中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

突然現れてはなかなか治らずに女性たちの頭を悩ませる肌荒れ。

結婚式などのパーティや大事な仕事の前、はたまたデートの直前など、「肌荒れしたくないときに限って」出てきて、どうにか普段のスキンケアから肌荒れの悪化を予防することはできないのだろうか、と本当に悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、肌荒れが治らずに悩んでいる人や、皮膚科に行きたくてもなかなか時間がとれず肌荒れの落ち着かせ方がわからない人に、本当におすすめできるクリームをコスメコンシェルジュと薬剤師の二人が解説。

化粧品の成分を読み込み、肌悩みに適したスキンケア化粧品を選ぶプロのコスメコンシェルジュと、治療を目的とした薬の販売資格を持ち、肌荒れに最適な治療薬を選び処方できる薬剤師の二人が選ぶクリームで、肌荒れの悩みを解決していきます。

肌荒れの悩みを解決するために使いたいクリームの選び方や、肌荒れの原因と毎日できる対策を伝授していくので、肌荒れに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

肌荒れ中のクリームの選び方

クリームを選定する美容家の写真

肌荒れしているときには、肌荒れの悩みに働きかける成分を配合したクリームを適切に選んで使うことが重要。

ドラッグストアで購入できるスキンケア化粧品は、ほとんどが一般化粧品か薬用化粧品に分類されます。

しかしその他に、登録販売資者の資格を持つ方や薬剤師資格を持った方からしか購入できない医薬品もあり、一般化粧品・薬用化粧品(医薬部外品)・医薬品でそれぞれ得られる肌荒れへの効果が変わるのです。

一般化粧品・薬用化粧品(医薬部外品)・医薬品に分類されるクリームの違いと、肌荒れ中に使用するクリームの選び方について説明していきます。

一般化粧品|保湿クリームとは

美容クリームの写真

一般化粧品に分類される「保湿クリーム」はドラッグストアやスーパーなどで手軽に購入でき、1,000円程度から安価で手に入れられます。

肌荒れに有効な成分が配合されておらず、保湿剤やその他成分で構成されたクリームのことを指します。

一般化粧品として販売されているクリームの例

  • ナチュリエ/ハトムギ保湿ジェル
  • なめらか本舗/豆乳イソフラボンクリーム

薬用化粧品|薬用クリームとは

薬用化粧品(医薬部外品)として販売される薬用クリームとは、肌荒れに対する有効成分が一定量配合されているクリームのこと。

治療効果のある医薬品クリームに比べて効果はゆるやかですが、肌の悩みの原因を予防したり抑えたりする機能を持つのが薬用クリームです。

ドラッグストアや大型雑貨店などで購入でき、価格帯は2,000円以下の安価なものから高価なものまでさまざまあるので、継続しやすく自分にぴったりな使用感・価格の薬用クリームを選ぶことができます。

薬用化粧品として販売されているクリームの例

  • POLA/ホワイティシモ薬用クリーム ホワイト
  • キュレル/エイジングケアクリーム

医薬品|医薬品クリームとは

医薬品として販売される医薬品クリームとは、厚生労働省が許可した「治療」の効果を持つ成分が配合されている薬品のこと。

医師が処方する医療用医薬品の医薬品クリームとドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品の医薬品クリームに分けられます。

一般用医薬品に分類される医薬品クリームは、そこからさらに第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品とそれぞれ分けられ、種類によって薬剤師や登録販売者の指導義務があるかないかが違います。

分類

販売時の指導

副作用の
リスク

第一類
医薬品

薬剤師からの指導が必要

第二類
医薬品

薬剤師、または

登録販売者から指導が必要

第三類
医薬品

薬剤師や登録販売者による

指導の義務はない

悩みを解決する効果があるが、副作用のリスクも高い成分を配合している第1類医薬品は、薬剤師の指導を受けないと購入することができません。

一般用医薬品として販売されているクリームの例

  • 興和新薬/新ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム
  • 大鵬薬品工業/ウレパールプラスクリーム

肌荒れしたらまずは薬用クリームがおすすめ

クリームを選ぶ順番の写真

肌荒れをしてしまったときのケアとしてクリームを選ぶときには、いきなり医薬品クリームで治療をするのではなく、まずは薬用化粧品として販売されている薬用クリームを選ぶのがおすすめ。

