化粧水がしみる!突然ヒリヒリが起こる原因と対処法を徹底解説

化粧水
肌トラブルに悩む女性
中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

「いつもの化粧水なのに、なぜかヒリヒリと刺激を感じた」

「新しい化粧水に切り替えたら、肌がヒリヒリして痛い!」

という経験はありませんか?

保湿に使う化粧水が肌の刺激の原因になるなんて普段は考えてもみないことなので、化粧水が原因なの?一時的なものなの?と焦ってしまいますよね。

筆者の私も疲れが溜まっているときや体調が良くないときに化粧水を使うと、いつも使っている化粧水でもヒリヒリとした刺激やかゆみ・赤みがでてしまいます。

化粧水をつけた直後、ヒリヒリと刺激がきて、赤みやかゆみが出てしまったときに撮影した写真がこちらです。

頬が赤みを帯びており、赤い丸をつけた箇所には蚊に刺されたかのような大きめの湿疹ができてしまいました。

実はこのとき出勤前にメイクをする直前で、突然のヒリヒリや赤み・かゆみに「あと少しで家出なきゃいけないのに…」と、ただでさえ時間がない朝なのに、さらに焦ってドタバタ…。

でもなかなか顔のほてりや赤みが引かず、メイクをするにもできずに、結局その日はマスクで出社。

顔はかゆいし、毎日気分を上げるためにするメイクもできないしで、一日中気分が落ち込んでしまいました。

…という筆者の実体験のように、化粧水をつけた直後に肌がヒリヒリしてしまうといった症状は、敏感肌の方だけでなく、誰にでも起こる可能性があるもの。

「化粧水をつけたら肌にしみてヒリヒリした!こんなこと初めてだから、どうしたらいいのか分からない…」

と、この記事に駆け込んできてくれた方もいるのではないでしょうか。

本記事では、化粧水でヒリヒリしてしまうことに悩んでいる皆さんに向けて、化粧水でヒリヒリしてしまったときの応急処置方法や、化粧水でヒリヒリを起こさないための対策を解説していきます。

化粧水でヒリヒリしてしまったときの対処方法を今すぐ知りたい!という緊急度の高い方は、以下のボタンから、応急処置方法をみてくださいね。

化粧水を使ってヒリヒリが起きてしまう原因や、ヒリヒリしないための対策が知りたいという方は、以下のボタンから原因・対策方法を見ていきましょう。

いつもの化粧水でも、新しい化粧水でも、使ったときに肌に赤みやかゆみ・ヒリヒリとした刺激を感じたら、一刻も早く肌への違和感を抑えて安心したいですよね。

化粧水で肌がヒリヒリしてしまったときの対処法のポイントを、大手化粧品メーカーの「b.glen(ビーグレン)」の中央研究所、基礎研究・処方開発担当の三好さんに教えてもらいました。

三好達郎さん

ビーグレン
三好さん
化粧水で肌がヒリヒリしてしまったときに行って欲しい応急処置方法のポイントは以下の3つです。
化粧水で肌がヒリヒリしてしまったときの応急処置方法

  1. 肌につけた化粧水を36~40℃程度の人肌程度のお湯でやさしく洗い流す
  2. 洗い流したらティッシュや清潔なタオルで、顔の水気を押さえる
  3. ほてりやヒリヒリ感がおさまらない場合は冷たいタオルで冷却

1:ぬるま湯でやさしく洗い流す

ビーグレン
三好さん
化粧水をつけた直後にヒリヒリとした刺激を肌に感じた場合は、肌につけた化粧水を36~40℃程度のぬるま湯ですぐに洗い流しましょう。

すぐに化粧水を落とすことができれば、何度すすいでも構いませんが、体温くらいの熱すぎず、冷たすぎずのお湯の温度が、温感・冷感による肌への刺激を抑えてくれておすすめです。

中川
コスメコンシェルジュのプラスワンポイント
ゴシゴシしたりといった焦りは禁物ですね。擦りながらすすぎをすると、さらに肌への刺激になり、ヒリヒリが悪化してしまうので、やさしく撫でるようにすすぐのが鉄則です。

