敏感肌のヘアケアには低刺激シャンプー&リンスを!おすすめ5選を紹介

敏感肌 シャンプー - update2018.12.10
サロンで髪を洗う女性

エイジングケアとインナービューティーのスペシャリスト

西村 陽子

敏感肌の人はスキンケアだけでなく、ヘアケアにも人一倍気を使いますよね。

シャンプーやリンスには肌に刺激のある成分も多く含まれているので、敏感肌の人はシャンプー選びに注意が必要です。

今回はおすすめの敏感肌向けの低刺激シャンプー・リンス(コンディショナー)5選をご紹介し、敏感肌のヘアケアのポイントについても解説します。

敏感肌の人は頭皮も敏感肌になりやすい

肌の乾燥がひどかったり、化粧品でかぶれたりと、敏感肌の人は肌トラブルに悩まされることが多いですよね。

肌に乾燥肌や敏感肌があるように、肌の一部である頭皮も「敏感肌」になることがあります。

頭皮の敏感肌とは?

頭皮の敏感肌とは、頭皮が外部からの刺激(摩擦、紫外線、汚れ、細菌など)に対して弱く過敏になっている状態です。

「シャンプーがしみる」「頭皮に痒みがある」「頭皮に湿疹がある」「フケがよく出る」といった症状がある人は、頭皮が敏感肌になっている可能性が高いでしょう。

頭皮の基本的な皮膚の構造は、他の皮膚の構造と同じで、皮膚の一番外側に「角質層」があります

角質層は、規則正しく並んだ角質細胞を細胞間脂質が接着剤のように固め、表面を皮脂膜が覆う構造になっています(下図)。

角質層の働きは肌を外部の刺激(紫外線、摩擦、細菌など)から守ることと、肌内部の水分を保つことで、「肌のバリア機能」と呼ばれています。

角質層内のイメージイラスト

 

頭皮の敏感肌とは、頭皮の角質層が乾燥して傷ついたり、シャンプー時の摩擦などによって剥がれ落ちたりしていて、角質細胞や細胞間脂質が流れ出し、肌のバリア機能が弱っている状態のことを指します。

頭皮が敏感肌になる原因

①シャンプーの洗浄成分が強すぎる

シャンプーは、頭皮に溜まった皮脂や汗を落とすために、洗顔料やボディソープよりも強い洗浄成分が使われています。

シャンプーに配合されている界面活性剤※の種類によっては、頭皮を守るために必要な皮脂を落としすぎてしまうことがあります。

頭皮の皮脂が少なくなると、頭皮の角質層が乾燥して角質が剥がれやすくなり、頭皮のバリア機能が低下します。

※界面活性剤とは

本来混ざり合わない水分と油分の境界をなくすことで、水分と油分を混ざるようにする成分です。シャンプーには、皮脂を落とすために界面活性剤が配合されています。

②シャンプーの時の摩擦で、頭皮の角質層を傷つけている

シャンプー中の頭皮は、水分や洗浄成分で角質層が柔らかく脆くなっています。

皮脂や汗などを落とそうと、ゴシゴシ強い力で頭皮を洗うと、角質層を傷つけることがあります。

③頭皮の角質層のターンオーバーが乱れている

頭皮の角質層も身体の他の部分の肌と同じように、肌のターンオーバー(新陳代謝)によって生まれ変わり、健康な状態を保っています。

肌のターンオーバーの周期は、早すぎても、遅すぎても角質層のバリア機能を低下させてしまいます。

【ターンオーバーが早まる例】

  •  シャンプーのしすぎ→角質層を保護する皮脂を落としすぎて、角質層が剥がれやすくなりターンオーバーが早まる
  • 紫外線→紫外線によって頭皮がダメージを受けると、ダメージを修復しようとターンオーバーが早まる

【ターンオーバーが遅くなる例】

  • 睡眠不足→肌のターンオーバーは主に睡眠中に行われているので、睡眠不足が続くとターンオーバーが滞る
  •  栄養不足→肌のターンオーバーに必要な栄養素が不足すると、ターンオーバーが遅くなる

