パフを頬に当てる女性
中川未菜プロフィール

肌荒れと大人ニキビを解決する専門家

中川 未菜

肌荒れをしたときには、化粧をするよりすっぴんでいたほうが絶対肌に負担が少なくて良いはず!と、すっぴんにマスクをして日中過ごしたり、すっぴんのまま外に出歩いたりしているという人もいるのではないでしょうか。

でも正直、肌荒れしたすっぴんの肌をさらすのも勇気がいるし、本当は簡単に肌荒れをカバーしながら目立たなく見せることもできるフェイスパウダーがあったら嬉しいですよね。

本記事では、肌荒れ中にフェイスパウダーをつけることでのメリットや、肌荒れ中に使いたい肌を守る役割を果たすフェイスパウダーの選び方とおすすめの商品を紹介していくので、参考にしてみてくださいね。

フェイスパウダーで肌荒れ中の肌をカバーしよう

ファンデーションのパフでメイクをしている女性

肌荒れは、アレルギー物質や紫外線などの外的刺激から肌を守ったり、肌のうるおいが外に逃げるのを防いだりする「肌のバリア機能」が低下してしまった状態。

肌のバリア機能が低下しているときにすっぴんで外に出ると、たくさんの刺激が含まれている外気に直接肌が触れるので、肌荒れをさらに悪化させる可能性があるのです。

すっぴん状態の肌が肌荒れを悪化させる可能性があることは、「池袋レディースはりきゅう」の鍼灸師である鈴木睦代(すずきむつよ)先生も指摘しています。

中川
肌荒れをしているときにすっぴん状態で外気に触れると、肌荒れが悪化する可能性があるというのは本当ですか?
鍼灸師
鈴木先生
はい、すっぴんを外気にさらすと、肌荒れが悪化してしまうことはありえますよ。

普段何気なく触れている外気ですが、実は肌にとって悪い影響をもたらすことが考えられるのです。

例えば紫外線は、肌荒れを引き起こす原因の1つなので、UVカット機能つきのフェイスパウダーを使って紫外線の刺激を防いだりすることは重要です。

中川
やっぱり空気中には、肌荒れを悪化させる可能性がある、いろんな敵が潜んでいるんですね。
鍼灸師
鈴木先生
そうなんです。

それだけでなく、肌荒れを人目にさらしたくないからと、外に出るのも気分がのらず、ストレスが溜まってしまいませんか?

東洋医学では、肌荒れの原因は「五臓の不調や気・血・津液(※骨や肉などの身体の基本物質のこと)の乱れ」といわれています。

「肌は内臓の鑑」という言葉もあるように、イライラやストレスが身体に影響し、その影響が肌にも影響してしまうのです。

すっぴんで外にでて、人目につくのが嫌だとストレスを溜め込むよりも、フェイスパウダーで肌表面を整えてから外に出たほうがストレスなく過ごせるのでおすすめですよ

肌荒れ時にフェイスパウダーを使用することは、外部の刺激から肌を守るだけではなく、ストレスによる肌荒れの悪化を予防するために重要と、プロの鍼灸師も認めています。

肌荒れ時でも使える肌にやさしいフェイスパウダーを見極めて、安心して使用していきたいですね。

 回答してくれた鍼灸師の先生

鍼灸師 鈴木睦代 先生

池袋レディースはりきゅうのHPはこちら

肌荒れ中のフェイスパウダーの選び方

メイクブラシとフェイスパウダー

質量が軽く、肌に密着するのではなく肌の表面に付着してメイクアップ効果を得るフェイスパウダーは、肌に負担をかけにくいため、肌荒れした肌のカバーやナチュラルなメイクアップに最適です。

肌荒れ中に使いたいフェイスパウダーは、以下の4つの選び方を基準にして選ぶと、肌荒れ中でも安心して使えて、肌荒れを悪化させることもなく外的刺激から肌を守ることができますよ。

肌荒れ中のフェイスパウダーの選び方

  1. スキンケア効果のあるフェイスパウダーを選ぶ
  2. 無添加で低刺激なフェイスパウダーを選ぶ
  3. ナノ化された物質が配合されていないフェイスパウダーを選ぶ
  4. カバー力重視ならパウダーファンデーションを選ぶ

スキンケア効果のあるパウダーを選ぼう

鏡をみつめる女性

肌荒れしている時は肌がデリケートになっているため、低刺激なタイプであることはもちろんのこと、スキンケア効果があるフェイスパウダーを選んで使いましょう。

スキンケア効果のあるフェイスパウダーとは、ニキビの炎症を抑える抗炎症成分や、肌を保湿する保湿成分、悩みを抱える人が多いシミやそばかすをケアする美白成分などのスキンケアへの有効成分が配合されたフェイスパウダーを指します。

