
年齢を問わず多くの方を悩ませる肌荒れ。
季節の変わり目に現れる肌荒れや、生理前のニキビ、化粧品によるかぶれなど、肌荒れには色々な種類があります。
肌荒れがあると、化粧品が肌にしみたり、メイクノリが悪かったりと、困ってしまいますよね。
肌荒れは種類に合わせたスキンケアや生活習慣などの見直しが大切。
今度こそ、肌荒れの悩みからサヨナラしましょう!
あなたはどのタイプ?肌荒れ4種類
「肌荒れ」とは、何らかの原因によって、肌に生じるトラブルの総称。
つまり、一口に肌荒れと言っても「肌がカサカサする」「ニキビができやすい」「肌にかゆみがある」など、さまざまな種類があるのです。
「肌荒れがなかなか改善しない」という声を耳にすることがありますが、その多くの場合、自分の肌荒れの種類にあった適切な対処法をしていないということが原因。
まずは、あなたの肌荒れの種類を知ることからスタートしましょう。
乾燥肌(敏感肌)タイプ
- 肌がかさつく
- 肌が粉を吹いたようになる
- 肌に赤みやかゆみが出ることがある
- 朝保湿しても午後には乾燥してくる
- 洗顔後、肌がつっぱりやすい
いわゆる「乾燥肌」の方に起こる肌荒れで、肌表面にかさつきや粉吹きなどが起こります。
乾燥肌タイプの肌荒れは、しっかり保湿をしてもすぐに肌が乾燥したり、メイクノリが悪かったりすることが多く、肌全体のツヤが失われているので、肌色もくすみがち。
また、乾燥肌タイプの肌荒れが進行すると、肌のバリア機能が正常に働かなくなり、敏感肌タイプの肌荒れとなります。
化粧水がしみたり、肌に赤みやかゆみ・湿疹ができたりすることもあるので、早めに対処するようにしましょう。
ニキビ・吹き出物タイプ
- 同じ場所に繰り返しニキビができる
- 生理前にニキビができやすい
- ニキビがなかなか治りにくい
- 便秘が続くと吹き出物が気になる
思春期にできるニキビではなく、大人になってからできるニキビや吹き出物などの肌荒れを指します。
ニキビや吹き出物は、炎症が進むと赤みや腫れ・痛みなどが生じ、場合によっては、ニキビ跡などが残る場合も。
ニキビ・吹き出物タイプの肌荒れの対策をするには、スキンケアだけでなく、食生活や生活習慣の見直しがカギになってきます。
くすみ肌タイプ
- 顔色が全体的にくすんでいる
- 肌がごわついている
- 目の下のくまが気になる
- 冷え性である
- 肩こりや首こりが気になる
肌に「くすみ」が生じるタイプの肌荒れで、くすみの種類がいくつかあります。
肌がごわついて肌色がくすむタイプ、目の下にクマができて顔色が悪く見えるタイプ、肌色が濃くなりシミやそばかすが目立つタイプなど、原因によってくすみの種類が異なります。
アレルギータイプ
- 肌に赤みが出やすい
- 肌に湿疹ができている
- 肌にかゆみがある
- 化粧品にかぶれる
- アレルギー体質である
- 季節の変わり目やストレスなどで悪化する
- 花粉など特定の物質によって肌荒れが起こる
肌にアレルギーによる湿疹や炎症などが起こるタイプの肌荒れで、アレルギーの原因となるものは、化粧品の成分や花粉、ハウスダストなどさまざまです。
アトピー性皮膚炎などもアレルギーの一種で、基本的に皮膚科などで医師の指導のもと、治療やスキンケアを行う必要があります。
【種類別】肌荒れが起こる原因
あなたの肌荒れがどの種類に当てはまるかわかりましたか?