【成分に注目】敏感肌向けシャンプー&リンスの選び方

敏感肌の人は、肌のバリア機能が落ちているので、シャンプーやリンスなどの成分に刺激を感じやすくなっています。

敏感肌の人が商品を購入する際に気をつけたい成分について解説します。

敏感肌の人はシャンプーの洗浄成分に注意

シャンプーに使われている洗浄剤である「界面活性剤」には様々な種類があり、洗浄力の強いシャンプーを使うと、皮脂を取りすぎたり刺激が強すぎたりして、敏感肌の人は肌トラブルが起きやすくなります。

シャンプーに使われている界面活性剤は、大きく分けて「高級アルコール系」「アミノ酸系」「ベタイン系」「石けん系」があり、それぞれに特徴があります。

【シャンプーに配合されている界面活性剤の種類と特徴】

 

高級アルコール系

アミノ酸系

ベタイン系

石けん系

主な成分名

ラウリル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸ナトリウム
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naなど

ココイルグルタミン酸
ラウロイルグルタミン酸TEAなど

コカミドプロピルベタイン
アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなど

石けん素地
カリ石けん素地
脂肪酸ナトリウム
脂肪酸カリウム

洗浄力

中程度~強

弱~中程度

やや弱い

メリット

・価格が安い
・泡立ちが良い
・汚れを落とす力が強い

・洗浄力がマイルド
・肌と同じ弱酸性なので、刺激を感じにくい

・肌への刺激が少ない

・皮脂をすっきり落とせる
・お湯や水での分解性が高いので、肌に残りにくい

デメリット

・洗浄力が強すぎて、皮脂を落としすぎる
・お湯や水での分解性が低く、肌に残りやすい

・洗浄力が弱いので、脂性肌の人や皮脂が多い人はべたつく場合もある
・価格が高い

・洗浄力が弱いので、皮脂や汚れを落としきれない場合もある

・アルカリ性なので、敏感肌の人は肌に刺激を感じることもある
・シャンプー後に髪がきしむことがある

使われているシャンプーの特徴

・価格が安い
・洗い上がりを良くするために、シリコンが配合されている場合が多い

・価格が高め
・敏感肌や乾燥肌向けに作られている場合が多い

・低刺激性で安全性が高いのでベビーシャンプーに使われている

・添加物が少ないものが多いのでアレルギーなどを起こしにくい
・シャンプーだけだと髪がきしむのでクエン酸等を配合したリンスで中和する必要がある

4つの界面活性剤の肌への刺激の強さを比較すると強い順番に、高級アルコール系>石けん系>アミノ酸系>ベタイン系、となります。

敏感肌におすすめなのは「アミノ酸系」や「ベタイン系」の界面活性剤を使用したシャンプーです。

【敏感肌におすすめ!】アミノ酸系、ベタイン系界面活性剤の見分け方

アミノ酸系界面活性剤

・成分名が「ココイル~」「ラウロイル~」「ココアンホ」ではじまっているもの
・「グルタミン酸」「アラニン」「タウリン」などのアミノ酸の名前ついているもの

ベタイン系界面活性剤

成分名の最後に「ベタイン」がついているもの

【敏感肌の人は「高級アルコール系」や「石けん系」は刺激を感じやすい】

ドラッグストアなどで販売されている事が多い「高級アルコール系」界面活性剤を使ったシャンプーは、比較的安価のため人気がありますが、敏感肌の人は刺激を感じる可能性が高いので避けたほうがよいでしょう。

