
朝、メイクをした時にはバッチリ隠れていた毛穴の悩みが、午後になるといつの間にかポツポツと目立っている…という経験はありませんか?
毛穴の部分がポツポツと目立つ「毛穴落ち」や「毛穴浮き」は、厄介な化粧崩れです。
毛穴を隠してきれいな肌を見せるために時間をかけたメイクが、かえって肌を汚くみせるなんて嫌ですよね。
本記事では、毛穴落ち・毛穴浮きの特徴やスキンケアの方法、おすすめのメイク法や毛穴落ち・毛穴浮きを防げる化粧品を紹介していきます。
今日から実践して、一日中毛穴レスな崩れ知らずの肌になりましょう。
「毛穴落ち」「毛穴浮き」とは
化粧崩れをしたときにチェック!あなたの毛穴の形は?
まずは、あなたの毛穴の状態をチェックしましょう。
メイクをしていて、「毛穴が目立つようになったな…」と思ったときに、毛穴はどんな形をしているのかよく見てみてください。
毛穴のタイプ別にメイクによって引き起こされる毛穴の悩みが変わってくるので、まずは自分の毛穴タイプを見極めることが重要です。
毛穴が丸く開いている
メイクが崩れた時に、メイクが毛穴の中に落ち込んで見えるという人は、毛穴が開いている状態。
脂性肌タイプはもちろん、乾燥した肌が自らのうるおいを守るために皮脂を過剰に出すことによって毛穴が押し広げられて、開いたように見えてしまうのです。
毛穴がたるんでいる
毛穴がしずくのような形に見え、毛穴の中にメイクが溜まって見えるタイプの人は、毛穴がたるんでしまっている状態。
肌全体が加齢によるたるみによって皮膚が下がり、毛穴も一緒に垂れ下がって開いて見えてしまうのです。
毛穴が詰まっている
化粧崩れの時に、毛穴の中から白いポツポツが飛び出して見えるという人は、毛穴が詰まっている状態です。
毛穴の中に、角栓といわれる古い角質と皮脂が混ざって蓄積した汚れが詰まっているため、メイクが角栓の上に乗っかって浮いて見えてしまうのです。
毛穴の詰まりをそのままにしておくと、黒ずんだ毛穴になってしまい、余計に目立つようになります。
毛穴落ちの特徴
毛穴が開いている、または毛穴がたるんでいる状態だった人は、メイクによる「毛穴落ち」を引き起こしやすくなります。
開いた毛穴にファンデーションが落ちてしまうのです。
メイクをした直後は目立たなくても、時間がたって皮脂が分泌されると、毛穴が本当にぽっかりと開いた「穴」のように目立ちます。
さらに、毛穴の中で皮脂や汗とファンデーションが混ざりあい、毛穴が白く目立ってしまうこともあります。
毛穴落ちの原因
毛穴落ちは、皮脂の過剰分泌によって、ファンデーションと皮脂が混ざり合い、開いた毛穴に落ち込んで見えることが原因。
皮脂が過剰に出てしまうのは、もともと皮脂が過剰に出やすいオイリー肌の人だけではなく、肌が乾燥している場合も考えられます。
肌が乾燥すると乾燥を防ぐために皮脂が必要以上に分泌されてしまい、毛穴が開いて毛穴落ちしやすくなってしまうのです。
毛穴浮きの特徴
毛穴が詰まっている、また毛穴の黒ずみが目立つという人は、「毛穴浮き」を引き起こしやすくなります。
毛穴に角栓が詰まっていたり、角栓が毛穴から飛び出してしまったりしている状態。
そのため、ファンデーションを上から塗って隠そうとしても、ポツポツと毛穴が浮いているように目立って見えてしまうのです。
毛穴浮きの原因
毛穴浮きは、毛穴の詰まりを引き起こす「角栓」が原因。角栓ができてしまう理由は主に2つあります。
