洗顔ブラシ
佐藤蓉子プロフィール

シミと美白を専門としたプロフェッショナル

佐藤 蓉子

毛穴の汚れを奥からかき出すという魅力的なフレーズで宣伝されることもある洗顔ブラシ。

黒ずんだ毛穴をきれいにするというメリットはもちろん、ブラシの毛先が直接肌に触れるので毛穴が広がるのではないかというデメリットも気になりますよね。

この記事では、洗顔ブラシで洗顔をして得られる効果、洗顔ブラシで洗顔をするメリット・デメリット、洗顔ブラシが持つ毛穴の黒ずみへの効果検証結果などを見ていきます。

洗顔ブラシとは?

洗顔ブラシとは、細くやわらかい毛で作られた、洗顔専用ブラシです。

やさしくマッサージするように使うことで、手では落としにくい毛穴の奥の汚れを浮かび上がらせて落としやすくするアイテムです。

洗顔ブラシは毛穴ケアにどんな効果があるの?

お団子頭の女性が頬に手を当ててリラックスした画像

【効果1】化粧品の有効成分が角質層まで浸透しやすくなる

女性が化粧品を手に持っている

洗顔ブラシが、毛穴の奥に詰まっている古い角質や皮脂汚れまで落ちやすくするので、化粧水や美容液の有効成分が角質層まで浸透しやすくなります。

【効果2】肌の血色アップ

洗顔している女性の写真

洗顔ブラシはやさしくマッサージするように使うため、リンパや血液の流れがよくなり、マッサージ効果で肌がワントーン明るくなります。

【効果3】肌のターンオーバーが促進される

ターンオーバーのイメージイラスト

洗顔ブラシの毛先が肌に触れることで、肌に残った古い角質や皮脂汚れが取り除かれて、肌のターンオーバーが促進されて、新しい肌へと生まれ変わりやすくなります。

洗顔ブラシで洗顔するメリット

上を指差し笑顔な若い女性画像

【メリット1】毛穴の奥の汚れが落ちやすい状態に

洗顔ブラシのやわらかい毛先によるマッサージ効果で、毛穴奥の汚れが落ちやすい状態になります。

【メリット2】肌の負担が軽減

洗顔ブラシで作られるきめ細かい泡は、洗顔ブラシと肌の間で起こる摩擦を軽くしてくれます。

 【メリット3】ムラなく洗顔ができる

顔には指先でも届きにくい凹凸がありますが、洗顔ブラシなら届きやすく、洗い残しの心配が少なくなります。

洗顔ブラシで洗顔する際のデメリット

ムンクの叫び

【デメリット1】刺激が強くなりがち

洗顔ブラシは使い方に慣れるまで、持ち手に力が入り肌に負担をかけてしまいがちです。

【デメリット2】洗いすぎてしまいがち

洗顔ブラシでの洗顔はマッサージをしている感覚で気持ちがよいこともあり、ついつい洗いすぎてしまうことも多いようです。

【デメリット3】洗顔ブラシの手入れが必要

洗顔ブラシの使用後は、洗顔料が残らないように洗い流し乾燥させる手間がかかります。

洗顔ブラシの正しい使い方

続いて、メリットを活かしデメリットを減らす、洗顔ブラシの正しい使い方や使い方のコツをみていきましょう。

洗顔ブラシの使い方は、手動タイプも電動タイプも同じです。

洗顔の手順

  1. ぬるま湯で顔をよく濡らす
  2. 濡らした洗顔ブラシで洗顔料をよく泡立てる
  3. 手のひらで洗顔料をよく泡立てる
    (手のひらの上で円を描くように毛先を回しながらきめ細かな泡を作る)
  4. できた泡を肌に乗せる
  5. ブラシで撫でるように全体を洗顔(時間は1ヵ所10~20秒程度)
    ※製品と肌質・使用時の肌状態によって要調整
  6. ぬるま湯でしっかりと洗い流してやさしく拭きとる

