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ハリツヤ編集部

30代からの肌悩みを解決するプロ集団

ハリツヤ研究所編集部

洗顔を見直して美肌をつくろう

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洗顔は、美肌を目指す女性にとって重要なスキンケアの基本です。

基礎ができていない土地に家を建ててもグラグラしてしまうのと同じように、基本のポイントをおさえていない洗顔方法では、その上からどんな保湿ケアやエイジングケアを施しても水の泡になりかねません。

そこで今回は、スキンケアの土台とも言える洗顔の目的を改めて見直すとともに、正しい洗顔を行うためのポイントを具体的にピックアップします。

「私はいつも普通に洗顔しているだけだし」という女性にこそチェックしてほしい、多くの女性が陥りがちな間違い洗顔もあわせてご紹介していきます。

洗顔の目的は肌の汚れだけを落とすこと

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私たちが毎日欠かさず洗顔を行っているのは何のためなのでしょうか。そもそも洗顔の目的は、肌に付着した空気中のチリやホコリ、汗、酸化した皮脂を肌から取り除くことにあります。これらの肌の汚れだけを落とすことが、私たちが目指すべき理想の洗顔です。

というのも、私たちの肌には付着した汚れの他にも肌表面のバリア機能を強化するための天然保湿成分、肌の潤いを保つための細胞間脂質などが存在しており、これらの肌を守るための成分まで洗い流してしまっては、肌が外部からの刺激にダメージを受けやすい状態になってしまいます。

肌の汚れはきれいに落とし、天然保湿成分や細胞間脂質はしっかりキープするというのが美肌を作るためにおさえておきたい洗顔の基本です。

正しい洗顔方法はメリットがいっぱい

 

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肌の汚れをしっかりオフするという意識の高い女性ほど、天然保湿成分や細胞間脂質まで肌から奪ってしまう過剰な洗顔をしてしまいがちです。

間違った洗顔とは、長い時間をかけて洗顔を行う、肌を強くこする、1日に3~4回洗顔する、など過度の洗顔のことを言います。

過度の洗顔を繰り返すことで肌に刺激を与えてしまい、毛穴が広がったり、吹き出物やニキビができたり、顔全体が赤くなって痛みを伴ったりする場合があります。

そのような肌トラブルに気づいていながらも過度な洗顔を繰り返してしまうと、肌は慢性的な肌荒れ状態になり、乾燥肌や敏感肌、脂性肌を引き起こすことも考えられますので、洗顔時に痛みや違和感を感じたら洗顔を見直しましょう。

過度な洗顔は、肌内部の水分を保つ働きをする力を持つ皮脂まで洗い流してしまうため、肌が非常に乾燥しやすくなりますし、ゴシゴシ肌を擦り洗いすると肌は摩擦による刺激を受けます

摩擦は色素沈着の原因のひとつなので、シミやくすみにつながりやすいので、摩擦の刺激は肌に良いことがありません

これらの肌トラブルに心当たりのある方は、自分でも気付かない間に過剰な洗顔を繰り返している可能性あり。

一方、正しい洗顔方法を実践することで得られるメリットには、肌の透明感がアップする、洗顔後のスキンケア効率が高くなる、メイクのノリが良くなるなどが挙げられます。

洗顔で落とせる肌の汚れの中には、不要になった古い角質も含まれます。

古い角質が肌の表面に溜まってしまうと、それだけ肌に余分な厚みが出てくすみの原因にもなります。

正しい洗顔を続けると、肌の表面に溜まった古い角質が取り除かれ、肌の透明感がアップするのです。

また、洗顔で肌の表面に張り付いていた汚れが一旦リセットされると、次につける化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品の美容成分が肌に浸透しやすくなります。

肌の角質層のすみずみまで美容成分を届けることができれば、肌が潤いメイクのノリも良くなるのでまさに良いこと尽くしです。

スキンケアの基本!正しい洗顔8つのポイント

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それではいよいよ、正しい洗顔を行うための8つのポイントをご紹介していきます。

実践することで、不要な汚れをきっちり落としつつ、なるべく余計なダメージを与えることなく洗い上げる、肌に優しい洗顔を行うことができます。

ぜひ今の自分の洗顔方法と照らし合わせながら、ひとつずつチェックしてみてくださいね。

ポイント1 ぬるま湯を使う

肌の汚れを効果的に落とすためには、33~36℃のぬるま湯を使うのがポイントです。

33~36℃のぬるま湯は、肌の皮脂を適度に洗い流すための適温とされています。

毛穴を引き締めるために冷水を使用している方もいると思いますが、冷水で急に肌を冷やしてしまうと赤みが出たり肌が乾燥しやすくなったりしますし、皮脂が溶けにくいため酸化した余分な皮脂が肌に残ってしまうことが考えられます。

