目の下のシミのケア&簡単・しっかりカバーする方法を解説

シミ対策 - update2019.07.04
スキンケア用品
ハリツヤ編集部

30代からの肌悩みを解決するプロ集団

ハリツヤ研究所編集部

「いつの間にかできてた目の下のシミ、何が原因?」
「シミを消すのが無理でも、少しでも薄く、なかったことにしたい!」

人の印象を決めるといわれる目元だからこそ、シミがあると人の目が気になって「どうにか目立たなくしたい!」と思いますよね。

そんな時、美白化粧品に頼る人は多いのではないでしょうか。
美白化粧品さえ使えば、「シミがなくなる」と思ってしまいますが、実は美白化粧品に期待できる効果は「メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ」ことだけなのです。

そう、美白化粧品を使っても、今すでにできている目の下のシミはなくならないんです…。

今すでにシミに悩んでいるという方は、シミの種類や悩みに合わせてケアをしないとこれからもっと悩みが増えてしまうかもしれません。

そこで、この記事では、今すでにできてしまっているシミにアプローチする専門的な方法と、これからのシミを予防するセルフケア方法を解説していきます。

また、幼いころから顔中のそばかすに悩まされ、目の下がシミだらけの筆者が辿り着いた「テクニック不要で簡単にシミをカバーできるメイク方法」も紹介します。

シミをカバーできるメイク方法

「目の下のシミ」にも種類によって原因が違うので、自分のシミの種類を知って適切なケアをしていきましょう。

目の下にあるシミの種類をチェック!

目の下にシミができる原因はひとつではなく、シミの種類によって違います。
自分のシミの種類を把握して、効果的なケアに取り組めるように、まずは診断チャートで自分のシミの種類をチェックしてみましょう。

シミの見極めチャート

シミの状態を知ることで、このあとに紹介する目の下のシミのケア方法がわかりやすくなるので、確認していきましょう。

1.肝斑

肝斑は、淡褐色や暗褐色の少しぼやけたシミで、左右対称にできるのが特徴です。

肝斑の原因には紫外線のほか、女性ホルモンのバランスが崩れやすい妊娠・ピルの服用、更年期などが挙げられます。

洗顔時の擦りすぎがきっかけで発症したり、悪化したりする可能性もあるので、肌への刺激には注意してくださいね。

肝斑のケア方法
・「トラネキサム酸」の内服
・レーザー治療(レーザートーニング)

2.老人性色素斑(日光性黒子)

老人性色素斑(日光性黒子)は、直径数ミリから数十ミリの様々な大きさの丸い色素斑。
薄い茶色から次第に濃くなっていき、黒くはっきりしてくるのが特徴です。

主に紫外線の影響やメラニンの蓄積が原因で、30~40代頃になると肌に表れますが、早い人では10代から表れます。

老人性色素斑(日光性黒子)のケア方法
・美白化粧品による毎日のシミ予防ケア
・レーザー治療

3.炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、赤や黒など、様々な色のシミが年齢に関係なくできるのが特徴です。
その名の通り、炎症の跡が残って色素沈着してしまったシミで、ニキビ跡や虫刺され、傷跡が主な原因。

また、毛抜きで抜くと、抜いた刺激で毛穴周りに炎症が起こり、跡になってシミができることもあります。

肌を刺激しすぎるとメラニンがたくさん発生して色素沈着を起こしてしまうので、洗顔時などは擦りすぎないように気を付けましょう。

炎症後色素沈着のケア方法
・肌のターンオーバーサイクルを整える保湿スキンケア
・レーザー治療は原則禁止

4.そばかす(雀卵斑)

そばかす(雀卵斑)は、直径2~3㎜の小さな点状に広がる薄い茶色のシミで、主に頬や鼻を中心に散らばるようにできます。
シミの形は丸くなく、三角や四角の場合が多いのが特徴です。

そばかすは、遺伝的な要因で幼児期から思春期にかけて目立ち、紫外線の影響で濃くなるので、20代後半から増えることも多いです。

そばかす(雀卵斑)のケア方法
・レーザー治療が最も効果的な治療方法だが、再発の可能性有り

5.対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、茶色や青みがかった色の小さなシミで、20代になって出てくるのが特徴です。
肝斑と非常によく似ているので自己判断が難しいこともあります。

原因はまだよくわかっておらず、遺伝や加齢、紫外線、ホルモンバランスの影響といわれています。

シミではないので医師に相談を

対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)は正確にはアザに分類されており、現在はレーザー治療しかケア方法がありません。
病院によっては、保険が適用されるところもあるので、専門医を受診して治療するのがおすすめです。

