
「いつもメイクがドロドロと崩れてしまう…」
「メイク直しに時間がかかる…」
脂性肌の人の中には、このような悩みを抱えている人が多くいるのではないでしょうか。
脂性肌の人のメイク崩れは、過剰に分泌された皮脂と、ファンデーションなどの油分が混ざりあって、メイクが溶けてしまうことが原因。
そこで本記事では、メイクが崩れにくく、脂性肌の人におすすめの「ノーファンデメイク」について紹介していきます。
本記事におけるノーファンデメイクとは、ファンデーションを使わずに、化粧下地、コンシーラー、パウダーでベースメイクを完成させるメイクのこと。
ファンデーションを使わずに、肌にのせる油分を少なくし、メイク崩れしにくいベースを作ることができます。
そのノーファンデメイクのメイク方法や、注意すべきポイントなどを紹介しているので、本記事を参考に、ぜひ試してみてくださいね。
脂性肌の人がノーファンデメイクをするメリット
脂性肌の人は皮脂の分泌が多いため、その皮脂と、ファンデーションの油分が混ざり、メイクがドロドロと溶けるように崩れてしまいがちです。
ファンデーションを使うと、肌のムラや肌トラブルを隠してくれますが、メイクが崩れると逆に色ムラができて、肌が汚く見えてしまうこともあります。
メイクできれいに整えたはずの肌が、崩れて汚く見えてしまうのは嫌ですよね。
それを防止するためには、ファンデーションを使わないノーファンデメイクをするのがおすすめです。
まずは、脂性肌の人がノーファンデメイクをするメリットにはどんなものがあるのか、見ていきましょう。
メイク崩れが気になりにくい
脂性肌の人がノーファンデメイクをする1つ目のメリットは、メイクの皮脂崩れが気になりにくくなることです。
その理由は肌にのせる油分の量にあります。
脂性肌の人は過剰に分泌された皮脂と、ファンデーションの油分が混ざり、ドロドロとメイクが崩れてしまうことが多いと思います。
しかし、ノーファンデメイクはファンデーションを使わないメイク方法のため、肌にのせる油分を少なくすることができます。
そのため、ファンデーションを使ったメイクよりも、メイク崩れが気になりにくくなるのです。
メイク直しの手間が減る
脂性肌の人がノーファンデメイクをする2つ目のメリットは、メイク直しの手間が少なくなることです。
メイクを直しにいくたびに、崩れた部分の皮脂をとり、ファンデーションを塗り直し、パウダーを重ねて…。
何度もメイク直しをしたり、メイク直しに手間がかかったりするのは面倒ですよね。
しかし、ノーファンデメイクなら、皮脂を軽くとりパウダーを重ねるだけでメイク直しが完了します。
これまでメイク直しに手間がかかっていた人でも、手軽にメイク直しができるようになりますよ。
肌への負担を減らして皮脂を防ぐ
脂性肌の人がノーファンデメイクをする3つ目のメリットは、肌への負担を減らして、皮脂の過剰分泌を起きにくくすることです。
ファンデーションを使ったメイクでは、ファンデーションに含まれる「界面活性剤」という成分が、肌に負担をかけてしまう可能性があります。
そして、肌に負担がかかり肌荒れしてしまうと、肌が乾燥し、皮脂の過剰分泌が起こってしまいます。
皮脂の過剰分泌は、ストレスやホルモンバランスの乱れなどの内的要因や、食生活や睡眠といった外的要因など、さまざまな原因で起こるもの。
その原因の1つが、肌荒れによる肌の乾燥なのです。
肌の乾燥が皮脂の過剰分泌に繋がるのは、肌から水分が蒸発してさらに乾燥するのを防ごうとして、皮脂をたくさん分泌しようとするから。
そのため、肌荒れを防いで肌の乾燥を避けるのが、皮脂の過剰分泌を防ぐことに繋がるのです。
ノーファンデメイクをして、肌への負担を減らしていきましょう。
ノーファンデメイクを実際に試してみた
先ほど挙げたメリットが本当に感じられるのか検証するため、実際に、脂性肌の人にノーファンデメイクを試してもらい、感想を教えてもらいました。
