り返しほうれい線にシワが入ると、肌にほうれい線が定着するようになってしまいます。

ほうれい線の原因2:肌の弾力の低下

頬を触りながら悩んでいる女性

30代を過ぎた頃から、肌のハリや弾力が低下し、肌の「たるみ」が気になる方も多いのではないでしょうか。

頬にたるみが生じると、頬の肉が重力で下がってほうれい線に覆いかぶさるようにして影を作り、影の部分によってほうれい線が目立つようになってきます。

肌にたるみが発生する原因は、肌の真皮にある「コラーゲン」や「エラスチン」などの肌の弾力を作る成分が減少するからです。

肌は外側から表皮→真皮→皮下組織という構造になっていますが、真皮内は、コラーゲンが網の目のように張り巡らされ、コラーゲンのつなぎ目をエラスチンが支えて、網目の隙間をヒアルロン酸などのゼリー状の物質(基質)が埋めています(下図参照)。

肌の組織図
真皮は網目状の構造をしっかり保つことで、上に乗っている表皮をクッションのように支えて肌のハリや弾力を作り出しています。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などは、真皮内にある「繊維芽細胞」と呼ばれる細胞が生産しています。

加齢やその他の原因によって、真皮内のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの量が減ると、網目状の構造がしっかりと保てなくなり、肌にたるみが生じます(下図参照)。

(出典:http://www.seleb.co.jp/beauty_column/2017/01/724/)

真皮のハリや弾力が失われると、ほうれい線にできたシワは真皮にまで及び、見た目にも深くて、はっきりとしたほうれい線になってしまいます。

また、頬の部分にたるみが生じることで、ほうれい線の上部にたるんだ肌の影ができ、ほうれい線がくっきりと目立つようになります。

ほうれい線の原因3:表情筋の衰え

肌は表皮→真皮→皮下組織(脂肪など)という構造になっていますが、その下には、表情筋と呼ばれる目や口を動かす筋肉があり、表情筋の衰えもほうれい線の原因になります。

表情筋は、体の他の筋肉と同じように加齢によって衰え、筋肉のボリュームが減っていきます。

食べ物をよく噛まずに食べる方、スマホやパソコンを長時間使っていて無表情の時間が長い方などは、表情筋が衰えやすいので注意が必要です。

表情筋が衰えると上に乗っている肌をしっかりと支えることができず、肌にたるみが生じてほうれい線が目立ってきます。

ほうれい線の原因4:紫外線

日焼け止めを塗っている女性

紫外線は肌の老化の大きな原因ですが、ほうれい線の発生にも大きく関わっています。

紫外線が肌に与えるダメージの一つは、肌の活性酸素を増やすことです。

紫外線には波長の長いUV-Aと波長の短いUV-Bがありますが、UV-A、UV-Bどちらも活性酸素を増やす要因になります。

活性酸素とは、呼吸によって取り入れた酸素のうち、体内で使われなかったものが極めて酸化作用の強い物質に変化したものです。

活性酸素は真皮の繊維芽細胞にダメージを与えるので、繊維芽細胞が肌の弾力を保つコラーゲンなどを生成する力が衰えます。

また、真皮内はコラーゲンの生産と分解の両方が行われていますが、活性酸素はコラーゲンを分解する酵素を増やす働きがあるので、真皮内のコラーゲンの量を減少させてしまいます。

紫外線のうち、波長の長いUV-Aは肌の表皮を通り抜けて、真皮にまで届きます。真皮に届いたUV-Aは、繊維芽細胞の増殖を妨げることがわかっています。

また、UV-Aはコラーゲンやエラスチンを硬く変性させるので、肌の弾力が失われ、ほうれい線が目立ちやすくなるのです。

ほうれい線の原因5:肌のむくみ

肌の「むくみ」も、ほうれい線の原因になります。

むくみとは、体内の水分の代謝が悪くなって、体内の細胞と細胞の間にある水分が増えた状態を指します。

本来、体内の水分は、血管から染み出した水分(組織液といいます)が、細胞に栄養を運び、その後リンパ管に入って回収されるという流れで体内を巡っていますが、冷えや運動不足などが原因で血液やリンパの流れが悪くなると、体内に余分な水分が溜まり「むくみ」が発生します。