種類が分かったところで、自分の肌荒れがなぜ発生するのか知りたいという方に、種類別に肌荒れが発生する原因とメカニズムについて解説します。
「とにかく早く肌荒れ対処法が知りたい」という方は、スキンケアとおすすめ化粧品へ進んでくださいね。
種類別肌荒れのスキンケアとおすすめ化粧品へ |
乾燥肌タイプの肌荒れの原因
乾燥肌タイプの肌荒れが起こる原因は、肌の乾燥によって肌のバリア機能が低下すること。
肌のバリア機能とは「肌の水分を保つ働き」と「肌を外部の刺激から守る働き」の2つで、私たちの肌は肌のバリア機能によって、健康な状態を保っています。
肌のバリア機能を果たしているのは、肌の1番外側にある「角質層」と呼ばれる組織。
角質層はきれいな層状を保つことで、肌のバリア機能を果たすことができています。
角質層の中で水分を保つ働きをしているのは、角質層を覆う「皮脂膜」、角質細胞の間を埋める「細胞間脂質」、角質細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」の3つで「肌の保湿因子」と呼ばれています(下図参照)。
肌の保湿因子は、角質層の生まれ変わり(肌のターンオーバー)にともなって作られていますが、何らかの原因で肌のターンオーバーが乱れると、肌の保湿因子が十分に作られません。
また、スキンケア時の摩擦などで、角質層が傷つくと、肌の保湿因子が流出してしまうことも…。
肌の保湿因子が減少すると、肌は水分を十分に保つことができず、肌が乾燥して「肌のかさつき」「粉吹き」といった肌荒れが生じます。
また、傷ついた角質層だと肌のバリア機能が十分に働かず、肌はさまざまな外部刺激の影響を受けやすくなり、その結果「肌の赤み」「肌のかゆみ」などの肌荒れが起こります。
肌のバリア機能が低下する原因を、以下に2つ挙げてみました。
1. 間違ったスキンケア
毎日のスキンケアの中で角質層に最もダメージを与えるのが、クレンジングと洗顔。
クレンジング料や洗顔料の洗浄成分は、メイクや汚れを落とすだけでなく、肌のうるおいを保っている保湿因子も洗い流してしまうものもあるんです。
また、クレンジングや洗顔時の肌の摩擦も角質層を傷つけ、肌の保湿因子を減少させます。
古くなった角質を取り除く「ピーリング」も、角質層を傷つけて乾燥を引き起こしてしまうので、ピーリングのしすぎも肌荒れの原因となります。
2. 肌のターンオーバー(生まれ変わり)の乱れ
角質層が生まれ変わる肌のターンオーバーの周期は、加齢とともに長くなっていきます。
肌の保湿因子は肌のターンオーバーにともなって作られているので、肌のターンオーバーが遅くなると肌の保湿因子も減少してしまうのです。
加齢以外にも、ホルモンバランス・食生活の乱れ、睡眠不足、紫外線などが原因で、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れが生じることがあります。
ニキビ・吹き出物タイプの肌荒れの原因
思春期にできるニキビとは異なり、20代以降にできる大人ニキビは、「繰り返し同じ場所にできる」「なかなか治らない」といった特徴があり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ニキビは、毛穴が詰まって皮脂が溜まることが原因で発生します。
でき始めのニキビは白くて小さく、ポツポツとした見た目で、「白ニキビ」と呼ばれています。
白ニキビが進行すると、毛穴に詰まった角栓が酸化した「黒ニキビ」や、毛穴の中で炎症が起こって「赤ニキビ」へと変化。
赤ニキビは触ると痛みを伴うことも多く、メイクでも隠しにくいので厄介です。
赤ニキビがさらに進行すると、膿が溜まった「黄ニキビ」に。
黄ニキビは腫れや痛みを伴うので、専用の薬を使って治療する必要があります。
これらの大人ニキビができる原因には、どんなものがあるのかを以下に挙げてみました。
1. 肌の乾燥
大人ニキビの最も大きな原因は、肌の乾燥です。
間違ったスキンケアなどが原因で肌の乾燥が続くと、肌は乾燥を防ぐために皮脂の分泌を増やします。
特に、顎や頬などは毛穴が小さいので、皮脂の分泌が増えると毛穴が詰まり、ニキビができやすくなるのです。
2. ホルモンバランスの乱れ
ニキビに影響を与える皮脂の分泌は、ホルモンの影響を受けています。
生理前などにホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が増えてニキビや吹き出物タイプの肌荒れが起こりやすくなります。
ホルモンバランスの乱れの原因として挙げられるのは、ストレスや睡眠不足です。
3. 便秘
「便秘が続くと肌荒れしやすい」と感じている方は多いですよね?