試してくれた人
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脂性肌の人にノーファンデメイクを試してみてもらった結果 |
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脂性肌の人のノーファンデメイクの注意点
脂性肌の人がノーファンデメイクをする際には、気を付けたいポイントがあります。
間違った方法で行ってしまうと、逆に肌の負担になってしまうこともあるので、これから紹介する3つのポイントに注意して試してみてくださいね。
保湿ケアで乾燥を防ぐ
脂性肌でベタつくからといって、保湿を行わないのはNG。
先ほどもお伝えした通り、肌が乾燥すると、肌から水分が蒸発してさらに乾燥するのを防ごうとして、皮脂が分泌されます。
そのため、肌が乾燥しないように、肌質に見合った保湿ケアをする必要があります。
脂性肌の人は、皮脂の分泌を抑制してくれる有効成分である「ライスパワーNo.6」が配合されているスキンケア化粧品を使用するのがおすすめ。
- ONE BY KOSE バランシング チューナー
- ライスフォース アクポレスシリーズ
など
ライスパワーNo.6が配合されているスキンケア化粧品は、皮脂の量をコントロールしてベタつきを抑え、水分と油分のバランスが整った肌に導いてくれますよ。
紫外線対策をする
ノーファンデメイクをする際には、紫外線対策をしっかりと行うようにしてください。
ファンデーションの原料は、それ自体が紫外線を散乱させる効果を持っています。
そのため、SPF表示やPA表示がなくても、日常生活で浴びる程度の紫外線であれば防ぐことができると考えられます。
しかし、ノーファンデメイクはファンデーションを使わないため、ファンデーションを使ったメイクよりも紫外線を防ぐ力が弱くなってしまうのです。
ファンデーションを使わないノーファンデメイクをする時は、普段よりもしっかりと、紫外線対策をする必要があります。
日焼け止めを使ったり、UV効果のある化粧下地やパウダーを使ったりして、紫外線対策を怠らないようにしましょう。
クレンジング料でメイクを落とす
ノーファンデメイクはファンデーションを使わない薄めのメイクなので、洗顔だけで落ちてしまうように思えるかもしれません。
しかし、日焼け止めや化粧下地、ポイントメイクはクレンジング料を使わないと落としきれない場合がほとんどです。
メイク汚れが残ってしまうのは、肌にとって大きな負担になります。
せっかくノーファンデメイクをして肌への負担を減らしても、クレンジングをせずにメイク汚れが残ってしまうと、肌に負担をかけることになってしまいます。
肌に負担をかけないためにも、ノーファンデメイクをした後でも、必ずクレンジング料を使ってメイクを落とすようにしてくださいね。
脂性肌の人向け|ノーファンデメイクの手順
ノーファンデメイクは、ファンデーションを使わないだけの簡単なメイク方法です。
しかし、脂性肌の場合には、意識したいことがいくつかあります。
具体的なメイク方法と一緒に、そのポイントを紹介していきますね。
スキンケアでしっかり保湿する
メイクをする前にまず、しっかりと保湿をしていきましょう。
洗顔後、タオルで優しく水分をふき取ったら、すぐに化粧水をつけます。
洗顔後の肌は乾燥しやすい状態なので、時間を空けずに、すぐにスキンケアをするのが大切です。
化粧水をつけたら、水分が蒸発するのを防ぐために、乳液やクリームなどで蓋をしましょう。
ただし、しっかり保湿をしなきゃ!と思っても付けすぎはNG。
化粧水の付けすぎは、肌のベタつきや、肌トラブルの原因になってしまいます。
商品に記載のある適量を守って、スキンケアを行うようにしてくださいね。
化粧下地で肌を整える