体にむくみが生じると、重力の関係で夕方から足がむくんだり、だるくなったりしますが、その後、睡眠中に横になることで、足に溜まっていた水分が顔の方にも移動するので、顔のむくみは朝方に出ます。

特に、お酒を飲んだ夜の翌朝や、塩辛いものを食べた翌日などは、腎臓に負担かかっているためにむくみが生じやすくなります。

顔にむくみが出ると、肌が重力に引っ張られる形で下垂し、頬の部分にたるみが生じてほうれい線が目立つようになります。

むくみが原因のほうれい線は、むくみが解消されると目立たなくなることが特徴です。

ほうれい線の原因6:食生活の乱れ

ファストフードを食べる女性

一人暮らしの方や、外食をする機会が多い方、野菜嫌いな方は、どうしても食生活が偏りがちです。

食生活が偏ると、真皮内でコラーゲンやエラスチンを生産するための栄養素が不足し、肌に弾力がなくなってほうれい線の原因になります。

また、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)に必要な栄養素が不足すると、肌のターンオーバーが滞ってしまいます。

肌のターンオーバーがスムーズに行われないと、肌の水分を保つ保湿因子が十分に作られず、肌が乾燥していきます。

肌が乾燥すると、肌のキメやハリが失われ、ほうれい線が目立ちやすくなるのです。

ほうれい線の原因7:タバコ

たばこを吸う女性の写真

タバコは肌に様々な悪影響を与えます。

タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させる作用があるので、肌に必要な栄養が十分に行き渡りません。

繊維芽細胞に十分な栄養が届かないと、肌の弾力やキメを生み出すコラーゲンやエラスチンの生産量が減って、ほうれい線が発生する原因となります。

また、タバコは体内の活性酸素を増やす作用があり、繊維芽細胞にダメージを与えてしまいます。

ほうれい線の原因8:睡眠不足

「睡眠は最高の美容液」と言われるように、質の良い睡眠は美肌に欠かせないもの。

睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、肌のターンオーバーを促進する作用があるため、睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが滞ってしまいます。

成長ホルモンには、繊維芽細胞の増殖を促し、繊維芽細胞の働きを活発化させる働きもあるので、睡眠不足になると繊維芽細胞が十分に働きません。

また、就寝前から睡眠中にかけて多く分泌されるホルモン「メラトニン」には、活性酸素を除去する働きがあります。

睡眠不足が続くと体内の活性酸素が増え、繊維芽細胞の働きが弱まります。

睡眠不足によって繊維芽細胞の働きが弱まり、真皮内のコラーゲンやエラスチンなどの生産量が減ると、肌のハリや弾力が低下してほうれい線が目立ちやすくなります。

ほうれい線の原因9:スマホやパソコンの使いすぎ

ソファに寝ころびPCをいじる女性

スマホやパソコンを使用していると、画面に集中するあまり、ついつい無表情になっていませんか?

表情筋を使わない時間が増えると、表情筋の衰えが加速して、ほうれい線が目立ちやすくなります。

また、スマホを使うときは、手元にある画面を見るために顔が下向きになりがちです。

肌のたるみがある方が下を向くと、頬やフェイスラインなどが下垂してほうれい線ができやすくなってしまいます。

さらに、スマホを使うときの姿勢もほうれい線に悪影響を与えます。

スマホを見ているときの首の形は「スマホ首」や「ストレートネック」と言われ、首の骨のアーチが崩れています。

首の骨のアーチが崩れて真っ直ぐになった状態では、頭の重さを十分に支えられないために、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。

首や肩の筋肉が凝ると顔への血流が悪くなり、肌のターンオーバーが乱れ、肌の弾力を保つ繊維芽細胞に十分に栄養が行き渡らなくなってしまいます。

「20代以下」に見られるほうれい線の原因4つ

悩む女性

ほうれい線は加齢の影響が大きいため、ほとんどの場合30代以降になってから発生しますが、中には10代や20代でもほうれい線が目立つ方がいます。

若い方に見られるほうれい線は、加齢などによって発生するほうれい線とは原因が少し異なります。若い方にほうれい線が発生するメカニズムや原因を見てみましょう。

ほうれい線の原因1:肌の乾燥

乾いている地面

20代以下で見られるほうれい線は、深いほうれい線ではなく、肌の表皮内にとどまっている浅いほうれい線がほとんどです。浅いほうれい線の原因で、最も多いのが肌の乾燥です。

