
顔の中でも目立ちやすい「頬の毛穴の開き」。
毛穴が開いていると化粧ノリが悪く、老けて見えるので憂鬱ですよね。
本記事では頬の毛穴が開く原因を解説し、予防対策のためのスキンケア方法とおすすめ化粧品、毛穴を目立たなくするメイク法を紹介していきます。
頬の毛穴に悩んでいる人は本記事を読んで、日々のスキンケアに活かして毛穴の気にならない美肌を目指しましょう。
頬の毛穴開きの特徴とは?
毛穴の開きといえば「鼻の毛穴の開き」を思い浮かべるかもしれませんが、頬の毛穴の開きも「目立ちやすく」「広範囲にある」ので気になっている人も多いのではないでしょうか。
頬の毛穴開きと鼻の毛穴開きは少し特徴が異なるので、頬の毛穴開きにあった対処法が必要になります。
頬の毛穴と鼻の毛穴の違い
頬 | 鼻 | |
毛穴開きの | たるみ毛穴 | 詰まり毛穴 |
肌質 | 乾燥肌に多い | 脂性肌、 |
発生しやすい | 30代以降に多い | 10代から40代まで幅広い世代に見られる |
特徴 | 毛穴の形が楕円形やしずく型(涙型) | 毛穴に角栓が詰まることが多い |
鼻の毛穴開きは皮脂の分泌が多い人に起こりやすく、過剰な皮脂分泌が原因の「開き毛穴」や、毛穴に角栓が詰まる「詰まり毛穴」が多いのが特徴です。
一方、頬の毛穴は角栓が詰まっていることは少なく、小さく開いた毛穴がポツポツと広範囲に見られます。
頬の毛穴開きは、毛穴の一つ一つをよく観察してみると毛穴の形状が「楕円形」や「しずく型(涙型)」になっているのが特徴です。
毛穴の形がまん丸ではなく少し変形しているのは、毛穴周りの皮膚がたるんでいるからで、このタイプの毛穴は「たるみ毛穴」と呼ばれています。
たるみ毛穴は頬全体に広範囲に発生する場合が多く、毛穴と毛穴がつながって溝のようになることもあります。(帯状毛穴とも呼ばれます)
頬の毛穴がたるみ毛穴かどうかを判別するには、毛穴の上の皮膚を少し引っ張ってみるとわかります。
皮膚を引っ張った時に毛穴が目立たなくなる場合は「たるみ毛穴」の可能性が高いです。
頬の毛穴が開く原因
30代以降に多い頬の毛穴の開き。一体どのような原因で頬の毛穴が開いてしまうのでしょうか?
原因は大きく分けて2つあります。
【頬の毛穴開きの原因1】肌のたるみ
30代を過ぎた頃から、少しずつ気になリ出す「肌のたるみ」。
たるみ毛穴は頬の毛穴周辺の肌がたるんで、頬の毛穴が重力に引っ張られるような形で開いたものです。肌のたるみが起こる原因は3つあります。
コラーゲンやエラスチンの減少
肌にたるみが起こるのは、肌の弾力を保っている成分が加齢によって減ってしまうからです。
肌の弾力を保っている成分は、皮膚の真皮という組織にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸です。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は真皮にある「繊維芽細胞」で作られていますが、加齢によって生産量が減ると、頬の毛穴周りの皮膚の弾力が無くなって毛穴が開いてしまいます。
紫外線
紫外線も肌のたるみを引き起こす大きな要因です。
紫外線には、波長が長く肌の奥深くまで届くUV-Aと、波長が短く広い範囲に拡散するUV-Bがありますが、UV-Aは肌の表皮を通り抜けて真皮にまで到達し、真皮内のコラーゲンやエラスチンを変性させてしまいます。