6.色素沈着した茶クマ

シミのようにも見える「茶クマ(色素沈着型)」は、メラニンにより目の下の肌が茶色く見える状態で、目をこすることで起きる色素沈着や、角質肥厚などが原因です。

茶クマの場合は、メイク汚れの残りがないようにクレンジングをしっかりと行ったり、目をこすらないように気をつけたりといった、毎日の“ほんの少しの気配り”が大切。

クマには、茶クマ(色素沈着型)のほかに、黒クマ(たるみ型)と青クマ(血行不良型)があり、それぞれクマ専用の対策が必要なんです。

目の下のシミにアプローチする方法

目の下のシミのケアにおすすめな方法には、「セルフケア」と「専門医によるケア」の2つがあり、シミの種類によって、効果的であるか、そうでないかが分かれます。

下の表で簡単にまとめてみたので、自分のシミにはどんなケア方法が適しているのか、確認してみてくださいね。

シミの種類

セルフケア
(市販の化粧品・内服薬)

専門医によるケア
(処方箋・レーザー治療)
肝斑
老人性色素斑(日光性黒子)
炎症後色素沈着
そばかす(雀卵斑)×
対称性真皮メラノサイトーシス
(ADM)
×
茶クマ
(色素沈着型)

この表を見てみると、「専門医によるケア」の方が、目の下のシミに効果を発揮しやすいことがわかりますね。

次の項目では、目の下のシミへのアプローチ方法を「治療」から「予防」の順で説明していきます。

専門医によるケア

医療機関を受診して専門医に相談すると、医師がシミの状態を判断した上で、医療機器や処方箋での適切なケアを受けられる可能性があります。

自分のシミの種類が分からず、どんなケアをすればいいか悩む場合や、セルフケアで思うような効果が期待できない場合も、皮膚科や美容皮膚科などの専門医に相談するのがおすすめです。

このあとは、医療機器による専門的なケアと処方箋について、もう少し掘り下げていきますね。

医療機器による専門的なケア

医療機器による専門的なケアは主に美容皮膚科で扱っており、医師の診断の元、レーザー治療などの施術が受けられます。

特に医療機器の中でも、レーザー治療は以下のシミの治療におすすめです。

  • 老人性色素斑(日光性黒子)
  • そばかす(雀卵斑)
  • 対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

レーザーにも種類があり、以下の表に挙げた3つのレーザー治療が目の下のシミのケアに有効なので、参考にしてみてくださいね。

目の下にできるシミに有効なレーザーの種類
1、QスイッチYAGレーザー

【特徴】
色素の濃さによって2種類の波長を切り替えながらメラニン組織を破壊する。
効率が良く高出力のため、1回の施術で効果が出やすい。

【有効なシミ】
・老人性色素斑(日光性黒子)
・そばかす(雀卵斑)
・対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

【ダウンタイム※】
・1週間~10日

2、Qスイッチアレキサンドライトレーザー

【特徴】
刺激の少ない波長で肌への負担が少ない。

【有効なシミ】
・薄いそばかす(雀卵斑)

【ダウンタイム】
・1週間~10日

3、レーザートーニング

【特徴】
弱い光を当てて治療を行うので肝斑や炎症後色素沈着に有効。
コラーゲンの生成をサポートするのでエイジングケア効果もある。

【有効なシミ】
・肝斑
・炎症後色素沈着

【ダウンタイム】
・なし

(※)ダウンタイムとは…レーザー治療をした後にでる、傷みや腫れが引くまでの期間

上の表の通り、「肝斑」と「炎症後色素沈着」はレーザートーニングという弱い光であれば治療が可能です。
Qスイッチレーザーだと悪化してしまう恐れがあるので、注意してくださいね。

レーザー治療はシミを取ったり薄くしたりしたい方に効果的ですが、紫外線を浴びると再発してしまう恐れがあります。

レーザー治療期間中もその後も、紫外線対策は怠らないように気を付けて、シミを予防しましょう。

処方箋でのケア

処方箋でのケアは内服薬や外用薬が主で、「肝斑」や「炎症後色素沈着」に処方されます。

医師の診断でシミの経過を観察しながら適量が処方されるので、セルフケアより安心感を持って治療に取り組めます。

自宅でできるセルフケア

自宅でのセルフケアでは基本的にシミを消すことはできないので、シミの悪化を防いだり、新たなシミを増やさない対策を取ったりする「予防」が主です。

美白化粧品はシミを消す効果があるわけではなく、あくまでも「シミを予防する効果」なので、できてしまったシミをなくすことはできません。

ただ、美白化粧品を使い続けることでシミが増えるのを予防したり、古い角質が排出されて肌のキメが整い、透明感の高い肌に近づけたりする効果が期待できますよ。

できてしまったシミを最短でケアしたい人は、美容皮膚科でのレーザー治療がおすすめです。
毎日のスキンケアでシミの予防をしたいという人は、美白化粧品やドラッグストアなどで買えるシミ対策用の飲み薬を使ったセルフケアをしていきましょう。

