
「メイクをしてしばらくすると、皮脂が分泌されてメイクが崩れて、顔がテカってきてしまう・・・」
そんな悩みをお持ちではないですか?
脂性肌の方は、普通肌や乾燥肌など、他の肌質の方に比べて皮脂の分泌が多いため、メイクの皮脂崩れや肌のテカリに悩まされることが多いですが、これらの皮脂トラブルを解決できるファンデーションはなかなか見つかりませんよね。
そこで、皮脂やテカリに強く、使いやすいファンデーションをお探しの脂性肌の方に本記事がおすすめしたいのは、油分が少なく、さらっとしたテクスチャーを持つパウダーファンデーションです。
パウダーファンデーションは密着感が低く、崩れやすいのではないかと思う方もいらっしゃるでしょうが、脂性肌の場合、自分の分泌した皮脂でパウダーファンデーションが密着し、皮脂崩れやテカリに強いメイクをすることができます。
本記事では、パウダーファンデーション10商品を実際に脂性肌の方に使ってもらい、崩れにくさ、テカりにくさ、カバー力の3点について、脂性肌の方に最もおすすめできるパウダーファンデーションを選びました。
また、パウダーファンデーションの正しい塗り方もご紹介しているので、何も知らずに使う場合よりも崩れにくく、テカりにくいメイクを実現することができますよ。
皮脂によるメイクの崩れや肌のテカリに悩んでいる脂性肌のあなた、本記事を参考にして、崩れにくく、テカりにくいメイクを目指してみませんか。
目次
脂性肌のメイクにはパウダーファンデーションが最適
ファンデーションには大きく分けて、固形タイプ・リキッドタイプ・クリームタイプの3種類があります。
固形タイプ | 粉状のファンデーション。 サラサラの感触で伸びがよく、フェイスパウダーの役目も兼ね備えているので、ツヤを抑えたマット肌がつくれる。 |
リキッドタイプ | 液状のファンデーション。 肌の上になめらかに伸びてみずみずしく、ツヤ感のある肌をつくる。 肌にぴったりとフィットして、シミや毛穴などの肌トラブルを隠してくれる。 |
クリームタイプ | クリーム状のファンデーション。 しっとりとした使用感とつややかな質感、しっかりと肌に密着して欠点を隠すカバー力が特徴。
|
固形タイプのファンデーションはファンデーションの中でも含まれている油分が最も少なく、さらっとした肌をつくれるため、脂性肌のベースメイクには最も適したファンデーションであるといえます。
リキッドタイプのファンデーションは油分と水分のバランスがよく、ツヤ肌メイクをするのに向いていますが、油分が多めのものを使ってしまうとテカりやすくなるため、脂性肌の方が使う場合にはフェイスパウダーを重ねるなどの工夫が必要です。
クリームタイプはファンデーションの中でも最も油分が多く、脂性肌の方が使うと分泌した皮脂とファンデーションの油分が混じり合い、ドロドロになってしまう可能性が高いため、脂性肌のベースメイクにはおすすめできません。
脂性肌にパウダーファンデーションがいい3つの理由
「脂性肌のベースメイクには油分の少ないパウダーファンデーションが最適である」といいましたが、なぜ油分が少ないと脂性肌に適しているといえるのでしょうか。
ここでは、脂性肌にパウダーファンデーションをおすすめできる3つの理由をご紹介していきます。
油分が少なく、皮脂と混じってドロドロにならない
脂性肌の方は皮脂の分泌が多いため、油分を多く含んでいるリキッド・クリームタイプのファンデーションを使った場合は、皮脂とファンデーションの油分が混じり合い、肌の上でドロドロになってしまいます。
一方、パウダーファンデーションはパウダー状のファンデーションを押し固めたもので、油分はごく少量しか含まれていないため、分泌された皮脂とファンデーションの油分が混ざらず、メイクを長時間キープすることができます。
余分な皮脂を吸着してくれるからテカりにくい
パウダーファンデーションは粉状で油分が少ないため、肌から分泌された皮脂を吸着する性質を持っています。