医薬品クリームは「家庭での治療」を目的としてつくられており、副作用のリスクも大きいため、肌に合わなかったり使用目的が違ったりした場合には、肌に負担がかかり、肌荒れの悪化に繋がりかねないのです。

肌荒れが気になりだしたときには、まず薬用クリームを使ってスキンケアを行って肌の調子を確認し、もしも肌荒れの悩みが良くならなかったら医薬品クリームを使ったセルフケアでの「治療」をおこなうといいでしょう。

ただ医薬品クリームには、予防の効果よりもできてしまった肌荒れの悩みを解決する作用が大きいので、使い続けるのではなく、肌荒れが落ち着いたら使用をやめて肌に合う薬用クリームを使ってくださいね。

薬剤師
阿部さん
医薬品クリームは、皮膚科にかかるまでの応急処置として使用するのが最も適切。
医薬品クリームを使っても肌荒れの状態が良くならなかったり、肌荒れの状態がさらに悪化してしまったりしたら、すぐに皮膚科にかかってくださいね。
肌荒れに悩む方の肌質・肌荒れの状態・年齢などから、ぴったりの治療薬を先生が処方してくれますよ。

コスメコンシェルジュが解説!肌荒れ時の薬用クリーム選び

肌荒れ時の薬用クリーム選びを紹介する女性の写真

ここからは肌荒れが気になりはじめたら使いたい薬用クリームの選び方を、コスメコンシェルジュの筆者が紹介していきます。

コスメコンシェルジュの筆者が選び抜いた薬用クリームを実際にニキビによる肌荒れに悩む方が使用して、肌荒れの悩みが改善していくのかどうかも検証してみたので「肌荒れに悩んでいるけど、何を使ったらいいのか分からない」という方は参考にしてくださいね。

肌荒れの悩みにあわせた薬用クリームを選ぶ

肌荒れ中の薬用クリームの選び方として最も重要なのが、肌荒れの悩みに合わせて選ぶということ。

肌荒れのタイプによって、どんな有効成分が配合されている薬用クリームを選べば良いのかが変わります。

以下の肌荒れ別の有効成分一覧から、自分の肌荒れタイプに合う有効成分を見極め、配合されている薬用クリームを選んで使ってくださいね。

ニキビの肌荒れに
有効な成分

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • グリチルレチン酸ステアリル
  • 感光素201号(ピオニン)
  • アラントイン
  • サリチル酸
  • 塩酸ピリドキシン
  • トラネキサム酸
  • ニコチン酸アミド
  • ビタミンC誘導体

乾燥の肌荒れに
有効な成分

  • セラミド
    (特にセラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ)
  • ヘパリン類似物質
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • 大豆イソフラボン 
  • リピジュア
  • アミノ酸
  • スクワラン

添加物の配合量が少ない薬用クリームを選ぶ

肌のバリア機能が低下している肌荒れ中は少しの刺激にも敏感になっている状態なので、肌に刺激をもたらしやすい添加物の配合量が少ない薬用クリームを選びましょう。

スキンケア化粧品に含まれている成分の中で、肌に負担をかけやすいといわれているのが、添加物と美白有効成分。

特に添加物は、スキンケア化粧品の品質を保ったり、使用感を良くしたりするためにほとんどのスキンケア化粧品に配合されていますが、添加物の種類によっては肌に刺激をもたらして肌荒れの悪化を引き起こす可能性があるのです。

以下に挙げる添加物は、肌荒れを引き起こす危険性の高い成分なので、肌荒れ中はこれらが配合されていない、低刺激性をうたったスキンケア化粧品を使ってくださいね。

【肌荒れを起こしやすい添加物一覧】

防腐剤

  • (エチル/プロピル/ブチル)パラベン
  • サリチル酸
  • フェノキシエタノール

石油系界面活性剤

  • ~コポリマー
  • コカミド~
  • ラウラミドプロピルベタイ
  • 水酸化レシチン

合成化学料

  • 合成香料(アニスアルデヒド・フェネチルアルコール)
  • 合成着色料(タール色素 例:赤202

紫外線吸収剤

  • オキシベンゾン
  • メトキシケイヒ酸オクチル
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル

コスメコンシェルジュ厳選!肌荒れ時の薬用クリーム2選

薬用クリームの写真

肌荒れに有効な成分が配合され、添加物などの肌に刺激をもたらしやすい成分不使用でつくられた、肌荒れのケアに最適な市販で購入できる薬用クリームをコスメコンシェルジュの筆者が選びました。

ニキビによる肌荒れに悩む人と、乾燥による肌荒れに悩み人それぞれにおすすめしたい商品を厳選したので、スキンケア化粧品選びの参考にしてみてくださいね。

ニキビ用|NOV ACモイスチュアクリーム

保湿クリーム写真
28g 3,024円(税込)

NOV ACモイスチュアクリームの特徴

  • 臨床皮膚科学に基づいてつくられた敏感肌用の低刺激クリーム
  • ニキビの炎症を抑えながらうるおいを与える
  • 配合されている油分はアクネ菌の栄養源になりにくいものを厳選

常盤薬品のノエビアグループが販売しているNOV ACモイスチュアクリームは、刺激に敏感になっている肌荒れした肌でも安心して使える低刺激性のニキビケアライン。

配合されたニキビへの有効成分グリチルリチン酸ステアリルと、豊富に配合された保湿成分で肌のバランスを整えてニキビの悪化を防いでくれますよ。

乾燥用|コラージュ薬用保湿クリーム

クリームの写真

30g 3,300円(税抜)

コラージュ 薬用保湿クリームの特徴

  • 保湿力の高いセラミド2、アミノセラミド、コラーゲン、スクワラン配合
  • 香料・着色料フリーの低刺激性の保湿クリーム
  • 乾燥による肌の炎症を穏やかにする抗炎症成分配合

乾燥による肌荒れに有効なセラミド2やアミノセラミド、コラーゲン、スクワランなどの高保湿成分を配合されている、持田ヘルスケア株式会社のコラージュ薬用保湿クリーム。

肌に刺激をもたらす添加物をできる限り取り除き、クリームに配合されている成分は全部で8つとシンプルで、肌にやさしくつくられています。

豊富な保湿成分のほかに、乾燥による肌の炎症を抑えるグリチルレチン酸ステアリルも配合されているので、乾燥によって炎症を起こした肌をやさしく整えてくれますよ。

3週間検証|ニキビの肌荒れを薬用クリームで保湿

コスメコンシェルジュの筆者が選んだ薬用クリームを、実際に肌荒れに悩む方に使ってもらい、肌荒れしている時に肌荒れに最適な薬用クリームを使ってスキンケアをするとどれだけ肌荒れの状態が落ち着くのかを検証してみました。

《薬用クリームの使用体験者》

  • 山岸麻衣さん(20代後半)
  • 肌質:混合肌
  • 悩み:頬や顎を中心に繰り返してしまうニキビ
  • 肌荒れの状態:ニキビが顔全体にでき赤く炎症を起こしている
  • いつも使っているスキンケア化粧品:美白タイプの化粧水・乳液

ニキビによる肌荒れに常に悩みを抱えている山岸さんに、ニキビによる肌荒れに有効な成分が配合されている薬用クリーム「NOV AC モイスチュアクリーム」を3週間使ってみてもらった結果が以下の写真の通りです。

薬用クリームを使った検証写真薬用クリームを使った検証写真
薬用クリームを使った検証写真薬用クリームを使った検証写真

左上の写真が、NOV AC モイスチュアクリームを使用する前の肌荒れの状態で、右上が使用1週間後、左下が使用2週間後、右下が使用3週間後の肌荒れの状態の写真です。

NOV AC モイスチュアクリームを使用する前は、ニキビが肌全体にでき、赤みをもたらしていましたが、使用を続けるにつれてニキビの数や炎症による赤みがどんどん減っているのがよく分かりますね。

肌の赤みが減るにつれて毛穴も目立たなくなり、肌全体がなめらかになっているのも目で見て確認できます。

NOV AC モイスチュアクリームに配合されている抗炎症成分が、ニキビの炎症をしっかりと抑え、豊富に含まれた保湿成分で肌を整えて、ニキビのできにくい肌に導くことができました。

3週間の薬用クリーム使用実験から、肌荒れタイプ別に適切な薬用クリームを選んで毎日スキンケアを行うだけで、肌荒れの状態を少しずつ落ち着かせられることが分かりました。