2:ティッシュや清潔なタオルで、顔の水気を押さえる

ビーグレン
三好さん
化粧水を十分すすいだ後は、清潔なタオルやティッシュで顔についた水気を押さえましょう。

タオルはその当日に一度でも使ったものは避け、洗濯して清潔な状態のタオルを使用するのがベストです。

一度でも使ったタオルは、水気と一緒に雑菌が繁殖してしまいやすくなっているため、化粧水でヒリヒリを起こすような敏感な肌には、タオルについた少しの雑菌もさらなるヒリヒリの悪化をもたらす原因となってしまうのです。

中川
タオルは使い捨てしないですが、ティッシュは使い捨てなので衛生的ですね!

薄く破れやすいことから肌をゴシゴシと擦りにくいため、化粧水でヒリヒリを感じた不安定な肌にも負担をかけにくくて良さそうです。

3:冷たいタオルでほてり・ヒリヒリを解消

ビーグレン
三好さん
ヒリヒリとした刺激を引き起こした化粧水を人肌程度のぬるま湯で洗い流し、水気をやさしく拭き取ってもなお、ヒリヒリ感や肌のほてりがある時は、20度以下の冷水に浸して軽く絞ったタオルで熱を冷ましましょう。

この時、氷や氷枕などで冷やすと、急激な冷たさが肌の負担になってしまうことがあるので、水を浸し、絞ったタオルでの熱冷ましが適切です。

中川
b.glen中央研究所 基礎研究・処方開発担当の三好さん、応急処置方法を教えていただき、ありがとうございました!

ただ「その後の保湿って一体どうしたらいいの?」と疑問が生まれますよね。ここからはハリツヤ研究所が応急処置後の保湿方法について詳しく説明していきます!

応急処置後の保湿はワセリンが最適

スキンケアをする女性

応急処置後の保湿は、ヒリヒリ感を起こした化粧水はもちろん、他の化粧水があっても使用することは控えましょう。

肌荒れしている状態の場合は、バリア機能が大きく壊れているので、今まで使用できていた化粧水でも症状を酷くする可能性があるのです。

そこで保湿に使いたいのが、ドラッグストアやスーパーなどで気軽に購入できる「ワセリン」。

ワセリンにはさまざま種類がありますが、中でも「サンホワイト」や「プロペト」といったワセリンは精製度が高く、不純物がほぼなく、ワセリン100%なので配合されている成分による肌への刺激を抑えながら保湿ができますよ。

敏感肌用クリームでの保湿はダメ?

敏感肌用につくられた低刺激性の保湿クリームでも、配合されている成分でヒリヒリ感を生んでしまうことがあります。

「ワセリンはないけど、敏感肌用のクリームならある」という方は、肌全体につける前に、フェイスラインなどの目立たないところに使ってヒリヒリしないか確認してから使いましょう。

化粧水でヒリヒリを起こす原因

悩んでいる女性

「いつも使っている化粧水なのに、突然ヒリヒリとした刺激を感じてびっくり…」

「新しく化粧水を買い替えたら、肌がヒリヒリしてしまった…」

化粧水を使ってのヒリヒリが起こるタイプは、上で挙げた「いつも使っている化粧水で突然ヒリヒリした」というタイプと「初めて使う化粧水でヒリヒリを起こした」というタイプの2つに大きく分けられます。

2つのパターンは、それぞれヒリヒリが引き起こされる原因が違うので、自分が当てはまるパターンから「化粧水でヒリヒリしてしまう原因」を探っていきましょう。

いつもの化粧水でヒリヒリを起こす原因

化粧水を手に取る女性

いつも使っている化粧水で肌にヒリヒリとした刺激をもたらす原因は、肌そのものが本来持っているバリア機能が弱まることから始まります。

肌のバリア機能は、肌を紫外線やチリ・ほこりなどの外的刺激から守ったり、肌のうるおいを保ったりする働きがあるため、バリア機能が低下すると反対に刺激を感じやすくなったり肌が乾燥しやすくなったりするのです。

