化粧水の順番はいつがベスト?うるおい美肌を保つための保湿の手順

化粧水
鏡を見ながらメイクする女性
熊谷優子プロフィール

オーガニック化粧品のプロフェッショナル

熊谷 優子

「化粧水は洗顔後がベストと聞いたことがあるけど本当?」
「化粧水の前に乳液をつけた方が良いって噂は本当?」
「美容オイルは化粧水の前と後どっちがいいの?」
など、スキンケア化粧品の正しい手順について疑問に思っている方はいませんか?

化粧水、乳液、クリームの基本的なスキンケア手順は何となく理解していても、追加で美容オイル・美容液・保湿ジェル・パックが加わると、「どの手順で何をしていいのか分からない!」と混乱しますよね。

本記事では、スキンケア化粧品の各機能について詳しく説明し、「最も保湿効果を実感できる化粧水の使用タイミング」まで解説していきます。

化粧水を含むスキンケア化粧品を正しい順番で使用すれば、スキンケア化粧品それぞれの効果を最大限に引き出すことができるのです。

また、同じスキンケア化粧品でも誤った手順で使うと効果が半減することもあるので、いままでどんな保湿化粧品でも保湿効果を実感しなかったという方は、いま一度使用手順を見直してみてくださいね。

使う順番を見る前に|スキンケア化粧品の各機能

化粧品

スキンケアの手順についてお伝えする前に、スキンケア化粧品の各機能について紹介していきます。

スキンケア化粧品の機能については「何となく理解している」という方も多いと思いますが、ここでしっかり確認しておきましょう!

スキンケア化粧品の機能を知ることで、スキンケア手順を理解しやすくなり、スキンケア化粧品の効果を最大限に発揮する使い方ができるようになりますよ。

化粧水(収れん化粧水)

保湿剤や化粧水を手にとるイメージ写真

化粧水は、内容量の約80%が水分で構成されており、美容成分や保湿成分が配合されている保湿化粧品。

数多くの種類があるスキンケア化粧品の中では、肌に水分を与えることに最も適していています。

そんな化粧水には、「肌に水分を与えて保湿をする」と「美容液や乳液を浸透しやすくする」の2つの役割があります。

クレンジングや洗顔後は、肌の汚れや皮脂が洗い落とされていて肌内部の水分が蒸発しやすく、肌が乾燥しやすい状態です。そのため、すぐに化粧水をつけて肌に水分を与える必要があるのです。

また化粧水が肌に行き渡ることによって、肌のキメが整い柔らかくなり、化粧水後の美容液や乳液が浸透しやすくなるという効果もあります。

保湿効果とは違った目的で使う化粧水|収れん化粧水

頬に手をあてる女性

化粧水の中でも「収れん化粧水」についてはご存知ですか?

化粧水は本来保湿の役割として使用されますが、収れん化粧水は保湿を目的としない化粧水として使われ、上記で説明した保湿化粧水とは全く異なる役割を持つので注意が必要です。

収れん化粧水の特徴は以下の通り。

収れん化粧水
  • 皮脂の分泌をコントロールするので、テカリや皮脂くずれに悩む方におすすめの化粧水
  • 保湿効果は期待できず、ファンデーションをつける前に毛穴を引き締め、肌のキメを整えるために使う

