オリーブオイル
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シワの悩みを解決するプロフェッショナル

おおくま 直

日々の洗顔やメイクの時に、気になる肌トラブルの一つに挙げられるのが小鼻周りの角栓詰まりや毛穴の黒ずみ。

そんな毛穴の角栓詰まりや黒ずみを除去する効果があるとSNSなどで話題に上がっているのがオリーブオイルでの毛穴ケアです。

オリーブオイルはもともと自宅にある人が多いことや、近所のスーパーで手軽に買えることから、Twitterを見るとオリーブオイルを使った毛穴ケアを試した人の口コミが多く見られます。

オリーブオイルを使った毛穴ケアを試した人たちのTwitterには、効果を実感した声がある一方で、効果を感じなかったどころか肌荒れが悪化したという声も少なくありません。

本記事では、実際にオリーブオイルを使った毛穴ケアを検証した結果とその賛否両論の真相を解明します。

オリーブオイルで毛穴汚れが落ちるか検証してみた

オリーブオイルでの毛穴ケアで本当に毛穴汚れが落ちるのかどうか、マイクロスコープを使って毛穴汚れの落ち具合を検証してみました。

試した方法をご紹介

オリーブオイルを使った毛穴ケアについて調べたところ、いくつかの方法があることが分かりましたが、本記事ではSNSで多くの人が試した一般的な方法で検証していきます。

使用したオリーブオイル

エクストラバージンオリーブオイル

エキストラ ヴァージン オリーブ オイル ノヴェロ

2016 オーガニック 有機JAS認定 セレクションDEP.35

2,114円(税込)

※以後、実験の説明中についてはオリーブオイルと表記します。

クレンジング料を使って顔の皮脂やメイク汚れを落とす 

オリーブオイルを塗る前に、クレンジング料で顔の汚れを落とします。

メイクをしていない場合でもクレンジング料で顔の汚れや皮脂を落としておくことで、オリーブオイルを使った毛穴ケアの汚れの落ち具合が見えやすくなりますよ。

蒸しタオルで毛穴を開く

毛穴汚れが特に気になる小鼻の毛穴を開かせて、汚れを落としやすくするために蒸しタオルを2分ほど当てましょう。

または、毛穴が開き始めるとされる34度以上の湯船に浸かって毛穴を開かせます。

蒸しタオルのつくり方

  1. フェイスタオルを水で濡らして軽く絞る
  2. レンジで2分ほど温める
  3. 適温に軽く冷ます

オリーブオイルを浸した綿棒でマッサージ

オリーブオイル 綿棒

指でこするよりも洗浄力を上げるために、毛穴汚れに直接アプローチできる綿棒を使います。

綿棒にオリーブオイルをたっぷりと浸して、気になる小鼻周りを転がしたりなでたりして22~3分ほどやさしくマッサージ。気になる角栓や黒ずみなどの汚れを浮かせていきます。

オリーブオイルを拭き取り洗い流す

綿棒でのマッサージ後は、オリーブオイルをティッシュで拭き取り、べたつきが残らないように洗顔してオリーブオイルを洗い流します。

化粧水や美容液で引き締め保湿

化粧品容器が並んでいる画像

マッサージ後は毛穴がゆるんでおり、そのまま放置すると皮脂の過剰分泌や黒ずみ再発の原因になるので、毛穴を引き締める作用を持つビタミンC誘導体配合の化粧水を使用します。

ビタミンC誘導体配合の化粧水は、毛穴の引き締め成分によって開いた毛穴が引き締まり、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれますよ。