中川
いつもより疲れやすくなっていたり…夜中、なかなか眠れなかったり…スキンケアが手抜きになっていたり…

実は、ストレスを感じやすい状態やスキンケアでのちょっとした間違いが、肌のバリア機能を低下させてしまうんです。

肌のバリア機能が低下を引き起こす、皆さんの生活に潜んでいる2つの原因について、ここから詳しく解説していきますね。

自律神経やホルモンバランスの乱れ

肌のバリア機能が低下する原因のひとつに「自律神経やホルモンバランスの乱れ」があります。

自律神経やホルモンバランスの乱れは、主にストレスによって引き起こされることが多く、疲れが溜まっていたり、悩み事を抱えていたりするときに起こりがち。

また、女性はホルモンバランスが崩れると、生理周期も乱れてしまいやすくなり、それがまたストレスに感じたりすることもありますよね。

自律神経やホルモンバランスの乱れの原因は、日常生活の中に潜む目には見えないものであることがほとんどなので、定期的に自分自信と向き合ってうまく息抜きをしてくださいね。

間違ったスキンケアによる肌ダメージ

普段何気なく行っているスキンケア。

間違ったスキンケア方法を続けると、低下したバリア機能ではスキンケアによる摩擦や成分による刺激から肌を守りきれなくなり、ある日突然肌がヒリヒリするということも起きかねません。

毛穴の汚れやくすみを落とそうと肌を必要以上にゴシゴシこすったり、「忙しいから…」と保湿に手を抜いて乾燥した肌を放っておいたりしていませんか?

0.2mm程度しかない薄さの肌は、ほんの少しの刺激でもダメージを感じやすく、本当はとてもデリケートなんです。

いつもの化粧水で肌にヒリヒリとした刺激を感じた方は、いつも自分が行っているスキンケア方法が肌に負担をかけるものでないかどうか、以下のチェックリストで確認してみてくださいね。

間違ったスキンケア|チェックリスト

洗顔・クレンジング時に肌をゴシゴシとこするようにしている

洗顔後に顔を拭くタオルは1日1回以上使用しているものだ

化粧水をコットンを使ってこするようにつけている

肌につけるとピリピリと刺激を感じる化粧品を使い続けている

保湿が終わった後の肌がつっぱり、うるおいが足りていないように感じる

保湿が終わった後の肌が、ほてったり、赤み・かゆみがあったりといった違和感がある

上のチェックリストのうち、1つ以上該当するものがある方は、間違ったスキンケア方法で肌のバリア機能が低下しやすくなっている状態です。

自分のスキンケア方法を見直して、以下の記事に詳しく乗っている「肌に負担をかけにくい正しいスキンケア」を実践してみてくださいね。

新しく使い始めた化粧水でヒリヒリを起こす原因

女性が化粧品を手に持っている

以前使っていた化粧水がなくなったからという理由だけでなく、肌の悩みや季節に合った化粧水を使いたいという理由で、化粧水を新調する方もいるのではないでしょうか。

新しく変えた化粧水で肌にヒリヒリとした刺激が起こった場合は、肌のバリア機能が弱っていることも原因のひとつですが、新しい化粧水ならではの原因もあります。

新しい化粧水を使うことで肌にヒリヒリが起こる原因は、以下の2つが主に挙げられます。

  • 肌に刺激をもたらす成分が配合されている
  • 慣れない化粧品を使うことによるかぶれ

上に挙げた2つの原因について詳しく解説していきますね。

肌に刺激をもたらす成分が配合されている

新しい化粧水を使い始めたタイミングで肌がヒリヒリとしてしまった場合は、新しい化粧水の成分の中に、肌に刺激をもたらしやすい成分が配合されている可能性が高くあります。

