クリームを頬にのせる外国人女性
中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

その名前からも「シミを消す」効果が期待できると注目を集め、口コミで使用者が広がっていった、小林製薬のケシミン。

ケシミンシリーズの中でもケシミンクリームは、手持ちの化粧水や乳液・美容液などのスキンケアの最後に「シミ対策をしながら保湿も兼ねて使える」と人気のアイテムです。

そんなシミに効果があるといわれているケシミンクリームですが、シミとは原因が違うニキビ跡への効果はあるのでしょうか?

本記事では、ケシミンクリームを使用している人の口コミから、ケシミンクリームがシミだけでなくニキビ跡の対策にも有効であるのかどうかを、配合成分から読み解いていきます。

ケシミンクリームはニキビ跡に効果あり?使用者の口コミ傾向

スマートフォンを操作している女性

まずはケシミンクリームを日常的に使用している人たちが、シミやニキビ跡へのケシミンクリームの効果がどれだけあったのか、口コミを調査しまとめてみました。

ケシミンクリームのレビュー

保湿効果が高く、翌朝にはくすみが抜けています。

しかし、今すでにできている日焼けによるシミやそばかすには効果なし。

ニキビ跡や傷跡にはすごく良く効いたので、年を重ねるにつれて出てきたシミに使用してみたが、シミにはあまり効果がないように感じます。
ニキビ跡に何日か塗り続けてみたら剥がれるようにして消えた!
大きなシミは3ヶ月以上使い続けてやっと小さくなってきた程度ですが、新しいシミができにくく、ニキビ予防にもなってニキビ跡のシミができるのを防いでくれる!

ケシミンクリーム使用者の口コミまとめ

ケシミンという名前から「できてしまったシミを消す効果」を期待してケシミンクリームを使い始める人が多いですが、実際に使ってみるとすでにできてしまっているシミやそばかすには効果がなかったと感じたという声が多く見受けられます。

しかし、シミに効果があったと高評価をつけていた人のレビューを見ていくと、ほとんどの人が「ニキビ跡や傷跡などの、肌が炎症を起こした後に赤や紫、茶色っぽく残ってしまったシミに効果があった」と答えていることがわかりました。

ケシミンクリームはニキビ跡の予防・対策に効果的

一見同じように見えるシミですが、実は日焼けによるシミやそばかすと、ニキビ跡や傷跡などのシミは違うもの。

日焼けによってできてしまったシミやそばかすと、ニキビ跡などのシミはできる原因が違い、ケシミンクリームは配合されている成分上、ニキビ跡などのシミの予防や対策に効果的であるといえるのです。

ここからは、ケシミンクリームが有効であると口コミで挙げられていたニキビ跡や傷跡のシミができるメカニズムや、ケシミンクリームに配合されている成分から読み取れるニキビ跡への効果を解説していきます。

ケシミンクリームで改善が期待できるシミは「炎症後色素沈着」

OKしている女性のイメージ画像

結論からいうと、ケシミンクリームには日焼けによってできたシミや、子供の頃からずっとあるそばかすを消したり薄くしたりする効果は少なく、ニキビ跡や傷跡などの肌が炎症を起こした後にできる「炎症後色素沈着」というシミの一種に有効であるといえます。

ただ、日焼けによってできてしまったシミの老人性色素斑(日光性黒子)も、ケシミンクリームを使い続けることによって、配合成分がシミの根本に働きかけ、シミの黒さの元となるメラニンの生成を抑えられるので、シミを徐々に目立たなくする効果が期待できますよ。

ケシミンクリームを使用する前には、自分のシミがどの種類に分類されるのかを確認したうえで使用することがおすすめです。

自分のシミが炎症後色素沈着である場合、ケシミンクリームを使ってシミのケアをすることでシミ悩みの改善が期待できるので、下のチャートで自分のシミタイプを確認してみてくださいね。

シミ種類のセルフチェックチャート(新)

 

ケシミンクリームでニキビ跡の悪化を防げる理由

ケシミンクリーム

ケシミンクリームには、L-アスコルビン酸 2-グルコシド、トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸ステアリルという、ニキビ跡などの炎症後色素沈着に有効な成分が3種類配合されています。