使用体験者
山岸さん
3週間使っただけでニキビの数や赤みがこんなに減るなんて驚き。
使いはじめて1週間くらいは、あまり違いに気がつかなかったけど、
3週間しっかり使い続けて日に日にニキビが目立たなくなっていることに
気づいてモチベーションもあがりました。
肌にしみることもなく、しっとりとした使用感もお気に入りです。

薬剤師が解説!肌荒れ時の医薬品クリーム選び

肌荒れ時の医薬品クリーム選びを紹介する女性の写真

ここからは肌荒れの悩みの応急処置に使いたい医薬品クリームの選び方を薬剤師から紹介していきます。

医薬品クリームの外装パッケージを見れば、肌荒れの応急処置に有効な医薬品クリームを誰でも簡単に見つけることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

ニキビには抗菌作用のある医薬品クリームを

顎のニキビに悩む女性

肌荒れの中でもニキビの炎症がひどく、悩みを抱えている人は、ニキビの炎症の原因となるアクネ菌の繁殖を抗生物質によって抑える抗菌作用を持った医薬品クリームを選んで使いましょう。

ニキビの原因は、毛穴の中でアクネ菌を含む細菌が繁殖することで引き起こされるので、毛穴の中に留まっている細菌を殺菌できる成分が含まれているのが重要。

ニキビの原因菌を殺菌すると同時に、ニキビの赤みやジンジンとした痛みをもたらす炎症を抑えるステロイド系の成分や消炎成分が配合されている医薬品クリームが、ニキビの肌荒れに悩む人に最適といえます。

薬剤師
阿部さん
ステロイドは必要最低限の使用にとどめて
抗炎症の作用に大きな力をもたらすステロイド(別名:副腎皮質ホルモン)ですが、使用量や使用頻度を間違えたり、患部の炎症が治まっているのに長期的に使い続けてしまったりすると、肌の色素が抜ける・肌が硬くなり黒ずむといった副作用があります。
かゆみや赤みが落ち着くまでの必要最低限の使用に留めましょう。
 
ステロイドとは
湿疹やアトピーなどの炎症を抑えるために使用する成分のことで、医師や薬剤師による指導のもとで初めて服用が認められる。

乾燥にはヘパリン類似物質入りの医薬品クリームを

頬を気にする女性の画像

乾燥による粉吹きが激しい肌荒れの場合は、肌の保湿に有効な「ヘパリン類似物質」が配合されている医薬品クリームを選びましょう。

ヘパリン類似物質は、皮膚科で保湿剤として処方されるヒルドイドの主成分で、市販されている保湿クリームでも、医薬品として販売されるものに限って配合が認められている成分です。

また、ヘパリン類似物質には保湿のほかにも、炎症を抑え、血行を促進する作用も含まれているので、乾燥によって肌が炎症を起こしている人に最適の成分であるといえます。

薬剤師
阿部さん
かゆみ・赤みがあるならヘパリン類似物質は要注意!
炎症を起こしている具合を見極めてヘパリン類似物質が配合された医薬品クリームを使わないと、ヘパリン類似物質が持つ血行促進作用によって肌が熱を持ち、余計に肌に赤みやかゆみを引き起こしてしまう危険があります。
肌の乾燥だけでなく、赤みやかゆみを激しく感じるときには、はじめに薬剤師や登録販売者に相談のうえ購入するか、皮膚科で医師に最適な処方箋をもらうのが、肌荒れの悩みを解決する近道です。

薬剤師がすすめる!おすすめの医薬品クリームを紹介

おすすめしている女性の写真

薬剤師が実際に配合成分を見て、ニキビと乾燥のそれぞれの肌荒れの時に有効であるとお墨付きの医薬品クリームを2つ紹介します。

ニキビ用|テラ・コートリル®軟膏a

薬用クリームの写真
6g 1,000円(税抜)

配合成分

  • オキシテトラサイクリン塩酸塩(抗生物質)
  • ヒドロコルチゾン(ステロイド剤)

    ほか添加物として
    白色ワセリン、流動パラフィン

ジョンソン・エンド・ジョンソンのテラ・コートリル®軟膏aは、赤く炎症を起こしてしまっているニキビに最適な抗生物質とステロイド剤が配合された第2類医薬品の軟膏タイプのクリーム。