肌に刺激をもたらすかどうかは人によってそれぞれ違いますが、肌のバリア機能が低下している状態の肌には刺激になりやすいといわれる以下の成分には注意が必要です。

肌への刺激になりやすい化粧水の成分

  • 香料・着色料
  • アルコール・エタノール
  • キレート剤(EDTA-Na2)
  • 防腐剤(パラベン類・フェノキシエタノール)

上で挙げた成分は化粧水の効果そのものではなく、化粧水に特徴を与えたり、品質を保つために配合される添加物と呼ばれるもの。

ストレスや体調不良・間違ったスキンケアなどで肌のバリア機能が低下している方や、敏感肌タイプの方は、これらの成分で肌にヒリヒリとした刺激を感じやすくなってしまいます。

成分によって肌に刺激が起きていると感じる方は、上に挙げた添加物が配合されていないスキンケア化粧品を使ってみるのも良いでしょう。

中川
添加物が化粧水による肌へのヒリヒリの原因でないようであれば、化粧水に配合された美白成分やエイジングケア成分が原因である場合も。

美白成分やエイジングケア成分は肌の角質層に働きかけていく有効成分で、バリア機能が低下した肌には刺激になってしまうこともあるので、美白化粧水・エイジングケア化粧水を使い始めたという方も注意が必要です。

慣れない化粧品を使うことによるかぶれ

生まれつき肌が敏感な方や、肌のバリア機能が低下している状態の方だけでなく、誰にでも起こりうるのが「化粧かぶれ」。

化粧かぶれは、化粧水に配合されている成分が「肌に合うか、合わないか」ではありません。

肌の表面にある刺激物を感知する神経が、肌に触れた新しい物質から肌を守ろうとすることで、ヒリヒリとしたかゆみや赤みなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのが、化粧かぶれです。

神経の働きが一瞬にして活発になり、化粧水がついた部分の血流やリンパ液を増加させてしまうため、水ぶくれのような湿疹やほてりまで現れることもあります。

化粧かぶれを起こしやすいタイミングは人によってさまざまなので、原因を断定することは難しいですが、以下の条件が複数重なることで化粧かぶれが起きやすいといえます。

化粧かぶれが起こりやすい条件

  • 肌質が敏感肌タイプである
  • 肌のバリア機能が低下している
  • 体調不良やストレス増加により免疫力が低下している
  • 使用した化粧水に刺激を感じやすい成分が配合されている

化粧かぶれを起こしそうな条件が重なるタイミングで新しいスキンケア化粧品に切り替えることがある場合は、まず顔に塗っていく前に腕の内側などの目立ちにくいところでのパッチテストがおすすめです。

中川
化粧かぶれを起こしてしまったら、まずはぬるま湯で肌をやさしく洗い流し、冷たい水を含ませたタオルをかたくしぼって肌に乗せ、しばらく冷やしておきましょう。

しばらく冷やしても、ほてりや顔の腫れが引かない場合は、使用したスキンケア化粧品を持って皮膚科にかかり、専門医の指示を仰いでくださいね。

化粧水でのヒリヒリを防ぐための3つの方法

頬に両手を当てた笑顔な女性

化粧水で肌がヒリヒリとしてしまうのを避けるためには、以下の3つの予防方法を実践してみましょう。

化粧水を使う前や使用中、普段の生活から少し気を配ることで、化粧水による肌のヒリヒリを防げるんですよ。

化粧水でのヒリヒリを防ぐ3つの方法

  • 新しい化粧水使用前には必ずパッチテストを
  • 誤ったスキンケア方法の見直し
  • 睡眠時間・食生活の見直し

それでは1つずつ、詳しく解説していきますね。

新しい化粧水使用前には必ずパッチテストを

「スキンケア化粧品を使用する前にわざわざ行うなんて、面倒…」と思われる方もいるかもしれませんが、パッチテストをせずに新しいスキンケア化粧品を使って人目につきやすい顔に肌トラブルが出てしまってからでは遅いですよね。

いままでにスキンケア化粧品を使用して肌に刺激を感じたことがある方や、肌が敏感な状態になっていると感じている方は、スキンケア化粧品を顔全体に使用する前に、必ずパッチテストを行いましょう。