「石けんシャンプー」は肌に優しそうなイメージがありますよね。

石けんシャンプーに使われている界面活性剤は、水やお湯での分解性が高く、肌に残りにくいことが特徴ですが、洗浄が高いので敏感肌には不向きです。

また、石けんシャンプーはアルカリ性なので、もともと弱酸性である肌にとっては刺激を感じることがあるので、敏感肌の人よりも健康な普通肌から脂性肌の人に適しています。

【敏感肌が避けたい!】高級アルコール系、石けん系界面活性剤の見分け方

敏感肌の人は添加物にも注意が必要

敏感肌の人はシャンプーやリンスに配合されている添加物にも注意が必要です。

添加物は「使い心地を良くするため」や「保管時に細菌が増えないようにするため」など様々な目的で配合されていますが、肌に刺激を与えるものもあります。

敏感肌の人が避けたい添加物は以下のとおりです。

【敏感肌の人が避けたい添加物一覧】

 

主な成分名

働き

石油系界面活性剤

ステアルトリモニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリドなど

泡立ちを良くする

防腐剤

メチルパラベン、エチルパラベン、安息香酸Na、ソルビン酸K、エデト酸塩など

保管時の細菌増殖を抑え、腐敗を防ぐ

シリコン

ジメチコン、ステアリルジメチコンなど

洗い上がりを良くする(シャンプー)
髪のパサつきを防ぐ(リンス)

着色料(タール系色素)

青色1号、黄色4号、赤色2号など

シャンプーやリンスに着色して見栄えを良くする

合成香料

イソオイゲノール、経皮アルコール、安息香酸

シャンプーやリンスに香りをつける

これらの成分は、頭皮に刺激を与えたり、頭皮のかぶれや湿疹、アレルギーの原因となる可能性があるので、敏感肌の人は避けることが望ましい成分です。

【「無添加」の表記に注意!】

添加物の入っていないシャンプーやリンスを選ぶ時に、商品のパッケージにある「無添加」の表記を目安にする人も多いかと思います。

現状では、商品の成分表記に関わる薬機法では「無添加」の表記について明確なルールがなく、「香料、着色料のみ無添加」といったように「一部の成分が無添加」であれば「無添加」という表示ができます。

商品を選ぶ際には、パッケージの無添加の表記だけでなく、必ず商品裏面の「成分表」を見て、添加物の有無をチェックするようにしましょう。

おすすめの低刺激性シャンプー&リンス(コンディショナー)5選

それでは敏感肌の人が安心して使える、低刺激性のシャンプー&リンス(コンディショナー)を5つご紹介します。

Raburo(ラブロ)シャンプー&コンディショナー 

シャンプー&コンディショナー 各300mlのセット 3,980円(税別)

【Raburo (ラブロ)シャンプー&コンディショナーの特徴】

  • 洗浄成分は頭皮に優しいアミノ酸系界面活性剤を使用
  • 18種類の植物エキスや12種類の天然植物抽出エキスを配合し、髪と頭皮を健康に保ちます
  • シリコン、防腐剤、合成香料不使用
  •  髪をつややかに保つ希少価値のあるアミノ酸「エルゴチオネイン」を配合
  • シャンプーは髪だけでなく全身を洗うことができます

Raburo(ラブロ)シャンプー&コンディショナーは「子どもの頃から敏感肌に悩み続けた美容師が開発(公式HPより)したシャンプー」と謳っているように、敏感肌の人向けの、100%天然由来成分で作られたシャンプーです。

頭皮に刺激のある成分は一切使われていないので、敏感肌の人も安心して使うことができます。

【Raburo (ラブロ)シャンプー/コンディショナーの口コミ】

  • きめ細かな泡立ちで、洗い上がりもきしまない
  • コンディショナーは軽い使用感だが、パサつかない
  • ナチュラルな香りが良い

HARB GARDEN ハーブガーデン さくらの森シャンプー・コンディショナー

シャンプー&コンディショナー各300mlのセット(約2ヵ月分) 初回半額キャンペーン 4,000円(税抜)※15日間返金保証付き

【HARB GARDENハーブガーデン シャンプー・コンディショナーの特徴】

  • 洗浄成分は髪に優しいアミノ酸系界面活性剤
  • ベースとなる精製水は有機ハーブを煮出した「オーガニックハーブウォーター」を使用
  • 頭皮をケアする「ローズマリー葉エキス」「ローマカミツレ葉エキス」等10種のハーブエキスを配合
  • 保湿&ミネラルのキレート(結合)効果のあるフルボ酸を配合
  • 高保湿成分「ヒアルロン酸」「ラフィノース」「ユズセラミド」を配合
  • 植物ペプチド(加水分解エンドウタンパク)が毛髪のダメージを保護、シリコンなしでもサラサラの仕上がりを実現