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肌のターンオーバーが正常に行われると、古くなった角質が自然に肌から垢として剥がれ落ちます。
しかし、肌荒れや加齢によるターンオーバー周期の乱れによって、古い角質が肌表面から剥がれ落ちにくくなってしまうのです。
また、角栓は、古い角質と分泌された皮脂・その他空気中のほこりなどで作られる汚れ。
古い角質が溜まってしまうと角栓が溜まりやすい肌状態をつくりやすくなってしまうので、毛穴浮きを起こしやすくなってしまいます。
毛穴落ち・毛穴浮きしにくい肌になるスキンケア
毛穴落ちと毛穴浮きの元凶である、「皮脂の過剰分泌」と「古い角質」をケアするために、日頃のスキンケアで気を付けなければいけないことをご紹介します。
正しい洗顔
間違った洗顔が古い角質を溜め込む原因に
肌悩みが起こる理由の一つである、「間違った洗顔」。
間違った洗顔というのは、顔をゴシゴシと洗ったり、洗顔を必要以上にたくさん行ったりすること。
まず、泡を十分に立てないで洗顔をしてしまうと、肌と手の間のクッションの役割を果たす泡がない状態なので、肌への摩擦による負担が生まれてしまいます。
肌を摩擦しながら洗うと、古い角質だけではなく、まだ剥がれ落ちるべきではない新しい角質を無理やり剥がしかねません。
肌はダメージを受けると、古い角質を肌表面に残して厚くし、肌を守ろうとします。
さらに古い角質をため込む原因になってしまうので、「洗顔は力まず撫でるように」が鉄則です。
また、皮脂の分泌量が多く毛穴の汚れが気になるからといって必要以上に顔を洗うことは、余計な摩擦を生むだけでなく、必要な皮脂まで肌から奪うことになってしまいます。
皮脂を必要以上に取らないようにするには、手が直接肌に触れないくらいにしっかりと泡立てた洗顔料を使い、くるくると優しく肌をなでるように洗いましょう。
また、時間をたっぷりかければ汚れが落ちやすいというわけではないので、洗顔にかける時間は1分程度におさめて、すすぎをしっかり行ってくださいね。
しっかり保湿
肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こし、毛穴落ちや毛穴浮きの原因をつくりだします。
肌が乾燥しないように、メイクの前には化粧水や乳液・保湿ジェルなどを欠かさず使って保湿ケアをしましょう。
たまに、「乳液やクリームはベタつくから…」と、化粧水だけで保湿を済ませる人もいますが、化粧水だけでは保湿は不十分です。
化粧水は、洗顔を行うことによって失われた水分を補う役割を果たしますが、水分が蒸発しないように守ってくれる油分をほとんど含まないので、肌に与えた水分を保つことができません。
化粧水を塗ったあとは、肌質にあわせて乳液やクリーム・保湿ジェルを使って保湿を行ってくださいね。
毛穴落ち・毛穴浮きしにくいメイクに必要なこと
毛穴落ちや毛穴浮きなどの化粧崩れを避けるには、日々のスキンケアが欠かせませんが、スキンケアで肌の印象を変えるまでには時間が必要です。
ここからは、正しい洗顔と保湿を行ったうえで、毛穴落ち・毛穴浮きになりにくいメイク方法をご紹介します。
化粧下地を使う
メイクの際に保湿をした後の肌に何も塗らず、そのままファンデーションを重ねていませんか?
