熊谷優子プロフィール

オーガニック化粧品のプロフェッショナル

熊谷 優子

「肌を美しく保つには保湿が大切」とはよく聞く言葉ですが、脂性肌の人が保湿をしすぎると、皮脂分泌がさらに過剰になり、脂性肌を悪化させてしまいます。

脂性肌の人は、肌の水分量と油分量がどちらも多く、過剰な皮脂で肌表面がテカテカしているため、保湿をしすぎて油分を補いすぎると、皮脂バランスが崩れ、皮脂が毛穴に詰まるなどの肌トラブルにつながってしまうのです。

本記事では、脂性肌の人の正しい保湿方法や脂性肌の人におすすすめの化粧品、脂性肌に似ている脂性乾燥肌(インナードライ)について説明します。

自分の肌質をしっかり見極めて、肌質に合った正しい保湿を行い、皮脂過剰による肌トラブルを悪化させないようにしましょう!

保湿のしすぎが脂性肌を悪化させる2つの理由

スキンケアをする女性

通常、人の肌タイプは、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌の4つに大別されます。

肌質の中でも脂性肌は水分量と油分量がどちらも多く肌表面が皮脂でテカテカした肌質なので、水分量と油分量ともに少ない乾燥肌と比べて、保湿に力を入れる肌質ではありません。

水分量と油分量がともに多い脂性肌を保湿しすぎることで、なぜ脂性肌を悪化させてしまうのか、その理由について説明します。

脂性肌で保湿を徹底しているという方で「ニキビ」や「毛穴詰まり」といった肌トラブルに悩まされている方は以下で説明する理由が考えられるので、今一度スキンケアを見直してみましょう。

保湿のしすぎで肌のバリア機能が低下

頬に手を当てて悩む女性の画像

私たちの肌の一番外側にある表皮には、紫外線などの外部刺激から肌を守り、水分を肌に閉じ込めておくバリアの役割を持つ「バリア機能」があり、バリア機能が正常に働くことで、潤いのあるモチモチした肌を保てます。

「バリア機能」は、私たちの肌に存在する皮脂膜の皮脂や、天然保湿因子が保つ水分、角質細胞間脂質(セラミド)の水分量と油分量がバランスよく備わっていると正常に働き、美しい肌を保ってくれるのです。

しかし、肌を保湿しすぎると、化粧水を含ませすぎて肌の内側の水分を蒸発させたり、乳液やクリームを塗りすぎて皮脂量が多くなったりなど、肌の水分量と油分量のバランスが崩れ、バリア機能が低下してしまいます。

また、私たちの肌には、水分量と油分量を調節し、バランスが取れた健やかな肌にしてくれる力がありますが、保湿をしすぎることで、何もしなくても肌は常に潤っていると肌自身が勘違いしてしまい、自然に肌を整える力を鈍らせてしまうのです。

保湿のしすぎで乾燥し、皮脂が過剰に分泌される

頬を触りながら悩んでいる女性

肌を保湿しすぎて、肌の水分量と油分量のバランスが崩れ、バリア機能が低下すると、肌の水分が蒸発しやすくなったり紫外線などの外部刺激に肌が傷ついたりして、肌が乾燥しやすくなります。

肌が乾燥すると、肌を乾燥から守ろうと皮脂腺から皮脂が分泌され、過剰な皮脂で顔がテカテカし、脂性肌が悪化するのです。

さらに、スキンケア化粧品を大量に使用して保湿しても、肌になじむ量には限りがあります。

保湿をしすぎると肌本来の保湿力が弱まってしまったり乾燥したりして肌トラブルを引き起こしてしまので、保湿をするときにはスキンケア化粧品に記載されている用量や用法を守ることを心がけましょう。

【スキンケア】脂性肌の正しい保湿方法とは?

指を指している笑顔の女性お

水分量と油分量が多い脂性肌を保湿しすぎると、バリア機能が低下して乾燥し、乾燥から肌を守ろうと皮脂分泌が過剰になり、脂性肌が悪化してしまいます。

脂性肌を悪化させないためには、保湿をしすぎないことが大切ですが、具体的にどの程度保湿をすればいいのでしょうか?

脂性肌の正しい保湿方法について詳しく解説しますので、今日からのスキンケアで実践してみてくださいね。

洗顔で皮脂を取り過ぎない

ターバンを巻いた女性が洗顔をしている画像

水分量と油分量が多く、皮脂でテカテカした脂性肌の人は、顔をさっぱりさせるために洗顔を何回も行ったり、ゴシゴシと洗ったりしてしまいがちですが、脂性肌を悪化させる原因になります。

洗顔を何度も行いゴシゴシ洗うと、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌を保護しようと皮脂分泌が過剰になるため、洗ったばかりなのにテカテカするという事態が起こるのです。

肌に必要のない余分な皮脂は落としながらも、必要な皮脂は残すような、洗顔後も肌に潤いが留まるタイプの洗顔料を使用し、洗顔は1日2回まで、ゴシゴシ洗わず優しく肌を洗うようにしましょう。