 洗顔ブラシを上手く使うコツと注意点

指を立てている笑顔の看護師女性

先ほど洗顔ブラシを使った洗顔のデメリットをご紹介しましたが、洗顔ブラシは使い方を間違えると効果がなくなるどころか、肌トラブルの元にもなりかねません。

洗顔ブラシの美肌効果を最大限に活かすためにも、洗顔ブラシを上手く使うコツと注意点をみていきましょう。

 使用頻度や洗顔時間を守る

カレンダーの上に砂時計画像

洗顔時間は、1か所あたり10~20秒ほどにしましょう。タイマーで測ると時間の感覚が掴めてきますよ。

毛先を肌に押し付けてこすらない

洗顔ブラシの毛先を肌に強く押し付けてこすると、肌への負担になります。

泡をクッションにして、毛先で肌をなでるようにやさしく洗顔しましょう。

洗顔料はよく泡立てる

沢山の泡を手に乗せている写真

洗顔料の泡がクッションとなり、手とブラシの摩擦が軽減されます。

洗顔ブラシの毛を使ってきめ細かいもっちりとした泡を作ってから洗顔しましょう。

顔をよく濡らしてから洗顔

乾いた肌に洗顔ブラシをあてると刺激が強すぎます。

洗顔前に必ずぬるま湯で顔全体を濡らしましょう。

毛穴引き締め効果を持つ化粧水でケア

女性が化粧品を手に持っている

洗顔ブラシで毛穴の奥の汚れ落としまで意識した洗顔後は、化粧水や美容液が角質層まで浸透しやすい状態です。

毛穴を引き締めてくれるビタミンC誘導体が配合された化粧水がおすすめです。

水分を拭き取ったら、間をあけずにすばやく保湿ケアをして潤いを逃さないようにしましょう。

黒ずみ毛穴に効果的な化粧水を使用しトータルケア

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洗顔ブラシのお手入れはしっかりと

使用後の洗顔ブラシは雑菌が繁殖しないように、よく洗って、風通しのよい場所でよく乾燥させましょう。

洗顔ブラシを選ぶポイント

さて次は、洗顔ブラシを選ぶ時に気にかけたいポイントを見ていきましょう。

洗顔ブラシの種類で選ぶ

洗顔ブラシは大きく分けて手動タイプ、電動タイプの2種類があります。

1.手動タイプ

メイクポーチにも入るコンパクトな大きさで、洗顔時の動きを自分で調整できます。

2.電動タイプ

ブラシが自動で回転するので自分で動かす手間がなく、濃密できめ細かい泡が速く簡単にできます。

洗顔ブラシの素材で選ぶ

洗顔ブラシのブラシ部分は、化学繊維で作られているものと、馬などの天然の毛で作られているものがあります。

肌が敏感な方は、天然の毛で作られているものの方がより安心かもしれません。

洗顔ブラシの価格で選ぶ

洗顔ブラシの価格は幅があります。

素材や大きさ、電動か手動かなどで変わってくるのですが、たとえばナイロン製だと100円均一ショップでも手に入るものもあったり、天然毛製だと1万円を超えるものもあります。

【実験】ハリツヤ研究員が洗顔ブラシの効果を検証

洗顔ブラシを選ぶポイントは上でお伝えしましたが、特に店頭では分かりにくい使用感の違いについて、ハリツヤ研究員が独自に実験をして比較をしました。

比較したのは「値段の安いものと、高いもの」「手動のものと、電動のもの」。それぞれで皮脂汚れの落ちる量・刺激の強さにおいて比べて、どれが毛穴の黒ずみケアに向いているのかを調べました。

値段の違いで洗顔ブラシの効果を検証

まずは、値段の違いで皮脂汚れの落ちる量や刺激の強さが違うかどうかの実験です。

実験には、品質のよい筆として広く知られている熊野筆の高級洗顔ブラシ(税込6,480と、SNSでの口コミ評価が高い100円ショップ、ザ・ダイソーの激安洗顔ブラシ(税込324円)を使いました。(洗顔料はすべて「然よかせっけん」を使用)

皮脂汚れの落ちる量や刺激など実験結果は肌チェッカーで計測し、数値化しています。

実験したのは、ハリツヤ研究員R(敏感肌、脂性肌)。

顔の右側は高級洗顔ブラシ、左側は激安洗顔ブラシで実験。

公平性を保つため、それぞれの洗顔ブラシを使って約1分間泡立てた泡で半顔洗顔を行います。

【激安洗顔ブラシ】100円均一ザ・ダイソーの洗顔ブラシを検証

SNSを中心に話題の100円均一ザ・ダイソーが取り扱う洗顔ブラシ「ごくやわ洗顔ブラシ」。

100円ショップで買ったけれども見た目は安っぽくはなく、また、肌触りは高級洗顔ブラシにも劣らないやわらかさ。口コミでは毛穴の黒ずみに対する高い効果も多数報告されています。

洗顔ブラシで作る泡の泡立ちに関しては、早い段階できめ細かい泡が出来上がりました。

きめ細かい泡が印象的だったので効果を期待しましたが、皮脂汚れの落ちる量の結果に関しては、皮脂の量が劇的に減少するということはなく「ほとんど変化なし」となりました。