毛穴落ちや毛穴浮きなどの化粧崩れに悩んでいる人は、皮脂の分泌や毛穴の凹凸を均一に整える化粧下地を塗ってからファンデーションを重ねるのがおすすめ。
化粧下地は、肌とファンデーションの密着を高める効果を持ち、皮脂による化粧崩れを防ぐ成分配合の化粧下地を選べば「毛穴落ち」を、毛穴の凹凸をならす化粧下地を選べば「毛穴浮き」を防ぐことができますよ。
毛穴落ち・毛穴浮きを防ぐ化粧下地の付け方
化粧下地を付けるときにはパール大ほどの量を目安に、指やスポンジを使って毛穴落ち・毛穴浮きをしやすい箇所を中心に薄く丁寧に塗るのがポイント。
特に毛穴が目立ちやすく、塗りにくい部分である小鼻の部分は、指やスポンジでトントンと軽くたたきこむようにして塗っていきましょう。
また、化粧水や乳液・クリームなどの保湿剤が肌になじみきらずに化粧下地を塗ってしまうと、化粧が余計に浮いてしまって毛穴が目立ちやすくなってしまいます。
保湿剤を塗って肌になじませたら、肌にティッシュを軽くあててティッシュがすぐに落ちる程度まで5分ほど待ってから化粧下地を付けてくださいね。
おすすめの毛穴カバー化粧下地
コスメデコルテ ラクチュール パーフェクトポアカバー
- ふんわりと軽いクリーム状で伸びやすい
- 皮脂を吸着したり、毛穴の凹凸を均一に整えたりするシリコン配合の化粧下地
- あらゆる毛穴をカバーするポアカバー粉体配合
コスメデコルテのラクチュール パーフェクトポアカバーは、コスメデコルテ独自の毛穴カバー成分配合で、開き毛穴やたるみ毛穴・詰まり毛穴までカバーしてくれる化粧下地です。
シリコンが配合されているので、化粧崩れの大きな原因である皮脂を吸着する効果もあり、テカリ知らずのさらさらな肌をキープしてくれます。
毛穴落ち・毛穴浮きしにくい塗り方ポイント
ファンデーションを塗るときには、厚塗りしすぎないことを意識しましょう。
毛穴を隠すためにファンデーションを厚塗りしてしまうと、皮脂や汗が分泌されてファンデーションと混ざり合い、毛穴を白っぽく見せてより目立ちやすくなってしまいます。
ファンデーションを塗る時は、「顔の中心から外側」を意識して指で手早く伸ばすのがポイントです。
まtあ、化粧下地と同じように、皮脂の分泌量が多い小鼻の周りの塗り残しがないか、ムラがないかのチェックもしましょう。
毛穴の凹凸が気になる場合は、柔らかく目の細かいファンデーションブラシを使って液状のファンデーションを塗っていくと、厚塗り感なく毛穴をカバーしてくれるのでおすすめですよ。
外出先でのメイク直し方法
外出先で毛穴落ちや毛穴浮きに気づいた場合でも、簡単にできるメイク直し方法をご紹介します。
- ティッシュまたはコットン
- 乳液
- ファンデーション
- ルースパウダー
メイク直しの仕方
毛穴落ち・毛穴浮きに限らず、化粧崩れに気が付いたときにやってはいけないことは、化粧崩れをしている部分の上からさらにメイクを重ねることです。
化粧崩れした肌にそのままメイクを重ねてしまうと、余分な皮脂や汚れが肌の上に残っているため、またすぐに化粧崩れをしやすくなってしまいます。
メイク直しをする時は、乳液をつけたコットンで肌を拭き取るのがおすすめ。
乳液に配合されている油分で崩れた化粧をオフしながら、保湿の役割も一緒に果たしてくれますよ。
メイク直しの手順
毛穴落ちと毛穴浮きの大きな原因の一つは皮脂の過剰な分泌です。
「余分な皮脂や油分を取り除き、保湿を行う」ことがメイク直しで大切なポイントになるので、油分や保湿成分が配合されている乳液はメイク直しのお供にぴったり。
100円均一などで購入できるトラベル用の詰替え容器に手持ちの乳液を入れて、ポーチにしのばせておくと、外出先の化粧崩れによる毛穴トラブルも解決することができますよ。
- ティッシュまたはコットンに乳液をつける
- 乳液をつけたティッシュやコットンで、毛穴浮きや毛穴落ちが気になる部分を優しく拭き取る
- 肌の上に残った乳液を渇いたティッシュでオフする
- 化粧下地・ファンデーションを薄く均一に伸ばす
- ルースパウダーを重ねる
上で紹介したメイク直し方法で、日中の毛穴落ち・毛穴浮きが気にならない肌をつくりましょう。