腸の中には善玉菌や悪玉菌、日和見菌(悪玉菌が優勢になると悪玉菌と同じ働きをする)の3種の菌がバランスを保ちながら存在していますが、便秘になると腸内の細菌のバランスが崩れ、腸内にガスなどの有害物質が発生します。
有害物質が腸で吸収されると、血液に乗って全身に運ばれ、吹き出物などの肌荒れを引き起こしてしまうのです。
くすみ肌タイプの肌荒れの原因
くすみ肌タイプの肌荒れには、原因の異なる3つの種類があります。
それぞれの原因をくわしく見ていきましょう。
1. 角質肥厚タイプ
肌のターンオーバーが滞ると、古くなった角質が肌に残る「角質肥厚(かくしつひこう)」の状態に。
角質肥厚が起こると、肌が固くなったりごわついたりする肌荒れが起こります。
肌のターンオーバーが乱れる原因としては、以下の通りです。
- 間違ったスキンケア
- 加齢
- 食生活が乱れによる栄養不足
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
2. 血行不良タイプ
くすみ肌タイプの肌荒れのもう1つの原因は肌の血色不良です。
冷え性の方、運動不足の方、デスクワークが多い方などは、首こりや肩こりなどが起こりやすく、顔への血行が滞りがち。
顔への血行不良が起こると、いわゆる「顔色が冴えない」状態になり、目の下のクマなども目立ちます。
また、血行不良によって肌のターンオーバーが乱れると、古くなった角質が肌に溜まり、くすみタイプの肌荒れを発生させます。
3. メラニン蓄積タイプ
紫外線は、くすみタイプの肌荒れの大きな原因です。
肌のくすみの中でも、肌色が濃く見える、シミやそばかすが増えるといったタイプのくすみは、紫外線の影響で肌に作られたメラニンが原因。
通常、メラニンは肌のターンオーバーに伴って排出されていきますが、紫外線を浴びる量が多かったり、肌のターンオーバーが乱れたりすると、肌にメラニンが残って、くすみタイプの肌荒れを生じさせてしまうのです。
アレルギータイプの肌荒れの原因
アレルギーとは、ある物質を摂取したり接触したりした時に、その物質に対して異常な免疫反応を起こすこと。
以下の物質が、アレルギーの原因としてよく挙げられる一例です。
- 洗剤や化粧品などに含まれる成分
- 衣類などの繊維
- ハウスダスト
- 空気中の化学物質
- 動物の皮膚や毛
- 花粉
- アクセサリーなどの金属
- 気温の変化
など
とある物質を異物とみなすと、身体が物質に抵抗して肌に炎症を起こしたり、毛細血管の血流が増えたりといった免疫反応が起こり、「肌の赤み・かゆみ」「湿疹」といった肌荒れの症状が出ます。
アレルギー反応によって起こる肌荒れは、「アレルギー性皮膚炎」というれっきとした皮膚の病気です。
アレルギー性皮膚炎の中でも、症状が良くなったり悪くなったりをくりかえしながら慢性的に続くものが「アトピー性皮膚炎」です。
「アレルギー性接触皮膚炎」はセルフケアだけでは改善することが難しいので、皮膚科を受診して治療を受けるようにしましょう。
【種類別】肌荒れのスキンケアとおすすめ化粧品
アレルギータイプの肌荒れは皮膚科での治療が必要ですが、それ以外の肌荒れは、日々のスキンケアを見直すことで、肌荒れの予防は十分可能です。
それではここから、肌荒れの種類別にスキンケア方法とおすすめのスキンケア化粧品を紹介します。
乾燥肌タイプの肌荒れのスキンケア
乾燥肌タイプの肌荒れには、日々のスキンケアが大きく影響していて、スキンケアの見直しがとても効果的な種類の肌荒れだといえます。
以下に、スキンケアのポイントを紹介していくので、自分の普段のスキンケアと照らし合わせて、見直せるところがあったら改善していきましょう。
1. クレンジング&洗顔を見直す
スキンケアで最初に見直してほしいのがクレンジングと洗顔。
この2つが原因で肌荒れを起こしている方は意外と多いのです。
まず、以下にある「やってはいけないスキンケア」をしていないか、チェックしてみましょう。
- オイルクレンジングや洗顔フォームなど洗浄力の強い成分を配合した化粧品を使っている
