鏡を見て嬉しそうな女性
熊谷優子プロフィール

オーガニック化粧品のプロフェッショナル

熊谷 優子

肌質は大きくわけて、乾燥肌・脂性肌・敏感肌・混合肌がありますが、その中でも「脂性乾燥肌(インナードライ)」という肌質もあり、混合肌との見分け方が分からないという方も多いでしょう。

脂性乾燥肌(インナードライ)と混合肌は見分けが難しい肌質ではありますが、異なる肌質であるため、それぞれの肌質に合うスキンケア方法も異なります。

本当は脂性乾燥肌(インナードライ)なのに、混合肌向けのスキンケアを行えば、肌トラブルを悪化させてしまうこともあるため、自分の肌質をしっかりと知っておく必要があるのです。

本記事では、混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)の肌の違いと、肌質に合うスキンケア方法を紹介します。

混合肌とインナードライ肌は何が違う?特徴を解説

自分の肌が混合肌か脂性乾燥肌(インナードライ)か分からず、誤ったスキンケアをして乾燥やかゆみなどの肌トラブルを悪化させていませんか?

混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)は似ているようで、全く違った肌質です。

ここでは混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)の違いが分かるように詳しく説明するので、自分がどの肌質なのか確認してみてくださいね。

混合肌は脂性肌と乾燥肌が共存

混合肌は、皮脂分泌が多くてベタベタした脂性肌と水分量が少なくカサカサとした乾燥肌が共存していて、顔の箇所によって脂性肌か乾燥肌かに分かれている肌質のことです。

混合肌の中でも特に多いのが、おでこから鼻にかけてのTゾーンはベタベタとした脂性肌で、頬とあごをつなぐUゾーンはカサカサした乾燥肌という方で、睡眠不足や不規則な食事などによるホルモンバランスの乱れが混合肌の原因といわれています。

インナードライ肌は乾燥肌が悪化した状態

鏡を見て肌を気にする女性

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌内部の水分が少なくなることで肌が乾燥し、乾燥した肌に潤いを与えようと肌表面に皮脂が分泌され、肌内部はカサカサ、肌表面はベタベタしている肌質のことです。

紫外線や冷暖房による外部刺激やストレスが原因で、肌表面の角質層が乱れて肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなってしまうため、肌内部の水分が不足して乾燥しています。

乾燥肌は、水分量と油分量ともに少ない状態ですが、脂性乾燥肌(インナードライ)は乾燥肌が進むことで肌表面の皮脂分泌をともない、水分量は少なく油分量は多い肌状態になるのです。

混合肌とインナードライ肌の見極め方

混合肌は脂性肌と乾燥肌が共存している肌状態、脂性乾燥肌(インナードライ)は肌内部が乾燥して肌表面はベタベタしている肌状態のことですが、自分がどちらの肌質か見分けがつかないという方もいるでしょう。

混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)の見分け方を説明します。

チェック項目から見極める

自分の肌質が混合肌か脂性乾燥肌(インナードライ)かをチェック項目で判断してみましょう。

<混合肌>

  1. ☑夕方の化粧直しの際、顔の箇所によって化粧の崩れ方が明らかに異なる
  2. ☑おでこから鼻にかけてのTゾーンにニキビができやすい
  3. ☑頬などが乾燥して肌荒れしやすい
<脂性乾燥肌(インナードライ)>

  1. ☑洗顔した後に、肌全体がつっぱるような感覚がある
  2. ☑肌全体がベタついている
  3. ☑肌全体にニキビができやすい

いかがでしたか?

項目が2つ以上当てはまっている方の肌質である可能性が高いので、自分の肌が混合肌か脂性乾燥肌(インナードライ)かチェックしてみてくださいね。

洗顔後に何もせずに10分~20分待ってみる

チェック項目では肌質が判断できない場合は、洗顔後に化粧水などを塗布せずに、10分から20分待つことで、混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)を見分ける方法があります。

混合肌の方は、肌の箇所によって異なる肌質があらわれるのが基本で、例えば、頬やフェイスラインは乾燥して、おでこや鼻のTゾーンは皮脂が多くべたつくなどの状態が考えられます。

脂性乾燥肌(インナードライ)の方は、肌がつっぱるなど肌全体が乾燥しているのを感じつつも、時間が経つにつれて肌表面に皮脂が分泌され、全体的に肌表面がベタついた状態になるのが特徴です。