若いうちは皮脂の分泌が多いので、肌が乾燥しにくいイメージがありますが、間違ったスキンケアをしていると、若い方でも肌の乾燥が進んでいる場合があります。

間違ったスキンケアで多いのが洗顔の仕方で、洗浄力の強い洗顔料を使っていたり、洗顔の際に肌をゴシゴシと洗って角質層を傷つけていたりするケースがよくあります。

角質層には肌の水分を保つための「皮脂膜」や「天然保湿因子(MNF)」、「細胞間脂質」といった肌の保湿因子が備わっていますが、洗顔料に含まれる合成界面活性剤や洗顔時の摩擦によって、肌の保湿因子が流出すると、肌が乾燥してしまいます。

また、ほうれい線が入る頬から口元にかけては、Tゾーンなどに比べて皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすい部位になります。

若い方でほうれい線が目立つ方は、まずは肌が乾燥していないか、肌の状態を見直してみることが必要です。

ほうれい線の原因2:生まれつきの骨格

両頬に手を添える女性

20代以下、とりわけ10代でほうれい線が目立つという場合は、生まれつきほうれい線ができやすい骨格である可能性があります。

もともとほうれい線の部分は顔の筋肉の境目であるので、線が入りやすい場所ですが、骨格や体型によってその線が目立ちやすい場合があるのです。

ほうれい線が目立ちやすい骨格や体型

  • 頬骨が高い
  • やせ型
  • 顎が小さい
  • 噛み合わせが悪い

特に、頬骨が高く顎が小さいタイプの骨格の方は、頬と顎の部分に段差ができやすく、ほうれい線が目立ちます。

頬骨を低くすることはできませんが、成長期のうちは「日頃からよく噛む」ことで顎の発達を促すことは可能です。

噛みあわせについては、歯を矯正することでほうれい線が目立ちにくくなる可能性があるので、矯正歯科に相談するという方法もあります。

ほうれい線の原因3:急なダイエット

パンツを履いてあまるお腹

20代以下に見られるほうれい線の原因には、急なダイエットも挙げられます。

短期間で急激に体重を落とすダイエットを行うと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまいます。

ダイエットによって表情筋のボリュームが減ると、目立たなかったほうれい線が急に目立つことがあるのです。

また、ダイエットの際に食事制限を行うと、肌にとって必要な栄養素が不足し、真皮内で作られるコラーゲンやエラスチンの量が一時的に減ってしまいます。

急激なダイエットや、厳しい食事制限を伴った無理なダイエットは、たとえ一時的に体重が落ちても、ほうれい線が目立ったり、肌のハリ・ツヤが悪くなったりとデメリットが多いもの。

美容の面からは、急なダイエットはおすすめできません。

ほうれい線の原因4:生活習慣

20代以下で発生するほうれい線には、様々な生活習慣も影響しています。

ほうれい線を作る原因となる生活習慣についていくつか紹介するので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

1.姿勢の悪さ

ソファに寝ころびPCをいじる女性

猫背の方、いつも足を組んでいる方、頬杖をつく癖がある方などは、姿勢が悪くなっている可能性が高いでしょう。

頭蓋骨から頚椎、背骨、骨盤と骨はそれぞれが連動するように関節で繋がっているので、どこかに歪みが生じると、ほうれい線に影響する顎関節の歪みを引き起こすことがあります。

顎関節に歪みが生じると、左右均等に噛むことができなくなったり、噛む力が弱くなったりして、筋肉の衰えや筋肉の左右差が生じます。

「左右、どちらかのほうれい線が目立つ」という方は、姿勢の悪さから顎関節が歪んでいる可能性があるので、一度姿勢などのチェックを行うことをおすすめします。

2.睡眠不足

ベッドで眠る女性

若いうちは少々睡眠の取れない日があっても、肌の調子が大きく崩れることは少ないかもしれませんが、睡眠不足が長期間続くと、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」が減少し、一気に肌の老化が進むことがあります。