検証結果

オリーブオイルでのケア前とケア後を肌チェッカーで測定しました。

写真は汚れの気になる小鼻をマイクロスコープで撮影したものです。

オリーブオイル 毛穴 レビュー

どうでしょうか。やや明るくなった気もしますが見た目に差はありません。

筆者は乾燥肌のため、オリーブオイル使用後は肌がしっとり滑らかになった印象はありましたが、角栓や黒ずみなどの毛穴汚れへの効果はあまり感じられませんでした。

【まとめ】毛穴汚れへの効果はほとんどなし

オリーブオイルで毛穴汚れが除去できるか検証した結果、効果はほぼ現れませんでした。

では何故オリーブオイルでの毛穴ケアの効果について、実感した声とそうでなかった声、正反対の感想があるのでしょうか。

オリーブオイルでの毛穴ケアが賛否両論な理由

吹き出し 人形

オリーブオイルにはオレイン酸という私たちの皮膚にも元々ある成分が含まれています。このオレイン酸が皮脂とのなじみも良く、毛穴の皮脂や汚れを浮き上がらせるため角栓詰まりや黒ずみなどの毛穴汚れに効果を発揮すると言われています。

角栓とは、スムーズに排出されず毛穴に詰まった皮脂と角質のかけらが混ざってできた固まりで、その70%はケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。

オリーブオイルとなじむといわれる皮脂は30%ほどですので、汚れはほとんど取れません。

また毛穴の黒ずみも、毛穴に詰まった汚れが酸化して黒く変色した状態もあれば、毛穴の部分がシミになって黒く見えている場合もあり、皮脂の汚れが原因とは限りません。

【良い点】乾燥した肌にハリとツヤが出る

笑顔の女性のイメージ画像

オリーブオイルケアの皮脂分泌の不足しがちな乾燥肌にオリーブオイルが油膜を作って肌がふっくらした結果、毛穴の目立ちが減る点です。

オリーブオイルの肌の物理性に対する効果によると、保湿性が低下した高齢者に対してはオリーブオイルの塗るという研究結果が出ています。

オリーブオイルで保湿することによって、油膜のバリアが水分蒸散量を低下させます。その結果、肌が潤い、キメが整うと毛穴は目立ちにくくなります。

毛穴汚れが取れるわけではありませんが、著しく乾燥が気になる肌であれば、肌の潤いによる毛穴収縮効果が期待できます。

【悪い点】脂性肌の毛穴汚れを悪化させる

女性が手鏡を持っている写真

資生堂の研究では、毛穴汚れが目立ちやすい人の共通点を

  1. 発達不測の角栓による毛穴のへこみが多いこと
  2. 皮脂中の不飽和脂肪酸(保湿成分)が著しく多いこと

としています。

不飽和脂肪酸とは、オリーブオイルにも含まれるオレイン酸など肌の保湿成分です。

研究結果では、不飽和脂肪酸(オレイン酸)を肌に塗布すると、毛穴のへこみや皮脂分泌が過剰になったことから、毛穴が目立つ原因は不飽和脂肪酸(オレイン酸)の可能性があるとの見解でした。

以上の結果から脂性肌の場合、オリーブオイルを塗ってしまうと皮脂量が増えて毛穴汚れが悪化してしまう恐れがあります。

自分の肌に合うか合わないかが重要

オリーブオイルをスキンケアに使用すると、乾燥肌に不足しているオレイン酸を補給して保湿効果をもたらす可能性もありますが、脂性肌では肌の状態をより悪化させてしまう恐れがあります。

また、ニキビが肌にある場合、ニキビの原因であるアクネ菌は脂肪酸(オレイン酸)を摂取して繁殖するため、さらにニキビを増加させます。

ニキビ肌と脂性肌はオリーブオイルをスキンケアに使うのは控えるようにしましょう。

オリーブオイルで毛穴ケアするときの注意点

オリーブオイル

毛穴汚れに対して、角栓や黒ずみがごっそり取れるといった効果はオリーブオイルにはほぼ期待出来ません。

それでも、オリーブオイルを使用した毛穴ケアを試してみたいという方は、以下の点に注意しましょう。

【注意1】純正のオリーブオイルを使用する

毛穴ケアに使うオリーブオイルは、スキンケアにも使える酸度0.8%以下で、他の油と混ぜていない純度100%のエクストラバージン・オリーブオイルを選びましょう。

エクストラバージン・オリーブオイルとは、国連下部組織である国際オリーブオイル協会(IOC)の基準によって定められた、酸度0.8%以下の品質が高いオリーブオイルを指します。

