
「いままで肌荒れなんて起きたことがなかったのに、仕事が忙しくなってから肌トラブルが絶えない…」
「新生活を始めた途端に、顔中がヒリヒリかゆくて耐えられない!」
など、体調や環境の変化と同時に肌荒れが起こってしまったという方は少なくないのではないでしょうか。
かくいう私も、ストレスが肌に出やすいタイプで肌荒れに悩むことはしばしば…。
人間関係でストレスを感じたときや、新生活を始めたときに、顔にかゆみが出て頬は粉吹きを起こし、フェイスラインにはブツブツとニキビができてしまうなど肌荒れを起こしがちです。
人間関係での悩みや環境の変化はストレスを引き起こす大きな原因ですが、どうにもこうにも断ち切ることが難しいので、心も身体も、肌も辛いですよね。
また自分ではストレスを感じていなくても、無意識のうちに目には見えないストレスによる負担がかかってしまっていることもあります。
自分の肌荒れの原因がストレスなのか、判断が難しいという方は、まずはこの記事の「ストレスチェックリスト」でチェックしてみてくださいね。
本記事では、ストレスによる肌荒れの悩みを改善していくために、頑張らずに取り入れられるスキンケア方法やスキンケア化粧品を紹介するので、まずは一緒にストレスと向き合ってみましょう。
ストレスが肌荒れの原因になる理由
ストレスは、目には見えないこともあって自分の肌荒れが本当にストレスからきているのかどうか、ピンとこないという方もいるのではないでしょうか。
以下に、日常的に潜んでいるストレスの例を挙げてみました。
ひとつでも自分にあてはまると感じる方は、ストレスによる肌荒れを引き起こしやすいタイプといえるので、チェックしてみてくださいね。
ストレスで肌荒れになりやすい!?チェックリスト |
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日常の生活の中にひとつでも胸につかえるようなものがあると、ずっとモヤモヤとしてしまったり、なんだか気分が上がらず疲れやすくなったりしてしまいますよね。
上で挙げた「日常生活に潜むストレスを引き起こしやすい物事」のほかに、言葉では言い表せないモヤモヤが募ってストレスは生まれます。
肌荒れの原因がストレスだなんて気づかなかった…というのも無理はありません。
ストレスを感じた身体は脳にSOSを発して、自律神経を乱してしまいます。
自律神経が乱れると、身体や肌の健康状態を保つ機能や体内の環境が悪くなってしまい、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
自律神経が乱れることによる身体や体内の環境の変化は、以下の3つ。
- 肌のバリア機能低下
- ターンオーバー機能の低下
- 暴飲暴食による体内環境の劣化
これら3つが肌荒れの原因となる理由を、詳しく解説していきますね。
肌のバリア機能低下
ストレスによって自律神経が乱れると、肌のバリア機能が低下して肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。
肌のバリア機能とは、紫外線や摩擦などの刺激から肌を守ったり、うるおいを保ったりする働きのこと。
外的刺激から肌を守れなくなると、刺激が肌に届いて傷つき、炎症を起こしやすくなるほか、肌のうるおいが保てなくなるので乾燥が進むなどの肌荒れが起きてしまうのです。
ターンオーバー機能の低下
自律神経の乱れは、肌のターンオーバーという肌の表面にある角質の生まれ変わりの機能を低下させてしまいます。
肌のターンオーバーの機能が低下すると、普段なら約28日周期で生まれ変わる肌表面が、28日を過ぎても肌表面に留まり、古い角質がどんどん肌表面に溜まることになってしまうのです。
古い角質が肌表面に溜まっていくと、毛穴が塞がれてしまってニキビができる原因になったり、肌にゴワつきが生まれて角質が積み重なる分、くすみが生まれたりすることもあります。