収れん化粧水は、毛穴が開きやすく皮脂の過剰分泌に悩んでいる方が、毛穴の引き締めやテカリ防止を目的に使うアイテムです。

皮脂の過剰分泌によってファンデーションが崩れやすくなることを予防する役割のある収れん化粧水は、ファンデーション前につけられ、基本的には朝のみ使用されます。

収れん化粧水は、毛穴を引き締めるのには効果的ですが、保湿力はありません。

そのため、保湿化粧水の代わりにはならないことは覚えておいてくださいね。

乳液

白いクリーム

乳液は、水分ベースで構成されている化粧水とは異なり、水分と油分をバランスよく含んでいます。

洗顔後の乾燥を防ぐために化粧水で水分を補うことは大切ですが、化粧水のみでスキンケアを終わらせてしまうと、時間が経つにつれて肌内部の水分が蒸発してしまいます。

そこで、乳液の出番です。

水分だけでなく油分も含む乳液を化粧水の後につければ、肌表面に油分が留まりフタとなって、肌内部に水分を閉じ込め潤いをキープしてくれるのです。

また乳液、肌表面に油分が留まることで、外部刺激から肌を守る役割も果たしています。

「化粧水の後」に乳液をつけることで、水分を閉じ込め潤いをキープしたり外部刺激から肌を守ったりする役割を発揮できるのです。

化粧水の前に使用する乳液もある

チェックの文字を指差している

乳液は、化粧水の潤いを閉じ込める役割を持つため、基本的には「化粧水の後」に使用されます。

ただ実は乳液にはもう1つ種類があり、「化粧水の前」に使うことで最大の効果を発揮する乳液もあるのです。

熊谷
例えば「アルビオン」や「コスメデコルテ」などのデパコスブランドから発売されている乳液は、化粧水の前に使う「先行乳液」と呼ばれ、口コミサイトでも人気の商品なんですよ!

化粧水後に使う乳液は、油分が肌表面に留まるため、乳液後に化粧水をすると化粧水の浸透を妨げることになってしまいます。

しかし先行乳液は、洗顔後の肌に使うことで、先行乳液の後の化粧水を浸透しやすくしてくれる効果があります。

化粧水後に使う乳液とはそもそも役割が異なることを覚えておいてくださいね!

化粧水後に使う乳液を化粧水の前に使っても、化粧水前に使う先行乳液のようなスキンケア効果を期待することはできません。

化粧水の後に使って肌のうるおいを守る役割としてつくられている乳液は、あくまでも化粧水の後につけるのがベストな順番なのです。

クリーム

クリームを指に出す女性

クリームは乳液よりも油分量が多く、こっくりとした使用感のため、特に乾燥肌の方を中心に人気の高いアイテム。

クリームの中でも美容成分や保湿成分を多く含むものは、より保湿力が高いクリームであるといえます。

クリームは乳液と同じく、肌表面にフタをして潤いをキープし外部刺激から肌を守る役割があり、化粧水で与えた水分を肌内部に保つために重要な働きをしてくれますよ。

また、顔全体に使用するクリームのほかにも、乾燥しやすい口元や目元にクリームをつけて保湿する「部分用クリーム」もあります。

熊谷
「化粧水と乳液でケアしているけど肌乾燥が気になる」という方や、「こっくりとしたテクスチャーが好み」という方に特におすすめですよ!

保湿ジェル

保湿ジェルは、クリームより水分量が多くさっぱりとした使い心地のアイテムです。

化粧水の後にクリーム代わりに使う方もいますが、水分量が多いので化粧水同様、肌に水分を補う役割があります。

さらに、保湿ジェルには油分を含んでいるものや、肌に与えた水分を保つため、皮膜のような役割を果たす成分が配合されて作られています。

そのため、保湿クリームと同じく肌表面にフタをして水分を閉じ込め、潤いをキープしてくれる役割もあるのです。

クリームに含まれた油分によるベタつきが気になる方や、夏場はさっぱりしているけど保湿力はキープできる保湿化粧品を使いたい!という方には、保湿ジェルがおすすめですよ。

1つで何役も担うオールインワンジェルタイプも

オールインワン

保湿ジェルの中には化粧水や美容液などの機能をひとつで果たす、「オールインワンジェルタイプ」の商品もあります。

オールインワンジェルは1つだけで洗顔後の化粧水、乳液、美容液といった複数のスキンケアが完了するお手軽な時短アイテムです。

熊谷
1つでスキンケアの工程をすべてカバーできるので、スキンケアにあまり時間をかけられない忙しい女性や特に小さなお子さんがいるお母さんにおすすめですよ。

美容液

美容液からスポイトで液体を取る画像

美容液はさまざまあるスキンケア化粧品の中でも特に美容成分や有効成分の配合割合が高いのが特徴。

化粧水や乳液といった基礎的なスキンケア化粧品と併用して、補助的役割を果たすアイテムです。

乾燥が気なる箇所にセラミドやヒアルロン酸といった保湿成分配合の美容液をつけたり、シミ予防に美白有効成分配合の美容液をつけたり、自分の肌悩みに合わせて使えます。

美容液は肌に美容成分を行き渡りやすくするため、水分が与えられて肌が柔らかくなった化粧水後に使用するのがおすすめ。

乳液の油分で肌表面にフタをした後だと、美容成分が行き渡りにくくなってしまう可能性もあるので、「化粧水と乳液の間」に使用するのがベストなのです。

熊谷
ただ美容液の中には、化粧水が角質層へ浸透するのを助けるために化粧水前に使用する商品もあって、商品によって使い方や効果が異なります。
商品説明をよく読んで特性を理解した上で、自分の肌悩みに合わせて選びましょう。