パッチテストとは
スキンケアやメイクアップに使用する化粧品が、自分の肌に合うものなのかどうか、刺激を感じないかどうか確認するためのテスト。

ここからは、化粧水でのヒリヒリを防ぐための、二の腕とフェイスラインを使ったパッチテスト方法を詳しく説明していきます。

パッチテストの基本手順

  1. お風呂上がりなど、清潔な状態にした二の腕に10円玉大の化粧水をつける
  2. 化粧水を塗布したところはこすらないように気をつけて30分~1時間程度過ごす
  3. 30分~1時間後、化粧水を塗布した二の腕の箇所を確認する
  4. フェイスラインの一部に化粧水を塗布
  5. そのまま24時間過ごして肌に赤み・かゆみなどの刺激がなければ顔全体への使用も可能
中川
服を着てしまえば目立ちにくく、万が一パッチテストによる肌トラブルが起きたとしても顔よりも隠しやすい部分なので、まずは二の腕の内側でのパッチテストが推奨されています。

ただし、そのあとフェイスラインでもパッチテストを行うため、休みの日の前の夜などの、万が一パッチテストで肌トラブルが起きても人目につきにくい日を選んで行ってくださいね。

【STEP1】10円玉大の化粧水を二の腕の内側につける

【1】10円玉大はこれくらい。【2】10円玉大の化粧水をつけます。

※分かりやすいようにジェルを使って実験しています。

パッチテストを行う部分でよく用いられる二の腕の内側に、10円玉大の化粧水をつけていきます。

このとき、手のひらに10円玉大ほどの化粧水をとってから、指先で二の腕に少しずつなじませていくと、化粧水がしたたり落ちたりせずに上手く塗ることができますよ。

【STEP2】そのまま30分~1時間程度過ごす

化粧水をつけた部分をゴシゴシとこすったり、化学繊維などのチクチクする衣類を上に着るのは避け、そのまま30分~1時間過ごしてください。

化粧水を二の腕につけた瞬間やパッチテスト中にも、肌に赤みやかゆみが現れた場合は、すぐにパッチテストをやめましょう。

中川

とろみのある化粧水の場合や、無意識にこすってしまいそうで不安な方は、上の写真のように化粧水をつけた二の腕の部分に絆創膏を貼ってカバーしておくのも良いでしょう。

【STEP3】30分~1時間後の肌を確認

【3】30分~1時間後の肌に変化がなければOK【4】肌が赤くなったらすぐ洗い流して!

写真の左側のように、化粧水を塗布する前と肌色に変化がない場合は、肌に刺激を与えずに使うことができる化粧水であるといえます。

30分~1時間たったら、化粧水を塗布した箇所の肌を確認してみましょう。

反対に、写真の右側のように肌が赤くなっていたり、かゆみや湿疹がある場合は、顔に塗ったときにも同じことが起きかねないので、その化粧水は使うのを控えてくださいね。

中川
赤みやかゆみ・湿疹が出た場合は、すぐに洗い流して、冷たい水に浸して固く絞ったタオルでほてりを冷ましましょう。

1日経っても症状が引かない場合は、使った化粧水を持って「パッチテストで肌荒れを起こした」旨をかかりつけの皮膚科医に相談してくださいね。

【STEP4】フェイスラインの一部に使用したい化粧水をつける

二の腕でのパッチテストをクリアしたら、フェイスラインの一部を使用して2度目のパッチテストを行いましょう。

フェイスラインとは顎と首の境目のこと。

顔の最も端であるフェイスラインでパッチテストを行い、特に刺激を感じたり、赤みが出たりしなければ顔全体への使用ができるといえるので、もうひと踏ん張りですよ。

【5】フェイスラインの一部に化粧水を塗布【6】肌に赤みやかゆみがでなければ全顔に使用可能!