逆に熱いお湯を使用することも、熱さ自体が肌への刺激になるのはもちろん、肌に必要な天然保湿成分や細胞間脂質を肌から奪ったり、保湿のために必要な皮脂まで溶け出してしまう原因になりますので避けましょう。

ポイント2 最初にぬるま湯だけで洗う

洗顔料をつける前に、まずぬるま湯だけで軽く顔全体をすすぎましょう。

あらかじめ顔をぬるま湯で濡らしておくことで水のみで落とせるホコリや汗などの汚れが落とせるので、洗顔料が必要な皮脂汚れをよりスムーズに落とすことができます

また、肌が水にぬれていることで洗顔料の泡が伸びやすく、肌への直接の刺激をおさえることができます。

ポイント3 洗顔料に水を加えてよく泡立てる

洗顔料は、水で薄めて使用した時に肌の汚れを最も効率的に落とせるように作られています。

泡立てネットなどを使うと、水なしでもモコモコの泡を作れることがありますが、どれだけキメ細かい泡を立てることができても、洗顔料に含まれる洗浄成分の濃度が高すぎると肌には負担になるのです。

特に固形の石鹸タイプの場合、水を加えた方が洗顔料の泡立ちも良くなります。肌に優しい洗顔を行うためにも、洗顔料は少なくとも小さじ1杯以上の水で薄めて使用しましょう。

ポイント4 ゴシゴシこすらず優しく撫でる

洗顔料をしっかり泡立てたら、あとはその泡だけが肌に触れるよう、実際に手の指では肌をこすらないようにするのが理想の洗い方です。

肌への刺激や摩擦はあらゆる肌トラブルのもと。Tゾーンなど皮脂の多い部分はついゴシゴシとこすってしまいたくなりますが、グッとこらえて優しく撫でるように洗いましょう。

ポイント5 洗顔にかける時間は1分程度

洗顔は使用する洗顔料にもよりますが基本は1分、長くても2分程度で終わらせるようにしましょう。

ヘアケアでトリートメントを行う際には、成分が髪に浸透するまで数分間置いておくことがありますが、洗顔での長時間放置はご法度です。

ポイント6 すすぎ残しに注意する

洗顔料を落とす時には、ぬるま湯で顔全体を15~20回程度すすいでください。

すすぎ残しがあると洗顔料と汚れがずっと肌に残ってしまい、吹き出物や肌荒れの原因になります。おでこの髪の生え際や、顎のラインなどはすすぎ残しが発生しやすい場所ですので、特に注意しましょう。

ポイント7 タオルでの拭き取り時にもこすらない

洗顔後、タオルで水気を拭き取る時にも、ゴシゴシこするのは禁物です。

タオルの繊維による摩擦は、肌にとって大きな負担になりますので、タオルは肌に軽く当てるようにして、少しずつ位置を変えながら水分を拭き取るようにしましょう。

また、使用するタオルは洗顔用に清潔なものを用意するのがおすすめです。

手洗い用のタオルやバスタオルを使い回すと、タオルに繁殖している雑菌が洗い上がりの肌に付着し、肌トラブルを悪化させる原因になることがあります。

ポイント8 洗顔の頻度は朝晩2回で十分

脂性肌の方の中には、肌の脂っぽさが気になって頻繁に洗顔したくなる人も多いのではないでしょうか。

しかし、肌の汚れを落とす頻度としては朝と晩の2回で十分。それ以上回数を増やしてしまうと、肌に必要な油分が洗い流されることで逆に肌が乾燥します。

乾燥した肌は潤いを補給するために余計に皮脂を分泌しようとするので、オイリー肌が加速してしまう危険もあるのです。

この悪循環を生み出さないためにも、洗顔のペースは乱さないようにしましょう。

自分の肌に合った基礎化粧品(スキンケア用品)を

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基礎化粧品という言葉をご存知でしょうか?