L-アスコルビン酸 2-グルコシド・トコフェロール酢酸エステル・グリチルリチン酸ステアリルは、できてしまったニキビ跡にどんな作用をもたらすのでしょうか。

以下にまとめてみたので、参考にしてください。

炎症後色素沈着に有効な3つの成分

  • L-アスコルビン酸 2-グルコシドの特徴
    L-アスコルビン酸 2-グルコシドは、美白成分として国から認められている成分のビタミンC誘導体を、より安定して角質層に届けるために改良された成分。
    ビタミンC誘導体と同様の効果を持つL-アスコルビン酸 2-グルコシドは、ニキビ跡の原因となる肌への摩擦によって生まれたメラニンの生成を抑えたり、メラニンの黒い色素を無色に戻したりする効果を持っているので、ニキビ跡の予防や対策に有効であるといえます。
     
  • トコフェロール酢酸エステルの特徴
    トコフェロール酢酸エステルとは、ビタミンEを油分と合成して肌になじみやすくした成分で、血流を良くして肌の新陳代謝を活発化させ、肌の生まれ変わりのターンオーバー機能をサポートする作用を持っています。
    血行が促進され、肌のターンオーバーのサイクルが整うと、ニキビ跡や傷跡といった炎症後色素沈着の原因となるメラニンが定着してしまった古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるので、ニキビ跡が徐々に薄くなっていったり、残ってしまうのを防いだりしてくれますよ。
     
  • グリチルレチン酸ステアリルの特徴
    L-アスコルビン酸 2-グルコシドやトコフェロール酢酸は肌の内部にあるメラニンに働きかけますが、グリチルレチン酸ステアリルは肌表面の炎症を抑えて赤みを目立たなくする効果を持つ成分です。
    ニキビ跡は炎症が治まっても赤みが引くのに時間がかかるもの。
    グリチルレチン酸ステアリルが配合されているケシミンクリームを使用すれば、ニキビ跡特有の赤みを抑えることができますよ。
 

継続使用で紫外線が原因のシミにもアプローチ

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ケシミンクリームは、ニキビ跡や傷跡などの炎症後色素沈着と呼ばれるシミに使い続けることで効果的に働きかけますが、紫外線が主な原因でできてしまう老人性色素斑の改善にも期待ができるのです。

老人性色素斑と炎症後色素沈着ができるそれぞれの原因から、ケシミンクリームが炎症後色素沈着に有効である理由を確認していきましょう。

  • 老人性色素斑ができる原因
    ターンオーバーが正常に行われていない状態で紫外線をたくさん浴びてしまった肌に、メラニンが蓄積していくことでできる
     
  • 炎症後色素沈着(ニキビ跡・傷跡など)ができる原因
    ニキビや傷ができてしまった部分が炎症を起こしたり、ニキビや吹き出物が気になるからと必要以上に触ったり潰したりする刺激によって、メラノサイトが刺激されてメラニンを過剰に分泌し、ターンオーバーが正常に働いていない状態の時にできる

主な原因が紫外線である老人性色素斑も、ニキビなどによる肌の炎症や刺激によってできる炎症後色素沈着も、どちらもメラニンが過剰に分泌され、肌のターンオーバーが正常化されていない時にできてしまうシミです。

メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを正しく機能させる成分が配合されているケシミンクリームは、ニキビ跡などの炎症後色素沈着だけでなく、老人性色素斑にもアプローチして徐々に改善に導く効果があるといえます。

ケシミンクリームで効果を感じにくいシミとは・・?

  1. 雀卵斑(そばかす)
    そばかすは遺伝性のシミで、生まれ持った肌にメラニンが蓄積していたり、メラニンの生成量が他の人よりも多かったりするため、ケシミンクリームを使い続けても効果がでにくい場合があります。
    そばかすは、皮膚科や美容皮膚科などでのレーザー治療で、生まれつき肌に蓄積されていたメラニンの組織を壊すことで改善が期待できますよ。
     
  2. 肝斑
    肝斑は30代から50代にかけての女性の、頬骨や額・あごなどを中心にぼんやりと広がる茶色いシミで、ホルモンバランスの乱れが原因でできてしまうシミです。
    肝斑の改善には、ホルモンバランスの乱れによって過剰に生成されるメラニンの発生を抑制する「トラネキサム酸」が配合された美白化粧品や処方箋、サプリなどが最も効果的。
    そのため、トラネキサム酸を含まないケシミンクリームを使用し続けても効果がでにくいといえるのです。

