オロナイン

TwitterやlnstagramといったSNSでは、毛穴に詰まった角栓や黒ずみを撃退するために、「オロナインパック」という美容法が広まっています。

オロナインパックとはその名の通り、ひびやあかぎれといった小さな外傷を治療する医薬品の軟膏「オロナイン」を使って毛穴パックを行うという、少し変わった美容法のこと。

本記事では、医薬品であるオロナインを使ったオロナインパックで、本当に毛穴詰まりや毛穴の黒ずみを落とせることができるのか、またオロナインパックは肌に刺激を与えないのかどうか、実際に試しながら検証していきます。

「オロナインパック」が毛穴ケアに効果的と話題!

TwitterやInstagramといったSNSでは、毛穴に詰まった角栓や皮脂汚れ、黒ずみを目立たないようにするため、「オロナインパック」を試したとの投稿が多くあがっています。

オロナインパックを実際に試してみた人の投稿を確認していくと、

「オロナインパックをやってみたら毛穴の黒ずみや詰まりが目立たなくなった!」

と嬉しい効果に喜んでいる口コミがある一方で、

「毛穴ケアができるどころか、オロナインパックをすると、逆に毛穴が開いてよけいに目立ってしまった」

というような、気になる口コミも見られました。

たった1回の洗顔や保湿スキンケアでは、毛穴の汚れがすっきり落ちることは実感しにくいため、オロナインパックで毛穴の黒ずみや詰まりが落ちるのであれば、試してみたいと思いますよね。

ただオロナインパックをすることで、新たな肌トラブルに繋がったという気になる口コミも見られるので、安易に試さずに、オロナインパックが毛穴の悩みにもたらすメリットとデメリットを知ったうえで、試すかどうかを判断するようにしましょう。

毛穴ケアに効果的といわれるオロナインパックの方法や注意点について、詳しく説明していきます。

オロナインパックとは

オロナインパックとは、大塚製薬株式会社が1953年に販売して以来、ひびやあかぎれ、擦り傷に切り傷といった軽度の外傷に効果をもたらす、医薬品の「オロナインH軟膏」を使った毛穴ケア方法のこと。

オロナインパックは「オロナインH軟膏」に、鼻の黒ずみや角栓といった汚れを取り除く「毛穴パック」を合わせて使うことで、鼻の毛穴に詰まってなかなか落ちない汚れをすっきり取り除けると、SNS等で話題です。

オロナインパックに必要なもの

  • オロナインH軟膏
  • シートタイプの毛穴パック
  • 蒸しタオル

タオルを水で濡らしてしぼり、500Wの電子レンジで20秒ほど温めることで作れる。
※メーカーやワット数により加熱時間に差があるので、火傷のないように10秒ずつ様子をみながら温めてください。

オロナインパックの手順

  1. クレンジング料でメイクを落とす
  2. 2~3分間、蒸しタオルを鼻に当てる
  3. 鼻にオロナインを塗り、10分ほど時間を置く
    オロナインパック レビュー
    肌の色が見えなくなる程度に、たっぷりとオロナインH軟膏をぬります。
  4. ティッシュやタオルでオロナインを拭き取る
    オロナインH軟膏は油分が多く、水ですすぎにくいため、ぬるま湯で洗い流す前にティッシュで拭き取ります。
  5. ぬるま湯で洗い流してから洗顔料で顔を洗う
  6. シートタイプの毛穴パックを鼻に貼り、10分ほど時間を置く
    オロナインパック レビュー

    パッケージに書かれている手順通り、鼻を水で濡らしてから毛穴パックを鼻に塗って、乾燥するまで待つ。
  7. 毛穴パックが乾燥したらゆっくりはがす
  8. 化粧水と乳液を使って丁寧に保湿する

オロナインパックは本当に毛穴ケアできる?

オロナインパックをすると、オロナインH軟膏に含まれる油分が毛穴に詰まった角栓や皮脂汚れになじむため、毛穴パックだけを行うよりも毛穴汚れがとれやすくなるのは事実です。

しかしオロナインH軟膏は毛穴ケアに特化しておらず、あくまで擦り傷や切り傷などの傷口を消毒したり、化膿を防いだりする「医薬品」であるため、健康な肌に使い続けると思いもよらぬ肌トラブルを引き起こしかねません。

オロナインパックをすることで、毛穴に詰まった皮脂や角栓といった汚れを取り除くことはできるものの、新たな肌トラブルに繋がる可能性もあるので、毛穴ケアとしておすすめの美容法とはいえないでしょう。

毛穴ケアにオロナインパックを勧めない3つの理由

毛穴汚れを取り除くという「毛穴ケア」だけを考えるのであれば、オロナインパックは効果的といえますが、毛穴の悩みを解消して、肌を美しく保ちたいのなら、オロナインパックでの毛穴ケアはおすすめできません。