肌荒れの原因として、ストレスと同列で挙げられることが多いのが「ホルモンバランスの乱れ」。
特に女性は生理周期でホルモンバランスが乱れやすいため、皮脂分泌の増減が激しくなったり、全身の血行が悪くなって栄養素がうまく運ばれなくなったりするため、ニキビや乾燥といった肌荒れを引き起こしやすくなります。
ストレスによる肌荒れの3つの対処法
ストレスは何かと絶えずそばにあり、避けるにも避けきれないものなので、ストレスによって肌荒れを起こしやすい人は、どうしても肌荒れを繰り返してしまいがち。
「ストレスをなくす」という使命感に駆られてスキンケアを頑張るよりも、「いまこの肌荒れに対してできることをする」くらいのスタンスでいた方が気が楽になって、ストレスによる肌荒れを抑えることができますよ。
ストレスと生活は、切っても切り離せないだからこそ辛いんですよね。
そこでここからは、ストレスによって肌荒れを起こしてしまったときの3つの対処法を紹介していきます。
ストレスによる肌荒れのケアができるスキンケア化粧品を使う
ストレスが原因で肌荒れが起きてしまったら、肌荒れの状態がこれ以上ひどくならないように、肌荒れを予防する効果のあるスキンケア化粧品を使って毎日のスキンケアを行いましょう。
…といっても、ストレスによる肌荒れ予防にどんなスキンケア化粧品を選べばいいのかわかりにくいですよね。
ストレスによる肌荒れの予防に最適なスキンケア化粧品を選ぶときは、以下の3つのポイントに注意して選んでみてください。
- 肌に負担をかけにくい低刺激処方でつくられている
- 肌荒れを予防する肌荒れ防止成分や肌を整える抗炎症成分配合
- 肌本来のバリア機能やターンオーバーをサポートする成分配合
肌に負担をかけにくい低刺激処方であるのが大事な理由は、肌荒れ中の肌はバリア機能が低下していることで肌が敏感になっているから。
バリア機能が低下して敏感になった肌は、普段は感じない少しの刺激でも肌荒れを起こしやすくなってしまうので、肌に刺激をもたらしにくい低刺激処方のスキンケア化粧品を使うのがおすすめなのです。
また、ストレスによる肌荒れを予防する成分として、「抗炎症成分」や「肌荒れ防止成分」が配合されているものを選びましょう。
このあと、ストレスによる肌荒れ中にぴったりなスキンケア化粧品を2つ紹介していくので、どのスキンケア化粧品を使えば良いか迷ってしまうという方は、参考にしてみてくださいね。

ストレスによる肌荒れ中の保湿ケアに
ディセンシア アヤナス
ディセンシア アヤナストライアルセット
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- ストレスと肌荒れのメカニズムに着目した高保湿タイプの敏感肌向けスキンケア
- ストレスに負けない健やかな肌に導くオリジナルの複合成分配合
- ディセンシア独自の技術「ヴァイタサイクルヴェール®」が肌本来のバリア機能をサポート
ディセンシアから発売されている「ayanasu(アヤナス)」は、ストレスによって引き起こされる肌荒れをやさしくケアするスキンケアライン。
バリア膜のような役割を果たす独自技術「ヴァイタサイクルヴェール®」が、紫外線や花粉などの刺激から肌を守ったり、うるおいが逃げ出すのを防いだりしてくれますよ。
また、3種の成分を複合化したディセンシアのオリジナル成分が、肌のバリア機能やターンオーバーを整えるので、ストレスによるダメージをケアし肌荒れしにくい健やかな肌に導きます。
肌荒れ中のデリケートな肌に刺激を与えにくい処方でつくられているので、ストレスでヒリヒリとしたり乾燥や肌のキメが乱れたりしがちな時におすすめしたいスキンケア化粧品です。
アヤナスを実際に使用した感想

感想
いつも使っているスキンケア化粧品でも肌がかゆくなってしまっていたのに、アヤナスは肌荒れ中でも肌にしみたりヒリヒリしたりせずに使えたので、今後も肌荒れしたら頼りたい!