HARB GARDENハーブガーデン シャンプー&コンディショナーは健康食品や化粧品でおなじみの「さくらの森」が製造、販売するオーガニックシャンプーです。

アミノ酸系界面活性剤を使用し、ノンシリコンなのはもちろん、シャンプーのベースである「水」からこだわった、100%天然由来成分のシャンプー&コンディショナーです。

石油系界面活性剤、合成着色料、防腐剤、合成香料、シリコン不使用に加え、独自の処方で泡立ちが良くないと言われるアミノ酸系シャンプーの中でもトップクラスの泡立ちを実現

また、オーガニックの「モンゴンオイル」「バオバブ種子油」「ソープナッツエキス」「シロキクラゲ多糖体」が美髪を作ります。

【HARB GARDENハーブガーデン シャンプー&コンディショナーの口コミ】

  • シャンプーの時に広がるハーブの香りに癒やされる
  •  洗い上がりの髪のきしみがなく、使う度に髪にハリが出る
  • ノンシリコンなのにしっとりサラサラで、髪のうねりが気にならなくなった

自然派コスメのモーガンズ ノンシリコンアミノ酸シャンプー/ヘアコンディショナー モイスト&フォレスト

ノンシリコンアミノ酸シャンプー・ヘアコンディショナー モイスト&フォレスト
各300ml  セット価格 3,800円(税別)

【ノンシリコンアミノ酸シャンプー・ヘアコンディショナー モイスト&フォレストの特徴】

  •  天然素材を96%以上配合した敏感肌用シャンプー 
  • ヤシの実由来のアミノ酸系界面活性剤を使用
  • 髪と頭皮をいたわる20種類のアミノ酸成分を配合、頭皮と髪の汚れを落とすだけでなくキューティクルの補修、髪の保湿、毛根のケアなど様々な働きで髪を健康にします
  •  髪と頭皮を守る高保湿成分「バオバブ種子油」をはじめ、ローマカミツレ油、ユーカリ葉油、ラベンダー油、レモングラス油など14種の天然オイルを配合。髪をしっとり潤します
  • 石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色料、合成ポリマー、シリコン、パラベン無添加で敏感肌でも安心して使えます

ノンシリコンアミノ酸シャンプー・ヘアコンディショナー モイスト&フォレストは、髪の主成分であるタンパク質を構成する20種類のアミノ酸を配合し、シャンプーしながらダメージを受けた髪を補修してくれます。

洗浄成分は低刺激性のアミノ酸系界面活性剤とベタイン系界面活性剤を使用しているので敏感肌の人も安心して使えます。

【ノンシリコンアミノ酸シャンプー・ヘアコンディショナー モイスト&フォレストの口コミ】

  • 森林をイメージさせる爽やかな香りで、シャンプーの泡立ちもいい
  • 使い続けていると髪に艶が出てきた
  • 頭皮に痒みが合ったのが改善した

ゆめじん有限会社 ハイビスカス ヘアシャンプー

ハイビスカス ヘアシャンプー 300ml 3,024円(税込)

【ハイビスカス ヘアシャンプーの特徴】

  • 洗浄成分は低刺激性のアミノ酸系界面活性剤を使用
  •  乾燥した環境では「潤い」湿度の高い環境では「べたつかない」保湿成分ハイビスカス葉エキスを配合
  • カンゾウ、ヤシ油、ハンノキ、サトウキビ、ゲットウ葉など植物由来の頭皮ケア成分を配合