乾燥肌の場合には分泌された皮脂がパウダーに吸着されてより乾燥してしまう恐れがありますが、脂性肌ならば皮脂の分泌が多いため、パウダーに皮脂を吸着してもらうことで肌の潤いバランスが整い、テカりにくいメイクになるのです。
メイクを落としやすいので、肌に負担がかからない
パウダーファンデーションはリキッドタイプに比べて密着力が低いため、油分の多いファンデーションよりもクレンジングによる刺激を抑えることができます。
カバー力の高い、油分の多いファンデーションを使った場合は洗浄力の高いクレンジング剤でメイクを落とさなければならないので、肌に刺激を与え、負担をかけてしまうことになります。
肌への負担は皮脂分泌の原因ともなるので、クレンジング時の肌負担を軽減できるパウダーファンデーションは、脂性肌におすすめのファンデーションであるといえるのです。
脂性肌むけのパウダーファンデーションの選び方
パウダーファンデーションと一口にいっても、ルースタイプ、プレストタイプなど、いろいろな種類があるので、どのようなものを選ぶべきか悩んでしまうという方もいるかもしれません。
そこで、パウダーファンデーションの中でも脂性肌に適しているものを選ぶために、どのようなポイントに注目すれば良いのかをご紹介していきます。
テクスチャーがさらっとしたパウダーファンデーション
パウダーファンデーションの中にも、さらっとしていて伸びが良いもの、強い密着感のあるものなど、さまざまなテクスチャーがありますが、その中でも脂性肌におすすめなのは、さらっとした、軽いテクスチャーのパウダーファンデーションです。
なぜさらっとした、軽いテクスチャーの方が良いのかというと、べたつく、重いテクスチャーのパウダーファンデーションには油分が多く含まれている可能性があるからです。
リキッドタイプやクリームタイプのような、油分が多く、重い印象のあるファンデーションの方が肌への密着感が高いことからもわかる通り、テクスチャーの重いファンデーションには油分が多く含まれている傾向があります。
テクスチャーの重いファンデーションには油分が多いという傾向はパウダーファンデーションにも当てはまるため、店頭のテスターで色を確認する際には、色だけではなく、テクスチャーがさらっとしているかも判断基準に含めて選ぶようにしてください。
皮脂をコントロールするパウダーファンデーション
脂性肌の方に特におすすめしたいパウダーファンデーションは、皮脂コントロール機能があるとうたっているものです。
もともと、パウダーファンデーション自体が皮脂を吸着しやすい性質を持っているのですが、皮脂コントロール機能がついていることで、肌の水分と油分のバランスを整え、メイクを長持ちさせる効果を発揮してくれます。
皮脂の分泌が多い脂性肌の場合は、皮脂を吸着するだけでなくコントロールしてくれる機能をもつパウダーファンデーションを選ぶようにしましょう。
10商品を比較!おすすめのパウダーファンデーション
ここまでで脂性肌の人に選んでほしいパウダーファンデーションの特徴をお伝えしてきましたが、市販されているパウダーファンデーションにはブランドをはじめとして多くの違いがあります。
そこで、本記事では上記の条件に当てはまったパウダーファンデーションから2,000円以下のプチプラ商品から5個、デパコスや実力派の商品から5個の計10個選び、実際に脂性肌の方に使ってもらって、おすすめランキングを作成しました。
- 脂性肌の方に10点のパウダーファンデーションを渡し、毎日1点ずつ使ってもらう。
- パウダーファンデーションを使う際、メイク直後と4時間後に顔正面とTゾーンの写真を撮ってもらい、メイクしてから4時間後の写真を撮ったあと、あぶらとり紙で皮脂をとる
- 顔写真とTゾーンの写真、あぶらとり紙でとれた皮脂の量から、そのパウダーファンデーションの崩れにくさ、テカりにくさ、カバー力の3点を筆者が5段階で評価
●試してもらったのはこの方!