化粧水・美容液はとろみがあって保湿力が高く、クリームは伸びが良くベタつかないのにしっとりもちもちになるので、乾燥に悩む方にもおすすめですね。
リラックスできる香りが楽しめて、毎日のスキンケアがストレス解消になりそうだなあと思いました^^
ストレスによる大人ニキビのケアに
ファンケル 無添加FDRアクネケア
ファンケル 無添加FDRアクネケアライン 約1か月分 1,000円(税込)
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- ストレスが主な原因となる大人ニキビの悩みを繰り返しにくい肌に導く
- 肌への負担になりやすい殺菌剤などの添加物不使用
- ストレスによって乱れた肌を整える成分配合
ファンケルの無添加FDRアクネケアは、ストレスが主な原因といわれている大人ニキビができるメカニズムに着目し、つくられているスキンケアライン。
ストレスによってバリア機能が低下した肌に刺激を与えやすい成分は使っていないので、スキンケア化粧品の成分による肌への負担を抑えながらケアができます。
大人ニキビを繰り返しにくい健やかな肌に整えるので、ストレスによる肌荒れの中でも特に大人ニキビに悩む方におすすめです。
無添加FDRアクネケアを実際に使用した感想

感想
化粧水・ジェルクリームともに比較的さっぱりとした使用感の印象だったので、乾燥肌の人は保湿力がちょっと物足りないかも^^;
肌荒れ中に使ってもヒリヒリとした刺激などは感じなかったので、肌荒れ中の大人ニキビのケアに使い続けたいですね。
ビタミンをできるだけ毎日摂取する
ストレスによって肌荒れを起こしてしまっているときは、適切なスキンケアを行うことが重要。
しかし、食事やサプリメントで身体の内側からストレスによって崩されたバランスを整えてあげることも効果的です。
食事やサプリメントで摂りいれた栄養素は、体内に吸収され、血流に乗って全身に運ばれるので、体内から肌荒れの予防をすることができるのです。
有効な栄養素
- ビタミンC
- ビタミンB2
- ビタミンB6
肌荒れに特に有効とされているビタミン類は、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6の3つ。
ビタミンCとビタミンB6には、肌の新陳代謝を促進する働きがあり、ビタミンB2には新しい皮膚をつくりだす効果があるため、肌荒れ予防にはこれらの3つのビタミンを摂取するのが効果的です。
ビタミンC・ビタミンB2・ビタミンB6の3つの栄養素は、それぞれの栄養素を多く含む野菜や果物・肉類を取り入れた食事をとることがおすすめ。
しかし、忙しくバランスのとれた食事をとるのが難しかったり、どの食品にビタミンが多く含まれているのか・どう調理するのが良いのか時間がかかってしまったりと、ハードルが高く感じられますよね。
そんな方は、ビタミン類を含む栄養素を手軽に摂取できるサプリメントや美容ドリンクを有効に活用しましょう。
ストレスを感じると腸内に悪玉菌が多く発生し、ストレスに弱い善玉菌が少なくなるため腸内環境が悪化。
腸内環境が悪化すると老廃物がたまりやすくなり、便秘になったり、老廃物が生み出す有害物質が血流によって全身に運ばれたりするため、肌荒れを引き起こすといわれています。
腸内環境を整えるために、食物繊維や乳酸菌を意識的に取りいれるのがおすすめです。
1日の疲れを入浴や睡眠でとる
ストレスによって引き起こされる肌荒れを予防するには、できるだけストレスを感じないような環境に身の回りを整えることが最も有効ですが、ストレスと生活は簡単に切り離せないもの。
「ストレスを溜めないようにする」というよりも「感じたストレスをその日のうちに少しずつ解消していく」と考えたほうが少し気も楽になりますよね。
1日の最後に行う入浴や睡眠には、その日感じたストレス・疲れをケアする力があります。
湯船に浸かると身体があたたまって血行が促進されるので、食事やサプリなどで摂りいれた栄養素を全身に運ぶことができ、肌荒れの悩みにも有効に働きかけます。
また、眠りはじめから3時間のうちに熟睡できていると、成長ホルモンの分泌が盛んになって体内の血行を促し、栄養素を全身にめぐらせることができるのです。
ストレスの対象を考えると、やる気が出なくて湯船に浸かるのが面倒しなったり、眠れなくなったりしますよね。
入浴の方法も睡眠にかけられる時間も人によってそれぞれ違うので、自分にとって最もストレスが発散できる入浴方法や睡眠時間を、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