ハイビスカス ヘアシャンプーは沖縄産のハイビスカスエキスを使った低刺激性シャンプーです。

古くから沖縄では女性が洗髪にハイビスカスを使っていたことから、沖縄のメーカーがハイビスカスの効能を研究して髪に優しいシャンプーを作りました。

アミノ酸系界面活性剤を使用し、刺激のある添加物も一切使っていないので敏感肌や乾燥肌の人にぴったりのシャンプーです。

シャンプーだけでしっかり保湿効果があるので、リンス(コンディショナー)無しでも、髪がしっとりまとまるシャンプーです。

【ハイビスカス ヘアシャンプーの口コミ】

  •  シャンプー後がしっとりまとまって、トリートメントなしでもパサつかない
  • 保湿力が高くて、広がりやすい髪がまとまるようになった
  • 使い続けるうちに頭皮のかゆみが改善されてきた

ピュアナチュラル シャンプーM(しっとり)シャンプーL(サラサラ)
ピュアナチュラル トリートメントM(しっとり) トリートメントL(サラサラ) 

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【ピュアナチュラル シャンプー・トリートメントの特徴】

  • 洗浄成分は髪と頭皮に優しいアミノ酸系界面活性剤とベタイン系界面活性剤を使用
  • 高い保湿効果のあるヒマワリ油、フケ・かゆみを抑えるローマカミツレエキス、皮脂を抑えるマロニエエキス、セージエキスなどの植物由来成分が頭皮をケア
  • シャンプー、トリートメントともに300mlで777円(税込)と低価格

ピュアナチュラルシャンプー・トリートメントのシリーズは、ドラッグストアでも販売されている低価格&高品質のヘアケアシリーズです。

アミノ酸系のシャンプーは「価格が高い」と言われていますが、ピュアナチュラルはどちらも300mlで777円(税込)とリーズナブルな値段で人気です。

植物由来の頭皮ケア成分配合で、気になる添加物もなく、敏感肌のヘアケアにぴったりです。

【ピュアナチュラル シャンプー・トリートメントの口コミ】

  •  刺激が少なく、頭皮トラブルが起こりにくい
  •  ラベンダーの香りが良い
  •  コストパフォーマンスがいいので継続して使っている

頭皮に優しいシャンプーの仕方

敏感肌のヘアケアには「シャンプー選び」も大切ですが、せっかく頭皮に優しいシャンプーを選んでも、シャンプーの仕方が間違っていれば、頭皮を傷めてしまうこともあります。

頭皮に優しいシャンプーの仕方をマスターして、頭皮の敏感肌を改善していきましょう。

頭皮に優しいシャンプーの仕方

1.髪全体をブラッシングする

頭皮に優しいシャンプーの仕方は、いかにシャンプーの洗浄成分を使わずに汚れを落とすかがポイントです。

シャンプー前に髪をブラッシングしておくと、髪に付いているホコリやチリ、フケなどを、ある程度落とすことが可能です。

髪に付いた汚れが少ないと、シャンプーのときは髪に泡をなじませるだけで、髪の汚れを落とすことができます。

2.ぬるま湯で予洗いをする

ブラッシングをした後、敏感肌の人はシャンプーをする前にぬるま湯(36度~38度)だけで髪をあらう「予洗い」を行うことをおすすめします。

予洗いはごしごし洗うというより、優しく洗い流すようにして髪全体にぬるま湯を通します。

ぬるま湯は頭皮を守るために必要な皮脂を落としすぎることないので、頭皮を傷める心配がなく、予洗いだけでも、髪や頭皮についた汚れの約7割を落とすことができます。

予洗いを行うことで、シャンプーを使って落とす必要がある汚れは約3割にまで減るので、シャンプーのときは髪や頭皮を優しく洗うだけで、汚れを落とすことが可能になります。