変性したコラーゲンやエラスチンは肌の弾力を失わせ、肌のたるみを引き起こしてしまうのです。
表情筋の衰え
私達が顔を動かす時に使う筋肉を「表情筋」と言いますが、表情筋は加齢とともに筋繊維が減少したり、細くなったりして衰えていきます。
表情筋が衰えるとその上にある肌をしっかり支えることができなくなり、毛穴周りの皮膚がたるんで毛穴が開いてしまうのです。
【頬の毛穴開きの原因2】肌の乾燥
肌の乾燥も頬の毛穴開きの原因のひとつ。
頬の毛穴が気になり出す30代以降は、乾燥肌に悩まされる人も増えてきますよね。
肌の水分を保っているのは皮膚の最も外側にある「角質層」と呼ばれる組織で、角質層が適度な水分を保っていると、毛穴周りの肌がふっくらしてキメが整い、毛穴が目立ちにくくなります。
反対に角質層の水分量が減ると、毛穴周りの肌のキメが荒くなり毛穴が目立ってしまいますよ。
角質層内で肌の水分を保っているのは、肌の三大保湿因子と呼ばれる「皮脂膜」「細胞間脂質(セラミド)」「天然保湿因子(NMF)」の3つですが、肌の三大保湿因子は年齢とともに減少し、肌は乾燥しがちになるのです。
また、肌の乾燥は間違った洗顔方法や、食生活の偏り、睡眠不足などの生活習慣などが原因でも起こることも。
頬は顔の中でも特に乾燥しやすい場所なので、乾燥による毛穴の開きが起こりやすい場所だといえます。
頬の毛穴開きをケアする方法
頬の毛穴開きをケアするには、加齢によって起こっている肌のたるみや乾燥の根本にアプローチことが大切です。
毎日のスキンケアを見直すと頬の毛穴開きは少しずつ目立ちにくくなっていきますよ。
洗顔を見直す
頬の毛穴開きの大きな原因である「肌のたるみ」と「肌の乾燥」のケアには洗顔を見直すことが有効です。
肌のたるみ、乾燥を防ぐには、肌の水分を保っている角質層をなるべく傷つけない洗顔が必要。
年齢を重ねても若い頃とずっと同じ洗顔方法の人も多いかもしれませんが、年齢によって変化する肌に対応するために、洗顔方法も見直してみましょう。
角質層を守る洗顔のポイントは、以下の2つです。
- 角質層に刺激や摩擦をできるだけ与えない洗顔をする
- 皮脂を落としすぎない洗顔料を選ぶ
刺激や摩擦を与えない洗顔方法
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皮脂を落としすぎないおすすめの洗顔石鹸
然(しかり)よかせっけん
- 肌に負担をかけにくい完全無添加処方
- 自然由来の美肌成分60%配合で肌のうるおいを逃しにくい
- シリカパウダーが汚れに吸着して毛穴の汚れすっきり
然(しかり)よかせっけんは、シリカパウダーという吸着力の高い成分を配合した毛穴ケアに悩む方におすすめの洗顔石鹸です。
通常なら全体の約98%が洗浄成分のところ、熟練した職人さんの手によって約60%も美肌成分を配合してつくられているため、肌をやさしく洗い上げてくれますよ。
スキンケア化粧品を見直す
頬の毛穴開きをケアするには、毎日使っている保湿化粧品を見直すことも大切です。
頬の毛穴開きの原因となる「肌のたるみ」や「肌の乾燥」をケアするには、以下の成分が配合されたスキンケア化粧品を選ぶと良いでしょう。
- 肌の乾燥をケアする成分
セラミド(ヒト型セラミド)、アミノ酸、ヒアルロン酸 など - 肌の引き締めケアをする成分
ビタミンC、レチノール など
おすすめのスキンケア化粧品
ビーグレン 毛穴ケア トライアルセット