実際に試した10商品の総合ランキング
まずは、選出した10種類のパウダーファンデーションのご紹介と、その総合評価からお伝えします。
※スクロールで商品一覧が見えます
順位 | ![]() | ![]() | ||||||||
商品名 | est(エスト) | シャネル | セザンヌ | ソフィーナ | パラドゥ | キスミーフェルム | ディオール | インテグレート | マキアージュ | コスメデコルテ |
商品画像 | ||||||||||
内容量 価格(税抜) | 10g | 12g | 11g | 9g | 6.5g | 11g | 10g ¥6,000 (SET7,000円) | 10g ¥1,700 | 9.3g ¥3,000 (SET4,000円) | 11g ¥5,500 (SET7,000円) |
総合順位では、やはり実力派デパコスブランド、エストのパウダーファンデーション シルキースムースが1位に輝きました。
エストのパウダーファンデーション シルキースムースは、カバー力こそ今回の10商品の中では平均的な値でしたが、時間が経っても崩れず、テカらず、ずっと「つけた直後の状態」を保っていました。
プチプラ商品ではセザンヌ、プリマヴィスタが同率で3位に食い込んでいます。
セザンヌのUVファンデーションEXプレミアムは時間経過で少々テカるものの、皮脂をオフすればパウダーを足さずにメイク直後の肌を取り戻せる程度の崩れ方ですが、時間が経つと乾燥してくるため、化粧直しの際、肌に水分を与えてあげると良いでしょう。
プリマヴィスタの素肌質感パウダーファンデーションは崩れ、テカリは平均的ですが、カバー力がやや高めで、崩れ方も汚くなく、自然な質感の肌を作りたい脂性肌の方におすすめです。
ここからは、上の総合順位を参考にしつつ、特にファンデーションの、特にファンデーションの崩れやすさ、テカりやすさ、カバー力のなさに悩んでいる脂性肌の方のために、それぞれの項目で一番優れていた商品をご紹介していきます。
崩れにくさNo.1|シャネル ペルフェクシオン ルミエール エクストレム コンパクト
内容量:12g
価格:リフィル6,000円(税抜) ケース1,000円(税抜)
10商品の中で最も崩れにくかったパウダーファンデーションは、シャネルのペルフェクシオン ルミエール エクストレム コンパクト(以下シャネルのパウダーファンデーションと表記)でした。
シャネルのパウダーファンデーションは、汗や皮脂を感知して吸収するパウダーが配合されており、テカリや皮脂崩れに強く、マットな仕上がりの肌をキープしてくれます。
シャネルのパウダーファンデーションを使って4時間後の写真を見ても、ファンデーションの毛穴落ちや表情の動きによるシワがほとんどなく、あぶらとり紙にファンデーションの色移りもないことから、崩れにくいファンデーションであることがわかります。
メイク直しの時間を満足に作れない脂性肌の方でも、崩れにくく、マットな仕上がりの肌をキープできるシャネルのペルフェクシオン ルミエール エクストレム コンパクトなら、メイク直しの時間や手間を減らすことができるため、おすすめです。

テカりにくさNo.1|エスト パウダーファンデーション シルキースムース
内容量:10g
価格:リフィル5,000円(税抜) ケース1,500円(税抜)
10商品の中で最もテカりにくかったパウダーファンデーションは、エストのパウダーファンデーション シルキースムースでした。
エストのパウダーファンデーション シルキースムースは、分泌された皮脂を吸着して固めるパウダーや、汗や皮脂を吸っても色が変わりにくいパウダーが配合されているため、メイクしたての肌を長時間キープすることができます。
エストのパウダーファンデーション シルキースムースを使った直後と4時間後の写真を見比べても、テカリはもちろん、崩れもほとんど見られませんが、やや乾燥による毛穴落ちが見られるため、こまめに水分を補給してあげると、メイクが長持ちします。
皮脂分泌が多く、肌がテカりやすい脂性肌の方でも、エストのパウダーファンデーション シルキースムースならば、テカリを徹底的に抑え、きれいな肌を長持ちさせることができますよ。

メイク直後のカバー力No.1|パラドゥ パウダリィ ファンデーション
10商品の中でメイク直後のカバー力が最も高かったのは、パラドゥのパウダリィファンデーションでした。
パラドゥのパウダリィファンデーションはコンビニエンスストアであるセブンイレブンで「お直しコスメ」として販売されているファンデーションで、メイクを手軽にリカバーできるアイテムとして知名度の高いアイテムです。
