
簡単にスキンケアできることで人気のオールインワンゲル。
しかし、オールインワンゲルを塗った後、ポロポロとしたカスのようなものが出てきて、メイクをする時の妨げになったことはありませんか?
本記事では、ポロポロ出るカスの原因と対処法を紹介します。
オールインワンゲルは1本で万能機能
便利な基礎化粧品として様々なメーカーから販売されているオールインワンゲル。
オールインワンゲルとは、化粧水・乳液・美容液などを1つにまとめたゲル(ジェル)状の基礎化粧品のことです。
メーカーによっては、化粧水・乳液・美容液に加え、化粧下地の効果も含まれるオールインワンゲルもあるので、まさに1つで多くの役割を果たしてくれる便利な基礎化粧品です。
しかし、商品1つで多機能の役割を果たすということは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
では、オールインワンゲルにはどんなメリットとデメリットがあるのかを見ていきましょう。
オールインワンゲルのメリット
- 時短のスキンケアが叶う
オールインワンゲルはオールインワンという言葉の通り、化粧水、乳液、美容液などのスキンケアの一連の工程を1つで済ますことができるため、スキンケアの時間が手短に済みます。
仕事が忙しく朝に時間の余裕がない人や、子育てでなかなか自分に時間をかけることが出来ない人に適しています。
- 1つでスキンケアできるので経済的
オールインワンゲルには、化粧水、乳液、美容液などの効果が1本つに凝縮されています。
そのため、それぞれのスキンケア商品を購入するよりも、金額負担がかかりません。
- 肌への摩擦による負担が少ない
化粧水から美容液、乳液、クリームと何種類ものスキンケアを使用すると、その分肌に触れる回数が自然と多くなりますよね。
オールインワンゲルは1度で全てのスキンケアを行うことができるので、肌に触れる回数も自然と減り、肌への摩擦による負担も少なくなります。
肌の調子が良い人は化粧水・美容液・乳液などを使用してスキンケアを行うより、肌の自己治癒能力を信じてオールインワンで簡単にスキンケアしてあげるのも良いですね。
使い勝手がよくて、簡単にスキンケアできることがオールインワンゲルの人気の理由ですが、反対にデメリットを見ていきましょう。
オールインワンゲルのデメリット
- 保湿や美容液効果など、少し物足りなさを感じてしまう場合がある
オールインワンゲルは1つで多機能ということもあり、化粧水や乳液、美容液などのそれぞれの効果と比べると、少し物足りなさを感じてしまう可能性があります。
たとえば美白美容液の場合、美白に特化した有効成分が含まれるため、肌本来の透明感を引き出したり、乾燥によるくすみをケアする効果があります。
しかし、オールインワンゲルの場合は1つに満遍なく保湿効果や美白効果などが配合されているので、特別な効果を実感することは難しいのです。
そのため、オールインワンゲル1つで物足りなさを感じる場合は、美容液やクリームを追加して使用することをおすすめします。
- 肌の状態や悩みにあわせてスキンケアできない
オールインワンゲルは肌のコンディションにあわせてスキンケアできないのもデメリットの1つです。
たとえば、風邪をひいた時に咳がでて喉が痛いと、咳と喉にそれぞれの症状に対応する風邪薬を購入しますよね。
スキンケアも同じで、肌悩みにあわせて基礎化粧品を選ぶことが肌にとって効果的なのです。
しかし、オールインワンゲルの場合は風邪薬で言うと総合風邪薬のような役割になるので、必要なところに効果があるのではなく全体的にそれ相応の効果しか感じられないのです。
そのため、美白に力をいれたスキンケアをしたいなどであれば、美白効果の入ったオールインワンゲルを使用するより、一手間ではありますが美白スキンケアをラインで使用するほうがより効果が感じられますよ。
- 使用すると、ポロポロとカスにようなものがでてくる
オールインワンゲルを使用していると、ベタベタしたりポロポロとしたカスのようなものがでるというデメリットがあります。
ポロポロとしたカスのようなものはオールインワンゲルの成分やスキンケアする時の馴染ませ方の問題があります。
今回は、そのポロポロとしたカスについてクローズアップして紹介していきます。
それではさっそく、ポロポロとしたカスの原因と対処法をみていきましょう。
塗ったあとにポロポロでるカスの原因と正体
見た目もプルプルしていて、みずみずしい感触で使い心地が気持ち良いオールインワンゲル。
1本で化粧水・乳液・美容液の効果が得られ、簡単にスキンケアができるので、便利ですよね。
便利となことは嬉しいのですが、オールインワンゲルを使用したときにポロポロとしたカスのようなものがでてくる場合があります。