エクストラバージン・オリーブオイルは酸度が低く、加熱・加工処理していない純正のオリーブオイルなので、食用だけでなくスキンケアにも使用できます。

また、開封して3か月以上経ったオリーブオイルは酸化してオイルが劣化している可能性があるため、必ず新鮮な状態のものを使ってください。

オリーブオイル

ただ注意してほしいのは、日本にはこの規定がないため、市販のエクストラバージン・オリーブオイルの9割以上が不純物であり、国際基準に当てはまらない偽物だということです。

純正ではないためオリーブオイルに混ざっている油によってはアレルギーや肌荒れを起こす可能性があります。市販の食用オリーブオイルは加工・加熱処理されているため酸度も高く、スキンケアには使えません。

日本で安全なオリーブオイルを手に入れるには、オリーブオイルを専門に取り扱っている店かインターネット通販を利用する必要があります。しかし海外産でも7割が偽物と言われていますので、本物を見分けるには表示や生産元を確認するなど非常に手間がかかります。

本物の見分け方としては、世界各地で開かれるオリーブオイル品評会で毎年受賞している生産者を探すことです。

日本では、2012年から「OLIVE JAPAN®」という国際オリーブオイルコンテストを日本オリーブオイルソムリエ協会が主催者となって開催されているので、コンテストの受賞者が作っているオリーブオイルを選ぶのもいいでしょう。

OLIVE JAPAN®2017年度受賞者

【注意2】ほかの化粧品や美容液と混ぜない

化粧水を手に出す

オリーブオイルを使用する場合は、新鮮で純正なオイルを使って肌へのリスクを減らしましょう。他の美容液などと混ぜてしまうと不純物になり、アレルギーを起こすなど肌荒れを悪化させる原因にもなります。

オリーブオイルでの毛穴ケア後に乳液や化粧品など肌に何かを使う場合は、オリーブオイルを完全に洗い流してから使用してください。

【注意3】脂性肌は使用を控える

毛穴の皮脂汚れが目立ちやすい人の共通点が脂性肌です。

脂性肌の人はオリーブオイルを肌に使うと、肌の皮脂バランスが崩れてキメが乱れ、肌が荒れた状態になりかねません。

毛穴の開きや角栓詰まり、黒ずみが悪化してしまいますので、オリーブオイル以外の毛穴ケアを試みましょう。

本当におすすめしたい毛穴ケアをご紹介

お団子頭の女性が頬に手を当ててリラックスした画像

オリーブオイルを使った毛穴ケアは、毛穴汚れを落とすために効果的ではないことがわかりました。

それでは一体何を使えば、毛穴の角栓や黒ずみを減らすことができるのか気になりますよね。

最後に、ハリツヤ研究員が実験・検証を重ねた結果、毛穴ケアの効果を実感した方法をおすすめします。

無印良品 ホホバオイルを使った毛穴ケア

無印良品のホホバオイル200mlと50ml

50ml 900円(税込)/100ml 1,600円(税込)/200ml 2,500円(税込)

無印良品 ホホバオイルの特徴

  • 精製されているため匂いのクセがない
  • さらっとして肌なじみがよい
  • 50ml/900円(税込)と手頃な価格から手に入るため、手軽に試せる

ホホバオイルの主成分であるワックスエステルは、人の皮脂を構成する成分のひとつですが、ロウのため脂性肌でも使用することができます。

このワックスエステルという成分には、角質をやわらかくして浮かせやすくする効果がありますので、毛穴汚れを除去する手助けをしてくれます。

日々の洗顔で毛穴汚れをケア

毛穴汚れは、長期間蓄積した汚れがほとんどですので、一回のケアで劇的に改善することはありません。大切なのは、自分の肌質や毛穴に合ったスキンケアを毎日することです。

毛穴汚れと一言でいっても、詰まり毛穴やたるみ毛穴などタイプがあり、それによってスキンケアも変わります。

長年毛穴汚れが改善されない場合は一度洗顔方法を見直してみてはいかがでしょうか。