ドラッグストアなどで買える「シミ対策用飲み薬」

ドラッグストアなどで手に入るシミ対策用飲み薬で、シミやそばかすの悩みを軽くする第3類医薬品を紹介します。

【第3類医薬品とは】

安全・健康上のリスクが比較的低い一般用医薬品(市販薬)で、ドラッグストアでも取り扱いがあり、医師の処方箋無しで購入できます。

第一三共ヘルスケア|トランシーノ ホワイトCクリア(第3類医薬品)

トランシーノ ホワイトCクリア内容量:60錠(成人15日分)/120錠(成人30日分)
価格:1,728円/2,808円(税込)

第一三共ヘルスケア トランシーノ ホワイトCクリアの特徴

  • シミ・そばかすの緩和に効果的な「飲むシミケア」
  • 4種のビタミンが肌のターンオーバーを整えるためのサポート役に
  • シミ対策成分「L-システイン」と「アスコルビン酸(ビタミンC)」を配合

トランシーノのホワイトCクリアは、身体の内側からシミやそばかすのケアができる第三類医薬品。

「シミ・そばかすの緩和」の効果は、トランシーノ ホワイトCクリアが持つ「抑える・無色化・排出」から導き出されるもの。

その他にも、ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB3・ビタミンEの4種も配合されていて、肌本来のすこやかさを保ち、紫外線ダメージによるさまざまな肌トラブルに負けない肌をキープしてくれますよ。

トランシーノシリーズには第1類医薬品も!

ちなみにトランシーノシリーズの中には、トラネキサム酸を配合した、第1類医薬品の内服薬「トランシーノII」があり、シミや肝斑のケア・予防にオススメです。
「第1類医薬品」とは、薬剤師の情報提供が義務付けられている一般用医薬品(市販薬)で、第3類医薬品よりも薬の効果が強く、副作用のリスクも高まります。
そのため販売は、調剤薬局や薬剤師が常駐するドラッグストアに限られていますが、医師の処方箋無しでも購入が可能です。

エスエス製薬|ハイチオールCホワイティア(第3類医薬品)

ハイチオールCホワイティア内容量:40錠(成人10日分)/120錠(成人30日分)
Amazon参考価格:1,782円/4,860円(税込)

エスエス製薬 ハイチオールCホワイティアの特徴

  • シミ、そばかす・日焼けなどの色素沈着に効果的
  • 身体の内側から代謝を助けるアミノ酸の「L-システイン」配合
  • メラニンを無色化する「アスコルビン酸(ビタミンC)」配合

ハイチオールCホワイティアは、肌の新陳代謝をサポートしてシミを治療する医薬品で、シミ・そばかすの悩みを軽くする効果が期待できます。

配合されているL-システインとビタミンCが相乗効果を生み出し、紫外線によって大量に発生したメラニンの排出を促すので日焼け後のインナーケアにもおすすめです。

美白化粧品を継続的に使う

美白化粧品に期待できる効果は「メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ」ことなので、美白化粧品には残念ながら「今あるシミを薄くする」効果は期待できません。

しかし、美白有効成分にはシミを防ぐ効果はあるので、美白化粧品を使い続けることで、シミやそばかすの予防・対策ができますよ。

また、美白化粧品を含め、スキンケア化粧品は保湿に重点を置いたケアがおすすめ。
肌が本来持つターンオーバーの機能を正常に保つには、毎日の保湿スキンケアがとても大切なんです。

セルフケアにおすすめな美白化粧品
ディセンシア サエル トライアルセット

ディセンシア サエルのトライアルセット価格:1,480円(税込)

【セット内容】※10日間のトライアルセット
・サエル ホワイトニング ローション コンセントレート 20mL
・サエル ホワイトニング エッセンス コンセントレート 10mL
・サエル ホワイトニング クリーム コンセントレート 9g
・サエル ホワイト CCクリーム コンセントレート 1包