紫外線やアレルギー物質などの外的刺激から肌を守りつつ、スキンケアも同時にできるフェイスパウダーを選んで使うのが肌荒れを悪化させないためのメイクアップ化粧品選びのポイントです。

敏感肌の肌荒れには無添加のパウダーを

コンパクトファンデーションの画像

肌がデリケートな状態に傾いてしまいがちな敏感肌の人は、常に敏感な肌状態が肌荒れによってさらに赤みやかゆみを引き起こすなどの敏感状態になってしまっているので、配合されている成分に特に注意が必要です。

敏感肌で肌荒れを起こしてしまっている人は、肌荒れを悪化させないためにも、肌に刺激を与えにくい無添加タイプのフェイスパウダーを選んで使いましょう。

添加物不使用とうたっているフェイスパウダーなら、敏感肌の肌荒れが悪化することなく肌荒れ部分のカバーをすることができますよ。

肌に刺激を与えやすい添加物

  • 紫外線吸収剤
  • 合成界面活性剤
  • 合成ポリマー
  • 香料
  • 防腐剤
  • アルコール(エタノール) 

ナノ粒子が配合されていないパウダーを

コンパクトを持ってメイクをしている女性

「粒子が細かく毛穴をカバーする」とうたわれているフェイスパウダーに多いのが、毛穴より小さく「ナノ粒子」に加工されたフェイスパウダー。
フェイスパウダーの粒子をナノ化することによって毛穴に入りこみ、肌の凹凸をならしてつるんとした綺麗な肌に見せたり、毛穴から出る皮脂を吸着してテカりにくくしたりするので、ナノ化されたフェイスパウダーはメイクアップ効果が高く人気です。

しかし、ナノ化されたパウダーは毛穴に入り込むだけでなく、肌の中にまで侵入してきてしまい、侵入したナノ化物質を異物と判断した肌がアレルギー反応を起こす可能性があります。

(参考文献:ナノ材料の安全性調査が始まる

肌荒れしているときの肌は、普段アレルギー反応を起こさないような成分でも刺激になることがあるので、ナノ化された成分でつくられたパウダーを使うことは肌荒れの悪化を引き起こす原因になってしまうのです。

「ナノ化」をうたっているフェイスパウダーは、肌荒れ中の使用は避けましょう。

カバー力重視ならパウダーファンデを

かゆみやヒリつき、湿疹などがない状態の軽度の肌荒れのときは、肌荒れによるニキビ跡や肌の赤みをカバーしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

肌荒れしてしまった部分をカバーすることが一番の目的なのであれば、ナチュラルカバーのフェイスパウダーではなく、肌荒れのカバー力が高いパウダーファンデーションを使うのがおすすめ。

肌に負担の少ない無添加タイプのパウダーファンデーションなら、肌荒れ部分のカバーしながら、配合成分による肌への刺激を最低限に抑えてくれますよ。

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肌荒れ中に使いたい肌にやさしいパウダー2選

指を指している笑顔の女性お 
肌荒れ中に選んで使うべきフェイスパウダーは、「スキンケア効果」があり、「無添加でナノ化されていない」タイプのものを選ぶべきですが、どんな商品がこれに当てはまるのか、実際に商品の成分を分析し、本当におすすめできるフェイスパウダーを厳選しました。

ETVOS ミネラルルーセントパウダー

ETVOS ミネラルルーセントパウダー
4g 3,000円(税抜)SPF30/PA++

ミネラルルーセントパウダーの特徴

ナノ粒子化されていないので肌に刺激を起こしにくい

マイカとシリカの絶妙な配合バランスで「さらさらなのに、しっとり」を実現

クレンジング不要で石鹸で簡単に落とせる

ETVOS(エトヴォス)のミネラルルーセントパウダーは、見た目は白色のさらさらとしたパウダーですが、肌につけるとしっとりとなじむ肌に負担をかけにくいフェイスパウダー。

肌に刺激をもたらしやすいと報告されているナノ粒子を用いずにメイクアップができるので、肌荒れ中のデリケートな肌を外的刺激から守って、すっぴんよりも肌に透明感を与えつつ、健やかに過ごせますよ。