1,944円(税込)
- 肌の水分・油分のバランスを整えるスキンケアライン
- 「QuSomeカプセル」によって保湿成分が角質層の奥まで浸透し、長時間効果を発揮し続ける
- 高濃度ピュアビタミンCが肌を引き締め、キメを整える
ビーグレンは、アメリカ発の薬学博士開発のスキンケアブランドです。
独自開発したナノカプセル技術「QuSome(キューソーム)」によって成分が角質層の奥まで届き、肌がふっくらと潤って毛穴の開きが目立ちにくくなってきます。
毛穴ケアトライアルセットの内容
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おすすめのスキンケア化粧品
富士フイルム アスタリフト ベーシックトライアルキット
5日分 1,080円(税込)
- 2種類のヒト型セラミドが肌をふっくらうるおして毛穴の目立ちにくい肌に
- 独自の先行美容液「ジェリーアクアリスタ」が後に付ける化粧水、美容液の浸透を高める
- 肌のコラーゲンをサポートする「アスタキサンチン」配合
アスタリフト ベーシックトライアルキットは、富士フイルムが写真フイルム研究で培った「ナノテクノロジー」や「コラーゲン研究」の技術を化粧品に応用してつくった化粧品です。
3種の高機能コラーゲンが角質層のすみずみまでしっかり保湿。頬の毛穴開きの原因となる乾燥肌に肌の潤いとハリを与えます。
富士フイルム アスタリフト ベーシックトライアルキットの内容
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紫外線を防ぐ
肌の老化の80%は「紫外線」だと言われるように、紫外線は私たちの肌にダメージを与えます。
頬の毛穴開きの原因である肌のたるみ防ぐには、皮膚の奥深くに届いて、コラーゲンやエラスチンを変性させる紫外線UV-Aを防ぐことが重要です。
市販されている日焼け止めには、日焼け止めの効果を表す数字や記号が記載されていますが、数字で表されているのは、皮膚の一番外側にある表皮にダメージを与えるUV-Bを防ぐ効果です。
皮膚の奥深くに届くUV-Aを防ぐ効果の強さは【PA+++】というようにPAと+の数で表されていて、+の数が多いほど効果が高いとされています。
頬の毛穴開きの原因になる真皮のコラーゲンやエラスチンの変性を防ぐには、できれば「PA+++」以上の日焼け止めを使うことをおすすめします。
紫外線は晴れの日だけでなく、曇りの日でも晴れの日の6割近い量が降り注いでいるので、天候に関わらず紫外線対策を行いましょう。
頬の毛穴開きの原因となるUV-Aは雲やガラスを通り抜けるので、曇の日や室内にいても浴びることがあり注意が必要です。
また、UV-Bは夏に多く冬は一気に量が減りますが、UV-Aは4月から9月にかけて量が増え、冬期もあまり量が減らないので、一年間を通じて対策を行うようにしましょう。
頬の毛穴開きを目立たなくするメイク法
頬の毛穴開きは、面積が広いこともあり「至近距離で見られると目立つ」と気にしている人も多いのではないでしょうか?
上で紹介したケア方法を実践することで、少しずつ頬の毛穴開きが目立たなくなる期待が持てますが、「とりあえず今ある毛穴の開きをなんとかしたい」という場合は、メイクによって毛穴を目立たなくすることが可能です。
頬の毛穴を目立たなくするには、下地選びが肝心
あなたは、ファンデーションの前に化粧下地を使っていますか?