マスカラやチークのようにメイクをするための化粧品ではなく、洗顔料や化粧水のように肌を整えるための化粧品を基礎化粧品といいます

現在数え切れないほどの基礎化粧品が販売されていますが、基礎化粧品は、自分の肌質や、肌の健康状態に合わせて選ぶことが大切です。

ニキビが気になるようならニキビ予防の効果をうたった薬用のスキンケア用品がありますし、敏感肌だからどんな化粧水でも肌がヒリヒリと痛んでしまうという方にも、敏感肌専用のスキンケア用品が販売されています。

自分自身の肌の健康状態を考え、自分の肌質に合った適切なスキンケア用品を使用することで、肌トラブルの改善や、美肌効果につながります。

また、もう1つ気をつけなければならないのは基礎化粧品を使う順序です。

化粧水や乳液、美容液など数多くの基礎化粧品がありますが、ただ付ければ良いというわけではなく、それぞれの基礎化粧品には役割があり、効果的な使用順序があります。

基礎化粧品の種類は、大きく分けると水分と油分の配合量の違いによって区分されています。

水分が最も多く含まれている基礎化粧品は、洗顔後、一番に使用する化粧水です。

洗顔後は、肌の水分が失われやすく、また肌に汚れや皮脂がない清潔な状態なので、水分が多く含まれる化粧水を使用することが望ましいとされています。

油分が最も多い基礎化粧品は、自分で見分ける必要があるのですが、判断の基準はとろみの強さです。

なぜ自分で見分けなければならないのかというと、容液として販売されている基礎化粧品には配合成分などの定義がなく、基本的に各メーカーの判断に任されているからです

つまり、美容液の中でも、化粧水のように水分の多い美容液もあれば、クリームのように油分が多い基礎化粧品もあるのです。

ただクリームよりもとろみが強い美容液が販売されていることは少ないため、油分が多い基礎化粧品は基本的にはクリームといえるのですが、100%ではないため実際に使う際は確認してみてください。

基礎化粧品の中に含まれる水分は、肌に潤いを与える役割があり、油分は肌に潤いを閉じ込める役割があります

まだ肌内部に潤いが入っていない状態で、潤いを閉じ込める役割の油分をつけてしまっては効果がありません。

ですから、基礎化粧品を使用する際は、水分が多く含まれている基礎化粧品から使用していき、最後は最も多く油分が含まれている基礎化粧品を使用する、というのが一番効率の良い順序といえます。

詳しく並べると、化粧水→美容液(とろみによって自己判断)→乳液→クリームの順番になります

スキンケア用品は化粧水のみ使っている方もいるかと思いますが、化粧水のみでは肌に与えた水分を閉じ込める油分が非常に少ないため、せっかくの水分がすぐに逃げてしま効果的とは言えません。

スキンケアが面倒と感じている方も、最低限として水分が多く潤いを与えることができる化粧水と、油分が多く潤いを閉じ込めることができる乳液かクリームを使用するようにしましょう。

乾燥肌の方は水だけ洗顔もおすすめ

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乾燥肌の方は、元々肌が乾燥しやすい状態にあるため、洗顔料を使用することで他の肌質の方よりも肌に本来必要な油分が落ちやすくなってしまいます。

天然保湿成分や細胞間脂質など、肌を守るための成分を肌にキープしておきたい場合は、あえて洗顔料を使用せずぬるま湯だけで洗顔を終えるのもひとつの方法です。

乾燥肌の方に限らず、普通肌の方も特にベタつきが気にならない場合には、朝だけでもぬるま湯のみの洗顔に切り替えてみてはいかがでしょうか。

洗顔料はどれだけ肌に優しいと言われるものを使用しても、肌にとっては異物=刺激になってしまうことが避けられません。

肌には元々自浄作用が備わっており、役割を終えた古い角質や汗、ホコリなどの外部からのゴミは、ぬるま湯だけで十分に洗い落とすことができます。

ただ、汗やメイク汚れが長時間放置されたことによって酸化し、頑固にこびりついた皮脂は洗顔料の力を借りた方がきれいに取り除くことができますので、自分の肌の状態を見ながら洗顔料を使うかどうかその都度判断できると良いですね。

まとめ

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今回ご紹介したポイントに共通するのは、肌への摩擦と刺激をなるべく避けるようにすること

私たちの肌は、痛みやヒリつきがある時に限らず、指でツンツンと突つく程度でもそれ相応の刺激を感じています。

肌は、刺激に対抗するためにメラニン色素を生成しますので、その積み重ねでシミやくすみが発生してしまいます。

美肌を目指すために何より大切なのは、刺激によるダメージを肌に与えないようにすることです。

スキンケアの基本である洗顔は、日々の欠かせない習慣である分、間違った洗顔方法のダメージが特に蓄積しやすい部分でもあります。

今回ご紹介した正しい洗顔のポイントを参考に、ぜひあなたも日々の洗顔方法を見直してみてくださいね。