美容オイル

美容オイルは文字通り、配合成分のほとんどが油分ベースで、化粧水や乳液に加えて使うことでさらに保湿力をアップさせてくれるアイテムです。

美容オイルを肌につけると、肌に油分を与えてフタをし、肌内部の水分蒸発を防ぐため、乾燥しにくい肌に整えてくれます。

主な美容オイルの種類

  • ホホバオイル
  • アルガンオイル
  • スクワランオイル
  • ローズヒップオイル
  • オリーブオイル
  • 馬油         など

導入効果のある美容オイルも

オイルとタオルが並んでいる画像

美容オイルには肌を柔らかくする効果もあるため、化粧水の前に使用して化粧水が角質層に浸透しやすい肌状態を作る「導入オイル」としても活用できるものがあります。

商品によって、化粧水前にも化粧水後にもどちらにも使えるものや、どちらかに使うように特化しているものがあるので、商品特性をよく理解してから使用するようにしてくださいね。

パック(シート、クリーム)

クレイマスク

ひとくちにパックといっても色々な種類がありますが、ここでは週1〜2回のスペシャルケアとしてのパックの役割について説明します。

スペシャルケアのためのパックには「シートタイプのパック」と「クリームタイプのパック」があります。

シートタイプのパックは美容成分が豊富に含まれている商品が多く、美容液と同じ役割を持っているため、化粧水の後に行うのが一般的。

クリームタイプのパックにも美容成分が豊富に含まれていますが、シートタイプのパックより油分を多く含むために、乳液やクリームのようにスキンケアの最後に行うのが効果的です。

シートタイプのパックもクリームタイプのパックも商品によって、使うタイミングが異なります。

パックの効果を最大限に発揮するために、特性を理解して説明書に従って使用するようにしてくださいね。

化粧水は一番はじめに!基本的な保湿の順番

指を指している笑顔の女性お

スキンケア化粧品にはさまざまな種類があり、使用する順番もアイテムごとに最適なタイミングが違うことがわかりましたね。

これまで何百ものスキンケア化粧品を実際に試し、分析してきたハリツヤ研究所としては、保湿の基本的な順番は以下のようになると考えています。

ハリツヤ式|基本的な保湿手順

化粧水⇒シートパック⇒美容液・美容オイル⇒乳液・保湿ジェル⇒クリームパック⇒クリーム

「化粧水などの水分量の多いスキンケア化粧品の後に、乳液・クリームといった油分量の多いスキンケア化粧品を使用する」と考えると覚えやすいかもしれませんね。

なぜこの保湿手順がおすすめなのか、詳しく説明しますね。

ハリツヤ式|基本的な保湿手順がおすすめな理由

虫メガネを持った女性

「ハリツヤ式|基本的な保湿手順」がおすすめな理由は、水分と油分が持つ特徴が深く関係してきます。

洗顔後の乾燥しやすくなっている肌に、まずは、化粧水やシートパックを使って肌に水分や美容成分を行き渡らせ、肌を柔らかくし美容成分が浸透しやすい肌状態に整えます。

その後に美容液や美容オイルといった、肌の悩みを解決に導く美容成分や有効成分が豊富に配合されたアイテムを使えば、美容成分・有効成分が肌のすみずみまで行き渡りますね。

最後に乳液や保湿ジェル・クリームパック・保湿クリームを使うことで、肌に与えた水分や美容成分を、配合されている保湿成分や油分で肌表面にフタをしてキープすることができるのです。

そのため、乳液やクリーム、美容オイルといった、油分や美容成分・有効成分が豊富に配合されたスキンケア化粧品は、本来なら化粧水の前に使用することはハリツヤ研究所としてはおすすめできません。

「化粧水の前に」使用することが正しい使用方法である場合や、公式的に推奨されている乳液・クリーム・美容オイル以外は、「化粧水の後に」使用することでアイテム本来の効果を得られますよ。

「水分量が多いスキンケア化粧品」の後に「油分量の多いスキンケア化粧品」の順番が基本の手順と覚えておいてくださいね!