頬の毛穴が目立つのは、毛穴が開いた部分が影になってしまうからですが、化粧下地を使用することで肌表面がなだらかになり、毛穴が目立ちにくくなります。
化粧下地には「毛穴の凸凹をスムーズにする」「紫外線を防ぐ」「肌を保湿する」など様々な機能があり、毛穴が目立ちにくくなるだけでなく、毛穴の開きを改善する効果も期待できます。
化粧下地は「化粧下地」という名前で売られているものもありますが、下地機能に様々な機能をプラスした「BBクリーム」「CCクリーム」などがおすすめです。
毛穴を目立たなくする化粧下地の使い方
1.スキンケア化粧品が肌になじんでから使用する
乳液やクリームがベタベタと肌に残ったままだと、化粧下地にムラができてしまいます。
2.付ける量は説明書にある使用量を守る
多く使用するほどカバーできるというわけではなく、量が多いと後に付けるファンデーションがよれてしまいます。
3.指を使って薄く毛穴を埋めるようにして伸ばしていく
毛穴の気になる部分は指を使って優しく押さえるようにしてつけます。
肌に伸ばすときは強くこすり過ぎないように注意しましょう。
おすすめの化粧下地
コスメデコルテ ラクチュール パーフェクトポアカバー
15g 2,916円(税込)
- 毛穴の凹凸に入り込んで表面をならし、なめらかな肌の質感をつくる
- テカリや皮脂のベタつきが気になりにくいサラサラな肌触りに
コスメデコルテのラクチュール パーフェクトポアカバーは、開き毛穴やたるみ毛穴の目立ちをカバーしてくれる化粧下地。
長時間サラサラで化粧崩れのない肌を演出し、スフレのような軽さで肌に重さを感じさせません。
化粧直しのときにはメイクの上からも使えるのも便利ですね。
ファンデーションはリキッドかクリームタイプを
ファンデーションには「パウダー」「リキッド」「クリーム」「クッション」といったタイプがありますが、頬の毛穴が目立つ人は保湿力が高くカバー力がある「リキッド」もしくは「クリーム」タイプのファンデーションがおすすめです。
毛穴を目立たなくするファンデーションの塗り方
1.化粧下地がしっかりなじんでからファンデーションを付ける
化粧下地にムラがあると、ファンデーションがよれてキレイに毛穴をカバーできません。
2.手やスポンジでなくてブラシを使うのもおすすめ
リキッドやクリームタイプのファンデーションは塗りムラができやすいので、ブラシを使うのもおすすめです。
ブラシを使うと毛穴のくぼみにファンデが入り込み、毛穴が目立ちにくくなります。
3.毛穴を隠そうと厚塗りにしない
リキッドやクリームタイプは付けすぎるとムラが目立ち不自然な仕上がりになります。
一度にたくさん肌に乗せず、少しずつ肌の乗せて伸ばしていくようにします。
おすすめのファンデーション
マキアレイベル 薬用クリアエステヴェール
25ml 4,216円(税込)
- 68種の美容成分が肌のうるおいを保ち、頬の毛穴開きの原因となる乾燥を防ぐ
- 光を反射する2種類のパウダーが頬の毛穴開きを自然にカバー
- PA+++で肌のたるみの原因となる紫外線UV-Aを防ぐ
薬用クリアエステヴェールは配合されている美容成分の多さから「美容液ファンデーション」と言われるように、保湿力の高さが魅力です。
伸びが良いので薄く均一に伸ばすことができ、厚塗りにならずに毛穴開きをカバーすることができます。
毛穴をふんわり隠す「パウダー」も有効
頬の毛穴開きをカバーするには、ベースメイクの仕上げに付ける「フェイスパウダー」を使うことをおすすめします。
フェイスパウダーは粒子の細かいパウダーが使われているので、毛穴の凸凹に入り込んで肌の表面を滑らかにする効果があります。またチタンやシルクといった光を反射する成分が配合されているので、毛穴の凸凹をぼかす効果もあります。
フェイスパウダーをつけるには、パフやブラシを使用しますが、パフのほうが肌にパウダーを密着させることができるので、頬の毛穴開きをカバーするのにおすすめです。
毛穴を目立ちにくくするフェイスパウダーの使い方
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毎日のスキンケアとメイクで毛穴レスな肌へ
頬の毛穴開きの背景には、「肌のたるみ」や「肌の乾燥」など、加齢の影響があることは否めませんが、あきらめるのはまだ早いですよ。
年齢による肌の変化は、毎日のスキンケアを見直すことで改善が期待できたり、どうしても毛穴が気になる場合はメイクで自然に隠したりすることもできます。
毛穴レスな肌を目指して今日からできることを始めてみてくださいね。