ディセンシア サエルは、シミ・そばかす予防のための集中アプローチができる美白化粧品です。

肌ストレスによるシミの発生を抑えながら、肌本来の健やかさを保ったストレスに負けない肌に導いてくれますよ。

HAKU メラノフォーカスV

HAKUの商品画像内容量:45g 価格:10,800円(税込)

HAKU メラノフォーカスVは、美白成分の「4MSK」と「m-トラネキサム酸」がシミの原因となるメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ薬用美白美容液です。

肌に美容液がピタッと密着して、肌をしっとりとうるおしてキメを整えるので、明るく澄んだ印象の肌に導いてくれますよ。

より予防ケアに力を入れたいという人は、HAKUの化粧水や乳液・クリームを併用した美白ケアもおすすめです。

メイクで目の下のシミをカバーする方法

人と集まるイベントや大切な人とのお出かけなど、特別にキレイでいたい時は、シミが薄っすら見えているだけで気分が落ちてしまいますよね。

「すぐには消せなくても、できるかぎりメイクでカバーして目の下のシミを目立たなくしたい!」
という方に、筆者のこの悩ましい強力なシミを使って、実際に目の下のシミをカバーする方法を紹介します。

下の画像は、これから紹介するメイク方法と普段のメイクで目の下のシミの目立ち方を比較したものです。

メイクで目の下のシミをカバーする方法

普段のメイク画像と比較すると、それぞれファンデーションでのカバー方法とコンシーラーでのカバー方法を施した画像の方が、目の下のシミが目立たなくなっています。
メイクの工程を増やさなくても、ちょっとしたコツで手間なく、目の下のシミを画像のように普段より目立たなくできますよ。

まずは、ファンデーション、コンシーラーで目の下のシミをカバーするメイク方法に共通するポイントを確認しましょう。

メイクで目の下のシミをカバーするときの必須ポイント

  • メイク前には化粧水だけでなく、乳液やクリーム・ジェルも使って肌を保湿する
  • ファンデーション、コンシーラーの前に必ず化粧下地を使う

上記のポイントをクリアした上で、ファンデーションは色の選び方、コンシーラーは使い方が大切です。

ファンデーションでシミを手軽にカバーするコツ

ファンデーションの色の選び方で「顔と首の境目の色に合わせる」というのをよく耳にしますよね。

実際の肌色より明るいトーンのファンデーションを使っていると、シミは肌の色よりも暗く濃いせいで目立つので、より一層シミを際立たせてしまうことになります。

下の画像は、ファンデーションの明るさを変えて目の下のシミの目立ち方を比較したものです。

ファンデーションの明るさを変えて目の下のシミの目立ち方を比較

ファンデーションの色の違いで目の下のシミの隠れ方が違うのがおわかりいただけるでしょうか。

実際の肌色に合わせて選んだファンデーションよりも、トーンが低くなるにつれてシミの存在が分かりにくくなっていますよね。

「肌自体の色よりシミが濃いから目立ってしまう」ということは

ファンデーションのトーンを下げてシミの色に近づけてしまえば…

色の差がなくなって目の下のシミが分かりにくくなる!

肌の色よりファンデーションが明るいと「白浮き」してしまいますが、実は肌の色よりファンデーションが暗い分には、首の色との差がなくなり、違和感は少なくなります。

シミの色は肌色よりも濃いから目立つので、シミと肌の色の差が小さくなることで、シミを目立ちにくくすることができますよ。

ファンデーションの色の選び方

実際の肌色(普段のファンデーション)より1~3トーン低い色を選ぶ

【今回使ったファンデーション】

マキアレーベル 薬用クリアエステヴェール◆マキアレイベル|薬用クリアエステヴェール
25ml/通常価格:4,216円(税込)
     定期価格:3,372円(税込)

5種類のカラー展開。
厚塗り感なく肌に透明感が出る仕上がりになります。

コンシーラーでしっかりカバーするコツ

シミの存在をしっかりカバーしたい場合はファンデーションに加えてコンシーラーを重ねるのがおすすめです。

1.コンシーラーをシミの上にのせる

コンシーラーをシミの上にのせます

2.薬指でやさしくトントン叩くように、なじませる

薬指でやさしくトントン叩くように、なじませる

3.コンシーラーと肌の境目をなじませて完了

コンシーラーと肌の境目をなじませて完了

目の下の皮膚は薄く、動きも多い部分なので、コンシーラーの種類は肌に密着するクリームタイプやリキッドタイプを選びましょう。

シミの上にコンシーラーをピンポイントでのせたら、やさしく肌になじませてあげるだけに留めます。

コンシーラーは伸ばさず、たたきこむように

コンシーラーは伸ばさず、たたきこむように

コンシーラーは化粧下地やファンデーションのように塗り伸ばしてしまうと、せっかくシミを覆ったコンシーラーが薄くなってしまってあまりカバーできません。
伸ばすのではなく、たたきこむように、意識してつけましょう。