皮膚科やコスメカウンターで

美容系カウンセリング

自分で混合肌か脂性乾燥肌(インナードライ)かを判断できない場合には、皮膚科やコスメカウンターで水分量と油分量を測定してもらいましょう。

混合肌は、例えばTゾーン(額、鼻)は水分量と油分量どちらも多く、Uゾーン(頬やあご)は水分量と油分量どちらも少ないなど測定箇所によって水分量と油分量の結果が異なります。

脂性乾燥肌(インナードライ)は、測定箇所によって水分量と油分量はあまり変わらず、基本的に顔のどの箇所を測定しても水分量が少なく油分量が多いのが特徴です。

コスメカウンターは、「SK-Ⅱ」や「資生堂」などを代表に百貨店にあることがほとんどで、10分から30分ほどで、無料で肌診断が行えて美容部員からアドバイスをもらうことができます。

混合肌か脂性乾燥肌(インナードライ)か自分では判断できず肌トラブルが良くならない方スキンケアに困っている方は、1度コスメカウンターに相談してみるといいでしょう。

美容皮膚科でも肌の画像診断と問診で、シミやくすみなども含めてコスメカウンターより詳細に肌状態をチェックしてもらえますが、初診料だけで3000円程度はかかるため、コスメカウンターに相談しても肌状態が改善しない時に、美容皮膚科を検討してくださいね。

混合肌におすすめのスキンケア方法

毛穴ケアをしている女性

混合肌は、同じ顔の中に、脂性肌と乾燥肌が共存している状態なので、脂性肌用のスキンケアをすればいいのか乾燥肌用のスキンケアをすればいいのか、戸惑ってしまいますよね。

ここでは混合肌におすすめのスキンケア方法を紹介していくので、ぜひスキンケアの参考にしてみてください。

混合肌のクレンジング

混合肌の方は、クレンジングを行う時、皮脂分泌が多くベタベタした脂性肌の箇所から化粧を落としていくようにしましょう。

水分量が少なくカサカサしている乾燥肌の箇所からクレンジングをしていくと、長時間洗浄することになり、乾燥肌がさらに悪化してしまいます。

クレンジングは、肌を守る役割を持つ皮脂膜を落としすぎない、刺激が少なく保湿力の高いクレンジングミルクやクレンジングクリームを選ぶようにすると、脂性肌の箇所は余計な角質をしっかり除去し、乾燥肌の箇所には潤いを残すことができますよ。

混合肌の正しい洗顔

洗顔する女性の写真

混合肌の方は、洗顔を行う時、クレンジングと同様に皮脂分泌が多くベタバタした脂性肌の箇所から、たっぷりの泡をたててやさしく化粧を落としていくようにしましょう。

ベタベタとした脂性肌の箇所は洗浄力が強い洗顔料を使いたくなりますが、乾燥肌の箇所まで洗浄力の強い洗顔料を使用すると、肌を守るのに必要な皮脂膜を落としてしまい、乾燥肌が悪化するため、基本的には乾燥肌に合わせた保湿力の高い洗顔料を使用することをおすすめします。

どうしても脂性肌の箇所のベタベタが気になる用であれば、脂性肌である箇所のみ少し洗浄力の強い洗顔料を使用するなど、顔の箇所によって洗顔料を分けるのもひとつの方法ですよ。

混合肌に向いている化粧水

混合肌の方は、基本的に乾燥肌の箇所に合わせて、高保湿が期待できる乾燥肌用の化粧水を使用することをおすすめします。

混合肌の方は、ベタつく脂性肌の箇所があるため、しっとりとした高保湿化粧水よりさっぱりとした化粧水を選びがちですが、ベタつく脂性肌の箇所には乾燥がひそんでいることもあるため、肌全体を保湿できる化粧水を使うべきです。

どうしても額や鼻にかけてのTゾーンなどに皮脂が過剰にでて肌のテカりが気になるという方は、ビタミンC誘導体入りの皮脂の分泌を抑える化粧水を使い分けるとよいでしょう。

また、睡眠不足やストレスなどのホルモンバランスの乱れが原因で混合肌になることも多く、ホルモンバランスが乱れると肌が敏感になるので、なるべく低刺激の化粧水を使用するようにしましょう。

混合肌の化粧水後の保湿ケア

クリームを塗る女性

混合肌の方は、ベタつく脂性肌の箇所があるため、高保湿の乳液やクリームを選ばないでさっぱりとした化粧品を使用しがちですが、カサつく乾燥肌の箇所に合わせて高保湿の化粧品を使用するのが基本です。