オロナインパックでの毛穴ケアがおすすめできない3つの理由について紹介していきます。

理由① 高い殺菌作用を持つ成分

オロナイン

オロナインパックをおすすめしない1つ目の理由は、オロナインH軟膏に含まれる有効成分の1つ「クロルヘキシジングルコン酸塩液」の強力な殺菌作用が肌トラブルを引き起こしかねないから。

もともと肌表面には、「皮膚常在菌」とよばれるいくつかの菌が存在しており、皮膚常在菌がバランスよく肌表面に存在し続けることで、肌を清潔に保っているのです。

皮膚常在菌の主な種類

  • 表皮ブドウ球菌
    肌にうるおいを与えたり、紫外線や摩擦などの刺激から肌を守ったりする美肌菌。
  • アクネ菌
    肌を弱酸性に保つ重要な働きをする一方、増えすぎるとニキビの発生に繋がる。
  • マラセチア菌
    ニキビを招くカビの一種で、痛みや赤みのないニキビはマラセチア菌が原因の場合が多い。

傷口もなく消毒する必要のない健康な肌にオロナインH軟膏を塗ると、「クロルヘキシジングルコン酸塩液」の殺菌作用により、肌を清潔に保つ皮膚常在菌まで失われてしまう可能性があります。

皮膚常在菌の中でも、肌にうるおいを与える美肌菌の1つである「表皮ブドウ球菌」が失われると、肌が乾燥しやすくなったり、ほんの少しの刺激で肌に赤みやヒリつきを感じたりすることも考えられるでしょう。

肌が本来持っている皮膚常在菌を守ることによって、毛穴の悩みのない健やかな美肌を目指せるため、強力な殺菌作用を持ったオロナインH軟膏でのオロナインパックは控えるのがおすすめです。

理由② 毛穴が開いてしまう原因に

鏡を見て毛穴に悩む女性

オロナインパックの際におこなう「毛穴パック」が毛穴を無理に開かせてしまうのも、オロナインパックをおすすめしない理由の1つです。

鼻に貼るシートタイプの毛穴パックは、一時的に角栓や皮脂といった毛穴汚れがごっそり取れる一方で、毛穴から角栓を無理に引き抜くことによって、毛穴がぽっかりと開いてしまいます。

毛穴がぽっかり開いてしまうと、開いた毛穴を埋めようとさらに皮脂が過剰に排出されて、ふたたび毛穴を詰まらせたり、開いた毛穴が閉じなくなったりして、詰まり毛穴や黒ずみ毛穴だけでなく、開き毛穴の原因にもなりかねません。

また毛穴パックは、肌表面に貼り付けたシートと同時に肌表面の角質まで剥がれてしまうため、外部刺激から肌を守る「バリア機能」が失われ、乾燥肌や敏感肌になる可能性もあるのです。

肌の乾燥が悪化すると、肌を守ろうと皮脂が過剰に出て皮脂腺が発達し、毛穴が大きくなってしまう原因にもなるため、オロナインパックは毛穴ケアにはおすすめできないといえるでしょう。

理由③ 油分が詰まることによる毛穴の炎症

鼻を気にする女性

オロナインパックでの毛穴ケアをすすめない3つ目の理由は、オロナインH軟膏に含まれる多くの油分が関係しています。

オロナインH軟膏には、オロナインやオリブ油といった保湿力の高い油分が含まれています。

オロナインパックをするときにオロナインH軟膏をすすぎきれずに洗い残してしまうと、毛穴にワセリンなどの油分が詰まってしまうため、毛穴の詰まりや黒ずみを悪化させてしまう原因に繋がるのです。

オロナインH軟膏に含まれる成分の多くは油性成分であり、水で丁寧にすすいでも洗い流しにくいため、洗い残しが更なる肌トラブルに繋がるオロナインパックは避けるのがおすすめですよ。

肌に良くないって本当?オロナインパックを徹底検証

オロナイン 説明

 毛穴に詰まった皮脂や黒ずみがとれやすくなる一方、肌に与える悪影響も多いオロナインパック。

ハリツヤ研究所では、オロナインパックが肌にもたらす刺激の大きさについて、肌チェッカーを使って詳しく調べていきました。

肌に悪影響があるのは分かっていても、詰まり毛穴や黒ずみ毛穴が少しでも良くなるのならオロナインパックを試したい!という人は、以下の検証結果を参考にして、本当にオロナインパックを行うかどうか検討してくださいね。

オロナインパックがもたらす肌への刺激度を調べた方法

今回は、肌の赤みや痛みといった刺激を数値化して表すことができる肌チェッカーを使い、オロナインパック前後での肌の刺激度を比べました。

オロナインパックがもたらす肌刺激|検証結果まとめ

オロナイン
パック前

数値:33

オロナイン
塗布後

数値:58

オロナイン
パック後

数値:86

肌に刺激を与えていないオロナインパック前には「33」だった肌の刺激度が、オロナインH軟膏を塗った後には「55」、オロナインH軟膏を洗い流して毛穴パックを行い、オロナインパックが完了したあとには「86」と数値が倍以上に増加するという結果に。