ノーファンデメイクはファンデーションを使わないため、毛穴やくすみ、色ムラといった肌悩みは、化粧下地を使ってカバーしていきます。
化粧下地にはさまざまな種類がありますが、脂性肌の人には、皮脂やテカリを防ぐ効果のある化粧下地がおすすめです。
また、ファンデーションを使わない分、紫外線対策も欠かせません。
ノーファンデメイクの際には、日焼け止め効果のある化粧下地を使ってメイクをするようにしてくださいね。
また、塗り方を工夫すると、さらに皮脂やテカリを抑える効果をさらに引き出すこともできます。
画像を参考にしながら、試してみてくださいね。
皮脂やテカリを抑える効果をさらに引き出す化粧下地の塗り方![]() | 手の甲にパール1粒大の化粧下地を取る |
![]() | 利き手の中指で手の甲に出した化粧下地を取り、額、両頬、あご、鼻筋の5か所に点置きする ※このとき、額と鼻筋に置く化粧下地の量を多めにする |
![]() | テカリの気になるTゾーンの毛穴を埋めるように、化粧下地をしっかりと塗り込む |
![]() | 中指を第2関節まで使い、頬や顎に置いた化粧下地をフェイスラインに向かって薄く塗り広げる |
![]() | 化粧下地をフェイスラインまで伸ばしたら、他の指よりも力が入りにくい薬指の腹で、フェイスライン当たりの化粧下地を薄くぼかすように、トントンと叩いて地肌の色となじませる |
![]() | まぶたや口元などの乾燥した部分には、指先に残った化粧下地をトントンと置くようにして塗り広げる |
コンシーラーで気になる部分を隠す
化粧下地で隠しきれなかったシミやニキビ跡、クマなどはコンシーラーを使って隠していきましょう。
コンシーラーは油分が多いため、肌への負担になってしまいそうですが、肌全体を覆うわけではないため、大きく負担になることはありません。
気になる部分にだけ少量のせて、指でポンポンと周りをぼかすときれいにカバーすることができますよ。
パウダーでベースメイクを仕上げる
コンシーラーで気になる部分をカバーしたら、最後にフェイスパウダーを使って肌を均一に整えていきます。
フェイスパウダーには無色のものや色付きのものなどさまざまな種類があるので、自分の悩みや好みに合わせて選んでいきましょう。
自分の素肌の色を活かしたい人にはクリアタイプのフェイスパウダー、血色が悪い人やトーンアップしたい人には色付きのフェイスパウダーがおすすめですよ。
ポイントメイクをする
ファンデーションを使わないからといって、チークやリップ、アイメイクなどのポイントメイクをしてはいけない訳ではありません。
ベースメイクに合わせてナチュラルに仕上げたい人は、ベージュ系やブラウン系の色味の化粧品を使ってみてください。
もちろん、濃い色を使っても問題はないので、自由に自分好みのメイクを楽しんでくださいね。
脂性肌の人向け|化粧下地&パウダー
さっそくノーファンデメイクを試してみたいという脂性肌の人向けに、ノーファンデメイクにおすすめの化粧品を選んでみました。
日焼け止め効果や、皮脂吸収効果のある化粧品を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
脂性肌のノーファンデメイクに|化粧下地3選
脂性肌の人のノーファンデメイクでは、皮脂やテカリを抑えてくれる化粧下地が適しています。
また、ファンデーションがない分、紫外線対策がしっかりできる化粧下地を選んでみてくださいね。
エテュセ オイルブロックベース
- ブラシで手軽に直塗りできる
- 開いた毛穴をナチュラルにカバーしてくれる
- 「テカリ吸収パウダー」配合で夏でもサラサラ肌をキープ
エテュセ オイルブロックベースは、テカリ吸収パウダーが配合されているため、肌の余分な皮脂を吸着してくれます。
また、皮脂を吸着した後のパウダーが、光を拡散し、肌の凹凸を目立たなくしてくれるんです。
ポーチにも入れやすい大きさなので、持ち歩いていつでも気軽にメイク直しに使うことができますよ。