顔全体に使うことは推奨されておらず、ニキビの炎症が気になる部分にピンポイントで使うのが適切な使用方法です。

Saiki 治療クリーム

薬用クリームの写真

30g 1,700円(税抜)

配合成分

  • ヘパリン類似物質(保湿・血行促進・抗炎症)
  • グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症)
  • アラントイン(抗炎症)
  • ガンマ-オリザノール(皮脂腺賦活作用)

    ほか添加物として、
    ワセリン、流動パラフィン、スクワラン、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルポリキシロキサン、自己乳化型ステアリン酸グリセリン、セタノール、ステアリルアルコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリソルベート60、1,3-ブチレングリコール、dl-ピロリドンカルボン酸Na、ジプロピレングリコール、安息香酸、エデト酸Na、カルボキシビニルポリマー、トリエタノールアミン、pH調節剤

小林製薬のSaiki治療クリームは、乾燥による肌荒れに悩む人に最適なヘパリン類似物質が配合された、乾燥肌の治療として有効な医薬品クリームです。

ヘパリン類似物質の他にもグリチルリチン酸二カリウムやアラントイン、皮脂の分泌量を増やす作用を持つガンマ-オリザノールが配合されているので、乾燥による炎症を伴う肌荒れの悩みをひとつでケアできますよ。

医薬品クリームで肌荒れの悩みが消えないときの対処法

対処法をお伝えする女性の写真

肌質に合わせた薬用クリームの使用で、普段から肌荒れの予防をすることが大切ですが、肌荒れを起こした後に医薬品クリームを使ってみても肌荒れが落ち着かなかったときは、どう対処したら良いのでしょうか。

医薬品クリームでも肌荒れの悩みがなかなか改善しないときの対処方法を、コスメコンシェルジュと薬剤師の2人がそれぞれ説明していきます。

対処①メイクをお休みして肌を休める

肌荒れの悩みを解決する保湿クリームや医薬品クリームを使っても肌荒れが良くならない場合は、毎日しているメイクが肌荒れの原因になってしまっていることもあるので、一時的にでもメイクをせずに数日過ごして肌を休ませるのも一つの手です。

メイクアップ化粧品には、油分や水分だけでなく、界面活性剤や着色料、香料などの肌に負担をかけやすい成分が配合されている商品が多くあるため、毎日のメイクは肌に刺激を与え続けているのと同じことになります。

コスメコンシェルジュ中川
どんなにスキンケアに気をつけていても肌荒れが一向に良くならない場合は、休日だけでも一日中メイクをしない日を作って、肌を休ませてあげてくださいね。

対処②皮膚科で最適な治療薬を処方してもらう

美容系カウンセリング

薬用クリームでの肌荒れ予防や医薬品クリームでの肌荒れへのアプローチでも、肌荒れの悩みが消えないときは、皮膚科に相談して適切な診察と最適な治療薬を処方してもらいましょう。

皮膚科に言って肌荒れの状態を専門医に見てもらえれば、何が原因でこの肌荒れが起きてしまったのかまで診察で相談することができるので、また肌荒れが起こらないように自分自身でも日常生活に潜む肌荒れの原因に気をつけることができます。

また、皮膚科での診療にかかる費用や肌荒れの悩みを解決するための処方箋は、すべて健康保険が適用され、一般化粧品を購入するのと同程度の1,000円~3,000円程度で医師が処方した最適な治療薬を手に入れることができるのです。

薬剤師
阿部さん
セルフケアでどうしても肌荒れの悩みが解決できずに、さまざまな化粧品を手当たり次第に使ってみるよりも、医師の診断によって適切な「治療」を行って、肌荒れの悩みから早く抜け出してしまいましょう。

 

対処③ビタミンサプリで肌荒れしにくい肌づくりをサポート

ニキビといった肌荒れの悩みからなかなか抜け出せないという場合には、医薬品クリームと一緒に体内から肌のバランスを整えるビタミンのサプリを日常的に服用して、肌荒れを起こしにくい肌に整えてあげるのもおすすめです。

ビタミンサプリの商品例

  • チョコラBBプラス/エーザイ(第3類医薬品)
  • ペアA錠/ライオン(第3類医薬品)