- クレンジングや洗顔時に肌をゴシゴシとこすっている
- お湯ですすいでいる
- 洗顔後すぐに保湿をしていない(洗いっぱなし)
- 1日に3回以上洗顔している
当てはまる方は、クレンジングや洗顔をすぐに見直してくださいね。
乾燥肌タイプの肌荒れのクレンジング
乾燥肌タイプのクレンジングでは、クレンジング料選びが重要です。
クレンジング料はタイプによって洗浄力の強さが異なります。
乾燥肌の肌荒れが気になる方は、「ミルクタイプ」「クリームタイプ」のクレンジングがおすすめです。
拭き取りタイプは肌への摩擦による負担が大きいので、乾燥肌タイプの肌荒れを起こしてしまう人にはおすすめできません。
クレンジングの際は、なるべく手早くクレンジング料をメイクになじませ、肌をゴシゴシと擦らないように優しくメイクを落とすようにしましょう。
乾燥肌タイプの肌荒れの洗顔
乾燥肌タイプの肌荒れが気になる人は、洗顔もできるだけ肌に優しく行うことが必要です。
洗顔は毎日行うものなので、見直すことで肌荒れに大きな変化をもたらすことができますよ。
以下に紹介するのが、肌に負担をかけにくい洗顔方法なので、乾燥肌タイプの肌荒れを起こす人は、ぜひ実践してみてくださいね。
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- 泡を肌に乗せ、Tゾーン→フェイスライン→頬→目元・口元の順に洗う
- 泡をクッションのようにして、肌を直接ゴシゴシこすらないように洗う
- 34度位のぬるま湯で15回ほどしっかりすすぐ
2. スキンケアでは保湿が重要
乾燥肌タイプの肌荒れを起こしてしまう人は、毎日のスキンケアで保湿成分をたっぷりと補い、角質層を健康な状態に戻していくことを心がけましょう。
保湿効果の高い成分は以下の3つ。
これらの成分が配合されているスキンケア化粧品も、一緒に紹介していきますね。
セラミドはいくつか種類があり、「ヒト型セラミド」と呼ばれるタイプが、最も保湿効果が高くおすすめです。
化粧品には「セラミド2」「セラミド3」「セラミドAP」「セラミドNP」といった形で表示されています。
肌への刺激が少なく、高い保湿効果が期待できます。
化粧品には「アルギニン」「プロリン」「グリシン」「アラニン」「セリン」といった、個々のアミノ酸名で表示されています。
肌なじみがよく、角質層の水分の蒸発を防いで、乾燥肌タイプの肌荒れを防ぎます。
乾燥肌タイプの肌荒れにおすすめ
ノブ lll トライアルセット
- ノブ lll クレンジングクリーム(15g)
- ノブ lll ウォッシングクリーム(15g)
- ノブ lll フェイスローション R(20mL)
- ノブ lll ミルキィローション(8mL)
- ノブ lll モイスチュアクリーム(4g)
- ノブ lll フェイスローション L(2mL×1個:1回分)
- ノブ lll フェイスローション EX(2mL×1個:1回分)
- ノブ lll バリアコンセントレイト(0.8g×1個:1回分)
- 肌のバリア機能をサポートしてくれるので乾燥肌や敏感肌の肌荒れに最適
- フェイスローションEXは3つの肌の保湿因子に近い成分を配合
- バリアコンセントレイト(美容液)には「ヒト型セラミド(セラミド3)」を配合
敏感肌用化粧品として皮膚科などでも取扱いがあるノブ(NOV)シリーズ。
臨床皮膚医学に基づいて開発されたスキンケア化粧品は、肌荒れに悩む方も使用することができます。
肌のバリア機能をサポートする成分が豊富に配合されているので、使い続けることで、うるおいのある健康な肌の状態を保てるようになります。
ニキビ・吹き出物タイプの肌荒れのスキンケア
ニキビ・吹き出物タイプの肌荒れは、皮脂の分泌が気になる人が多いことから、皮脂ケアにとらわれがちですが、皮脂分泌の原因は肌の乾燥である場合がほとんど。
肌荒れを防ぐためには、毛穴に汚れを残さない洗顔と、ニキビや吹き出物を悪化させない保湿の2つを意識しましょう。
1. 毛穴に汚れを優しく落とす洗顔
ニキビができやすい方は、毛穴の詰まりを防ごうと、肌をゴシゴシ洗っていませんか?