睡眠不足によって、体内の活性酸素が増えると、繊維芽細胞の働きが落ち、若い方でも肌のハリや弾力が失われてほうれい線が目立ってくることがあります。

3.タバコ

たばこを吸う女性の写真

喫煙は肌の老化を進めます。

30代以降のほうれい線と同じく、若い方でもタバコを吸う量が多いと肌の老化が進みます。

タバコの影響で繊維芽細胞の働きが衰えると、20代でも肌のたるみが加速し、ほうれい線が現れることがあります。

ほうれい線を改善するための対処法4つ

ポイント4

ほうれい線ができる原因は「肌のたるみ」「肌の乾燥」といった、直接的なものから、「食生活の乱れ」や「喫煙」など間接的なものまで様々です。

ほうれい線は複数の原因が重って発生する場合がほとんどなので、みなさんもいくつか当てはまるものがあったのではないでしょうか?

以下では、ほうれい線を改善、予防するための対処法をいくつか紹介します。

原因がわかった方は、原因に対処することを意識しながら、できるだけたくさんの方法を試してみてくださいね。

対処法1:肌の乾燥をスキンケアで改善する

スキンケアをしている女性

できたばかりのほうれい線、20代以下の浅いほうれい線の原因は「肌の乾燥」です。

ほうれい線は深くなってしまうと消すのが難しくなりますが、浅いほうれい線は十分改善が可能。

肌の乾燥を改善するためには、日々のスキンケアで「洗顔の見直し」と「保湿」を行うことが重要です。

洗顔を見直して肌の乾燥を改善

顔を洗う女性

私達が毎日毎日行っているスキンケアの中で、最も肌に負担をかけているのが洗顔です。

洗顔時の肌への物理的な負担(摩擦など)と、洗浄料による皮脂や保湿成分の流出によって、肌が乾燥しているという方はとても多いのです。

とはいえ皮脂や汗汚れを落とすために洗顔は必要です。大切なのは、いかに肌への負担を少なく洗顔を行うかということ。以下に、肌の乾燥を防ぐ洗顔のコツを紹介します。

肌の乾燥を防ぐ洗顔のコツ

  • 洗顔料は、洗浄力の強い合成界面活性剤を使っていないものを選ぶ
    (保湿成分を配合した洗顔石鹸もしくは、アミノ酸系洗浄料を使った洗顔料がおすすめ)
  • 洗顔料は泡立てネットを使ってしっかり泡立てる
  • 最初にTゾーンに泡を乗せてなじませた後、フェイスライン→頬→口元→目元の順に泡を広げて優しく洗う
  • 肌に泡を乗せている時間は30秒以内に
  • 34度位のぬるま湯で15回くらいしっかりすすぐ

スキンケア化粧品で保湿成分を補う

水滴が水面に浮かんでいる画像

肌にはもともと「皮脂」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」という3つの保湿因子が備わっています。

ほうれい線を改善するには、肌の保湿因子に近い成分をスキンケア化粧品で補ってあげることが大切です。

肌の保湿因子に近い成分

成分

説明

セラミド
(ヒト型セラミドがおすすめ)

細胞間脂質の主成分

アミノ酸

NMF(天然保湿因子)の主成分

PCA-Na

NMF(天然保湿因子)の主成分

スクワラン

皮脂に近い油脂

対処法2:表情筋を鍛えるエクササイズ

年齢による表情筋の衰えが気になる方、パソコンを見ている時間が長く表情筋をあまり使わない方、急なダイエットでほうれい線が目立ってきた方などは、表情筋のエクササイズを行うことで、ほうれい線を改善することができます。

表情筋は体の他の筋肉のように、意識的に動かしたり使ったりすることで、衰えを防ぐことが可能です。

頬の筋肉を使う「風船エクササイズ」

風船エクササイズ

1. 口を閉じて、口を前に突き出す
2. 頬を思い切りふくらませるようにして、頬の中に空気を溜める
3. そのまま5秒キープ
4. 口先をすぼめたまま、ゆっくり息を吐く
5. 一日10回行う

表情筋のストレッチ

1. 口先を尖らせて、前に突き出す
2. 口を閉じたまま、そのまま口先をできるだけ左に寄せる
3. 5秒間キープする。
4. 今度は口先をできるだけ右に寄せる
5. 右、左を一セットとして一日10回行う