※分かりやすいように、ジェルで実験しています。

上の写真のように、フェイスラインの一部に使用したい化粧水をなじませたら、そのまま24時間様子を見てみましょう。

化粧水をフェイスラインに塗布してすぐに、肌にかゆみや赤みが現れてしまったら、すぐに化粧水を洗い流して、ほてりや赤みが引かないようであれば冷水で絞ったタオルで患部を冷やしてくださいね。

【STEP5】24時間後のフェイスラインの状態を確認

24時間経過後、化粧水をつけた箇所のフェイスラインの肌色が元の肌色と変わらなければ、顔全体に使ってもヒリヒリ感などの肌トラブルなく使える化粧水であるといえます。

ただし、二の腕の肌とフェイスラインの部分の肌、顔全体の肌は、それぞれ皮膚の薄さや肌荒れの状態によって刺激の感じやすさが変わってきます。

そのため「パッチテストの結果が問題ないから、顔にも絶対に安心して使える」とは言い切れません。

パッチテストをしても本当に顔全体に使えるのか不安な場合は、コットンに出した化粧水を肌の上にトントンと1秒間ずつ乗せてみて、顔全体にも刺激を感じないかどうか確認するのも良いですね。

中川
パッチテストをクリアした化粧水でも、そのときの肌状態や体調によっては、肌にピリピリと刺激をもたらすことがあるんです。

化粧水で刺激を感じてしまったら、ヒリヒリしたときの応急処置を実践して、弱った肌と身体をいたわってあげてくださいね。

誤ったスキンケア方法の見直し

毛穴ケアをしている女性

先ほど「間違ったスキンケアによる肌ダメージ」内で紹介した、誤ったスキンケアチェックリストに1つ以上当てはまった方は、スキンケア方法を見直しましょう。

肌に負担をかけにくい、正しいスキンケア方法を心がけるだけで、スキンケア時の肌へのダメージを減らすことができますよ!

「洗顔・クレンジング編」、「保湿編」でそれぞれ正しいスキンケア方法をまとめてみたので、参考にしてみてくださいね。

肌に負担をかけにくい正しいスキンケア方法
洗顔・クレンジング編

洗顔
  1. 肌に合ったクレンジング料を使って擦らずに顔全体のメイクを落とす。
  2. クレンジング料の残りがないように、ぬるま湯でしっかりとすすぐ。
  3. 洗顔料はぬるま湯でたっぷりと泡をたて、肌と手指が触れないように泡で顔を洗う。
  4. 洗顔料の残りがないようにぬるま湯でしっかりとすすぐ。
  5. 清潔なタオルで、水気を吸い取るようにやさしく押さえて、3分以内にすぐに保湿をする。
中川
クレンジング料や洗顔料は肌に残ると、かゆみなどの肌トラブルを引き起こしてしまいやすいので、ぬるつきや泡の残りがないように、たっぷりのぬるま湯で洗い流すことが最も重要なポイント。

また、顔の水気を拭き取るときは、清潔なタオルを使うか、ティッシュを使うのもおすすめです。ティッシュは使い捨てで柔らかいので、衛生面でも肌にかかる負担の面でも理にかなっているのです。

肌に負担をかけにくい正しいスキンケア方法
保湿編

保湿
  1. 化粧水の保管は常温で高温多湿を避ける。
  2. コットンを使うのではなく、できる限り手を使う。
  3. 手のひらで化粧水や乳液・クリームを体温であたため、肌なじみを良くしてから使う。
  4. パチパチとパッティングをするのではなく、肌をやさしく押さえるようにハンドプレスでなじませる。

化粧水の保管は、常温で高温多湿を避けた環境での保管が最適です。

冷蔵庫で冷やしたりすると、夏場はクールダウンにもなって気持ちが良いものですが、冷感が肌への刺激になってヒリヒリをもたらす肌のバリア機能が原因をつくってしまうので控えたほうが良いでしょう。

