
リキッドでもバウダーでもない、そんな不思議な使い心地の「クッションファンデ」は、数々のコスメブームを巻き起こした韓国発のアイテム。
国内でもすっかり人気が定着し、不動の地位を確立しているクッションファンデですが、実は敏感肌にピッタリのアイテムなのです。
本記事では、クッションファンデの特徴から、敏感肌に向いている理由や編集部おすすめのアイテムまで紹介していくので、クッションファンデ選びの参考にしてくださいね。
韓国発の人気コスメ「クッションファンデ」の特徴
クッションファンデーションとは、スポンジタイプのクッションにリキッドファンデやBBクリームといった液状のメイクベースが染み込んだ、コンパクトタイプのファンデーションです。
リキッドのしっとり感とカバー力、パウダーのような使いやすさを兼ね備え、まるでスタンプを押すみたいにポンポンと肌にのせるだけで簡単にツヤ肌が手に入れられるのが特徴。
クッションファンデには、すでに液状のメイクベースが含まれているので、保湿を終えたらそのまま塗ることができます。
さらに、UVカット機能を持つクッションファンデも多く、1つで何役もこなしてくれる、忙しい朝にもうれしい時短お助けコスメでもあります。
クッションファンデを敏感肌におすすめしたい理由
敏感肌の原因のひとつと言われるのが、肌の乾燥。
肌が乾燥している状態では、肌のバリア機能が損なわれ、汗や摩擦などの外部からの刺激で肌トラブルが起きやすくなります。
そのため、ちょっとした刺激にも肌が反応し炎症を起こすなど、敏感な状態に傾いてしまいます。
敏感肌にとっては、十分な保湿ケアがとても重要になってくるため、メイクしながらしっかり肌にうるおいを与え、紫外線や乾燥などの外部ダメージを軽減してくれるクッションファンデこそ、まさに敏感肌におすすめのアイテムというわけです。
それでは、より具体的な理由について、解説していきます。
【理由1】 水分量が多く、保湿効果が高い
保湿効果が高いクッションファンデは、乾燥がトラブルの原因になりやすい敏感肌をやさしく包み込み、メイクしたままうるおいケアをかなえてくれます。
さらに、クッション部分に含まれている液状ファンデーションは、リキッドに近い濃密さとみずみずしいテクスチャー。
肌をしっとりとなめらかに整えてくれるので、季節問わず乾いた肌にたっぷりのうるおいを与え、肌トラブルの改善をサポートしてくれます。
【理由2】 メイクステップを省いて肌負担を減らす
下地効果やUVカット効果を合わせ持つタイプが多いため、クッションファンデ1つで、ベースメイクを完結させることができます。
そのため、肌にメイクベースや日焼け止めを重ねて塗る必要がないため、摩擦のダメージによる肌負担を軽減することができますよ。
ちょっとした刺激で炎症を起こしやすい敏感肌にとって、最小限の負担でメイクを仕上げられるクッションファンデは、肌タイプにぴったりのうれしいアイテムです。
【敏感肌向け】 クッションファンデの選び方
クッションファンデの魅力がわかったところで、次は商品選びについてご紹介します。
最近では、さまざまなメーカーからクッションファンデが発売されており、どれが自分の肌に合っているのかを見極めるのは、難しいものです。
そこで、敏感肌の人なら気になる「配合成分」とともに、「理想の仕上がり」を選択基準にして、クッションファンデの選び方を解説します。
敏感肌にもやさしい配合成分で選ぶ
初めてクッションファンデを購入する際には、配合されている成分をまず確認してから使い始めることが重要。
化粧品に含まれる成分は、人によって合う・合わないと個人差がありますが、ここでは敏感肌向けの成分についてご紹介します。
紫外線を防ぐ効果を持つ成分
紫外線を防ぐ効果を持つ成分には、化学的な仕組みで紫外線を吸収して、熱などのエネルギーに変えて放出する「紫外線吸収剤」と、ノンケミカルかつ物理的な仕組みで紫外線を跳ね返す「紫外線散乱剤」の2種類があります。