対処法3:ほうれい線を改善するマッサージとツボ押し

しわやほうれい線を気にして鏡を見ている女性

ほうれい線の原因である、肌のハリや弾力の低下や、表情筋の衰えなどを改善するには、マッサージやツボ押しも有効です。

マッサージやツボ押しは、肌の血行を促進し、リンパの流れを活性化するので、ほうれい線の原因である「肌のたるみ」や「むくみ」を改善することが可能です。

また、ふだん表情筋をあまり使わない方は、筋肉が硬くなっている場合が多いので、マッサージやツボ押しで表情筋をほぐしてあげるといいでしょう。

頬のたるみを解消するマッサージ

  1. ほうれい線の先端に当たる口角の横を人差し指と親指で優しくつまむ
  2. そのままほうれい線に沿って、下から上へ位置をずらしながらつまんでいく
  3. 次にアゴを両手の人差し指と親指でつまみ、フェイスラインをアゴから耳の下まで位置をずらしながらつまんでいく
  4. 両手の指先を耳の下に当て、耳から鎖骨に向かって撫でるようにマッサージする

マッサージをする際は、肌に摩擦をなるべく与えないようにマッサージクリームかオイルを使うようにしましょう。

ほうれい線に効くツボ3つ

ほうれい線を改善するには、ツボを刺激するのも有効です。ツボ押しは、肌のたるみやむくみなどを解消する効果が期待できます。

【迎香(げいこう)】
ほうれい線の出発点である小鼻の脇にあるツボです。すこしくぼみになっているところを、指の腹を使ってゆっくり押すようにして刺激します。

【巨りょう(こりょう)】
ほうれい線の原因である表情筋の衰えを防ぐツボです。黒目からまっすぐ下がった線と、小鼻の先端をそのまま左右にずらした線の交わる点にあります。人差し指を使って、優しく下から上に向かって押すようにして刺激します。

【角孫(かくそん)】
ほうれい線の原因となる頬のたるみを改善するツボです。耳の一番上が頭皮に当たる点にある場所で、頭皮にあるツボです。指先を耳の上に当て、ツボを下から上に押し上げるようにして刺激します。

対処法4:生活習慣を見直す

キャミソール着て両手を高く上げ伸びをする女性

ほうれい線の原因には、睡眠不足や喫煙、スマホやパソコンの使いすぎなどの生活習慣もあります。

習慣になっていることは、簡単には改善するのが難しいかもしれませんが、スキンケアやほうれい線のエクササイズなどで効果が出にくい場合、生活習慣を見直すことで、ほうれい線の状態が良くなる可能性もあります。

無理のない範囲でできることから改善をしていきましょう。

質の良い睡眠をとる

寝る女性

睡眠不足は、年齢を問わずほうれい線の原因となります。

ほうれい線を発生させないためには、肌を健康的に保つ作用のある「成長ホルモン」や「メラトニン」を分泌させる「質の良い睡眠」をとることが大切です。

質の良い睡眠をとるためのコツ

  • 朝起きたら明るい光を浴びる
  • 寝る前一時間くらい前にお風呂に入る(湯船に浸かる)
  • 毎日できるだけ同じ時間に就寝、起床する
  • 寝る前1時間はスマホやパソコンの画面を見ない

食生活を見直す

野菜類

ほうれい線を改善・予防するためには、肌のターンオーバーを整えるための栄養素や繊維芽細胞がコラーゲンやエラスチンなどを作るために必要な栄養素を摂るよう心がけましょう。

肌を健康に保つ栄養素と多く含む食品

栄養素

働き

多く含む食品

タンパク質(アミノ酸)

新しい細胞を作る

肉類、魚類、大豆製品など

ビタミンC

コラーゲンやエラスチンの生成を促進する

パプリカ、ブロッコリ―、柑橘類など

ビタミンB2

肌や粘膜を健康に保つ

レバー、卵、乳製品など

ビタミンB6

タンパク質の代謝を促進して、新しい細胞を作る働きをサポートする

カツオ、まぐろ、バナナなど

その他ほうれい線の原因となる生活習慣を見直す

その他に気をつけたい生活習慣は以下のとおりです。

「足を組む」「頬杖をつく」「カバンを同じ側で持つ」といった習慣を改善する
パソコンやスマホは長時間使用せず、適度に休憩をする
食事はよく噛んで食べる
タバコはなるべく控える