3.シャンプーを適量手に取る

シャンプーの使用量は「適量」と表記されている場合が多いですが、実際には髪の長さに合わせて使用量を決めます。

おおよその目安は、

  • ロング  500円玉2個分(2~3プッシュ)
  • ミディアム 500円玉1個分(1~2プッシュ)
  • ショート 10円玉1個分(1プッシュ)
    ですが、シャンプーによって泡立ちなど使用感が違うので、適宜調整してください。

4.シャンプーを泡立てる

シャンプーにぬるま湯を少し足して軽く泡立てたら、シャンプーを毛先ではなく、頭皮からつけていきます。

シャンプーは、最初は後頭部からつけるのがいいでしょう(後頭部は頭皮のなかでも比較的皮膚が健康な場合が多いため)。

後頭部から周りに泡を広げていくようにして、頭皮全体に泡を行き渡らせます。

5.地肌を洗う

シャンプーは髪を洗うイメージがありますが、シャンプーの最も大きな目的は皮脂や汗のついた頭皮を洗うことです。

頭皮は泡を使ってマッサージするようにして、洗います。襟足やもみあげ、髪の生え際なども忘れないように洗いましょう。

6.髪に泡を生き渡らせる
頭皮が洗えたら、頭皮から毛先に向かって髪に泡をつけていきます。

頭皮と違って、髪の汚れは泡がつくだけも十分落とすことができます。

髪を洗うときはゴシゴシこらず、泡で髪を包むようにしましょう。

7.全体をしっかりすすぐ
髪全体に泡が行き渡ったら、頭を下に向けて、頭皮→毛先に向かって、指の腹を使ってしっかり泡を洗い流します。

シャンプーの成分が頭皮に残ると、刺激や炎症の原因になるので、シャンプーの泡が残らないようにしっかりすすぎます。

耳の後ろや髪の生え際はシャンプーの泡が残りやすいので気をつけてくださいね。

8.軽く髪を絞る
すすぎが終わったら、髪を優しく絞ります。髪に水分が多いとシャンプーの後につけるリンスやコンディショナーがなじみにくいので、ポタポタと雫が落ちない程度に水分を取りましょう。

9.リンスまたはコンディショナーをつける
シャンプーをした後の髪は、どうしてもきしみがちです。

リンスやコンディショナーは髪に油分を与えて滑らかにする働きがあります。

リンスとコンディショナーの違いは、以下のとおりです。

  • リンス→シャンプー後の髪のきしみやゴワつきを抑える
  • コンディショナー→シャンプー後の髪のきしみやゴワつきを抑える働きに加え、髪を保湿したり、傷んだ髪を修復する成分を配合して、仕上がりを良くする

洗い上がりの質を良くする機能がより高いものが、コンディショナーと考えて良いでしょう。

最近では、シャンプー&リンスより、シャンプー&コンディショナーの組み合わせで販売されているものが多いです。

リンスやコンディショナーは頭皮ではなく髪をケアするためのアイテムです。

敏感肌の人は「髪をケアするための成分」に刺激を感じる場合があるので、なるべく頭皮にはコンディショナーをつけないようにしましょう。

コンディショナーは毛先を中心に髪全体に行き渡るようにしてつけてください。

10.リンスやコンディショナーをすすぐ

リンスやコンディショナーはつけた後すぐにすすぐのではなく、成分を髪に浸透させるために1分~3分ほど放置してからすすぎましょう。

すすぐ時は手で触ったときに髪にぬめりが残らないように、しっかりとすすぎます。

敏感肌を改善するヘアケアのポイント

1.シャンプーのしすぎに注意

「シャンプーのしすぎ」とは、シャンプーの回数のことです。日本ロレアル株式会社が行ったインターネットによるアンケート調査(2016年7月9日~2016年7月10日、20代から40代の女性600人対象)によると、日本人で毎日シャンプーする人は70%を超えていますが、海外で毎日シャンプーする人は23.0%という結果が出ています。(参考:「女性の髪と美に関する意識調査」