シミの上に肌色を貼るイメージで、そっとのせて、境目をなじませたら完成です。

【今回使ったコンシーラー】

◆資生堂|スポッツカバーファウンデイション
20g/1,296円(税込)

肌にピタッと密着して、濃いシミもムラなくカバー。
また、クマをコンシーラーでカバーする場合の色選びは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

毎日できる目の下のシミの予防方法

どの種類のシミも、たった今から予防対策を行えば、更なる悪化を回避できます。
逆にいえば、シミは予防をしないと今よりさらに濃くなったり、新しくシミが増えたりしてしまうんです。

全てのシミに共通する予防方法は、美白化粧品を使うことに加えて、以下の2つがあります。

  • 紫外線対策
  • 生活習慣の見直し

このあと、それぞれについて詳しくお話ししていきますね。

1、紫外線対策

シミができたり、そばかすが濃くなったりする原因のほとんどが、紫外線によるメラニンの過剰生成です。

紫外線や摩擦によるシミ

メラニンは紫外線を浴びると、活性酸素から肌を守るために大量に分泌されます。
分泌されたメラニンが多いと、通常の肌の生まれ変わりであるターンオーバーでは排出しきれず、溜まったメラニンが定着してシミが肌に表出してしまいます。

肌に定着してしまったシミを取り払うのは難しいので、日焼け止めや日傘、サングラスなどのUV対策ができるアイテムで、事前に紫外線の影響を予防するのが大切です。

シミができる過程

また、紫外線は一年中降り注いでおり、室内にいてもガラスや反射を通して肌に影響を与えるんです……。

最近は「飲む日焼け止め」もありますが、それだけでは肌に直接降り注ぐ紫外線は予防できません。
日中は日焼け止めやUV効果のある化粧下地、ファンデーションなどで肌を保護してあげましょう。

2、生活習慣を見直す

シミを予防するには、紫外線予防や美白化粧品を使ったスキンケアだけでなく、身体の内側のケアも大切。

食事や睡眠時間などの生活習慣を見直して、シミができにくい肌をつくりましょう。

栄養バランスのとれた食事をとる

栄養バランスの取れた食事で内臓機能を活発にし、シミやくすみのない肌を保ちます。
栄養素の中でも特に、ビタミン類の積極的な摂取がおすすめですよ。

ビタミン類は全部で13種類ありますが、中でも以下の3種類のビタミンを摂るのが効果的です。

ビタミンA 効果効能:皮脂のバランスを整えて、肌にうるおいを与える
食材:緑黄色野菜、レバー、卵など
ビタミンC効果効能:肌のバリア機能を高めて、メラニンの増加を抑える
食材:ピーマン、ブロッコリー、果物、イモ類など
ビタミンE効果効能:血行を良くして肌のターンオーバーを活発にする
食材:アーモンドやピーナッツなどの種子類、魚類など

質の良い睡眠

質の良い睡眠が取れると、心身の活動を調整する自律神経が安定してくるので、精神的ストレスや身体的不調の予防に繋がります。

特に、入眠後90分の質の高い睡眠は、効率よく成長ホルモンを分泌して、健やかな肌を保ったり、ターンオーバーを促したりしてくれますよ。

運動

運動することで血行が促進され、内臓機能も整います。

筋力トレーニングは成長ホルモンの分泌を促すので、有酸素運動と組み合わせて効率よく身体の働きを活発化してみるのがおすすめです。

まとめ

目の下のシミをケアする方法を紹介しました。
以下にまとめてみたので、おさらいしていきましょう。

  • 今すぐにでも消したいシミには美容医療が最も早い手段
  • ファンデーションでシミをカバーするときは肌より2トーン低い色味を選ぶ
  • 美白化粧品、紫外線対策、生活習慣の見直しでシミを予防する

シミの直接的なケア方法は種類によって違いますが、予防やメイクでのカバーの仕方はシミの種類に関わらず活用できますよ。
自分に合った方法で目の下のシミが気にならなくなるように祈っています。

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