ほうれい線ケアにおすすめのスキンケア化粧品

最後に、ほうれい線ケアにおすすめのスキンケア化粧品を紹介します。

ほうれい線にアプローチするスキンケア化粧品の中でも、コスメコンシェルジュの資格を持つ筆者が厳選したものを紹介しているので、ほうれい線のためのスキンケア化粧品選びに悩んでいる方はぜひ試してみてくださいね。

ビーグレン たるみ・ほうれい線ケア トライアルセット

【高い保湿効果とたるみへのアプローチが魅力】ビーグレン たるみ・ほうれい線ケア トライアルセットビーグレン たるみ・ほうれい線ケア トライアルセット
1,944円(税込)

たるみ・ほうれい線ケア トライアルセットの内容

  • クレイウォッシュ 15g
  • QuSomeローション   20mL
  • QuSomeリフト 10g
  • Cセラム 5mL
  • QuSomeモイスチャーリッチクリーム 7g
ビーグレン たるみ・ほうれい線ケアの特徴

  • QuSomeローションの保湿成分が角質層の奥まで浸透し、肌の乾燥を防ぐ
  • QuSomeリフト(美容液)にはハリをサポートする成分「QuSomeフェイスリフトコンプレックス」を配合
  • 「QuSomeエイジリカバーコンプレックス」配合のクリームが、肌に弾力をもたらして、ほうれい線やたるみを防ぐ

薬学博士が開発した化粧品「ビーグレン」は、独自の浸透技術QuSomeにより、成分が肌の奥深くまで浸透、長時間作用することを可能にしました。

化粧水QuSomeローションは、17時間という長時間の保湿効果が持続し、ほうれい線の原因である、肌の乾燥をしっかり防ぎます。

肌のたるみをサポートする美容液やクリームなど、総合的にほうれい線にアプローチしてくれるセットです。

アヤナス トライアルセット

【敏感肌のほうれい線ケアに】アヤナス トライアルセットアヤナス トライアルセット
1,480円(税込)

アヤナス トライアルセットの内容

  • アヤナス ローション コンセントレート  20mL
  • アヤナス エッセンス コンセントレート  10g
  • アヤナス クリーム コンセントレート  9g
  • [プレゼント] アヤナス アイクリーム コンセントレート  1包
アヤナス トライアルセットの特徴

  • 「ヒルベリー葉エキス」が繊維芽細胞の増殖をサポートしてほうれい線を改善
  • コラーゲン生成を促進するオリジナル成分「CVアルギネート」を配合
  • セラミドの4倍の浸透力のある「セラミドナノスフィア」がほうれい線の原因である肌の乾燥を防ぐ

敏感肌向け化粧品ブランド「ディセンシア」のエイジングケアラインが「アヤナス」です。

ほうれい線の原因とであるコラーゲンの減少をサポートする「ヒルベリー葉エキス」とコラーゲンの生成を促進する独自成分「CVアルギネート」が魅力。

「セラミドナノスフィア」や「バルマリン」など、肌のバリア機能を高める成分を配合しているので、紫外線などから肌を守る力を高めてくれます。

ほうれい線は原因がわかれば改善・予防できる!

両頬に手を添えて目をつむる女性
「ほうれい線はスキンケアだけではなかなか改善しない」と感じている方は多いのではないでしょうか?

実際、ほうれい線は加齢だけでなくいくつかの原因が重なって発生しているので、生活習慣の見直しやエクササイズなどスキンケア以外のアプローチも必要になってきます。

ほうれい線は放置していると、少しずつ深く目立つようになってきます。できるだけ早いうちに原因を突き止め、正しく対処するようにしてくださいね。

この記事を書いた専門家

西村陽子プロフィール

エイジングケアとインナービューティーのスペシャリスト

西村 陽子

日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、美肌食マイスター初級取得の美容ライター兼リサーチャー。
得意分野は美しく年齢を重ねるためのエイジングケアと栄養学・薬膳などのインナービューティー。
徹底したリサーチに基づく信頼できる美容情報を発信中。