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おおくま 直

唇のケアには一年中手放せないリップクリーム。
敏感肌の人は、リップクリームの種類によっては唇に刺激を感じる場合があるため、どれを選んだらいいのか慎重になってしまいますよね。
本記事では、敏感肌でも使えるおすすめのリップクリームと、選ぶときに気を付けたいポイントをご紹介します。

リップクリームは3種類!敏感肌に合った選び方

チェックの文字を指差している

リップクリームと一口に言っても、実は3つに分類されているのを知っていますか?

リップクリームは唇の治療が目的の第3類医薬品、予防が目的の医薬部外品、保湿が目的の化粧品と3種類に分かれています。

種類によって効果が違ってくるので、敏感肌の人は唇の状態に合わせてリップクリームを切り替えて使うと良好な唇を保つことにつながります。

どんな時に何の種類を使えばいいのかを知って、効果的にリップクリームを使い分けましょう。

治療が目的の第3類医薬品

女性の唇のアップ写真

第3類医薬品とは、その名の通り「薬」なので唇の治療が可能なリップクリームです。

乾燥による酷いひび割れや裂け、口唇炎や口角炎など痛みを伴う荒れを起こしているときに、医薬部外品や化粧品のリップクリームを使用しても症状は改善されないので、唇の状態が悪い場合は第3類医薬品のリップクリームを選びましょう。

第3類医薬品のリップクリームは治療薬のため、アラントインやグリチルレチン酸といった炎症抑制効果のある成分や粘膜の健康を維持するパンテノールなどの有効成分が配合されています。

治療効果が強力なぶん副作用もあるので、炎症が治まってからも使い続けていると、かえって敏感肌が悪化してしまいます。

唇の荒れが改善されたら使用を止め、必ず医薬部外品や化粧品のリップクリームに切り替えるようにしてください。

また、第3類医薬品を5~6日間使用しても症状が改善されない場合は、医療機関を受診しましょう。

予防が目的の医薬部外品

唇が荒れそうなときの予防として使うと効果的なのが、医薬部外品のリップクリームです。

厚生労働省が認めている有効成分が規定量含まれており、「薬用」と表示されているものが医薬部外品にあたります。

「薬用」というと治療できるイメージを持ちますが医薬品ほどの強い効果はなく、副作用もそれほどありません。

敏感肌の人にとって、乾燥が気になる時期や花粉などの刺激がある時期、また皮のめくれなどちょっとした荒れ始めにはリップクリームの有効成分が緩やかに作用して、悪化を抑えてくれます。

治療するほどではないけど荒れが気になるという場合は医薬部外品のリップクリームがおすすめです。

どのような効果の有効成分なのかはパッケージにも分かりやすく記載されているので、自分の悩みに合わせてリップクリームを選びましょう。

参考までに、医薬部外品のリップクリームに表記されている主な有効成分とその効果を紹介していきます。

【有効成分表示の例】

  • トコフェロール(唇の新陳代謝を促して荒れやひび割れを防ぐ)
  • グリチルレチン酸(炎症を抑制する効果で唇の荒れやひび割れを防ぐ)
  • 液状ラノリン(潤いと柔軟性を持たせる効果で唇の乾燥や荒れを防ぐ) など

保湿が目的の化粧品

女性の唇

唇の状態が良好なときに保湿して唇の手入れや保護をしてくれるのが化粧品のリップクリームです。

化粧品のリップクリームは、医薬部外品のように必ず有効成分が含まれているとは限らず、配合されていても少量のことがほとんどなので医薬的な効果はありません。

メインとなる配合成分が保湿成分であるため、副作用の心配がなく敏感肌でも安心して普段使いができます。

たっぷりの保湿が期待できるのが化粧品のリップクリームなので、唇の乾燥が気になりだした時や潤いを与えて艶やかな唇にしたい時は化粧品のリップクリームで美しい唇を演出しましょう。

種類別!敏感肌におすすめのリップクリーム

リップクリームの種類が分かっても、さまざまなメーカーから販売されている商品の中から敏感肌に合ったリップクリームを選ぶのは難しいですよね。

本記事ではリップクリームに含まれる成分表示と口コミの感想を分析して、敏感肌の人にとって低刺激で肌にやさしいリップクリームを厳選しました。

唇の状態が悪い時に治療できる第3類医薬品から、医薬部外品、化粧品と唇の状態が良くなるにつれて使えるリップクリームを順に8商品紹介します。

資生堂モアリップ(第3類医薬品)

8g 1,296円

モアリップ01

【モアリップの特徴】

  • 無香料無着色で敏感肌の唇も安心して使用できる
  • 添加物としてメントールが配合されているので苦手な人は注意
  • 直接塗れるチューブタイプで、のびがよく使用感がなめらか

第3類医薬品のモアリップは、抗炎症成分のグリチルリチン酸・アラントインをはじめとして、粘膜の健康を維持するパンテノールやビタミンB6、皮膚の新陳代謝を促すビタミンEを配合しています。