毛穴に溜まった皮脂など、毛穴の汚れを落とすことは大切ですが、ゴシゴシと肌に摩擦をかけて洗うと、角質層が傷ついて肌が乾燥し、かえって皮脂が増えてしまいます。
毛穴汚れは「優しく落とす」ことを心がけましょう。
- 汚れを吸着する成分(クレイ、シリカ、スクラブなど)を配合した洗顔料を使う
- 泡立ちのきめ細かな洗顔料を選ぶ
- ゴシゴシとこすらず、泡をなじませるようにして優しく洗う
2. 保湿は油分少なめで保湿成分をたっぷり
ニキビ・吹き出物タイプの保湿は、「油分は少なめ」「保湿成分はたっぷり」を心がけます。
化粧水や美容液の保湿の後には、油分が少なめの乳液か、さらっとしたジェルタイプのクリームで保湿するようにしましょう。
また、オイルフリーの化粧品やノンコメドジェニックテスト(ニキビの元になるコメドができるかどうかのテスト)済みの化粧品もおすすめです。
ニキビ・吹き出物タイプの肌荒れにおすすめ
オルビス 薬用クリア トライアルセット
- ウォッシュ(20g)
- ローション(40mL)
- モイスチャー(14g)
- 薬用成分の「甘草エキス」がニキビができにくい肌に整える
- 全品オイルカット処方で「浸透型コラーゲン」「ヨクイニンエキス」「紫紺エキス」などの保湿成分も豊富に配合
オルビス薬用クリアシリーズは、30年近くも愛されているロングセラー。
ニキビなどの肌荒れを防ぐ薬用成分「甘草エキス」が配合されているので、繰り返しがちな大人ニキビができにくい肌に整えてくれますよ。
全品オイルカット処方なので、ニキビや吹き出物の原因をつくりにくく、さっぱりしているのに保湿力も高い、大人ニキビに悩む人にぴったりのスキンケアシリーズです。
くすみ肌タイプの肌荒れのスキンケア
くすみ肌タイプの肌荒れにはいくつか種類があり、スキンケアも異なります。
種類別にスキンケアのポイントを解説します。
1. 角質肥厚によるくすみ
角質肥厚タイプの肌荒れには、古くなった角質を落とす「ピーリング」というケアが適しています。
しかし、ピーリングはやりすぎると、かえって肌の乾燥を招くことがあるので、肌に負担をかけにくいピーリング化粧品を選ぶようにしましょう。
おすすめのピーリング化粧品
エトヴォス スキンピールジェル
- 古くなった角質を優しくオフする「AHA」がくすみタイプの肌荒れをクリアに
- ピーリング後の肌を保湿する「ヒアルロン酸」「リピジュア®」を配合
敏感肌用スキンケア化粧品として人気のエトヴォス。
スキンピールジェルは、肌に塗って洗い流だけのピーリング化粧品です。
肌をこすったりする必要がないので、摩擦による負担をかけずに、古くなった角質をオフ。
くすみタイプの肌荒れにぴったりなピーリングジェルです。
2. メラニンによるくすみ
メラニン蓄積型の肌荒れを防ぐには、メラニンの生成を防ぐ「美白成分」を配合した化粧品を日々のスキンケアに取り入れましょう。
メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ成分美白成分 | 働き |
トラネキサム酸 |
|
ビタミンC誘導体 |
|
リノール酸S |
|
アルブチン |
|
コウジ酸 |
|
エラグ酸 |
|
プラセンタエキス |
|
4-メトキシサリチル酸カリウム塩 |
|
ニコチン酸アミド |
|
ルシノール |
|
マグノリグナン |
|
t–シクロアミノ酸誘導体 |
|
カモミラET |
|
おすすめの美白化粧品
アスタリフトホワイト 美白/UVケアトライアルキット+ジェリー
- ブライトローション<美白化粧水>(医薬部外品)(18mL)