メイクのお直しに使うファンデーションというだけあって、カバー力は10商品の中でも最も高く、メイク直後は毛穴もシミも見えない美しい肌を演出していますが、メイクから4時間後には毛穴落ちやテカリが出てしまうため、長時間の使用には向いていません。
脂性肌の方でも、シミなどの目立つ肌トラブルを隠したい、こまめなメイク直しが必要でもいいから肌をきれいにカバーしたいという方には、パラドゥ パウダリィファンデーションがおすすめです。

パウダーファンデーションを長持ちさせるメイク術
パウダーファンデーションは、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションに比べてカバー力や密着力がないので、本当にベースメイクを長持ちさせることができるのか不安だ、という方も多いかと思います。
しかし、パウダーファンデーションだからといって長持ちしないというようなことはなく、正しい手順と方法でメイクをすれば、崩れにくいベースメイクをつくることができるのです。
ここでは、脂性肌でも崩れにくいベースメイクをつくるための方法をご紹介していきます。
洗顔後は化粧水、乳液でしっかり保湿ケアをする
脂性肌の方は、普段から皮脂で肌がべたついてしまうため、保湿ケアをしたらべたついてしまうのではないかと考えて保湿ケアを怠ってしまう傾向があります。
しかし、皮脂が分泌される原因の1つに肌の乾燥が挙げられるので、肌が潤っていない状態では、皮脂が分泌されるのを抑えることができません。
皮脂が分泌されるのを抑えるためにも、洗顔後は以下の手順に従って保湿ケアをするように心がけてください。
- 洗顔後、できるだけ時間をあけず、手のひらに500円玉程度の化粧水をとる。
- 両手のひらを合わせて1,2秒化粧水を温めた後、肌にまんべんなく広げる。
- 両手のひらで顔を押さえるようにして化粧水を肌になじませる。
小鼻のわきなど細かい部分は、他の指よりも力のこもりにくい薬指で丁寧になじませる。 - 化粧水をつけ終わった肌がペタペタするようなら両手で肌に押し込み、水分が肌に足りていない場合には化粧水を追加して1~3を繰り返す。
- 手のひらに10円玉くらいの大きさで乳液を取り、1,2秒両手を重ねて乳液を温める。
- 重ねた手のひらに乳液を広げ、顔全体にまんべんなく塗る。
- 小鼻のわきや目じり、口元など、細かい部分や乾燥しやすい部分には薬指を使って少し多めになじませる
スキンケア化粧品が肌になじまないうちにメイクを始めてしまうと、肌の状態が安定せず、メイクが崩れやすくなってしまうので、保湿ケアの後は5分程度おいて肌になじんだのが確認できてからメイクに取りかかりましょう。
化粧下地を顔全体にムラなくつける
乳液が肌になじんだら、パウダーファンデーションを肌に乗せる前に、必ず皮脂コントロール機能のある化粧下地をつけるようにしましょう。
脂性肌にとって、皮脂コントロール機能を持つ化粧下地を使うことには以下のようなメリットがあります。
- ファンデーションのノリをよくする
- 肌のキメの粗さや毛穴の凸凹などの肌トラブルをカバーする
- 余分な皮脂を抑えてテカリ・化粧崩れを防ぐ
- 紫外線や乾燥などの外的な刺激から肌を守る
化粧下地はもともと皮脂の分泌を抑えてくれる効果を持っていますが、皮脂コントロール機能のある化粧下地はその効果がより高くなるようにつくられています。
また、皮脂分泌の多いTゾーンや小鼻のわきなどに重ね塗りをすることで、皮脂で崩れにくく、テカりにくいベースメイクがつくれますよ。
パウダーファンデーションの正しい塗り方
パウダーファンデーションは油分が少なく、脂性肌の方でも崩れにくく、使いやすいファンデーションですが、正しく使うとより崩れにくいメイクを実現することができます。
ここでは、パウダーファンデーションの正しい使い方を簡単に説明していきます。
1.スポンジの半分を使ってパウダーファンデをとる
パウダーファンデーションをスポンジにとるときは、上の動画のように、スポンジを半分くらいの位置で持ち、力をこめず、パウダーの表面を撫でるようにしてとってください。
スポンジでパウダーをとるときに力を込めてしまうと、スポンジにつくパウダーの量が多くなってしまうだけでなく、パウダーが圧迫されて表面が固まり、使いにくくなってしまうため、あくまでもやさしくとるのがポイントです。
スポンジ半分の量では顔全体に使うのには足りないのではないかと不安に思われるかもしれませんが、片頬に使うパウダーファンデーションの適切な量はスポンジのおよそ4分の1程度ですので、足りなくなるということはほとんどありません。