また、皮脂は32℃前後で溶け出すため、40℃以上のお湯で顔を洗うと肌の潤いを保つのに必要な皮脂まで洗い流されるので、肌に必要な皮脂を残せる32℃~34℃のお湯で洗うと良いですよ。

毛穴引き締め効果や皮脂抑制効果のある化粧水で保湿

成分表示を確認する女性

脂性肌の人は、過剰な皮脂分泌により、皮脂を出す際に毛穴がぱっくりと開き、毛穴に皮脂がつまりニキビの原因になるなどのトラブルが起こりやすいため、毛穴を引き締める効果のある化粧水や皮脂抑制効果のある化粧水使用しましょう。

ビタミンC誘導体やイソフラボンなど毛穴引き締め効果や皮脂抑制効果のある成分が入った化粧水で保湿をして、脂性肌の開きがちな毛穴を引き締め、皮脂分泌を抑えることで、不快な皮脂のベタベタが改善されますよ。

注意点として、保湿をするときにはスキンケア化粧品に記載されている用量や用法を守るようにしてくださいね。

油分の多い乳液・クリームは控えめに

水分量と油分量の多い脂性肌の人は、乳液やクリームをたっぷり塗ると、皮脂がバランスを崩し、脂性肌の悪化の原因となってしまいます。

保湿は必要ですが、油分を補いすぎると皮脂バランスが乱れ、皮脂が過剰になり毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルにつながるため、乳液やクリームは控えめに塗布するようにしましょう。

乳液・クリームの量を減らしても肌がテカってしまうという脂性肌の方は、さっぱりタイプの乳液やクリームよりも油分量の少ない保湿ジェルを使うことがおすすめです。

脂性肌におすすめの保湿化粧品5選

ヒソヒソとうわさ話をする二人の女性

脂性肌の人は、適度に肌に潤いを与えて水分量と油分量を整えながら、過剰な皮脂分泌を抑えてくれる成分が入っている保湿化粧品を使用することをおすすめします。

しかし、分かりやすく「脂性肌用」とパッケージに記載してある保湿化粧品は少ないため、脂性肌に合った保湿化粧品はどれを選べばいいのか困ってしまいますよね。

本記事では、美脂性肌の人の肌のベタつきを解消し、脂性肌の人がなりやすいニキビなどの肌トラブルを予防してくれる成分が配合されている化粧品を厳選したので、保湿化粧品選びの参考にしてみてください。

ルナメアAC スキンコンディショナー

トライアルセット:1,080円(税込)
単品価格:2,376円(税込)
内容量:120ml

ルナメアAC スキンコンディショナーの特徴

  • 独自技術の有効成分「アクネシューター」配合で、毛穴の詰まりを解消してくれるので、脂性肌の毛穴トラブルに効果的
  • うるおい成分がたっぷり配合されているので、洗顔後に乾燥した肌に潤いを与え、脂性肌のバリア機能を整えてくれる
  • ニキビの炎症を抑える成分「グリチルレチン酸ステアリル」を配合

ルナメアAC スキンコンディショナーは、脂性肌の毛穴トラブルを解消してくれる効果のある化粧水です。

独自技術の有効成分「アクネシューター」が脂性肌の毛穴の詰まりに働きかけ、脂性肌の人の角栓やニキビの肌トラブルを予防してくれますよ。

ルナメアAC スキンコンディショナーは「ノーマルタイプ」「しっとりタイプ」の2つのテクスチャーから選べるのですが、脂性肌は「ノーマルタイプ」を選ぶのがおすすめです。

ビーグレン QuSomeローション

ビーグレン QuSomeローション価格:5,400円(税込)
内容量:120ml

ビーグレン QuSomeローションの特徴

  • 美容成分を包み込んだ成分「QuSomeアクティベートコンプレックス」が、肌の内部に留まり肌に潤いを閉じ込める
  • QuSomeローションに配合された「VCエチル」が皮脂の過剰分泌を抑える
  • さっぱりとしたつけ心地で保湿後もベタつかない

ビーグレン QuSomeローションは、17時間という長時間の潤いをキープすることにこだわっているため、乳液や保湿クリームをなるべく使いたくないという脂性肌の方におすすめの化粧水です。

美容成分を包み込んだ成分「QuSomeアクティベートコンプレックス」が肌の潤いを長時間キープし、脂性肌のバリア機能を高め、肌の水分量油分量を整えてくれます。

ビーグレン QuSomeローションはさっぱりとした付け心地なのに保湿力が高いため、@コスメでの脂性肌の評価も高く、人気が高いですよ。

ノブACアクティブ フェイスローション

トライアルセット:1,620円(税込)
価格:3,240円(税込)

内容量:135ml

ノブACアクティブ フェイスローションの特徴

  • ビタミンC誘導体など各種ビタミン成分が配合されていて、脂性肌のテカリやベタつきを抑えてくれる
  • マイルドピーリング作用で、脂性肌の過剰な皮脂を取り除き、滑らかで透明感のある肌に仕上げる
  • AHAやヒアルロン酸配合で、肌に潤いを与えるので、脂性肌の水分量油分量を整えてくれる