生活に潜む3つの外的ストレスによる肌荒れも注意
ここまでは身体の内面に影響をもたらす、目に見えない心理的なストレスによって引き起こされる肌荒れと、その対処法について紹介してきましたが、実はストレスは心理的なものだけではありません。
毎日の生活の中で肌に直接刺激を与える、以下のような外的ストレスも存在するのです。
- 紫外線や花粉などの自然界の物質
- 肌に刺激をもたらすスキンケア化粧品
- スキンケア時の肌への摩擦
いつもの生活の中で実は肌に刺激をもたらし、肌荒れを引き起こしてしまう外的ストレスについて詳しく説明していきますね。
紫外線や花粉などの自然界の物質
毎日何気なく過ごしている中で、実は肌への刺激になりやすい外的ストレスが「紫外線」や「花粉」といった自然界に存在する物質。
紫外線は肌の表面に直接刺激をもたらす日焼けだけでなく、肌のバリア機能を壊して肌荒れを引き起こすこともあります。
また、花粉も肌に付着するとかゆみをもたらすことがあり、特に花粉アレルギーの人は花粉という物質そのものに敏感に反応してしまうので要注意。
紫外線や花粉による外的ストレスを避けるには、肌に負担をかけにくい日焼け止めや、日焼け止め効果のある化粧下地やファンデーションを使うのがおすすめですよ。
「すっぴんの方が肌に負担が少ない」と思われがちですが、外出するときは紫外線や花粉といった外的ストレスと隣り合わせなので、日焼け止めやメイクアップ化粧品で肌に一枚膜を張ってあげましょう。
肌に刺激をもたらすスキンケア化粧品
肌荒れを落ち着かせるために使うスキンケア化粧品も、肌に合わなかったり、肌に刺激をもたらしやすい成分が配合されていたりすると、肌へのストレスになって負担を与えかねません。
肌につけているときにピリピリと刺激を感じたり、かゆみや赤みが出たりしたら、すぐに使用をやめて刺激を感じにくい低刺激処方のスキンケア化粧品に切り替えましょう。
また、防腐剤やアルコール・合成界面活性剤などの添加物は、肌に刺激をもたらしやすい成分といわれ、肌に合わない方が多くいるので、自分の肌に合う成分でつくられたスキンケア化粧品を知っておくことが大切ですよ。
肌に合うか合わないかは人それぞれですが、添加物が肌への刺激になりやすい肌質の方は無添加化粧品がおすすめです。
スキンケア時の肌への摩擦
自分に合う肌にやさしいスキンケア化粧品を使って、ストレスによる肌荒れのケアをしていても、肌に刺激を与えない正しいスキンケア方法を心がけなければ、肌への負担になってしまいます。
スキンケアを行うときの肌への必要以上の摩擦は肌に刺激をもたらし、肌荒れの原因となる外的ストレスになりかねないのです。
以下に、必要以上の摩擦をかけずにできるスキンケア方法をまとめたので、さっそく今日から実践してみてくださいね。
- ぬるま湯でたっぷりと泡をたて、肌と手指が触れないように泡で顔を洗う。
- 洗顔料の残りがないようにぬるま湯でしっかりとすすぐ。
- 清潔なタオルで水気を吸い取るようにやさしく押さえて、すぐに保湿をする。
- できる限りコットンを使うのではなく、手を使う。
- 手のひらで化粧水や乳液・クリームを体温であたためてから使うと肌なじみが良くなる。
- パチパチとパッティングをするのではなく、肌をやさしく押さえるようにハンドプレスでなじませる。
まとめ
肌荒れと深い関係性を持つストレスは、どんなに自分が努力しても避けようにも避けることができないのが現実ですよね。
ただ、ストレスはそれをストレスと認識して初めて心や身体、肌への負担になるので、「ストレス」という言葉に敏感になりすぎないことも大切かもしれませんね。
また、ストレスが慢性的な方は、肌荒れを起こしていてもストレスが原因のひとつになっていることに気づけていない、なんてこともあります。
自分の肌荒れの原因のひとつがストレスなのではないかと感じたら、まずは身体をゆっくり休めて、少しでも心が落ち着けるような時間をつくってみてくださいね。
肌荒れしてしまうとそれだけで気分が憂鬱になってしまって心理的なストレスを引き起こす負のループを繰り返しがち。
頑張らずにできる程度に生活習慣を自分なりに整えてみたり、本記事で紹介した肌荒れに効果的なスキンケア化粧品を使ってみたりして、「ストレスによる肌荒れ」もとい「肌荒れによるストレス」から抜け出せることを願っています。
ストレスで大人ニキビができやすいことに悩む混合肌のハリツヤ研究員Yが、大人ニキビのケアに有効な「ファンケル 無添加FDRアクネケア」を、実際に肌荒れ中に使ってみました。
肌荒れ中でも本当に安心して使えるのか、本音でレビューしているので、使用感が気になる方の参考にもなるかと思います!