肌に負担をかけにくい保湿方法としてはコットンを使うよりも手を使う方が、体温で肌になじみやすく、摩擦が少ないのでおすすめです。

中川
化粧水の適量は基本的に500円玉大程度(※)ですが、一度に全部の量をつけるのは難しいので、2・3回に分けて化粧水をつけるのも良いですね。
(※商品によって適量が違うため、指定がある場合はそちらに従ってくださいね。)

食生活・睡眠時間の見直し

 

化粧水でヒリヒリを起こしてしまう肌になるのを防ぐには、肌のバリア機能を低下させず、化粧水などの小さな刺激に負けない肌をつくることが大切。

肌のバリア機能が正常なすこやかな肌に導くためには、食生活や睡眠時間などの生活習慣を見直すことから始めましょう。

食生活の見直し

化粧水でのヒリヒリを予防するためには、身体の内側からすこやかな肌に整える栄養素を摂り入れることが大切。

さまざまな栄養素の中でも、特にすこやかな肌に整えるために必要な栄養素は以下の3つです。

すこやかな肌に整えるために必要な栄養素

  • ビタミンC
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6

ビタミンCは美肌の鍵を握る成分ともいわれており、肌の弾力やハリを保つためのコラーゲン生成をサポートしたり、角質層内のうるおい成分「天然保湿因子」のバランスを正常にしてくれる効果があります。

また、ビタミンB2は皮膚や粘膜を刺激から保護したり再生したりする働きを持ち、ビタミンB6もビタミンB2と同様に皮脂のコントロールや肌荒れの炎症を抑えてくれるのです。

上で挙げた3種類のビタミンは、普段の食生活から摂取するのが栄養バランスも整っておすすめですが、意識していてもビタミンを効率的に摂取するのは難しいものですよね。

そんな方には、健やかな肌に欠かせないビタミン類を効率良く摂れる、ビタミンサプリやビタミン剤を有効活用すれば、毎日無理なくビタミンを摂取できますよ。

中川
ビタミン類は基本的に水溶性のものが多く、尿と混じって身体の外に排出されてしまいます。

そのため、ビタミンサプリ・ビタミン剤を使って毎日継続的にビタミンを摂取するのがおすすめなんです!

睡眠時間の見直し

化粧水でヒリヒリとした刺激が起きるタイミングって、睡眠時間が短く疲れがとれていないときだったりしませんか?

実は睡眠とバリア機能には深い関わりがあるのです。

人の身体は眠り始めてから3時間のうちに熟睡できていると、成長ホルモンの分泌量は増加します。

しかし、忙しかったりストレスが溜まってなかなか眠りにつくことができなかったりと、熟睡できない状態になると成長ホルモンの量が減少してしまいます。

成長ホルモンの分泌量が減ると血流も減り、食事やサプリなどで摂りいれた栄養素が全身に行き渡りにくくなってしまうのです。

そのため、睡眠時間が短い方でも、最低3時間は熟睡できるように時間をとりましょう。

中川
人それぞれ疲れがとれたと感じる睡眠時間は違いますが、すっきり起きれる周期が1時間半ごとであることから、3時間・4時間半・6時間・7時間半を目安に、目覚まし時計をセットするのがおすすめです。

まとめ

化粧水を使ったら肌がヒリヒリしてしまった方に向けて、応急処置の方法からヒリヒリの原因・対策方法まで、詳しく解説していきましたがいかがでしたか?

突然、肌にヒリヒリが起こるとびっくりして、どんな対応をしたらいいのか、これからどんなことに気をつければいいのか分からなくなってしまいますよね。

化粧水で肌にヒリヒリが起きてしまったら、初めに説明した応急処置方法を実践して落ち着いてから、「なぜ化粧水でヒリヒリが起こったのか」を考えることが大切。

「明日にはもう肌が慣れてヒリヒリを起こさなくなるでしょう…」と思っていると、また同じことを繰り返して、症状を悪化させてしまったりするので注意してくださいね。

もう二度と化粧水での肌のヒリヒリを起こさないために、毎日できるヒリヒリ対策を実行して、化粧水による刺激にも肌荒れにも負けないすこやかな肌をつくりあげていきましょう。

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