根本改善は原因にあわせて!肌荒れの原因と対策まとめ

ポイント

さまざまなタイプがある肌荒れですが、肌荒れの原因ごとにできる対策も変わってきます。

自分の肌荒れの原因を見極めて、肌荒れを引き起こしにくい肌をつくっていきましょう。

その1|間違ったスキンケア

鏡で額の肌トラブルを確認している女性

肌荒れの原因のひとつとして、自分の肌に合っていないスキンケア化粧品やコスメ化粧品を使ってしまう「間違ったスキンケア」が挙げられます。

肌質や肌悩みに合わせて選ぶべきスキンケア化粧品やコスメ化粧品を適切に選べていないと、さらなる肌荒れや肌悩みを引き起こしてしまう可能性がでてきてしまうのです。

まずは自分の肌質を把握して、どんなスキンケア化粧品やコスメ化粧品を使うのが良いのか理解して毎日のスキンケアやメイクアップを行いましょう。

■乾燥肌の人におすすめなスキンケア方法

■脂性肌の人におすすめなスキンケア方法

■混合肌の人におすすめなスキンケア方法

■敏感肌の人におすすめなスキンケア方法

その2|紫外線対策をしていない

日差しを眩しそうにする女性のイメージ写真

夏だけではなく、他の季節でも1年を通して降り注ぐ紫外線を防ぐ対策はできていますか?

紫外線は肌の日焼けだけでなく、肌の内部にまで届いてハリや弾力を保つコラーゲンを破壊したり、肌のバリア機能を壊して肌荒れを引き起こしたりする原因になってしまいます。

毎日欠かさずに日焼け止めや、日焼け止め効果を備えた肌にやさしいコスメ化粧品を肌に塗ることで、紫外線から肌を守って紫外線による肌荒れを防いでくれますよ。

その3|花粉やダニのアレルギー

マスクのドアップ女性画像

春や秋になるとくしゃみや涙が止まらなくなる花粉症やハウスダストなど、アレルギー物質に対して過敏に反応するアレルギー体質の人は、肌荒れもアレルギーが原因で引き起こされている可能性があります。

花粉やダニなどが原因のアレルギーを持っている人は、アレルギー体質を根本から治すのは難しいので、アレルギー症状を防いで肌を健康に保つバリア機能の低下を防ぐことが重要です。

肌のバリア機能は、保湿力が高いスキンケア化粧品を使用して、肌の内側からうるおいを与え保つことで、正常に働きます。

肌のバリア機能が正常に保たれることで、アレルギー物質が肌を刺激しても刺激を感じにくくなり、かゆみや赤みといた肌荒れが出にくくなりますよ。

その4|生活習慣の乱れ

ストレスで憂鬱な女性の画像

肌荒れの主な原因として挙げられる「間違ったスキンケア」「紫外線対策」「アレルギー症状」の3つに比べて最も多くの人が肌荒れを起こす原因になりやすいのが「生活習慣の乱れ」

栄養バランスの偏った食生活や睡眠時間の少なさ、ストレスを感じやすい環境など、生活習慣のサイクルが乱れてしまうと、身体に感じたストレスが肌にものしかかって、肌荒れを引き起こす原因になってしまいます。

外食が多く栄養バランスが崩れがち、環境が変わったなどのストレスを感じやすい状況に置かれている人は、これらの生活習慣の乱れから肌荒れを起こしている可能性が高いので、休日などを利用してストレスを上手く発散し、付き合っていけるようにしましょう。

まとめ

肌荒れは一度引き起こされるとなかなか治らないもの。

肌質や肌悩みに合わせた薬用クリームを日常的に使って肌荒れを予防し、できてしまった肌荒れの悩みは自己判断で解決しようとするのではなく、皮膚科で専門医に相談するのが最も得策です。

医薬品クリームは薬剤師や登録販売者の指導のもと用法・用量を守って使用するのが鉄則で、肌荒れが落ち着いたらすぐに使用を中断し、使い続けるのは避けるべきアイテムなので、皮膚科にかかるまでの応急処置として使用してくださいね。

薬用クリームと医薬品クリームを正しく使い分けて、肌荒れの悩みをいち早く解決できることを祈っています。