「紫外線吸収剤」は、紫外線防御力は高いのですが、紫外線のエネルギーを外に放出するので、成分が紫外線により化学反応を起こすことで肌が乾燥したり、刺激になったりすることがあります。
一方「紫外線散乱剤」は、物理的に光を反射する成分なので乾燥や刺激になりにくい特徴があります。
そのため、敏感肌の人は肌負担の少ない「酸化チタン」や「酸化亜鉛」といった「紫外線錯乱剤」を使用したアイテムがおすすめです。
保湿効果がある成分
敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下して乾燥を起こしやすい状態です。
そのため、保湿効果がある成分が配合されたクッションファンデを選んで使うのがおすすめ。
保湿効果が高いといわれる成分は以下の通り。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- リピジュア
敏感肌の人が注意したい成分
敏感肌の人が逆に避けたいのが、パラベンなどの防腐剤・タール色素・合成ポリマーといった成分。
これらは一般的に刺激になりやすいといわれる成分のため、特に敏感肌が気になる人は、防腐剤やタール色素、合成ポリマーが配合されたクッションファンデの使用は控えるようにしましょう。
理想の仕上がりで選ぶ
クッションファンデといえば、しっとりうるおったツヤ感のある仕上がりが人気ですが、最近ではカバー力の高いマットな仕上がりのクッションファンデも続々登場しています。
ツヤ感のあるクッションファンデは、マット感のあるものに比べ、少ない量でナチュラルかつ透明感のある仕上がりになります。
対してマット感のあるクッションファンデは、毛穴やシミをしっかりカバーし、密着度が高いのが特徴。
肌負担を一番に考える敏感肌タイプには、軽いタッチで自然体のみずみずしい仕上がりを生むツヤ系クッションファンデがおすすめです。
赤みやニキビ跡などが気になる敏感肌タイプには、カバー力の高いマット系クッションファンデが、より理想に合った仕上がりに導きます。
敏感肌におすすめのクッションファンデ2選
ランコム ブランエクスペールクッションコンパクトH
価格: レフィル(1個入り)5,616円(税込)
ケース(別売り)1,404円(税込)
- 薄づきながらしっかりしたカバー力でストレスフリーな使い心地
- ジェリー状のファンデが肌全体を包み込み、みずみずしいツヤ肌へ
- シミやニキビ跡などのアラを隠しながら、まるで元の肌を美しくみせる自然な仕上がり
テカリ知らずのツヤ肌をかなえる「ブランエクスペールクッションコンパクトH」は、毛穴や色ムラをしっかりカバーして、肌そのものを美しく見せてくれるクッションファンデ。
セイヨウハッカエキス、エーデルワイスエキスなど5種のスキンケア成分が、繊細な敏感肌をやさしく包み込み、保湿ケアをしてくれます。
さらにSPF50+/PA+++で、紫外線ダメージもしっかりカットしてくれるスグレモノです。
アクア・アクア オーガニッククッションコンパクト
- フレッシュな天然由来成分でできたクッションファンデ
- クレンジング不要の石けんで落とせるファンデーション
- すべて国内製造の国産アイテム
アクア・アクアの「オーガニッククッションコンパクト」は、フレッシュなフルーツエキスと植物オイルで作られたクッションファンデです。
肌に刺激を与える可能性のあるシリコーン、鉱物油、紫外線収入剤、合成香料、石油系界面活性剤は一切含んでいないので、肌にやさしい使い心地。
さらに、オーガニック認定成分のオリーブオイルやホホバオイルを配合し、メイクしたままスキンケア効果を高めてくれます。
石けんで洗い流すだけで良いので、肌負担もなく、やさしい使い心地がとにかく魅力のクッションファンデです。
仕上がりは、サラサラしたテクスチャでべたつかず、ミネラルの乱反射で「毛穴」や「赤み」を飛ばし、まるでゆで卵のようなうるツヤ肌を目指せます。