ノブACアクティブ フェイスローションは、肌に必要な潤いはしっかりと保ちながら、脂性肌のテカリやベタつきを抑えてくれる化粧水です。

ビタミンC誘導体など各種ビタミン成分が、脂性肌の不快なベタつきを抑え、マイルドピーリング作用が過剰な皮脂を取り除き、脂性肌の毛穴詰まりなどの肌トラブルを解消してくれます。

キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェル

キュレル 皮脂トラブルケア

価格:オープン価格
内容量:120ml

キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェルの特徴

  • 過剰な皮脂のベタつきを抑制する成分が配合されているので、脂性肌のベタついた肌を解消する
  • 肌の潤いを保つのに大切な役割を持つセラミドケアを行うことで、肌に潤いを与え、脂性肌のバリア機能を整えてくれる
  • ニキビを防ぐ消炎剤配合で、脂性肌がなりやすいニキビの予防をしてくれる

キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェルは、皮脂でベタつく不快な脂性肌の肌バランスを整えてくれる美容ジェルです。

高保湿成分であるセラミドが、脂性肌のバリア機能を整えながら皮脂を抑制し、脂性肌の水分量と油分量を整え、ニキビや毛穴詰まりなどの肌トラブルを予防します。

1日中皮脂で肌がべたついているという脂性肌の中でも皮脂の分泌量が多いという方におすすめですよ。

オードムーゲ 薬用スキンミルク

オードムーゲ薬用スキンミルク

価格:1,296円(税込)
内容量:100g

オードムーゲ 薬用スキンミルクの特徴

  • 保湿成分がたっぷり配合されているので、脂性肌の肌バランスを整える
  • 肌の汚れや脂性肌の過剰な皮脂を取り除き、ニキビなどの肌トラブルを予防する
  • ベタつかないサラサラした使用感

オードムーゲ 薬用スキンミルクは、脂性肌の乱れた肌バランスを整え、潤いを与えしっとりと滑らかな肌に導く乳液です。

脂性肌に塗布する時にベタつかず、サラサラとした使い心地で、過剰な皮脂を取り除いてくれます。

【注意】脂性肌と似ているインナードライ肌は保湿を徹底

鏡をみて悩む女性

脂性肌と脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面が皮脂でベタベタするという症状は同じながら、原因や保湿方法はまったく異なるので注意が必要です!

脂性肌を保湿しすぎると、バリア機能が低下して乾燥し、乾燥から肌を守るために皮脂分泌が過剰になり、脂性肌は悪化しますが、脂性乾燥肌(インナードライ)である場合には、保湿を徹底的に行う必要があります。

本当は脂性乾燥肌(インナードライ)なのに、脂性肌だと勘違いして保湿を控えめにしてしまうと、脂性乾燥肌(インナードライ)が悪化してしまうため、脂性乾燥肌(インナードライ)の特徴や保湿方法についても確認しておきましょう。

インナードライ肌とは?

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌内部の水分が少なくなることで肌が乾燥し、乾燥した肌に潤いを与えようと肌表面に皮脂が分泌され、肌内部はカサカサ、肌表面はベタベタしている肌質です。皮膚構造のイラスト脂性肌は、肌の水分量と油分量ともに多く、肌表面が皮脂でベタベタしていますが、脂性乾燥肌(インナードライ)は肌の乾燥が進むことで肌表面の皮脂分泌をともなうので、水分量は少なく油分量は多い肌状態です。

インナードライ肌の保湿方法

ヘアバンドをして手で顔を包む女性の画像

脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面は脂性肌と同様ベタベタしていますが、肌の水分量が多い脂性肌とは異なり、水分量が少なく肌内部は乾燥が進行している肌状態なので、とにかく保湿ケアをしっかり行うことが大切です。

セラミドやヒアルロン酸といった成分が配合された高保湿化粧水で、乾燥した肌内部に水分をたっぷりと含ませたら、乳液とクリームを塗布して水分が蒸発しないよう、ふたをしましょう。

脂性肌の保湿ケアのように、乳液とクリームを控えめに塗布する必要はなく、肌に潤いをたっぷりと与えるよう意識して保湿ケアを行ってくださいね。

肌表面のベタベタが気になるようであれば、使い心地が軽い水分の多いさっぱりタイプで保湿力が高い乳液やクリームを使用してみることをおすすめします。

まとめ

満足した女性

脂性肌の人の正しい保湿方法や脂性肌の人におすすすめの化粧品、脂性肌に似ている脂性乾燥肌(インナードライ)の特徴や保湿方法について説明しました。

脂性肌の人は、「とにかく保湿をしなければ」と保湿を頑張ってしまうと、肌トラブルがでてしまうので、本記事を参考に、肌質に合った化粧品を使用して、正しい保湿ケアを行って脂性肌に悩まされない肌作りを行ってくださいね。

この記事を書いた専門家

熊谷優子プロフィール

オーガニック化粧品のプロフェッショナル

熊谷 優子

美容に関して興味が尽きず、アロマの資格を取得するなど特に自然派化粧品に関する知識を深めている。現在は美容系ライターとして毎月美容に関する記事を執筆している。

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