ケシミンクリームでは効果がでないニキビ跡も

ニキビ跡や傷跡などの炎症を起こした後にできるシミに効果的なケシミンクリームですが、ニキビ跡の中にはケシミンクリームが効果を発揮できない種類もあるのです。

自分のニキビ跡の種類がどちらのタイプなのかを見分けて使用しましょう。

ニキビ跡には2つの種類がある

ニキビ跡と一言でいっても、実は「シミ・色素沈着タイプ」と「クレータータイプ」の2つのタイプに分けられ、それぞれのタイプを見極めてケアをしないと、一向に改善が見られないといったこともありえます。

ニキビ跡の二つのタイプ

  • シミ・色素沈着タイプ
    ニキビや傷の炎症が引いた後の肌状態が、あまり大きな凹凸はなく、赤みよりも紫色や茶色に変色してしまっている
     
  • クレータータイプ
    ニキビや傷によって引き起こされた炎症が引いた後の肌状態が、手で触ると凹凸を感じ、赤みが引かずに残ってしまっている

シミ・色素沈着タイプとクレータータイプの2種類のニキビ跡のうち、ケシミンクリームの効果が発揮されるのは「シミ・色素沈着タイプ」。

シミ・色素沈着タイプのニキビ跡は、肌の炎症によって刺激されたメラノサイトからメラニンが分泌され、肌の中でメラニンの色素が留まってしまっている状態なので、メラニンの排出をサポートする作用を持つケシミンクリームでケアすることができます。

しかしクレータータイプのニキビ跡は、ニキビが傷などの炎症が肌の表面近くだけでなく、肌の奥まで広がって強いダメージを受けて肌をつくる組織が壊されている状態です。

肌をつくる組織が壊されて炎症を起こしたニキビ跡が凹んでしまうと、肌の修復機能が回復しない限り、平らな肌の状態に戻ることはできません。

ケシミンクリームには、肌内部に蓄積したメラニンの生成を防ぎ、メラニンを排出する成分が配合されていますが、肌の修復機能を回復させる成分は配合されていないため、クレータータイプのニキビ跡に使って赤みは消せても、凹凸が治ることはないのです。

クレータータイプにはピーリング・レーザーを

診察をする医師と女性

クレータータイプのニキビ跡は、ケシミンクリームでセルフケアするのではなく、皮膚科や美容皮膚科などで専門医に相談し、自分の肌の状態に合わせたケアを受けることが大切。

クレーターのような凹凸ができてしまっている肌には、ピーリング剤を使用して凹凸を平らにならしたり、肌の奥にある真皮層に働きかけて肌の組織を修復させたりするレーザー治療が効果的ですよ。

炎症時や敏感肌は要注意!ケシミンクリームの副作用

指でバツを作る女性の画像

ケシミンクリームはあくまでもニキビ跡や傷跡などの炎症を起こした後の、シミの予防や対策に使う薬用化粧品。

ニキビが炎症を起こしているときに使用してしまうと、塗る際の肌への負担や配合されている防腐剤などの化学的な添加物によって、さらにニキビの炎症が悪化してしまう可能性があります。

ケシミンクリームを使う際には、必ずニキビの炎症が治まるのを待ってから使いましょう。

また、ケシミンクリームに配合されている美白成分は、肌のバリア機能が壊れてしまっている敏感肌や乾燥肌といった肌質の人が使用すると、肌に刺激を感じたり肌荒れを起こしたりすることも。

ケシミンクリームを使用した後、肌荒れを起こしたりしてしまったらすぐに使用をやめ、病院へ行って専門医の指示を仰ぎましょう。

この記事を書いた専門家

中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

スキンケアやコスメが大好きで2017年に日本化粧品検定1級と2級を、2018年2月にはコスメコンシェルジュの資格を取得。
美のプロフェッショナルである美容家や美容部員からもスキンケアやメイクの悩みを相談されることが多く、適切な化粧品を勧めることで何人もの肌悩みを救ってきた“ハリツヤ研究所のスーパーアドバイザー”

肌質乾燥肌、敏感肌