このポロポロとしたカスのようなものを「モロモロ」と呼びます。
使用していて「モロモロ」のようなカスが出てくると、洗顔のすすぎが甘かったのかな?とか、肌の老廃物が出てきたのかな?など少し自分の肌が心配になりますよね。
しかし、「モロモロ」は、洗顔の落とし忘れでも肌の老廃物でもありません。
オールインワンゲルの中に含まれる、カルボマー(カルボキシビニルポリマー)とジメチコンという天然由来成分のシリコンが、ファンデーションなどをのせた時に混ざり合ってでてくるのものなのです。
オールインワンゲルは見た目がプルプルしていますが、プルプルした状態を維持するために、粘着調整剤としてカルボマー(カルボキシビニルポリマー)という成分が配合されています。
しかし、カボルマーは乾くと肌となじみが悪く皮膜感を感じたりボロボロと粉になって剝がれていくのです。
オールインワンを手で肌に塗るときに自然と摩擦が起きてしまいますよね。
その段階でカルボマーが乾燥して肌から離れて剥がれ落ちてしまうのですが、肌から剥がれ落ちたものが「モロモロ」と呼ばれる正体なのです。
またジメチコンの場合は、保湿するために水分や油分に強く膜を作る役割があります。
ジメチコンは保湿効果を高めるために、化粧下地やBBクリーム、ファンデーションなどベースメイクの中にも入っています。
オールインワンのジメチコンの成分とベースメイクのジメチコンとの成分の相性が悪かった場合、「モロモロ」が発生してしまうんです……。
では、スキンケアの段階でこの「モロモロ」がでないようにするにはどのように対処していけば良いか見ていきましょう。
「モロモロ」が出にくくするスキンケア方法
多くのオールインワンゲルでは、プルプルとした感触やみずみずしさを維持するために、カルボマーが含まれています。
メーカーによっては「モロモロ」がでない商品もありますが、オールインワンゲルの成分にカルボマーが含まれている限り性質上、全くでないというわけではありません。
しかしちょっとした工夫でオールインワンゲルを使用したときのモロモロをでにくくする対処法があります。
ぜひ、以下の対処法を参考にしてみてくださいね。
力を入れて擦りすぎない
オールインワンはプルプルしていますが、ある程度固さがあるため、知らず知らずのうちにどうしても力を入れて伸ばしてしまいますよね。
しかし、オールインワンゲルを肌にのせる時に力が入ってしまうと肌の上で摩擦がおきてしまいます。
肌の上で摩擦がおきてしまうと、配合成分のカボルマーが乾燥してしまい、ダイレクトにモロモロの原因となります。
力をいれなくても角質には水分や栄養素は行き渡るので、子猫をなでるような優しさで顔全体に伸ばしていきましょう。
適量を一度に塗る
オールインワンゲルを塗るときに、何回かに分けてこまめに塗るのではなく、一回でぬりましょう。
何回かにわけてこまめに塗る方が良さそうに感じますよね。
ですが、一番初めに塗った箇所が乾燥して、もしその上から新たにオールインワンを重ねると、肌が摩擦されてしまい、モロモロの原因となります。
ティッシュオフしてからメイクにはいる
オールインワンゲルでスキンケアしたあと、メイクに入る前は軽くティッシュオフしましょう。
ティッシュオフする際、ティッシュにオールインワンの水分や美容成分がとられてしまうのではないかと心配になりますよね。
しかし一度肌に馴染ませ、両手で押さえてハンドプレスすると、角質にはオールインワンの水分や栄養は肌に固定されます。
肌になじみきらなかった余分なゲルをオフするだけなので、ぜひ今日から活用してみてくださいね。

モロモロのでにくいオールインワンゲル『メディプラスゲル』
- モロモロが出にくい処方でつくられているオールインワンゲル
- 防腐剤、着色料、合成界面活性剤、鉱物油、アルコール、香料、合成乳化剤不使用で肌に負担がかかりにくい
- 高濃度セラミド、ヒアルロン酸などを含む66種類の美容成分が配合されている
メディプラスゲルは、肌に負担をかけやすい成分はできる限り使わずにつくられたオールインワンゲルです。
美肌づくりに効果的で有名な「玉造温泉水」を使用し、さらに66種類の美容成分が配合されているので、オールインワンとしては保湿対策に向いている1本です。
メディプラスゲルは、2016年にリニューアルして、オールインワンゲル特有のベトベト感を軽減し、みずみずしさあふれる使用感となりました。
同時にオールインワン使用者の悩みであるモロモロがでにくい処方となったので、保湿もさながらメイク前でも使いやすいですよ。
オールインワンを使用したいけど、モロモロが気になって中々挑戦するのをためらっていた人は、ぜひメディプラスゲルを試してみてくださいね。
…ですが、それでもオールインワンゲルのモロモロがでてしまうという方に、モロモロが出にくいオールインワンゲルを紹介します。