セザンヌ 皮脂テカリ防止下地
内容量 30ml/価格 648円(税込)
SPF28/PA++
- 化粧もち持続成分(ロングラスティング成分)配合
- 皮脂吸着パウダーが毛穴の凹凸をカバー
- ウォータープルーフで 水・汗に強い処方
セザンヌ 皮脂テカリ防止下地はメイク崩れの原因となる皮脂を吸収し、ベタつかず、サラサラの感触の肌を保ってくれます。
また、日焼け止め効果もあるので、ノーファンデメイクをするのにぴったりの化粧下地です。
色はピンクベージュとライトブルーの2色展開なので、自分のなりたい肌に合わせて選んでみてくださいね。
プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地
内容慮 25ml/価格 3,024円(税込)
SPF20/PA++
- オイルブロック処方でサラサラ肌が続く
- 皮脂をはじく成分配合で、下地と皮脂が混ざらない
- ヒアルロン酸、カミツレ花エキスなどの保湿成分配合
プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地は、皮脂を吸収する成分と皮脂を固める成分の2つの効果で、皮脂によるメイク崩れを防いでくれます。
また、肌への密着度が高いため、目元・口元などのよく動く部分でもヨレずにきれいな仕上がりが続きます。
脂性肌のノーファンデメイクに|パウダー2選
脂性肌の人のノーファンデメイクで使用するフェイスパウダーは、化粧下地と同様に、皮脂やテカリを抑えてくれるものが適しています。
メイク崩れを防いでくれるようなフェイスパウダーを、選んでみてくださいね。
毛穴パテ職人 ミネラルルースパウダー
内容量 6.5g/価格 1,404円(税込)
SPF36/PA+++
- 皮脂を速攻吸収して崩れを防ぐ
- 毛穴の形に合わせてフィットするシリコンゲルパウダー処方
- 11種類のミネラル配合でメイクしながらうるおいを与える
毛穴パテ職人独自の3Dフィット処方で、毛穴の形や動きに合わせてパウダーが伸縮フィットし、どんな毛穴もきれいにカバーしてくれます。
また、毛穴にしっかりフィットし皮脂を吸収することで、メイク崩れを起きにくくしてくれます。
さらに、11種類のミネラルを配合し、しっとりうるおいながらも軽いつけ心地を実現しています。
イニスフリー ノーセバム ミネラルパウダー
内容量 5g/価格 810円(税込)
- サラサラ肌を完成させる皮脂コントロールパウダー
- 天然ミネラルとミント成分配合で油分&水分のバランスを保つ
- 過剰な皮脂を吸着して肌トーンを補整
皮脂吸着パウダーとミネラル皮脂調整パウダーが過剰な皮脂を吸収して、サラサラな肌を維持してくれます。
また、余分な皮脂を除去することで、肌をワントーン明るく見せてくれる効果があります。
それにより、1日中くすみ知らずの肌をつくることができますよ。
まとめ
脂性肌の人に向いているノーファンデメイクについて、メリットやメイク方法、おすすめの化粧品を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
脂性肌の人がノーファンデメイクをするメリットは以下の通りです。
- メイク崩れが気になりにくい
- メイク直しの手間が減る
- 肌への負担になりにくい
このように、脂性肌の人にぴったりなノーファンデメイクですが、間違った方法で行ってしまうと、逆に肌の負担になってしまうこともあります。
正しい方法でノーファンデメイクをするために、以下の3つの注意点をもう一度確認してみましょう。
- 保湿ケアをしっかり行う
- 紫外線対策をする
- クレンジング料でメイクを落とす
メイク崩れが気になる脂性肌の人や、メイク直しに手間がかかって面倒だという脂性肌の人は、ぜひノーファンデメイクを試してみてくださいね。