ひび割れやかゆみなどの口唇炎、乾燥による皮のめくれや口角炎をワセリンやグリセリンなどのうるおい成分で保護しながら治療してくれます。

無香料無着色ですが消炎鎮痛作用にメントールを配合しているので、メントールが苦手なタイプの敏感肌だと刺激を感じる可能性があるので注意が必要です。

メンソレータムヒビプロLP(第3類医薬品)

6g 1,296円

ヒビプロ02

【ヒビプロの特徴】

  • 唇にしっかりついて落ちにくい
  • 指にとって使うチューブタイプ
  • 寝る前に塗れば就寝中に患部を修復してくれる

第3類医薬品のヒビプロは、ワセリンベースの軟膏タイプなので落ちにくく、患部にぴったり密着して有効成分をじっくりとなじませます。アラントイン・トコフェロール酢酸といった唇の修復に有効な成分がパンテノール・ビタミンB6などの血行促進成分と共に荒れた唇を改善し、グリチルリチン酸が炎症を抑えて痛みをカバーしてくれます。
滑らかな使い心地で刺激もなく、水分にも強いので敏感肌の荒れた唇を刺激から守ってくれます。

アベンヌ薬用リップケアモイスト(医薬部外品)

4g 1,134円(税込)

アベンヌリップ02

【薬用リップケアモイストの特徴】

  • 10種の成分に絞っており、無香料・無着色・エタノールフリー・防腐剤フリー
  • 太めの斜めカットで塗りやすい
  • シアバター・スクワランなどの保湿成分配合

医薬部外品の薬用リップケアモイストは、アベンヌの保湿効果の高いクリーム成分で唇を覆い、乾燥や刺激から長時間唇を守ってくれます。また、トコフェロール酢酸・グリチルリチン酸を配合しているので、唇の荒れや乾燥、ひび割れを予防します。

成分は10種類のみで、無香料・無着色・防腐剤フリーなど肌への負担を減らした低刺激リップクリームですが、保湿成分にヒマシ油が配合されているのでヒマシ油でアレルギー反応が出てしまう敏感肌の人には注意が必要です。

塗り心地は固めですが重くはなく、しっとり唇を保護してくれます。

キュレルリップケアクリーム(医薬部外品)

4.2g 918円(税込)

キュレル02

【リップケアクリームの特徴】

  • 無香料・無着色・アルコールフリー
  • 低刺激で、乾燥性敏感肌の方のパッチテスト済み
  • やさしく唇に密着する細めのスティックタイプ

医薬部外品のキュレルのリップケアクリームは、保湿にセラミド機能成分やホホバオイルを配合しているので唇に潤いを与えてくれます。

また、炎症を抑える有効成分のグリチルレチン酸が配合成分のワセリンにより唇にぴったりと密着して角質層に浸透するので、潤いを持続するだけでなく、カサつきやひび割れも防ぎます。

比較的固めのテクスチャーですが塗り心地はなめらかで刺激もなく、乾燥に強い印象です。ぴったりと唇を長時間覆ってくれるリップクリームが好きな方におすすめです。

ただ、BHTという酸化防止剤で唇が荒れるタイプの敏感肌の人は注意しましょう。

DHC薬用リップクリーム(医薬部外品)

1.5g 756円(税込)

DHCリップ02

【DHC薬用リップクリームの特徴】

  • 無香料・無着色・パラベンフリー・天然成分配合
  • 細めのスティックタイプでやわらかく伸びが良い
  • 皮脂に近い成分を使っているので唇へのなじみが良い

口コミで大ヒットした医薬部外品のDHCの薬用リップクリームは、オリーブバージンオイルやアロエエキスなどの保湿・保護成分だけでなく、抗炎症作用効果のあるグリチルレチン酸や唇の新陳代謝を促すビタミンEが配合されています。

有効成分の液状ラノリンは保湿力が高く、唇に潤いとやわらかさを与えてくれますが、液状ラノリンが苦手な敏感肌の人は使用を控えましょう。

塗り心地はとても軽く、唇に潤いとツヤを与えてくれて水分にも強いので長時間乾燥から守ってくれます。

ジョンマスターオーガニックリップカーム〈オリジナルシトラス〉(化粧品)

4g 1,620円(税込)

ジョンマスター01

【オーガニックリップカームの特徴】

  • 10成分すべてがオーガニック認証成分
  • やわらかくなめらかなテクスチャーで長時間潤う
  • オリジナルシトラスをはじめ4種類の香り

オーガニックリップの中でも有名な化粧品のリップカームですが、配合成分がすべてオーガニック認証成分で刺激的な成分は一切配合されていないので、高保湿でやさしく敏感肌の唇をケアすることが出来ます。