日本人は清潔好きで毎日入浴する人が多いので、シャンプーの回数も多いと考えられますが、シャンプーの回数はどんな人でも「毎日」が適しているというわけではありません

汗をあまりかかない季節や、加齢によって皮脂の分泌が減ってきた人などは、毎日シャンプーを使うのではなく、シャンプーで洗う日とお湯だけで洗う日を1日ごとにするなど、髪や頭皮の状態を見ながらシャンプーの頻度を減らした方が良い場合もあります。

特に、敏感肌の人で頭皮の乾燥がひどい場合や、頭皮に炎症がある場合には、毎日のシャンプーだと頭皮に負担がかかる可能性もあります。敏感肌の人はシャンプーのし過ぎにならないよう、シャンプーの頻度を見直すことも必要です。

シャンプー後は自然乾燥ではなく、ドライヤーで乾かす

シャンプーをした後、自然乾燥をしようと髪を濡れたまま放置していると、髪が長い時間湿った状態になります。

髪や頭皮が濡れたままだと髪や地肌に次のような悪影響を与えます。

  • 髪の表面にあるキューティクル(髪の表面にあるうろこ状の組織)が傷む
  • 細菌が繁殖しやすくなり、髪や頭皮が臭う原因になる
  •  髪が完全に乾かないまま眠ると、寝癖が付きやすい
  • 頭皮が冷えて血行が悪くなる

髪を洗った後は、なるべく早く乾かす事が大切です。

髪を乾かす手順は以下の通りです。

1. 髪全体をタオルドライする
2. 目の粗いブラシなどで、毛の絡まりを優しくほどく
3. ドライヤーを髪から20センチほど離して、髪の根元から毛先に向かって乾かす
4. 90%くらい乾いたら、冷風に切り替えて、髪を完全に乾かす

身体の内側からのケアで頭皮を健康に保つ

頭皮が敏感肌になる原因の1つに、「頭皮のターンオーバーの乱れ」があります。

頭皮のターンオーバーを整えると、頭皮の角質層が健康な状態になり、肌のバリア機能が正常に戻っていきます。

頭皮のターンオーバーを整えるために有効なことは次のとおりです。

1.質の良い睡眠をとる

眠りに就いてから約3時間の「肌のゴールデンタイム」と言われる時間帯に、肌のターンオーバーが盛んになります。

【質の良い睡眠をとるためにできること】

  •  寝る前3時間前までに夕食を済ます。
  • 寝る前1~2時間前に入浴をする(ゆっくり湯船に浸かる)
  • 寝る直前にパソコンやスマートフォンを使わない
  •  日中適度に運動をする

2.肌のターンオーバーを整える栄養素を摂る

食生活が偏って、肌のターンオーバーに必要な栄養素が不足すると肌のターンオーバーが乱れます。

肌のターンオーバーに必要な栄養素は以下の通りです。

肌のターンオーバーに必要な栄養素

  • 例)ビタミンA(レバー、うなぎ、卵黄など)
  • ビタミンB群(豚肉、卵、焼き海苔 納豆など)
  • ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、柑橘類など)
  • 亜鉛(牡蠣、スルメ、煮干しなど)

3.適度に運動する

運動をすることで全身の血行が良くなり、肌のターンオーバーに必要な栄養素を頭皮に届けることができます。

また適度な運動によって身体が疲労することは、質の良い睡眠へとつながります。

肌に優しいシャンプー&ヘアケアで敏感肌は改善できる!

頭皮の敏感肌は、顔の敏感肌と同じく頭皮の角質層が傷ついていることが原因です。

頭皮には、肌のターンオーバーによって自ら健康な状態に戻る力があるので、肌に優しいシャンプーとヘアケアを続けていれば、やがては頭皮の敏感肌も改善されていきます。

頭皮の敏感肌が気になる人は、今回ご紹介したシャンプーとヘアケアを実践して、健康な頭皮を取り戻しましょう。

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