
年齢を重ねるごとに気になってくるほうれい線。
ほかの肌悩みが少なくても、ほうれい線が目立つだけで、なんだか老けて見えてしまって嫌ですよね。
何とかほうれい線ケアをしようと思っていろいろと調べているうちに「PAO(パオ)」という美容器具の情報を目にして、興味を持った人も多いのではないでしょうか。
試してみたいけど安いものではないし、買うならきちんと納得のいく情報を手にしてからにしたいですよね。
そこで本記事では、PAOの特徴や正しい使い方、注意点、実際に試してみた感想などを紹介していきます。
PAOで表情筋トレーニングをサポート
普段のスキンケアを頑張っていても、なかなか薄くならない手強いほうれい線。
そんなほうれい線ケアのサポートができると話題のPAOについて、これからくわしく紹介していきます。
まずは、ほうれい線の原因と、その原因に対してPAOがどの様にアプローチしていくのかということを一緒に見ていきましょう。
ほうれい線ができる原因
実は、ほうれい線ができる原因は1つではありません。
加齢や紫外線によるハリの低下、表情筋の衰えによるたるみ、乾燥による小ジワの悪化…。
さまざまな原因によって、ほうれい線はできていきます。
そして、原因がさまざまということは、ケア方法も1つではありません。
ほうれい線の原因とケア方法原因 | ケア方法 |
加齢・紫外線によるハリの低下 |
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乾燥による小ジワの悪化 |
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表情筋の衰えによるたるみ |
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ほうれい線の原因は大きく分けて3つあり、その原因に対してさまざまなケア方法があると分かりましたね。
上の表からも分かるとおり、この3つの原因すべてに、表情筋トレーニングが働きかける訳ではありません。
PAOでの表情筋トレーニングでアプローチできるのは、表情筋の衰えによるたるみが原因のほうれい線だけ。
このタイプのほうれい線がある人は、表情筋を鍛えることで、ほうれい線が気になりにくい、若々しい印象の肌にアプローチすることができますよ。
「私のほうれい線の原因は表情筋の衰えじゃないかも…」という人は、以下の2つの原因に対するケア方法を参考にしてみてくださいね。
加齢・紫外線によるハリの低下ハリの低下によるほうれい線のケアには、レチノール、ビタミンC誘導体、ペプチドなどが配合されたスキンケア化粧品を選ぶことがおすすめです。
また、日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりして、 少しでも紫外線のダメージを減らすことも大切ですよ。
乾燥による小ジワの悪化乾燥による小ジワの悪化で生まれるほうれい線のケアには、保湿効果のある成分や、エモリエント効果のある成分がおすすめです。
- グリセリン
- アミノ酸
- セラミド
- スクワラン
- ワセリン
不要な角質が肌に残って表面が固くなっている 場合は、角質ケア で不要な角質を除去してから、保湿するのがおすすめです。
そうすることで、より保湿成分などが肌に なじみやすくなりますよ。
表情筋トレーニングをサポートするPAO とは
まずは、PAOとはどんな製品なのか、簡単に説明していきます。
フェイシャルフィットネス PAO
価格 13,824円(税込)
PAOの付属品3種類のバランスウエイト | |
マウスピースケース | |
持ち運び用ケース |
- 口の周りの表情筋トレーニングのサポートをする美容器具
- ブラック・ホワイトの二色展開
- PAO公式通販では送料・代引き手数料が無料
フェイシャルフィットネスPAOは、MTG社が開発した「表情筋を鍛えるメソッド」により、口の周りの表情筋トレーニングのサポートをする美容器具です。
MTG社が口周りの表情筋トレーニングに着目したのは、顔の下半分の筋肉 はたるみやすく、年齢の出やすい部分だから。
MTG社の着目した 、若々しい印象を保つために重要とされている筋肉は、以下の通りです。
- 小頬骨筋(しょうきょうこつきん)…頬を吊り上げる
- 大頬骨筋(だいきょうこつきん)…口元を引き上げる
- 頬筋(ほほきん)…頬を引き締める
- 笑筋(しょうきん)… 笑う時に口角を横方向に引っ張る
- 口輪筋(こうりんきん)… 唇を閉じる
この筋肉のうち、ほうれい線が目立 ちにくい印象にするために鍛えるべきなのは、小頬骨筋と大頬骨筋の2つ。
PAOは、この2つの筋肉を鍛える表情筋トレーニングのサポートをすることができます。
マウスピースの部分を口にくわえてゆらゆらと揺らすことで、口周りの筋肉に負荷を与え、若々しい印象に見せるために大切な顔の筋肉に 、アプローチしていくのです。
また、簡易モデルとしてつくられた、通販限定モデルの「FACIAL FITNESS 3model」 という商品もあります。
PAOと同様に表情筋トレーニングのサポートができる美容器具ですが、ウエイトの付け替えができず(23gの重さのみ)、筋力に合わせた負荷の変更はできません。
しかしその分、PAOよりも価格が安いというメリットがあります。
より手軽に表情筋トレーニングを試してみたいという人は、この簡易モデルから試してみるのもいいかもしれません。
本格的にほうれい線ケアをしたいという人は、ウエイトが変更できるPAOの方がおすすめですよ。
PAOが表情筋運動のサポートに有効な理由
PAOがどんな製品なのか、ここまでの説明で分かっていただけたでしょうか。
「口元の筋肉を鍛えれば若々しい印象を保てることは分かったけど、なんでそのトレーニングのサポートにPAOが有効なの?」