- エッセンス インフィルト<美白美容液>(医薬部外品)(5mL)
- クリーム<美白クリーム>(医薬部外品)(5g)
- ジェリー アクアリスタ<ジェリー状“先行”美容液>(0.5g×10包)
- D-UVクリア ホワイトソリューション<UVクリア美容液 兼 化粧下地>(5g)
- 美白有効成分「アルブチン」「ビタミンC誘導体」がメラニンの生成を防ぐ
- 保湿力の高い「ヒト型ナノセラミド」を配合した人気商品「ジェリーアクアリスタ」も試せるお得なセット
富士フイルムが開発した人気エイジングケア※ブランド「アスタリフト」の美白ケアラインが、アスタリフトホワイト。
独自のナノ技術による保湿と、アルブチン・ビタミンC誘導体のダブルの美白成分で、メラニンの生成を抑えて透明感のある肌をサポートします。
※年齢に応じたケアのこと
3. 血行不良タイプのくすみ
血行不良タイプの肌荒れは、スキンケアを行う際に、首周りのマッサージや顔のツボ押しをして、血行を促しましょう。
お手入れの仕上げにマッサージクリームを使用すると、スキンケアとマッサージが一緒にできますよ。
- 左右の耳をつまみ、ゆっくりと後ろ方向に向かって耳を5回まわす
- 耳の後ろの骨の出っ張っている部分を、指先で優しく押す
- 顔を右に向け、右手で、左耳の後ろの骨の出っ張りのすぐ下にある筋肉をつまむ
- そのまま筋肉が盛り上がっている部分を下にずらしながらつまんでいく
- 鎖骨に当たったら、鎖骨を指で挟むようにしてマッサージする
- 顔を左側に向け、反対側も同じようにマッサージする
- 翳風(えいふう)
耳たぶと顔の境目にあるくぼみ。
顔の血行を促進するので肌のくすみによる肌荒れに効果的。 - 迎香(げいこう)
口角からまっすぐ上がった線上の、小鼻と同じ高さにあるツボ。
肌の新陳代謝を高めくすみによる肌荒れを改善します。
アレルギータイプの肌荒れのスキンケア
アレルギータイプの肌荒れは、まずは自己判断でスキンケアせず、皮膚科の専門医に状態を診てもらって、スキンケア方法の指示を仰ぎましょう。
湿疹やかゆみなどの肌荒れが落ち着いてきたら、できるだけ肌に刺激が少ないタイプの化粧品でスキンケアを行うのがおすすめですよ。
肌荒れ予防におすすめ
IHADA(イハダ) 薬用スキンケアセット
- 薬用ローション(25mL)
- 薬用エマルジョン(15mL)
- 薬用クリーム(5g)
- 肌荒れ中でも肌に刺激や負担を与えにくい成分でつくられたスキンケアシリーズ
- 刺激の少ない「高精製ワセリン」が肌に保護膜をつくって、うるおいを逃がさない
資生堂の医薬品部門「資生堂医薬品」が販売するIHADA(イハダ)は、花粉や気温の変化などで起こる肌荒れを「防御」「予防」「治療」するためのシリーズ。
薬用スキンケアセットは、肌荒れを「予防」するために作られた医薬部外品のスキンケア化粧品です。
低刺激設計にこだわっているので、肌が敏感な人や肌荒れ中のデリケートな肌状態でも、負担がかかりにくくなっています。
お手軽にIHADA(イハダ)が試せるスキンケアセットは、「@cosmeのベストコスメ2018キット・セット部門」で第1位を獲得した人気のセットです。
肌荒れには生活習慣&食生活の見直しも
肌荒れ対策には、スキンケアの見直しを行うことが必須ですが、「スキンケアを丁寧に行っていても、肌荒れが良くならない」という場合もありますよね。
肌荒れは、種類によってはスキンケアだけでなく、生活習慣や食生活などを見直して、身体の中からサポートすることが必要な場合も。
ここからは、肌荒れ対策に効果的な、生活習慣と食生活の見直しについて解説します。