皮脂の量:52→50(平均25)

黄色いマークは皮脂量を表しており、皮脂の量52の基準は皮脂の分泌量が多く老廃物がたまりやすい状態です。

今回の洗顔ブラシでは皮脂量がわずか2減少という結果になり、毛穴の奥までごっそりと角栓が取れたという感覚はありませんでした。

刺激の量:1→1(平均値10)

肌への刺激に関しては、敏感肌の研究員Rは洗顔時に刺激を感じたようですが、数値的には、刺激量に変化はありませんでした。

【高級洗顔ブラシ】洗顔ブラシ上質細毛山羊100%(熊野筆)を検証

皇室に献上されている高級筆として知られる熊野筆。

熊野筆の毛は、上で使用した激安洗顔ブラシのように人工のナイロン毛ではなく、山羊の毛で作られた天然毛使用のブラシ。

泡立ちに関しては、最初はなかなかまとまりができなかったものの、残りの20秒できめ細かいふわふわの泡となりました。

100円均一ザ・ダイソーの洗顔ブラシと比べると見た目は変わりありませんが、泡の感触に関しては高級洗顔ブラシの熊野筆の泡の方が濃密感や重量感があります。

さて、実験結果です。

皮脂の量:83→60(平均値25)

黄色い皮脂マークが洗顔ブラシ後には23減少しています。毛穴の奥に潜む汚れが落ちていることが数値的に表れています。

数値的な結果だけではなく、研究員R自身もさっぱりとした洗い上がりから皮脂の量が減ったことを実感していました。

刺激の量:30→30(平均値10)

顔に泡を乗せてマッサージをし始めた時点では特に気になる刺激はありませんでした。また、筆なので小鼻の横までしっかりと洗顔することができました。

ハリツヤ研究員R
多少は肌への刺激があったものの、激安ブラシと比較すると高級ブラシのほうが小鼻の横までアプローチができました。洗顔後も顔のすっきり感が高く、毛穴の汚れを落としている感覚がありました。

結果|高級洗顔ブラシは皮脂汚れの落ちる量が多く刺激が少ない

高級洗顔ブラシの熊野筆の方が、皮脂汚れの落ちる量は多く、刺激は少ないという結果となりました。

すなわち値段でいうと、高い方が毛穴の黒ずみケアに向いているという実験結果となりました。

手動と電動どちらが効果的か比較

では次は、手動のものと、電動のもので、皮脂汚れの落ちる量・刺激の強さにおいて比べてみましょう。

ハリツヤ研究員S(脂性肌、乾燥肌)が、研究員Rが検証し高い効果を発揮した高級ブラシと電動洗顔ブラシを比較します。

電動洗顔ブラシは、楽天やAmazonで1位、口コミレビュー星4つ以上を獲得しているAreti(アレティ)ウォッシュという電動ブラシを使用します。

電動洗顔ブラシの検証

泡立ちに関しては、電動ブラシの高速回転でせっけんが見る見るうちにホイップ状の泡に変化しました。

手動の洗顔ブラシと比べて泡に空気が入る量が少なく、高級洗顔ブラシよりも濃密できめ細かな泡に仕上がりました。

皮脂の量 83→54(平均値25)

まず皮脂汚れの落ちる量に関してですが、使用の前後を比較すると、黄色い皮脂の数が少なくなり大きさも小さくなっています。

皮脂量は58も減りました。きめ細かいクリームのような泡をクッションにして万遍なく洗顔が出来たので洗い上がりはすっきりした印象です。

刺激の量 21→1(平均値10)

次に刺激ですが、電動なので刺激は強いのではと予測していましたが、予測に反して、ほとんど肌への刺激を感じませんでした。

濃密な泡がクッションとなって刺激をあまり感じなかったようです。

【電動ブラシ】が毛穴の黒ずみケアに効果あり

さて、電動と手動の比較の結果です。皮脂汚れの落ちる量の多さ、刺激の少なさにおいて、電動洗顔ブラシの方が良い結果でした。

すなわち、毛穴の黒ずみケアには、手動よりも電動の方が向いているという結果となりました。

自分に合った洗顔ブラシを選んで毛穴の黒ずみのない肌を目指しましょう

指をさす女性

肌を荒らすのではとのコメントもある洗顔ブラシですが、自分の肌質や肌状態に合わせて使用法を守れば肌への負担にはならないこと、角質や毛穴のケアもできて肌が健康な状態になりやすいことが分かりました。

どうぞ自分に合う洗顔ブラシを見つけて、きれいな肌を目指してみてください。