パウダーファンデーションは重ねすぎてしまうと、厚塗り感が強くなり、不自然なメイクになってしまう可能性が高いので、薄づきになる適量ではシミなどの肌トラブルが隠し切れないという方は、コンシーラーでカバーした後にファンデーションを塗りましょう。
コンシーラーで肌トラブルをカバーしてもファンデーションの量が足りないという場合には、ほんの少しだけスポンジにファンデーションを足し、スポンジを手の甲に押し付けるなどして調節してから肌に乗せると、付け足した感が薄くなりますよ。
また、皮脂分泌の多いTゾーンやあご先は、ファンデーションを厚く塗りすぎると崩れやすくなってしまうので、基本的にはパウダーファンデーションをスポンジに足さず、顔全体に塗った上で余ったファンデーションを塗るようにしてください。
2.顔の中心部から外側に向けて滑らせるようにつける
パウダーファンデーションは上の動画のように、まず頬の広い面からフェイスラインに向かって横に滑らせるように塗っていきます。
額にパウダーファンデーションを塗るときは、スポンジを眉の上で横に一度滑らせた後、中心からフェイスラインに向けて放射線状に伸ばし、パウダーファンデーションを顔全体に広げたら、スポンジの端を持ってフェイスラインに向かって撫でるように滑らせ、肌になじませてあげましょう。
3.細かい部分はスポンジの角、目元はスポンジの面を使う
小鼻のキワや目じりなど、細かい部分はスポンジの角を使って丁寧にファンデーションを塗ります。
目元はアイメイク時にアイシャドウを重ねて塗ることになるため、ファンデーションを厚く塗り重ねる必要はなく、スポンジに余ったファンデーションで軽く撫で、ほぼ素肌の状態で完成です。
4.顔全体を手のひらで押さえて肌に定着させる
パウダーファンデーションを塗り終えたら、顔全体を両手で包み込み、そっとプレスして手のひらの熱と圧力でファンデーションを肌に定着させましょう。
手のひらでファンデーションを押し込むと、ファンデーションが肌に定着するだけでなく、表面の粉っぽさを防ぐこともできるので、このひと手間をくわえるだけメイクの仕上がりがきれいになりますよ。
皮脂崩れを起こさないためにはこまめなメイク直しが有効
いくら正しくベースメイクをして化粧もちをよくしても、皮脂の分泌が想像以上に多かったり、崩れやすい肌状態だったりすると、メイクが崩れてしまう可能性があります。
家を出る前にしっかりメイクをしたから大丈夫、と安心してしまうのではなく、メイクが大きく崩れるのを防ぐために、こまめにメイク直しをするよう心がけてください。
こまめにティッシュやあぶらとり紙で皮脂をとる
脂性肌の方はどうしても皮脂分泌が多いため、化粧下地やパウダーファンデーションで皮脂分泌を抑えたり皮脂を吸着したりしても、コントロールしきれない分量の皮脂が出てしまうと、メイクが皮脂崩れを起こしてしまいます。
多量の皮脂が分泌されてメイクが大きく崩れてしまう前に、ティッシュや皮脂だけを吸うタイプのあぶらとり紙でこまめに皮脂が気になる部分を押さえるようにしましょう。
Tゾーンの崩れは指でなじませてから必要に応じて補強
皮脂をとる時間がつくれず、皮脂崩れを起こしてしまった場合には、メイクを直す必要性が出てくるかと思いますが、頬のファンデーションがすっかり落ちてしまってドロドロ…という状態でない限り、Tゾーンを直すだけで簡単に肌の印象を取り戻すことができます。
Tゾーンの皮脂崩れの直し方
- ティッシュで軽く肌を押さえて皮脂をとる
- 指先でTゾーンの皮脂と肌に残っているファンデーションをなじませる
- スポンジを使い、指でファンデーションと皮脂をなじませた部分をトントンと叩く
※このとき、できれば何もついていないスポンジを使った方が、仕上がりが良くなります - 直した部分の肌色が変わってしまって違和感のあるときは、パウダーファンデーションを薄く取ってそっと肌に置く
頬あたりのメイクが崩れてしまったときには、潔く一度頬から下のメイクを落として乳液で軽く肌を整え、乳液が肌になじんでからパウダーファンデーションをトントンと軽く叩くように肌に乗せてあげましょう。
脂性肌にはパウダーファンデーションで自然なメイクを
本記事では、脂性肌の方は皮脂分泌が多いため、皮脂を吸着してくれる効果を持つパウダーファンデーションの中でも、さらっとした軽いテクスチャーで、皮脂コントロール機能を持ったファンデーションを選んでほしい旨をお伝えしました。
今回ご紹介した10商品は、どれも脂性肌の方におすすめできるパウダーファンデーションですが、商品によって異なる特徴を持っているため、気になった商品は店頭のテスターなどで一度使ってみて、自分の肌に合うかを確認してから購入してください。
あなたの肌に一番合ったファンデーションを見つけるために、本記事が少しでも参考になれば幸いです。