混合肌の水分量も油分量も少ない乾燥肌の箇所には、高保湿の化粧水をたっぷりと含ませ水分を補い、乳液とクリームの油分でふたをして、乾燥肌に潤いを与えます。

混合肌の皮脂分泌が多くベタつく脂性肌の箇所には、乳液やクリームで油分を補いすぎると、皮脂が過剰になり毛穴に詰まることでニキビの原因にもなるため、塗る量を少なくするなどして調整してみましょう。

混合肌は、同じ顔の中でも異なる肌質が共存しているのが特徴ですが、基本的には乾燥肌用のスキンケアをしつつ、自分の肌状態に合わせて脂性肌用のスキンケアも取り入れることをおすすめします。

インナードライ肌におすすめのスキンケア方法

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌内部が乾燥することで肌表面に皮脂が分泌されている、乾燥肌が進行した肌状態です。

よって、脂性乾燥肌(インナードライ)のスキンケアは「保湿」をたっぷり行うことがポイントです。

以下で、詳しく紹介していきます。

インナードライ肌のクレンジング

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面はベタベタしていますが、肌内部の乾燥が進行した結果、肌に潤いを与えようと肌表面に皮脂が分泌してしまっている状態であるため、肌はひどく乾燥しているといえます。

そのため、肌のベタつきが気になるからと、洗浄力の強いクレンジングでゴシゴシ洗い流してしまうと、肌に必要な皮脂膜まで落としてしまい肌の潤いがますます奪われ乾燥が進み、皮脂分泌を過剰に促すことになります。

脂性乾燥肌(インナードライ)の方は、を選び、やさしく肌に触れるようにして洗いましょう。

▼クレンジング選びの参考

クレンジング剤の刺激と洗浄力のグラフ

インナードライ肌の正しい洗顔

脂性乾燥肌(インナードライ)は、クレンジングと同様に洗顔も洗浄力の弱い、刺激が少なく保湿力の高い洗顔料を選び、たっぷりの泡でやさしく肌に触れるように洗うようにしましょう。

肌表面がベタついているため、洗浄力の強い洗顔料で何度も洗顔をしたくなりますが、洗顔をすればするほど肌内部の乾燥が進み、肌を保護しようと皮脂分泌が促されるため、ベタつきは悪化するだけです。

強い洗浄力の洗顔料で何度も洗って肌の乾燥を悪化させないよう、「朝はぬるま湯で洗い洗顔料を使用しない」など、肌の保湿を心がけた洗顔を行うようにしましょう。

インナードライ肌に向いている化粧水

クレンジングが3つ並んでいる

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面の角質層が乱れて、外部刺激から肌を守る肌のが低下している状態にあるため、保湿成分であるセラミド配合の化粧水などを使用し、肌のバリア機能を整えるようにしましょう。

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌内部がひどい乾燥状態にあるので、セラミドが配合されていて、他にもコラーゲンやヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり入った高保湿化粧水で、しっかりと肌に潤いを与えることが大切です。

インナードライ肌の保湿ケア

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面がベタベタしているにもかかわらず、肌内部は乾燥が進行している肌状態なので、とにかく保湿ケアをしっかり行うことが大切です。

セラミドなどが配合された高保湿化粧水で、乾燥した肌内部に水分をたっぷりと含ませたら、乳液とクリームを塗布して水分が蒸発しないよう、ふたをしましょう。

肌表面がベタベタしているからと言って、化粧水だけで済ませてしまうと、すぐに水分が蒸発して肌内部が乾燥し、脂性乾燥肌(インナードライ)は悪化します。

肌表面のベタベタが気になるようであれば、を使用してみることをおすすめします。

まとめ

混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)の肌の違いと、肌質に合うスキンケア方法を紹介しました。

<混合肌>

・混合肌は、顔の箇所によって脂性肌か乾燥肌かに分かれている肌質のこと。

・混合肌で特に多いのは、おでこから鼻にかけてのTゾーンはベタベタとした脂性肌で、頬とあごをつなぐUゾーンはカサカサした乾燥肌。

<脂性乾燥肌(インナードライ)>

・脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌内部が乾燥することで肌表面に皮脂が分泌されている、乾燥肌が進行した肌質のこと。

混合肌は、顔の箇所によって肌質が異なりますが、脂性乾燥肌(インナードライ)は、顔全体が乾燥して皮脂が分泌されベタベタしています。

自分の肌質を見極めて、肌質に合うスキンケア方法を行うことで、混合肌と脂性乾燥肌(インナードライ)の肌トラブルも少しずつ良くなっていきますよ。