ミネラルルースパウダーの使用前後

ミネラルルースパウダーの使用前後

エトヴォスのミネラルルースパウダーをすっぴんの状態の肌に乗せてみたところ、すっぴんでもしっかり保湿していれば粉浮きすることなく肌に塗っていくことができました。

ニキビ跡や肌の赤みは完全には消せませんでしたが、肌をなめらかにトーンアップさせて、毛穴を目立たなくさせることはできています。

ミネラルルースパウダーの使用感

中川
ミネラルルースパウダーに付属しているパフは毛足が長く、ふわふわで気持ちが良いので、肌荒れして敏感になっている肌でも刺激を感じずに安心して使えそうです。

ミネラルルースパウダーをつけた直後は「顔が白い…」とぎょっとしてしまいましたが、ハンドプレスしてしばらくたつと肌色にしっとりとなじむような仕上がりでした。

肌質が乾燥肌の私でも粉浮きすることなく使えたので、乾燥による肌荒れに悩む人にもおすすめのフェイスパウダーです。

dプログラム 薬用エアリースキンケアヴェール

薬用エアリースキンケアヴェール
10g 3,456円(税込) 

薬用エアリースキンケアヴェールの特徴

・ニキビケアができるトラネキサム酸・グリチルレチン酸ステアリル配合

・軽い付け心地で、肌荒れした肌をふんわりとぼかすように美肌に見せる

・肌に刺激を与えやすいパラベン・アルコール・鉱物油・香料不使用

敏感肌用化粧品ブランドの「資生堂 dプログラム」の薬用エアリースキンケアヴェールは、ニキビなどの肌荒れによる炎症を抑えるスキンケア効果の高いトラネキサム酸やグリチルレチン酸ステアリルが配合されているプレストタイプのフェイスパウダー。

さらさらとしたパウダーが肌に負担なく付着して、肌荒れしている肌もナチュラルにカバーしながら外的刺激から肌を守ってくれます。

パウダーファンデーションのようにパウダーが固形になっていて使いやすく、すっぴん風メイクにも使えるほどナチュラルなので、肌荒れしたときだけでなく、ナチュラルメイクが好きな人の普段使いにもおすすめですよ。

薬用エアリースキンケアヴェールの使用前後

薬用エアリースキンケアヴェールの使用前後
左側のすっぴんの写真と比べてみると、dプログラムの薬用エアリースキンケアヴェールを使ったあとのほうが、肌色が均一になりマット肌に見せられていますね。

薬用エアリースキンケアヴェールは、ほのかに肌色がついているので、肌の赤みやニキビ跡などをナチュラルに隠せています。

薬用エアリースキンケアヴェールの使用感

中川
薬用エアリースキンケアヴェールは、パフの毛足がぎゅっと密集しており、ふんわりと柔らかいため、肌に刺激を感じずに使うことができました。

細かく密集した毛足の先についたパウダーが、肌のキメにすーっとなじんで、パウダーなのに肌にぴったり密着してくれるような実感がありました。

マット感のある肌に仕上げたい方には特におすすめで、プレストパウダータイプなのでメイク直し用として持ち運びも便利なフェイスパウダーです。

肌荒れ中は化粧下地とフェイスパウダーでメイクがおすすめ

化粧をする女性の横顔

肌荒れを起こしてしまっているときは、肌にやさしいフェイスパウダーを使うだけでなく、肌に負担をかけにくい成分でつくられた化粧下地を一緒に使うのが、おすすめのメイクアップ方法。

化粧下地をフェイスパウダーの前にひと塗りするだけで、フェイスパウダーの持ちがよくなり、UVカットできる成分が入っていれば紫外線対策を、肌色がついているタイプなら肌荒れの色ムラカバーも同時にすることができますよ。

また、化粧下地はフェイスパウダーと違って油分と水分が配合されたリキッドタイプやクリームタイプのものがほとんどなので、乾燥対策やツヤ肌に見せて肌荒れを目立たせないようにする効果も期待できますよ。

肌荒れ中でも使えるやさしい化粧下地を紹介している記事はこちら

化粧下地とフェイスパウダーを使ったメイク方法

1.化粧水やクリームを使って肌を保湿したあと、肌にやさしい化粧下地を10円玉大ほど手の平に出す

化粧下地を10円玉大ほど手の平に出す

2.つける範囲の広い両頬をはじめに、顔の内側から外側に向かって化粧下地を塗り伸ばし、その次に顎と額に少しずつムラなく化粧下地を伸ばす

つける範囲の広い両頬をはじめに、顔の内側から外側に向かって化粧下地を塗り伸ばし、その次に顎と額に少しずつムラなく化粧下地を伸ばす

3.最後に手のひらにほんの少し残った化粧下地を鼻のまわりに伸ばす

最後に手のひらにほんの少し残った化粧下地を鼻のまわりに伸ばす

4.化粧下地が肌になじむようにハンドプレスし、3分程度待つ

顔全体にフェイスパウダーをつけたらやさしくハンドプレス

5.フェイスパウダー適量(半顔分)をフタにとる(半顔に使用する量)