実際にオロナインパック中に、オロナインH軟膏をティッシュでふき取ってぬるま湯で洗い流したあとには、肌が乾燥してつっぱるような感覚がありました。

オロナインH軟膏の殺菌作用によって肌が刺激を感じ、その後に毛穴パックを肌から引き剥がすことで、肌表面をさらに強い力で傷つけて大きな刺激を与えているのです。

肌表面に大きな刺激を与えるオロナインパックは、刺激から肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌させる原因になるため、今以上に皮脂汚れが毛穴に溜まりやすくなり、毛穴の詰まりや黒ずみを悪化させてしまいます。

一時的ではなく、今後ずっと毛穴の悩みやその他の肌トラブルが起きないような、健やかな素肌を保ち続けたいのであれば、肌を傷つけながら毛穴ケアをするオロナインパックではなく、肌悩みのない美肌を目指せる適切な毛穴ケアを継続しておこないましょう。

本当に効果的な毛穴ケア方法をご紹介

洗顔泡を頬につける女性

毛穴の角栓対策や黒ずみ除去をして、肌トラブルのない美肌を目指したいのであれば、肌に負担をかけることなく角栓や皮脂汚れにアプローチできるスキンケア方法を続けるのが大切です。

肌に負担をかけずにやさしく毛穴ケアをする3つのスキンケア方法を紹介していくので、黒ずみ毛穴や詰まり毛穴に悩んでいる人は、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてください。

その1|正しいやり方で泡洗顔

どろあわわで泡立てた泡

「泡洗顔」とは、洗顔料を泡立てネットなどできめ細かく泡立てて洗顔をおこなう洗顔方法のこと。

洗顔料を泡立てて1つ1つの泡を小さくすることによって、毛穴に詰まった汚れまで泡が行き届いて掻き出すため、洗顔料を泡立てないで洗顔をおこなうよりも、毛穴汚れに直接アプローチできるのです。

毎日のスキンケアの中で洗顔は欠かせないので、少し面倒に感じるかもしれませんが、毎回丁寧に泡立ててから洗顔をするようにしましょう。

正しい泡洗顔の方法について、さらに詳しく知りたいという人は以下の関連記事も読んで、毎日の洗顔時に実践してくださいね。

その2|オリーブオイルやホホバオイルで角栓ケア

綿棒にホホバオイルを浸している

 鏡で自分の顔を見るたびに、毛穴にぎゅっと詰まってしまった角栓が気になるという人におすすめしたいのが、ホホバオイルやオリーブオイルを使った角栓ケアです。

オリーブオイルやホホバオイルを使った角栓ケアとは、オリーブオイル、もしくはホホバオイルをしみこませた綿棒で、毛穴詰まりが気になる箇所を撫でていくだけで、毛穴に詰まった角栓が顔を出し、毛穴汚れが落ちやすくなるという嬉しいスキンケア方法のこと。

鼻にシートパックを貼って無理に引き剥がす毛穴パックと異なり、油分の力で優しく角栓除去を促すことができるため、ホホバオイルやオリーブオイルを使った角栓ケアは有効といえますよ。

ハリツヤ研究所では、ホホバオイルと綿棒を使った角栓ケアでどのくらいの効果が見られるのかを詳しく検証しています。

ホホバオイルと綿棒を使った角栓ケア方法の詳しい方法や、角栓ケアにどのくらい効果がみられたのか気になる人は「毛穴の黒ずみに悩む9人でホホバオイルの効果を検証!」をよんでみてくださいね。

その3|毛穴ケア効果の高い美容液で保湿

タカミエッセンスCEを使用中の手

毛穴の詰まりや黒ずみケアに特化した化粧水や乳液を使っているのになかなか効果が感じられない人は、毛穴ケア効果が期待できる美容成分を配合した美容液を使ってスキンケアをするのがおすすめです。

肌にうるおいを与えたり、肌に与えたうるおいを閉じ込めたりするのが主な役割である化粧水や乳液と異なり、美容成分を凝縮して配合している美容液の役割は、気になる肌悩みに美容成分を届けること。

普段から使っているスキンケア化粧品と合わせて、毛穴ケアに対する効果が高い美容成分を配合した毛穴ケア専用美容液を使えば、今以上に高い毛穴ケア効果を得ることができますよ。

毛穴の詰まりや黒ずみ、角栓といった肌悩みに効果的なおすすめの美容液が知りたいという人は、「【毛穴タイプ別】毛穴の悩み改善!美容液の選び方|おすすめ美容液6選」を参考にしてください。