良質な睡眠をとる
肌荒れを防ぐには、肌のバリア機能を担っている「角質層」を、いかにすこやかに保つかがカギ。
角質層は、「肌のターンオーバー」と呼ばれる、肌が生まれ変わる働きによって、常に新しい細胞に変わっています。
肌荒れを繰り返している方は、肌のターンオーバーが乱れている場合が多いのです。
健康な肌を取り戻すには、肌のターンオーバーがスムーズに行われることが大切。そのために必要なのが良質な睡眠です。
肌のターンオーバーが最も盛んに行われるのは睡眠中。
眠りについてから最初に訪れる、ノンレム睡眠(深い眠り)の際には、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌されます。
肌荒れが治りにくいという方は、まずは良質な睡眠をとることを心がけてくださいね。
- 寝る3時間前には夕食を済ませる(寝る前に飲食しない)
- 規則正しい生活を心がける
- 寝る2時間前くらいに入浴をして身体の深部体温を上げておく
- 寝る前1時間はスマホやパソコンの画面を見ない
- 夕方から就寝3時間前の間に適度な運動をする
- 遮光カーテンなどを使い、寝室をできるだけ暗くする
食生活の見直し
肌荒れ対策のカギとなる「肌のターンオーバー」を整えるには、肌のターンオーバーに必要な栄養素を積極的に摂ることも効果的です。
- ビタミンA→レバー、うなぎ、かぼちゃ、人参 チーズ、卵など
- ビタミンB2→レバー、うなぎ、納豆、卵黄など
- ビタミンB6→カツオ、マグロ、肉類、バナナなど
- ビタミンC→柑橘類、キウイ、ピーマン、ブロッコリー、抹茶など
- ビタミンE→植物油、ナッツ類など
- タンパク質(アミノ酸)→肉類、魚類、大豆製品
上で紹介した栄養素と食材例を見てみると、今日から取り入れられそうなものばかりですね。
日頃から外食や偏食が多い人は、いま一度自分の食生活を見直しましょう。
紫外線対策
美肌の大敵である「紫外線」は、肌荒れの種類を問わず対策が必要です。
紫外線は、晴れた日や夏季に多く降り注いでいますが、曇りの日や冬でも対策が必要です。
また、短時間の外出や車の運転などでも紫外線を浴びているので、基本的に毎日紫外線対策を行うことをおすすめします。
外出時や屋外でのレジャーでは、SPFやPA値の高い日焼け止めが必要ですが、短時間の外出や室内での紫外線対策は、肌への負担が少ない日焼け止めか化粧下地などを使用するといいでしょう。
注意が必要な肌荒れの種類は?
肌荒れは、種類によってはセルフケアだけでは予防・対策できない場合もあります。
肌荒れの種類の中でも最も注意が必要なのが、アレルギータイプの肌荒れ。
アレルギータイプの肌荒れは、基本的に皮膚科の受診が必要です。
アレルギータイプの肌荒れは、スキンケア化粧品を選ぶ際に細心の注意を払いましょう。
また、ニキビや吹き出物タイプの肌荒れも、炎症がひどくなると赤みや腫れ、痛みなどが出てきます。
市販の薬を5~6日間ほど使用しても良くならない場合は、すみやかに皮膚科を受診するようにしましょう。
肌荒れは種類に合わせた適切な対処を
一口に肌荒れといっても、色々な種類があることがわかっていただけたでしょうか?
自分がどの種類の肌荒れであるか、肌荒れの原因は何かをちゃんとわかっていれば、スキンケアや生活習慣の見直しなど、適切な肌荒れケアが行えます。
肌荒れ対策は、すぐに結果が出るわけではありません。
それでも、毎日コツコツと続けていれば、肌のターンオーバーに伴って、徐々に健康な肌の状態に戻っていきますよ。
自分の肌荒れの種類をちゃんと見極めて、適切な肌荒れケアをしてくださいね。