フェイスパウダー適量(半顔分)をフタにとる
6.フタにとった半顔分のフェイスパウダーをパフに揉みこみ、手の甲にパウダーがなじむまで叩く

フタにとった半顔分のフェイスパウダーをパフに揉みこむ

7.顔の中心から外側に向かってトントンと押さえるように顔の半分にフェイスパウダーをつけていく

顔の中心から外側に向かってトントンと押さえるように顔の半分にフェイスパウダーをつけていく

8.5.~7.を、反対の顔にも同様に繰り返す

9.顔全体にフェイスパウダーをつけたらやさしくハンドプレス

顔全体にフェイスパウダーをつけたらやさしくハンドプレス

使い方に要注意|パウダーは肌荒れの原因にも

フェイスパウダーを使用するときには、以下の3つのポイントに注意しないと、逆に肌荒れを悪化させてしまうこともあります。

フェイスパウダーを使う際の注意点

・フェイスパウダーは寝る前に必ず落とす

・フェイスパウダーは厚塗りしない

・スポンジやパフは清潔な状態を常にキープ

寝る前に必ず落とす

洗顔泡を頬につける女性
肌に刺激を与えにくい成分でつくられているフェイスパウダーだとしても、日中つけた状態のまま眠ってしまうと、皮脂や汗とフェイスパウダーが混ざり合って酸化して、肌に刺激を与える原因になってしまいます。

石鹸で落とせるタイプのフェイスパウダーは、洗顔石鹸を使って洗顔しながら落とし、クレンジング料を使って落とすタイプのフェイスパウダーは、肌に負担が少ないクリームクレンジングやミルククレンジングを使ってフェイスパウダーを落としてくださいね。

厚塗りしすぎは大人ニキビの原因に

肌に悩みをもつ女性

フェイスパウダーは薄付きで、そもそも肌荒れをカバーするためにつくられているメイクアップ化粧品ではないので、フェイスパウダーで肌荒れをカバーしようとして厚塗りしてしまうと、毛穴を詰まらせてしまいます。

毛穴がフェイスパウダーによって詰まってしまうと、本来毛穴から分泌されるべき汗や皮脂などが毛穴の中に詰まってしまい、大人ニキビを引き起こす原因になってしまうのです。

フェイスパウダーはあくまでも薄くふんわりと肌につけて、外的刺激から肌を守ってナチュラルにカバーするためのものとして使用し、肌荒れをカバーしたいのであればカバー力の高いパウダーファンデーションを選んで使いましょう。

スポンジ・パフは常に清潔な状態をキープ

ファンデーションパフ

フェイスパウダーを肌につける際に使うスポンジやパフは、同じものをずっと使い続けるのではなく、スポンジやパフの面を何度か使ったら中性洗剤やスポンジクリーナーなどで洗浄し、常に清潔な状態で使いましょう。

スポンジやパフに残った肌の皮脂や汗によって雑菌が繁殖してしまうので、雑菌が繁殖したスポンジやパフを使ってフェイスパウダーを肌に塗る行為は、雑菌を肌に塗りつけているのと同じことなのです。

肌荒れを起こしてデリケートになっている肌に雑菌をつけてしまうと、肌荒れを悪化させかねないため、必ず清潔な状態のスポンジ・パフを使用してメイクアップを行ってくださいね。

スポンジやパフの洗浄方法

  1. 全面使ったスポンジやパフに中性洗剤かスポンジクリーナーをつける
  2. 洗剤をもみこみ、スポンジやパフの汚れを浮かせる
  3. ぬるま湯で、もみ洗いしながらすすぎをする
  4. 窓に近い室内で、日のあたらない・通気性の良いところで乾燥させる

スポンジの洗う手順の画像

まとめ

コンパクトを持ちメイク直しをしている女性

肌荒れのときにはフェイスパウダーを使って、紫外線やアレルギー物質などの外的刺激から肌を守りながらのメイクアップが肌に負担がかかりにくくおすすめです。

フェイスパウダーには粉末のルースタイプと粉が固められたプレストタイプがあり、よりナチュラルに仕上げるならルースタイプ、マット肌に仕上げたいときはプレストタイプが適していますよ。

ただし、いくら肌に負担の少ないフェイスパウダーといえど、パフを清潔な状態で使わなかったり、厚塗りしてしまったりすると、肌荒れを悪化させかねないので油断は禁物。

肌荒れしているデリケートな肌を日中の敵からやさしく防いで、肌荒れの悩みが一日でも早く解消することを祈っています。