また、オリジナルシトラス、ラズベリー、ペパーミント、バニラの4種類の香りも植物から抽出した成分なので合成香料は使用していません。

塗り心地は、かなり軽やかで伸びが良く、ツヤとぷるぷるした潤いを与えてくれます。

香りもほのかでリラックスでき、唇に刺激を与えないので敏感肌の人に特におすすめの商品です。

ユリアージ モイストリップ〈無香料〉(化粧品)

4g 1,069円

ユリアージュ02

【モイストリップ〈無香料〉の特徴】

  • 着色料無添加・パラベンフリー
  • 太めの斜めカットで塗りやすい
  • バニラ、無香料の2種類

化粧品のモイストリップは、保湿成分にヒアルロン酸やミツロウなど4種を配合しており、乾燥から唇を守ってくれます。

また、炎症を抑制する効果のあるグリチルレチン酸や唇の新陳代謝を促すビタミンEも配合しているので、荒れを予防してくれます。

Dr.ブロナーマジックオーガニックリップバーム〈ローズ〉(化粧品)

4g 605円(税込)

ドクターブロナー01

【マジックオーガニックリップバームの特徴】

  • 全6成分オーガニック認証の100%天然成分
  • オーガニックのUVカット成分配合
  • 6種類の香りから選べる

化粧品のマジックオーガニックリップバームは、オレンジジンジャー、チェリーブロッサム、ベビーマイルド、ペパーミント、レモンライム、ローズの6種類の香りがありますが、すべて植物由来の天然香料を使用しています。

アボカドオイルやヘンプオイル、ホホバオイルなどを配合しており、保湿はもちろん唇の縦ジワもケアしてくれます。

また、オーガニックの紫外線防止成分を配合しているので、UVカット効果が期待できます。

塗り心地はなめらかで軽く、香りもほのかで刺激もありません。

十分に潤ってふっくらとしたハリのある唇になるため、コストパフォーマンスも良く敏感肌の人のお手入れに最適です。

敏感肌に安全なリップの成分表示

顎に手をあてる女性

普段使うリップクリームは医薬部外品か化粧品の中から自分に合ったリップクリームを選ぶといいのですが、敏感肌で唇が荒れやすい人はリップクリームの成分にアレルギー反応を起こしている可能性があります。

自分の反応するアレルギー成分が分かれば避けることができますが、その成分がわからないと何を選べばいいのか分からず困りますよね。

敏感肌の人は、保湿力と低刺激性に着目して、天然成分で保湿力のあるヒアルロン酸やホホバオイル、ミツロウ、シアバターなどの保湿成分がたっぷり配合されている唇に優しいリップクリームを選びましょう。

どの成分で影響が出るかは体質によって異なりますが、敏感肌の人にとってはタール色素、UVカット成分、ヒマシ油、メントールなどは刺激になることがあるので全成分表示を確認して、刺激を与える成分を使っていないリップクリームを選びましょう。

  • タール色素(合成着色料)

赤202、黄4などと表記されています

  • UVカット成分(紫外線吸収剤)

パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルなどと表記されています

  • ヒマシ油(保湿成分)

植物油ですが、かぶれを起こすなどアレルギー反応が出る場合があります

  • メントール(香料)

消炎鎮痛作用がありますが、刺激を強く感じる場合があります

また、BHTなどの酸化防止剤やパラベンなどの防腐剤、合成着色料、合成香料などで唇が荒れてしまう敏感肌の人は、化学物質を一切使っていないオーガニックリップがおすすめです。

【敏感肌さん向け】リップ以外でも唇ケア

白い皿にトマトがのっている画像

リップクリームは唇を保湿するためには欠かせないアイテムですが、塗りすぎは唇に摩擦の刺激を何度も与えることになるため、一日に何度もリップクリームを塗ることは控えましょう。

医薬部外品、化粧品のリップクリームでも塗るのは一日5回程度に抑え、第3類医薬品は唇の荒れが酷い時の治療だけに留めて普段は使わないようにしてください。

また、唇ケア商品のリップパックも化学香料などが入っていることが多く、敏感肌の人は刺激に感じて炎症を起こす可能性があるのでおすすめしません。

敏感肌の唇が荒れる原因には乾燥や加齢、体質などによるバリア機能の低下があるので、バリア機能を高めて刺激に負けない唇になるためには根本の体質改善も重要です。

唇の細胞が生まれ変わるターンオーバーは約7日間。その分、唇ケアの効果はすぐに表れやすいので、日々の食生活にも気を使ってみましょう。

偏った食生活でビタミンが不足すると、口唇炎や口角炎を引き起こしやすくなります。

特に、炎症を抑えて粘膜の働きを正常に保つビタミンB2が不足すると、唇が荒れて皮がむけてしまう原因になるので、ビタミンB2を多く含む食品を意識的に摂取するようにしてください。

【ビタミンB2を多く含む食材】

・レバー ・ハツ ・わかめ ・納豆 ・さば
・ノリ ・たまご ・マイタケ ・干しシイタケ  など

食生活だけでなく、寝不足やストレスも唇の荒れにつながるので毎日健康的に生活できるように心がけましょう。