収れん化粧水を用いるときの使用手順

収れん化粧水については、通常の保湿化粧水とは異なり保湿の効果はなく、毛穴を引き締めるのが主の役割なので、保湿化粧水と同じように朝夜のスキンケアに使用することはできません。

収れん化粧水はあくまでも、朝のみファンデーションの直前に使用できる、ファンデーション崩れを予防するアイテムということを覚えておきましょう!

こんな時は化粧水の前に!保湿の順番の特例

「化粧水はスキンケアの1番はじめに!」と解説しましたが、特例的に化粧水の前に行うスキンケアアイテムも存在します。

化粧水の前に使用するべき代表的なアイテムについて解説していきますね。

先行乳液・先行美容液を使う場合

女性が化粧水を塗っている写真

洗顔後に、肌を守る皮脂が洗い流され、肌内部の水分が蒸発しやすくなっている肌には、まず化粧水を使って肌に水分を与える必要があります。

ただ、角質が厚くなっていたり固くなっていたりと、肌の状態によっては化粧水が角質層へ浸透しにくくなり、肌に潤いを行き渡らせられないことがあるのです。

化粧水の水分が肌に浸透しにくい状態にあると、肌を柔らかくして乳液やクリームの美容成分を行き渡りやすくする化粧水の役割が十分に発揮されず、その後のスキンケア効果も半減してしまいます。

そのため、角質を取り除いたり柔らかくしたりする役割を持つ、先行乳液や先行美容液(導入美容液)を化粧水の前に使用することで、化粧水が角質層に浸透しやすい肌状態を作るのです。

先行乳液や先行乳液や先行美容液(導入美容液)は、化粧水の前に使用してこそ効果を発揮できるアイテムと覚えておきましょう!

ブースターオイルを使う場合

オイルを垂らす画像

ブースターオイルも先行乳液や先行美容液と同じく、肌を柔らかくして、化粧水が浸透しやすい肌を作ることができるアイテムです。

化粧水の前にブースターオイルをつけることで、肌が柔らかくなり水分がなじみやすくなるため、化粧水の成分が肌に行き渡り、化粧水の効果を最大限に引き出してくれます。

熊谷
ちなみに、「ブースター化粧品」と書かれている商品は、基本的には「化粧水の前に使用し、化粧水の浸透を助けるアイテム」であると覚えておきましょう。

各化粧品に特記されている場合

成分表示を確認する女性

先行乳液・先行美容液・ブースターオイルの他にも、商品によっては化粧水の前や化粧水の代わりに使うことが推奨されている保湿化粧品もあるので注意が必要です。

例えばシートパックは本来「化粧水の後」に使うのが、「ハリツヤ式基本的な保湿手順」としては正しい方法と紹介しましたよね。

しかし、ドラッグストアで安く購入できて、手軽に使えると人気な「ルルルン・シートパック」は、「化粧水の代わりに」使うことを推奨されているのです。

ルルルン・シートパックの一例のように、にメーカーで指定されている正しい使用方法・使用手順があるアイテムも存在します。

説明してきた正しいスキンケア手順については、あくまで「基本的」な手順であって、商品によっては手順が入れ替わることもあると覚えておきましょう。

スキンケア化粧品の効果を引き出すためには、商品説明をよく読んで、商品説明通りに使用することが大切です。

化粧水前に使うことを推奨している商品は、推奨手順に従って使用するようにしてくださいね。

まとめ

ハリツヤ研究所がおすすめする保湿手順についてと、なぜその保湿手順が良いのか、分かっていただけたでしょうか?

スキンケアを正しい手順に従って使用することで、スキンケア化粧品それぞれの効果を引き出し、スキンケア化粧品の美容効果を最大限に発揮することができます。

本記事を参考に、自分のスキンケア手順を見直して正しい手順に整えるだけで、理想の美肌に一歩近づけるかもしれませんよ!

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