そう思った人のために、PAOがなぜ表情筋トレーニングのサポートに有効なのか、分かりやすくお伝えしていきますね。
PAOが表情筋トレーニングのサポートに有効な理由は、PAOの構造の3つの特徴にあります。
その3つの特徴について紹介していきます。
構造の特徴1 共振運動
首を振る動きでPAOの左右を大きく揺らし、表情筋トレーニングのサポートをするPAO運動。
この首を振る動き(①)とバーが揺れる動き(②)の周波数 (1秒間に揺れる回数)が一致すると、大きな負荷を生み出し、口周りの筋肉を鍛えるサポートをします。
構造の特徴2 テクニカルディスタンス
唇でくわえる部分を本体から30㎜離すことで、より強い負荷を口元の筋肉にかけられるように設計されています。
構造の特徴3 マウスホールド
人間の唇は上下で厚みが異なります。
その唇の厚みに合わせて、マウスピースの溝のカーブを調整してあるの で、PAO運動によって生まれた負荷が口元に集中するようになっています。
この3つの構造によって、効率よく表情筋に負荷をかけ、トレーニングのサポートをすることができるのです。
PAOはどこで手に入るの?PAOは家電量販店や生活雑貨専門店で購入することができます。
実際に手に取って、実物を見てから購入したいな…という人は、家電量販店や生活雑貨専門店でPAOを探してみてください。
重くて持ち帰るのが大変…という人にはネットでの購入がおすすめですよ。
PAOを使った適切なほうれい線ケアの方法
ここからは、実際にPAOを使ってみたい!という人のために、適切な使用方法を説明していきます。
実際に使ってみた感想も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
PAOを使った表情筋トレーニングのやり方
PAOは、立った状態でも、座った状態でも使用できます。
しかし、間違った姿勢で使用すると、首や肩を痛める原因になってしまいます。
まずは、正しい姿勢をつくることから始めていきましょう。
- 正面を向き、肩の力を抜いて背筋を伸ばす
- 足を肩幅に広げる
- 横から見て、耳、肩、腰、足首が一直線になるように立つ
- 正面を向いて椅子に浅く座り、肩の力を抜いて背筋を伸ばす
- 足の裏を地面にしっかりとつける
- 横から見て、耳・肩・骨盤が平らになるように座る
正しい姿勢をつくれたら、早速PAOを使っていきましょう。
以下の方法で、1回30秒、1日2回を目安に、おこなってみてくださいね。
- 「お」と発声する時の口の形 で、大きく口を開ける
- マウスピースのくぼみの部分を唇だけでくわえる
- マウスピースを吸い込むようにしてくわえ、手を離す
- 首を大きく振りすぎないようにしながら、左右のウエイト を揺らす
マウスピースをくわえる際は、歯で噛むのではなく、唇で包むようにしてください。
また、手順3では、頬がへこむくらい吸い込むのがポイントです。
PAOの左右の重りは18g・23g・28gと、5g刻みで 3つの重さのものが付属しており、自分のトレーニングしたいレベルに合わせて負荷を変化させることができます。
最初は、負荷が軽いミントグリーンか、負荷が中くらいのピンクのウエイトからスタートするのがおすすめ。
慣れてきて、PAOをうまく振れるようになったら、自分のレベルに合わせてウエイトを調整してみましょう。
実際にPAOを試してみた
次に、実際にPAOを使用してみたハリツヤ研究所スタッフの感想を紹介しますね。




姿勢良く首の振り方を調整しないとPAOの振動と合わず揺れが止まってしまうので、30秒続けて振るには全身を集中させる必要がありました。
手軽に続けられるというメリットの反面、コツをつかむまでは少し難しく感じる人もいるかもしれませんね。
ハリツヤ研究所スタッフの場合は、4日ほどでコツをつかめたそうです。
最初は難しく感じても、根気よく続けてみてくださいね。
PAOのお手入れ の方法
PAOは口にくわえて使うものなので、衛生面が心配な人や、お手入れ方法が気になる人もいるかもしれません。
PAOのマウスピースは取り外し式になっていて、水洗いすることが可能なので、お手入れ方法を紹介していきますね。
使用後は、以下の手順に従って綺麗にお手入れしてみてください。
- マウスピースを軽くつまみ、まっすぐ引き抜く
- 水洗いをする
- よく水を切ってから、ケースにしまう
汚れが気になる人は、食器用中性洗剤を薄めて使ってみてください。
少し面倒に感じる人もいるかもしれませんが、自分が使う美容器具を常に清潔に保つのは大切なことです。
トレーニング終わりには、毎回きちんとお手入れしてみてくださいね。
ほうれい線ケアにPAOを使う際の注意点
せっかく毎日表情筋トレーニングを頑張っていても、PAOの使い方が間違っていると、逆効果になってしまったり、体を痛めてしまったりすることもあります。
以下の3つのポイントに注意して、表情筋トレーニングをしていきましょう。
- 1回30秒、1日2回の使用目安を守る
- マウスピースは噛まずに、唇の力だけで支える
- 鏡を見ながら正しい姿勢で使用する
正しい使い方をして、表情筋トレーニングのサポートに役立ててくださいね。
まとめ
PAOの特徴や使用方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
PAOについてもう一度おさらいしてみましょう。
- 表情筋トレーニングのサポートになる
- 3つの構造の工夫で口元の筋肉に負荷をかける
- コツをつかめば毎日気軽に使える
PAOを用意できたら、以下の注意点に気を付けて、使っていってくださいね。
- 1回30秒、1日2回の使用目安を守る
- マウスピースは噛まずに、唇の力だけで支える
- 鏡を見ながら正しい姿勢で使用する
PAOを正しく使用して、ぜひほうれい線ケアに役立ててみてください。